早期アクセス開始間近の「KILLER INN」を先行試遊!マダミス×TPSな非対称PvPの緊張感が癖になる

プレイレビュー
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スクウェア・エニックスは、2月13日にPC(Steam)にて早期アクセスを開始予定のマーダーミステリーアクションゲーム「KILLER INN」の先行試遊会を実施した。

「KILLER INN」は、TBSテレビのゲーム事業ブランド“TBS GAMES”と、スクウェア・エニックスの共同プロジェクトとして開発されているタイトル。2回に渡るクローズドベータテストと東京ゲームショウ2025での試遊出展を経て、ついに2月13日にSteamにて早期アクセスが開始となる。

今回、関係者向けに実施された試遊会では、早期アクセス開始に先駆け様々な調整が加えられた本作のゲームプレイを体験することができた。本記事ではその模様をプレイレポート形式でお届けする。

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証拠システムや一部ゲームルールを刷新してより遊びやすく

「KILLER INN」は、最大24人が参加し、羊と狼という非対称の2陣営に分かれて戦うマーダーミステリーアクションゲーム。従来のマーダーミステリーにある議論フェーズを排し、探索による証拠集めと直接的な戦闘を重視した設計が大きな特徴で、プレイヤーの立ち回りやスキルが勝敗を左右するアクション性と、敵味方を見抜く推理性が混ざりあったPvP体験が楽しめる。

本試遊会で体験できたバージョンでは、前回開催された第2回クローズドベータテストから様々な点が改善・変更されている。

1つ目の変更点は、狼を特定した際のダメージ量上昇。証拠を集めて狼を確定させることで、与ダメージが20%アップするように変更されている。これは狼を確定させることで羊チームが“正体を暴く”というメリットを、狼チームは“バレたら不利になる”というデメリットを持たせる狙いがあるという。

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2つ目は、開幕90秒が“ノーキルタイム”へと変更されている点。以前まではゲーム開始直後から他プレイヤーを攻撃することができたが、本試遊会ではゲーム開始から90秒は他のプレイヤーを攻撃できない“ノーキルタイム”が設定されていた。これは無差別に攻撃するプレイヤーによる理不尽さをなくすための処置となっている。そのため、開幕は他のプレイヤーからの瞬殺に怯えることなく、安心してゲームプレイを進めることが可能だ。

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本作の特徴である犯人特定に欠かせない証拠集めに関しては、正体特定の手がかりとなる新たな証拠システム“証拠のかけら”が追加されている。これは両チームが一定の割合で落とすもので、3つ集めることで1つの“証拠”となる。これにより狼の特定はもちろん、羊であることも特定できるようへと変わっている。

また、マップに初期配置されている生贄から証拠を入手することができたが、今回の変更では証拠のかけらが2個見つかる仕様へと変更されている。これは狼プレイヤーが何もしていないのに生贄からの証拠で正体がバレてしまうという理不尽さをなくすためとのこと。そのほか、作業台で証拠をアップグレードできる要素についても、証拠のかけらが1つ追加される状態になるという。

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さらに、狼チームには新たに“罪レベル”という要素が導入。LOW、MID、HIGHの3段階に分かれており、ゲーム開始時はLOW、プレイヤーを倒すごとにMID、HIGHと上昇していく。罪レベルがHIGHになると、窓やドアを破壊した際に証拠がドロップしてしまう仕組みになっている。これは窓を割っただけなのに50%の確率で証拠をドロップして正体がバレてしまうという、狼チームの理不尽さを軽減する狙いがあるという。

また、罪レベルが上昇するほど、証拠のかけらを落とす頻度が増えるように調整されており、プレイヤーを倒せば倒すほど、正体がバレてしまう可能性が上がるという仕様になっている。ただし、罪レベルは体に付着した返り血を洗い流すことでリセットされる。

