Gamerでは「シャドウバース」特集を連載中。この特集では、「シャドウバースを始めてみたけどどうしたらいいかわからない」「Dランクからなかなか勝てなくなった」というビギナーの人を主な対象に、各クラスの解説やデッキの紹介、対戦の模様をお届けします。第4回は「ドラゴン編」です。
唯一PPをブーストできるクラス「ドラゴン」
王国軍の騎士団長にして竜狩り部隊の隊長でもあるローウェン。彼がリーダーの「ドラゴン」は、このゲームで唯一、PPを意図的に増やすことができるクラスです(2016年7月10日現在)。相手より早く強力なカードをプレイできるのが大きな特徴ですね。
またドラゴンは、PPが7を超えると「覚醒」状態になります。ドラゴンには覚醒時にプレイすると追加効果が発動したり、より強力になるカードがラインナップされているので、早く覚醒できれば、中盤で一気にゲームを制することが可能です。
逆にPPを上げるという最大の特徴を活かせなければ、平凡な戦いに終止してしまいます。序盤でいかにPPをブーストするかが、ドラゴンデッキを運用する上で大事なポイントです。
ドラゴンデッキを作ろう
1~3ターン目にたった1でもPPを上げることができれば、相手に対してかなりのアドバンテージを得られるのがドラゴン。特に先攻ならば、3ターン目にコスト4のフォロワーを出す優位性を強く感じられるはずです。ゆえにドラゴンには、中コスト~高コストフォロワーを主力にしたデッキが適しています。
ミッドレンジドラゴンデッキ
ミッドレンジドラゴンデッキは、PPを増やして高コストフォロワーを早い段階で召喚していくデッキです。高火力フォロワー同士のバトルや、力で圧倒する快感が味わえます。
その中で最も重要なカードは、PPを増やすことができる「竜の託宣」と「ドラゴンナイト・アイラ」。これらがあって初めて、PPをブーストできるドラゴンの利点が活かせます。マリガン(戦闘開始前のカードの引き直し)で3枚全部引き直してでも手札に入れておきたいカードです。
ドラゴンのコスト4以上のフォロワーには、優秀なカードが多く揃っています。高い攻撃力に加え、疾走(場に出てすぐに攻撃できる能力)や守護(相手は守護を持つフォロワー以外を攻撃できない)を持つフォロワーも多いので、好みに合わせてデッキに投入しましょう。
むしろ頭を使うのは、PPをブーストし、覚醒まで持ち込む序盤~中盤をどう持ちこたえるかということ。特に先日紹介した「フェイスロイヤル」などの勝負が早いデッキには、こちらが本領を発揮する前に倒されてしまうことがあります。
つまり低コスト帯にどのカード、フォロワーを入れるかが肝要。ドラゴンのみならずニュートラルにも目を向けて、守備的に戦うなら守護を持つ「ベルエンジェル」、相手のフォロワーを破壊していくなら「ファイアーリザード」「ドラゴニュートプリンセス」などをチョイスしてみましょう。
資産がない時は……。
上記のデッキでは、レジェンドカード「ダークドラグーン・フォルテ」を投入しました。欲を言えば「ジルニトラ」などの高レアリティカードをたくさん使いたいところですが、そうもいかない人も多いかと思います。
そこまでカード資産が集まっていないという人は、前述の守護と疾走、そして相手フォロワーに直接ダメージを与える能力を持つフォロワーを重視して入れてみてください。これでも十分戦うことが可能です。
PPブーストや覚醒に隠れたドラゴンの特徴は、ダメージを与える能力(TCGでは「焼き」「バーン」などと表現します)を持つカードが多いということ。守護を持つフォロワーも、これで対応することができます。
特に、ローウェンのストーリーで手に入る「ドラゴンウォーリア」は、進化時に相手のフォロワー1体に3ダメージを与える優秀なカード。後攻ならば絶大な効果を発揮します。スペルカード「竜の伝令」も入れておくと、事故も減るでしょう。
PPを増やしていくという特徴から、ミッドレンジドラゴンデッキはさまざまな勝ち筋のデッキに派生させることができます。例えば、ニュートラルのフォロワー「サタン」と組み合わせて、早期のサタンの召喚を狙うデッキを考えられるでしょう。これをベースに、色々と工夫してみるのも楽しそうです。
コストグラフをチェックしよう
本作ではデッキ編成画面など各所で、自分のデッキのコスト分布が棒グラフで記されています。このコストグラフがきれいなカーブを描いていると、バランスが良いデッキと言えます(コストカーブ、PPカーブなどと言われます)。
往々にして、コスト2が山の頂点になるはず。あとはデッキのタイプで高コスト帯が突出したりしますが、ミッドレンジデッキは一般的な山の形を目指すとバランスが良くなります。デッキ構築の際の参考にしてみてくださいね。
ミッドレンジドラゴンデッキで対戦!
最後に、実際にミッドレンジドラゴンデッキを使った対戦動画をご紹介。こちらのデッキでは、お互いのフォロワーすべてに1ダメージを与えるスペルカード「竜の翼」や、フォロワー「コブリンマウントデーモン」を入れて対応力を上げています。
次回はネクロマンサー編です!
第1回:エルフ編
第2回:ロイヤル編
第3回:ウィッチ編
第5回:ネクロマンサー編
第6回:ヴァンパイア編
第7回:ビショップ編