Stormcloud Gamesより2026年6月16日に配信予定のPS5/Xbox Series X|S/Nintendo Switch 2/PC(Steam/Epic Games Store/Microsoft Store)向け3Dアクションプラットフォーマー「Junkster」のプレビューをお届けする。
まず、本作を手掛けたStormcloud Gamesについて紹介したい。同スタジオはイギリス・ダンディーに拠点を置き、コンソール版「Minecraft」の開発・移植を担当した4J Studiosの共同設立者Frank Arnot氏が2012年9月に設立した。代表作は2020年発売の「Island Saver」で、公式サイトによると560万人以上のプレイヤーに楽しまれているとのことだ。
そんな同スタジオによる最新作「Junkster」は、シリーズ化が計画されており、計3作品のうちの最初の作品になるという。今回は本作のSwitch 2版をプレイする機会をいただいたので、そのゲーム性やビジュアル表現などを中心に紹介したい。
ロボット主人公「UM」が未知の惑星で大冒険
本作の舞台となるのは、鉄板や鉄骨などが至るところに棄てられているジャンクヤード惑星だ。そこへ不時着したロボットの主人公・UM-13(以下、UM)が、自らが乗る銀河貨物船のパーツを集めて修理し、帰還を果たそうと奮闘する。

印象的なビジュアルは「80年代のアメリカンコミック」風。メインメニューのUIやロード画面はもちろん、計20種に及ぶステージ選択画面では各ステージがアメコミの冊子として描かれ、その単位は「~号」で表されている。すなわち、UMというロボットが主人公のアメコミをプレイヤーがプレイしながら読み進めていくという感覚だ。


ジャンルは3Dアクションプラットフォーマーとなっており、近しいものでいえば「ラチェット&クランク」が想起される。酸で満たされた沼やUMを捕食しようと群生する植物などにはまらないよう、後述するビルダー要素を駆使しながら足場をつくり、先へと進んでいくのが基本スタイルだ。
各ステージのクリア条件は宇宙船のパーツを集める以外に、テレビやゲームセンターの筐体、電話ボックスなど、惑星に根付いていたかつての文明の痕跡を思わせる遺物「アーティファクト」を入手することでも進行する。宇宙船や集めたアーティファクトはジオラマ内に展示されていく。別途、ステージ内には「ステッカー」と呼ばれる収集要素もあり、獲得後はメインメニューのステッカーアルバムから確認できる。



足場やマシンを組み立てて難所を突破
本作のメインはプラットフォーマーではあるものの、無視してはならないのがビルダー要素だ。ステージ上にはジャンクの山が点在しているが、プレイヤーはそれらをUMが持つ相棒のスパナで叩き、埋もれている鉄板や鉄骨などを取り出していく。こうしたアイテムは安全に進むための足場となる。


足場は基本的に地面や壁に埋め込まれている基礎部分へと構築する。これらには電力の供給が必要な場合があり、起動するにはパズルを解かなければならず、点線で表示される空きスペースと同じ大きさのアイテムを選び、同じ向きになるよう調整して当てはめていく。

ステージによっては基礎部分が動くギミックも。足場の構築後、その先端がどこへ到達するのか予測しながら組み立てていくという発想力も重要なゲーム性となっており、非常に考えさせられる。


また、プレイヤー自らがロボットをビルドする場面もある。ステージ上に散らばるパーツを集めれば、芝刈り機風のマシンや二足歩行ロボットなどを組み立てられ、特に前者に関してはUMにダメージを与えてくる植物をも刈り取れる。表示される制限内であればパーツの組み合わせも自由で、武装パーツを施せるほか、マシンに高さを生み出すことも可能だ。


さらに、UM以外の他のロボットが登場するステージでは、突破するためにそれらの協力を仰ぐこともある。たとえば、電力の供給により開く大きな扉では、起動ボタンに常に設置物が置かれている必要があり、ロボットをボタンまで誘導しなければならない。その場合、方向転換させるための壁として足場を設置する必要もある。ロボットは導線に従って動くが、基礎が動くギミックと同様に先を見据えた足場の設置が重要だ。

こうしたパズル要素や謎解き要素は、ものによっては理解するまでに時間を要し、難しく感じることもある。UIはシンプルで、時として説明が不足している感覚も否めないが、クリアに至った際の達成感は格別だ。
高いプレイスキルは必要なく戦闘も易しめ
アクションに関しては、二段ジャンプや前述の構築した足場を飛び移っていくのがメイン。ロボットの天敵となる水場や酸が溜まった沼などに一度落ちてしまえば、振り出しもしくはチェックポイントまで戻ってしまうので、キャラクターコントロールだけで突破できそうにない場所では、足場の設置箇所がないか周りを見渡すと良いだろう。
時間制限もなく、マイペースに思考を巡らせられるゲームである一方で、足早に重要なアイテムを入手しなければならないステージもある。といっても己のプレイスキル頼りではなく、素早い足場の構築などを駆使して突破していく。


ゲームを進めていくうえでは、敵との戦闘も発生するもののそこまで難しくはない。基本的に相棒のスパナで殴打していくが、いわゆる雑魚キャラは1~3発ほど攻撃を当てれば倒せる。複数体との戦闘では最後の一体を倒したあと、爽快感のあるアメコミ風のカットインが入るのが気持ちいい。

また、数は多くないものの、いくつかのステージではボス戦も用意されている。主に機械系や植物系のビジュアルをしたボスが登場するが、こちらも難易度は抑えめだ。敵の攻撃を見極めてかわし、隙を見せたところへ攻撃を加える流れとなっている。

なお、確認した限りでは残機の概念はない。親切なチェックポイントも用意されているため、ステージをクリアできるまで「ああでもない、こうでもない」とじっくりと突破の方法について考えを巡らせてみると良いだろう。
今後のシリーズ作品にも期待
今回は「Junkster」のゲーム性を中心に紹介したが、筆者がプレイして感じた本作の魅力は、ビルド要素とアメコミ風のビジュアルにあるように思える。特に後者に関しては、随所にそうしたデザインが盛り込まれており、これらはStormcloud Gamesによるアメコミへの愛があってのものだろう。

目安として、筆者のアドベンチャーモード(キャンペーン)のクリア時間は、およそ5~6時間。収集要素のステッカーもすべてコンプリートするなら、さらなる時間を要するだろう。クリア後にはタイムアタックも用意されており、やり込みがいのある作品だ。
また、スタジオの代表作「Island Saver」は6歳~12歳の子どもを対象としているそうだが、本作もまた子どもに安心しておすすめできる作品である。一方で「ラチェット&クランク」や「クラッシュ・バンディクー」などに慣れ親しんできた大人世代も十分に楽しめそうな一作だ。
今後はシリーズ化も計画されているとのことで、その初代である本作はもちろん、「2」や「3」への期待も込めて今回のプレビューを締めくくりたい。
(C)2026 Stormcloud Games Ltd. All rights reserved. JUNKSTER is a registered trademark of Stormcloud Games Ltd.
※画面は開発中のものです。
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