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上記の要素以外にも、近接武器のアップグレードが銃火器と同様の3段階へと変更されたり、半数近くのキャラクターのアビリティが見直されたりと、早期アクセスに向けて大幅な変更が行われている。

アクションと推理のバランスが独自の緊張感を生み出す

ここからは実際のゲームプレイの模様をお届けする。

最初のマッチ前にはチュートリアルをプレイでき、これまで実装を望む声が多かった要素が今回はきちんと用意されていた。第2回クローズドベータテストでは未実装だったが、本チュートリアルでは基本操作に加え、アイテム収集やクエスト受注、証拠集め、戦闘まで、実際のゲーム進行に沿って一通り学べる構成となっている。奥深いゲーム性ゆえに初心者が戸惑いやすい本作において、このチュートリアルはゲーム理解を大きく助ける存在になると感じた。

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1マッチ目は、羊チームで詐欺師のクーロンを選択。ゴールド取得量が増える“硬貨偽造”と、証拠取得の際に有利になる“偽装工作”をパッシブスキルに持つキャラクターだ。

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ゲーム開始後は、ホテルスタッフの元でクエストを受注するところから始める。クエストをクリアすることでアイテムの購入などに必要なゴールドと、宝箱を開けるためのトークンを入手することが可能だ。

クエストは基本的に指定されたエリアに向かってトークンを入手するだけの簡単なものになっている。ただし、一部のクエストでは時間制限が設けられていたり、軽い絵合わせゲームやドローンを破壊を行ったりと、ミニゲームが用意されていることもある。

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クエストを2つほど完了したら、ショップでバールを購入。バールは武器として使用できるほか、閉ざされた扉をこじ開けるのに使える道具となっているため、序盤での入手がおすすめだ。

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その後もクエストをこなし、入手したトークンを使って宝箱を開ける。宝箱はそれぞれ種類によって中身が異なり、今回は銃器の入った赤い宝箱を開封。武器はショップで購入することも可能だが、クエストクリアで入手できるトークンを使うことでゴールドを節約することができる。

序盤はクエストで得た報酬を使って自身の装備を増やしていき、ある程度揃ってきたタイミングで、狼チームの特定や脱出に必要な鍵を持つガーディアンの撃破を狙いにいくのが羊チームの基本的な流れとなる。

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ゲーム開始から数分が経過すると、徐々に狼チームによる犠牲者が増加していく。ここからは羊と狼による心理戦が展開されていき、死体の発見現場ではプレイヤー同士による状況報告や罪の擦り付け合いが起きはじめる。

特に第一発見者と後から駆けつけたプレイヤーの間で探り合いが発生し、そこからお互いに武器を向け合って場がひりつくことも。さらに野次馬が多数集まって、場が一触即発の緊張感に包まれる場面は本作ならではの体験だろう。

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その後は死体から証拠を集め、1人目の狼を特定することができた。相手は丸腰なのに対し、こちらは銃を所持しているため有利だったものの、室内の狭いエリアに誘いこまれ、一瞬の隙に薬殺されてゲームオーバーとなってしまった。勝敗はプレイヤースキルが左右する、まさに本作ならではのゲーム体験を思い知らされる1マッチ目だった。

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続く2試合目は、狼チームでゲーマーのサニーを選択。レベル上げと戦闘時のバフに特化した攻撃型のキャラクターだ。

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銃と防具で身を固め、暗殺用のナイフも購入して準備は万端。ちょうど1人でクエストを行っている羊プレイヤーを見かけたので、背後からナイフで刺殺しようとしたのだが、操作を誤ってナイフを投擲してしまった。

そこからは逃げ回る羊プレイヤーとのチェイスが始まったものの、なんとか追いついて倒すことができた。ちょうど証拠を抹消できるスーパークリーナーを所持していたので証拠隠滅をすることに。この際ちょっとしたミニゲームが挟まるのだが、モタモタしていると他のプレイヤーにも目撃されてしまうためできるだけ素早く済ませたい。

