エレクトロニック・アーツは、「FIFA 12 ワールドクラスサッカー」日本語版が2011年10月20日に発売決定したことを発表した。
「FIFA 12 ワールドクラスサッカー」日本語版が10月20日発売決定
前作を大きく上回る革命的進化を遂げた大人気「FIFA」シリーズの最新作「FIFA12」ではスポーツゲームでの実装が困難だと言われてきた物理エンジン「プレーヤー・インパクト・エンジン」を2年の歳月をかけ独自開発し採用することとなった。
従来のように選手同士の体が重なったりすることなく接触における各部位への衝撃を精密に計算し、よりリアルで詳細な動きや負傷の表現が可能となる。
さらにこの「プレーヤー・インパクト・エンジン」が搭載されたことによって変わってくるのが「球際」。ボールへの競り合い、ポジショニングでの押し合いや引っ張りといった激しい争い、タックルを受けた時の倒れ方や立ち上がり方などの表現が格段にアップ。
後ろからの激しいタックルでは両選手がもろとも倒れたり、スライティングタックルではシュート中の選手がつんのめって大きく転倒したりなど「球際」での攻防や絡み合いがこれまでにない精密さ、ダイナミズムと臨場感で表現されている。
「球際」の表現によってさらに重要性が増してくるのがドリブルとディフェンス。新しく導入された「プレシジョン・ドリブル」では極めて繊細なボールタッチを再現。細かいボールさばきでタメを作ってディフェンスを交わすなど、狭いスペースでよりボールがコントロールしやすくなっているだけでなく、状況に合わせたより多彩な動きが実装されたことにより、ドリブルの表現が大幅に進化している。
一方「タクティカル・ディフェンディング」システムの採用によりディフェンスへのアプローチが根本的に刷新。これまでのように自動的にボールに追尾してタックルする単純な駆け引きが廃止され、ドリブラーのスペースを消したり、一定の距離を保ちながらタックルのタイミングをはかったり、プレッシャーをかけてドリブラーのバランスを崩したりと、より深みのある駆け引きが可能になった。
細かいドリブルを駆使した巧みなオフェンス、相手の動きを見計らいながら迫ってくるディフェンス。戦術とタイミングが命運を左右する「球際」での緊張感あふれる駆け引きが「FIFA 12」の大きな魅力だ。
また、「プロ・プレイヤー・インテリジェンス」システム採用によってAI(人工知能)で動く選手の行動判断にも個性が反映されるようになり、個人のみならずチーム全体が実際のクラブチームに極めて近い動きを見せるようになった。
選手はそれぞれの能力や特性を理解してそれに沿った行動の判断をし、またチームメイトの長所や短所を理解して動くようになった。例えば、ずば抜けた視野を持つ選手は他の選手が見えないようなスルーパスのチャンスを見逃さないので、レアル・マドリッドのカカ選手は他の選手よりチームメイトを素早く見つけることが可能だ。
さらに各チームは選手の能力や相手チームの弱点によって戦術を変えるので、よりリアルでバラエティに富んだ試合が楽しめるようになる。
ユーザーからのフィードバックをもとにさらに様々な改善を実施。例えば選手やフィールドの光の表現や観客の動き、そしてカメラのアングルを劇的に改善することによって実際のサッカー中継を見ているような演出を再現。
手に汗にぎる大事なシーンを臨場感持って味わうことができる。また、デザインを刷新した新しいナビゲーションシステムによってよりすばやく、簡単にメニューを操作することが可能。
このほか、「FIFA」シリーズの醍醐味である収録クラブと選手も500以上、1.5万人以上とぐんと増え完璧なまでにリアルなサッカー体験を提供。実在のクラブ選手で楽しむもよし、自分の分身を作って育成するのもよし、さらには経営や監督などのチームマネージメントを含めたあらゆる側面でサッカーを楽しむことができる。
「FIFA」シリーズのエグゼクティブプロデューサーである牧田和也のメッセージ
「お蔭様で今年のE3では数々の賞を頂き光栄に感じています。「FIFA 12」がいよいよ日本での発売することになりました。細かい動きを忠実に再現できるよう随所にこだわっています。世界のサッカー体験を日本のユーザー様にも十分楽しんでいただける充実した内容になっていると確信しています。ぜひ日本での発売を楽しみにしていてください。」
※1 2010年11月現在
※2 北米トップの35ゲームメディアが選ぶGame Critics Awards (www.gamecriticsawards.com/nominees.html))の最高スポーツゲーム賞を含め20賞を受賞。