東京ゲームショウ2011のCyAcブースにて開催中の「e-Sports日本選手権 in TGS」。今回は16日に行われた「トイ・ウォーズ」部門決勝の模様をリポートする。
美少女フィギュアが暴れまわる人気FPSでバトル
決勝戦のリポートの前に、まずは「トイウォーズ」について簡単に紹介しておこう。本作はガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社提供のシューティングゲームだ。プレイヤーはかわいらしい美少女フィギュアたちを操作し、ハンマーや銃器などのさまざまな武器を駆使して相手プレイヤーを撃ち倒していくことになる。
現在、「涼宮ハルヒの消失」、「ストライクウィッチーズ」、「魔法少女まどか☆マギカ」など、さまざまな人気アニメとのコラボが実施されており、これらの作品のキャラクターに扮したフィギュアを使って戦えるのも大きな売りになっているもようだ。
この「トイ・ウォーズ」部門の決勝を戦うことになったのは「V1vace(ビバーチェ)」と「qvHakR(キューブイハッカー)」。対戦形式はcyacの公式ルールに則ったもので、1チーム5名で4マップを戦い、勝利したマップ数が多いほうが勝者となる。試合前はのんびりとした雰囲気だったが、いざ勝負が始まると、どちらも譲らぬ白熱の展開となった。
どちらも譲らず、勝負は4マップ目へ
相手を出づらくするためバズーカを打ちまくりながら移動したり、あえてアイテムを取りに行かずにらみ合いになったりと、いたるところで高度な駆け引きを展開された決勝戦。最初のマップは3対3の引き分けだったが、2マップ目はV1vace が3連勝で1マップを先取し、波に乗ったかと思われた。だが、ここからqvHakRが逆襲。3マップ目を3連勝のストレートで取り返し、勝負は最後のマップに持ち込まれた。
最後のマップはまずqvHakRが先取。前のマップから4連勝と勢いに乗ったかに見えたが、ここからV1vaceが反撃。相手が浮いたところにショットガンを撃ちこんだり、相手の見えないところに武器を隠しておいたりと、見事な戦いぶりで3連勝。接戦を制し、V1vaceが優勝を勝ち取った。
試合後のインタビューでqvHakRのリーダーは開口一番「優勝おめでとう!」と、悔しさをにじませながらも勝者を称えるコメント。V1vaceリーダーは「クランのみんなで勝ち取った優勝だと思います」と、チーム一丸となった勝利だったことを強調した。
ちなみに、CyACはこのようなオンラインゲームの大会を常時開催している。「初心者向けの大会」もあるとのことなので、興味のある人はチェックしてみよう。