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しかし、その直後に正体を暴かれ羊プレイヤーの奇襲を受けた。お互いに銃を持っていたので銃撃戦になったものの、ショットガンで頭を撃ち抜かれてあえなく惨敗。ここではTPSゲームの腕前が少し足りなかったようだ。

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3マッチ目は再び羊チーム。このマッチではギャングスターのアーロンを選択した。アーロンはホテルスタッフからアイテムを盗むことができる“強気の万引き”と、SMGが強化される“裏社会の作法”を持つトリッキーなキャラクターとなっている。

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万引きによって多彩なアイテムを入手できる点だけでも十分に強力だが、特に印象的だったのがSMG関連のパッシブスキルだ。アーロンを使用すると、銃器の宝箱から確定でSMGを入手でき、さらに1段階目のアップグレードをすべて適用した状態で運用できる。その結果、強化済みのSMGと潤沢なアイテムを揃えた状態で戦闘に臨めるため、安定して高い戦闘力を発揮できる点が非常に魅力的だ。

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本作には、装備することで戦闘時の生存率を高められる防具が複数用意されており、それぞれに異なる効果が設定されている。今回のマッチでは、背後からのグラップルを防ぐネックガードが特に効果を発揮した。作業台使用中に背後から狼プレイヤーに襲われたものの、ネックガードのおかげで相手を押し返して反撃に転じ、そのまま撃退することができた。防具が立ち回りや生存に大きく影響することを実感させられる場面だった。

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このマッチでは羊チームが数的優位を取り続け、最終的には脱出地点にある全ての錨を上げて勝利となった。

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最後のマッチも羊チームで、キャラクターは武術家のミャオを選択。パッシブスキルは、グラップルを受けなくなる“護身術”と、スタミナ消費量が半減する“整調呼吸“。前のマッチでグラップルを受けた際はネックガードのおかげで命拾いしたが、ミャオを使えばネックガードなしでも相手を押し倒すことが可能だ。

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クエストを受注し、装備を集め、死体から証拠を集めながら順調にゲームを進めていく。まだ証拠が集まっていないので、マップを探索しようかと思った矢先、目の前でプレイヤーが殴り倒される場面を目撃してしまった。証拠は集まっていないものの、プレイヤーを倒してもペナルティを受けていないことから狼と判別し戦いが始まった。運よく相手が銃を持っていなかったので勝つことができた。

本作ではこのような突発的な戦いが多いため、15分間のプレイ中は終始緊張感のあるゲームプレイが楽しめる。通常のPvPらしい緊張感はもちろん、誰が敵で誰が味方なのかが分からない、通常の対戦ゲームとは異なる緊張感は本作でしか味わえない魅力だ。

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最後はクエストのミニゲーム中に背後から倒され、筆者の試遊は終了となったものの、終盤の船着き場では狼と羊が2対1で対峙する白熱した展開に。結果として狼側が本試遊会初となる勝利を収め、会場はこの日一番の盛り上がりを見せていた。

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本試遊会を通して、「KILLER INN」が掲げる“マーダーミステリーアクションゲーム”というコンセプトが、実際のプレイ体験としてしっかり成立していることを実感できた。見た目こそ人狼ゲームを思わせるが、遊んでみると推理要素を内包した非対称PvPアクションゲームと表現するほうが近い。

正体を見極める推理力が求められる一方で、TPSシューターのような立ち回りや戦闘スキルも重要となる二面性こそが、本作最大の魅力だろう。キャラクターごとに異なるパッシブスキルや多彩なアイテム、システムを活かした戦略性も奥深く、駆け引きとアクションの両方を楽しめる、やりごたえのある作品に仕上がっている。

本作は2月13日よりSteamにて早期アクセスが開始予定。ぜひこの新たなPvP体験を味わってみてはいかがだろうか。

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※画面は開発中のものです。

本コンテンツは、掲載するECサイトやメーカー等から収益を得ている場合があります。

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