Gamerでは「シャドウバース」特集を連載中。この特集では、「シャドウバースを始めてみたけどどうしたらいいかわからない」「Dランクからなかなか勝てなくなった」というビギナーの人を主な対象に、各クラスの解説やデッキの紹介、対戦の模様をお届けします。第5回は「ネクロマンサー編」です。
墓場を有効活用する「ネクロマンサー」
暗い森の奥に建つ大きなお屋敷で一人暮らす少女・ルナ。しかしルナの目には、もういないはずのパパとママが映っていて……。
幼くして幽霊屋敷の主になってしまったルナがリーダーの「ネクロマンサー」。その最大の特徴は、「墓場」を利用してさまざまな効果を得ていく「ネクロマンス」です。
墓場とは、使用したスペルや破壊されたフォロワーなどが集まる場所。ここにあるカードを定められた数だけ消費すると「ネクロマンス」が発動し、より強力な効果を得ることができます。
ということは、まずは墓場にカードを送らなければいけません。序盤はコストの軽いスペルカードやフォロワーを積極的に利用し、どんどん攻撃を仕掛けて墓場を充実させていきましょう。その後、中盤以降にネクロマンスを発動させて場を制していく戦い方がオーソドックスです。
一方でネクロマンサーには優秀な低コストフォロワーが多いため、ロイヤルのように序盤からリーダーに次々に襲いかかるデッキを作ることも可能です。たとえ倒されてもネクロマンスの“肥やし”になるので、遠慮なく攻撃を仕掛けることができます。
ネクロマンサーのポピュラーなコンボ
ネクロマンサーには、敵味方問わずダメージを与えるスペルや能力が充実しています。また、破壊された時に効果を発揮する「ラストワード」を持つフォロワーも多いです。
これらを組み合わせて、敵味方もろともダメージを与えるスペルを使いつつ、ラストワード能力の発動を促すというコンボがポピュラー。初心者の人は、まずこのシナジーを念頭においてデッキを組んでみてください。
ネクロマンサーデッキを作ろう
ネクロマンサーデッキの特徴はこれまでに説明したとおり。これを踏まえて、今回は低コストフォロワーの性能を活かしたアグロデッキ(いわゆる速攻デッキ。「アグロ」は“Aggressive”から)と、ネクロマンスをふんだんに活かしたミッドレンジ(中盤以降に勝負する)デッキを作っていきましょう。
アグロネクロマンサー
アグロデッキはエルフ編、ロイヤル編でも取り上げましたが、ネクロマンサーのアグロデッキは相手のフォロワーやリーダーに直接ダメージを与える効果を持つフォロワーが多いため、上記の2クラスとはまた違ったテイストを醸し出します。
それでいて、素早くフォロワーを展開して相手を攻撃していく使い勝手は、通常のアグロデッキと同じ。特別に意識することなく使っていればラストワードでダメージが入ったり、墓場は充実したりと、アグロデッキとネクロマンサーの相性は抜群です。
エルフはコンボ、ロイヤルはフォロワーを大量に召喚する横の展開、ネクロマンサーは追加効果を活用と、同じ速攻デッキでも色分けされています。エルフやロイヤルを使ってゲームに慣れた人は、ぜひアグロネクロマンサーにも挑戦してみてください。
アグロデッキではあるものの、エルフやロイヤルのそれと比べると、やや速さに劣ります。ですので上記の作例では、バトルが長引いてしまった時のためにフォロワー「カースドソルジャー」を投入しました。彼が出る頃には充分にネクロマンスできるくらい墓場にカードがあるはずです。
ミッドレンジネクロマンサー
優れたネクロマンス能力を使って中盤(=ミッドレンジ)以降に勝負をかけるミッドレンジネクロマンサー。このクラスの醍醐味が味わえるデッキになっています。
なんといっても、現在各所で猛威を振るっているフォロワー「デュエリスト・モルディカイ」が強力。倒しても倒しても復活するフォロワーで、対抗手段は消滅させるほかありません。またニュートラルのフォロワー「ウルズ」の能力で破壊させれば、一気に2体に増えます。
彼をフィニッシャーに据えつつ、そこまでの道のりをネクロマンスやスペルカードなどで整えていきましょう。
ポイントとなるカードは「死の祝福」。ゾンビ3体を召喚するうえ、ネクロマンスさせれば3体全員が【2/3・守護】となる、相手からすれば実に厄介なカードです。これで場の主導権を握り、デュエリスト・モルディカイ召喚へとつなぎましょう。
アグロネクロマンサーデッキで対戦!
最後に、実際にアグロネクロマンサーデッキを使った対戦動画を紹介。動画では速攻が決まらなかったものの、スペルカードや必殺(自分が攻撃したか攻撃された相手フォロワーを破壊する能力)で長期戦にも対応した模様を収めています。
次回はヴァンパイア編です!
第1回:エルフ編
第2回:ロイヤル編
第3回:ウィッチ編
第4回:ドラゴン編
第6回:ヴァンパイア編
第7回:ビショップ編