「都市伝説解体・センター試験」レポート:試験を受けるだけじゃない!?第四境界ならではの凝った仕掛けで「都市伝説解体センター」の世界にプレイヤー自身が引き込まれていく

謎解き・脱出ゲーム
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第四境界による「都市伝説解体センター」の日常侵蝕型イベント「都市伝説解体・センター試験」のレポートをお届けする。

第四境界による「都市伝説解体センター」の日常侵蝕型イベント「都市伝説解体・センター試験」が3月15日より東京と大阪で順次開催されている。ここでは3月14日におこなわれた先行体験会の模様をお届けしていく。現地チケットはすでに売切だが、オンラインチケットは販売中なので気になっている人はぜひチェックして欲しい。

なお試験の内容に関して、具体的な部分には触れないようにするが、なにもネタバレを見ずに体験したほうが楽しめるコンテンツであることは間違いないので注意してもらいたい。

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フィクションが現実を浸食していく体験

「都市伝説解体・センター試験」は、「都市伝説解体センター」と、第四境界の試験型ARG「禁忌肢シリーズ」とのコラボイベントとなる。プレイヤーはゲーム内に登場する「都市伝説解体センター」主催の“調査員募集試験(通称・センター試験)”を受けることになり、実際の入試や資格試験と同様に、マークシート形式の試験に挑戦していくことになる。

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そして、第四境界が手がけるイベントということもあり、試験を受けるだけの内容には留まらない。いつのまにか自分自身も物語のなかの参加者のひとりとして事件に関わっていくことになる。公式サイトの所要時間は60~90分となっているが、試験を受ける時間は30分に満たない。そのため、これから参加する人はじっくり解くことよりも早く解くことを意識したほうがいいとだけ伝えておく。

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筆者自身はこういったイベントにあまり参加をしたことがないため、きちんと楽しめるか不安な気持ちがあったものの、なにをすればいいのかしっかり説明があり、イベントはスムーズに進行していく。試験はマークシートなのでヤマカンで埋めることもできるし、自分のせいでほかのひとを待たせたりする心配をするようなパートもない。時間が経過すれば自動で進んでいくし、正解を導き出せなくても最後まで楽しめるようになっている。

解くべき謎に関してはほかの誰かに相談したりすることはできないので自分ひとりで考える必要があるが、現地参加の場合は近くにスタッフが控えているので「解答用紙の書き方が分からない」「QRコードの読み込み方が分からない」といったことには戸惑うことは無かった。

なお、公式サイトに記載されているとおり、ゲームでおなじみのSNS調査があるので、安定したネットワークに接続されたスマートフォンを用意しておくのを忘れないようにしよう。

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試験部分に関してネタバレを控えながらも魅力を語ると、「都市伝説解体センター」をプレイしていなくても楽しめる作りでありつつ、ゲームを遊んでいるとニヤリとできる仕組み。問題は都市伝説を題材にしてり、未確認存在や超常現象、怪異など幅広く出題される。“名称は有名だから聞いたことはあっても詳しい内容までは覚えてない”といった絶妙な問題ばかりで、頭を悩ませるのが楽しい。ギギギガガガ氏による問題イラストやin-factoの手がける問題映像も怪しい雰囲気がたっぷり。遊び心が満載だ。

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怪異に関する映像を観て答えを書き込むものもあり、こちらはあざみのようにメガネをかけることで映像を観ることができるギミックが用意されている。また、前述の通り、SNS調査も用意されているが、文脈のなかから「これだ!」と思うキーワードを探して入力するのはもちろん、複数のキーワードを入力することで真相を探ったりすることもあり、「都市伝説解体センター」と同じ体験ができるようになっている。

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都市伝説を題材にした試験だけでも楽しめる内容であるものの、本作でもっとも注目なのは「都市伝説解体センター」と絡めた“物語体験”。プレイヤーがセンターの調査員になるための試験を受ける今回のイベントだが、じつは、謎の人物がセンターに対するデモをおこなっているというバックボーンの設定があり、この「都市伝説解体・センター試験」にもその出来事が深く関わってくる。

試験のなかにも「おや……?」と思う違和感があり、そこが後半で重要になってくるのはうまい作り。あまり語るとネタバレになってしまうのでやめておくが、ある事実が明らかになったとき、「マジか!」と驚かされて、一気に世界観に引き込まれる。なお、若干ホラー的な演出が含まれると言えなくもないが、ホラーが本当にニガテな筆者でも大丈夫だったので基本的には安心してもらって問題ないと思う。

なにを言ってもネタバレになってしまうが、最後にこれだけは伝えたいのがセンター長である廻屋渉がガッツリと登場すること。チラッと登場するようなファンサービスに留まらず、しっかり物語の根幹に関わり、とても重要な位置でプレイヤーに接してくることになる。

オーディオドラマなどで声を担当している岡本信彦さんのボイス付きでプレイヤーを「都市伝説解体センター」の世界に導いてくれる。本当に本作ならではの体験で素晴らしかった。言葉にすると陳腐になってしまうが、“ファンであればぜひ体験して欲しい”。心からそう思えるコンテンツになっていた。

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「都市伝説解体センター」というゲーム自体が現実とリンクするような世界観であったが、このイベントはそんな本作の魅力を最大限に引き出した内容。少しでも気になったなら参加してみることを強くオススメする。

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1981年生まれ。東京都出身。2000年よりゲーム雑誌のアルバイトを経て、フリーライターとしての活動を開始する。アドベンチャーゲームやロールプレイングゲームなどのジャンルを好み、オールタイムベストは「東京魔人學園剣風帖」。ほかに思い入れのあるゲームは「かまいたちの夜」「月姫」「CROSS†CHANNEL」「ひぐらしのなく頃に」「ダンガンロンパ」「カオスチャイルド」「ライフ イズ ストレンジ」「レイジングループ」など。 X(旧Twitter):https://twitter.com/kawapi YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCmN-juj7b73DGuIkRRh6U6A Twitch:https://www.twitch.tv/kawapi

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