バンダイナムコゲームスが2012年1月12日に発売を予定しているPSP「スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD」。そのwebラジオ番組収録スタジオでのインタビューを紹介しよう。
Webラジオ「熱血!必中!ボイススパログ」
本番組は、スーパーロボット大戦公式サイトブログ「熱血!必中!スパログ!」の特別版として、パーソナリティーにマサキ・アンドー役の「緑川 光」さん、プロデューサー「寺田 貴信」氏、音響監督・制作「原 道太郎」氏が「魔装機神」の魅力を語るWebラジオ。今回は、第1回の収録に立ち会うことができ、収録後のスタジオにて2人に少しだけお話を伺うことができたので紹介しよう。
PSP「スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD」
数々の「スーパーロボット大戦」シリーズに登場し、オリジナルキャラクターの中でも高い知名度を誇る「魔装機神サイバスター」。前作「魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL」後の、マサキ達の新たな戦いが今、始まる。ゲーム中に登場するロボットは等身がリアルタイプとなり、PSPの描写能力を最大限に利用した迫力ある戦闘アニメーションを実現するとともに、キャラクターボイスの搭載により、臨場感が強化されている。
さらに、多数の新キャラクターと新機体を追加しており、従来の機体にも新武器が追加されているのも大きな特徴だ。1回のプレイで飽きさせないシナリオ分岐によるマルチエンディングも健在で、進むルートによって同じキャラクターでも異なる運命が待ち受けるのだ。
ゲームシステムは、近作の「スーパーロボット大戦」に合わせて一部をアレンジ、オリジナル版のプレイ感覚を損なわず、快適にプレイすることができる。PSP仕様でリメイクされた「魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL」を同梱した限定版「魔装機神I&II」も同時発売される。
収録スタジオにてショートインタビュー
――今回の収録を終えてどうでしたか?
緑川さん:本当にギリギリまで、台本をいただいていなかったので(笑)、何を話していけばわからなかったのですが、もちろん寺田さんのことはよく知っているので、彼の会話についていこう!と思ったところ、いきなりノリノリでしゃべっていて(台詞があって)驚きました。これだけの内容だったら台本も前日にもらえれば嬉しいんですが…(笑)。収録は好きなタイトルということで、とても楽しかったです。
寺田氏:このWebラジオをやろう!と思いついてから実際に立ち上げるまでにほとんど時間がなく、今日の台本も電車の中で書きました。何をどうしゃべるか組み立てることも時間がない中頑張りました。自分を含め開発のスタッフがこういう番組を作るのは面白いなと思い、台本・構成などすべてをやろうと思いましたが…大変でした!もしパーソナリティーが緑川さんでなければ怒られていたのかなと。というか、怒られているのかもしれませんが(笑)。「スーパーロボット大戦」を題材に、自分たちで番組を作るのははじめてだったので、とても中身の濃い時間になったのかなと思います。
――今後ラジオ内でやりたい企画や話したいことなどはありますか?
寺田氏:公式ブログ「熱血!必中!スパログ!」に登場する方はぜひゲストとしてお呼びするかもしれません。また、謎の多い「魔装機神」という作品について、聞いてみないと分からないような設定などは開発元の「ウィンキーソフト」さんに質問して答えてもらおうと思っています。なぜ「サイバスター」という名前なのか、なぜ主役のマサキ・アンドーにもう一つの名前があるのか、そのあたりを番組内でも突っ込んでいければいいなと思っています。
緑川さん:この番組の中で「へえ、そうなんだ」という新たな発見があることが楽しいですね。それをリスナーと一緒に驚いていきたいです。
寺田氏:逆に緑川さんが聞いてみたい「魔装機神」について、を拾っていきたいですね。質問者がマサキということで(笑)。
――発売後に番組内で実機を使ってラジオを配信なども予定していますか?
寺田氏:反響次第ですが、やりたいと思っています。緑川さんにも実際にプレイしてもらって感想とかも聞きたいですね。緑川さんがどんな風にサイバスターを使うのか、他によく使う機体は何なのか教えていただければと。
――緑川さんならではのプレイを披露すると?
緑川さん:想像つくと思いますが、偏ってますよ(笑)。
寺田氏:主役が主役を使うのは当然だと思いますが(笑)。
緑川さん:サイバスターって強いじゃないですか。なのでサイバスターを強くするのはなんだか面白くないので自分はグランヴェールしか育てない!という遊び方をしても…大丈夫ですかね?
寺田氏:やっぱり必然的にサイバスターが強くなっていくんですが、精霊同士の属性の組み合わせもあり、風の魔装機神だけだと不利な場合もあります。というか仲間の魔装機神も使ってあげてくださいよ~(笑)。ただ、緑川さんがどこからサイバスターを改造しているのかどうか個人的に気になります。あとはお便りが来るかどうか一番の心配はそこですね。
――本作では戦闘アニメが凝っていますが、気に入っているシーンなどはありますか?
寺田氏:やはり、主役であるサイバスターですね。また、新たなライバル機ゼルヴォイドとサイバスターは同じような技を持っているのでその対比は面白いですね。設定などで今だに驚くことも多いです。主役メカのサイバスターはやっぱり気に入っていますね。
――サイバスターの技の中で気に入ったセリフなどはありますか?
緑川さん:まったく新しい技についてはビジュアルを見てみないとわからないんですが、新たに収録したセリフはかなりありました。
寺田氏:収録の際にビジュアルなどが完成していることは実はほとんどないんです。声優さんにイメージを伝えて演じてもらっています。緑川さんに関してはマサキを長く演じてもらっていることもあり、ご理解が早かったですね。ただストーリーの流れに合わせ、対峙する人物によって変化する戦闘前のセリフの量はマサキが最も多かったので、緑川さんが一番大変だったのではないでしょうか。
――マサキを長く演じてきた緑川さんの中で、マサキはどのように変化していますか?
緑川さん:変化はしていないです。僕が年を取っていっただけです(笑)。でも(マサキは)かわいいなあって思います。あのタイプのキャラクターは演じることが少ないので演じていてとても楽しいです。ただ、ノドがついていかなくなっているところがもどかしいです。叫び系のセリフがわんさかあるので、すべてを全力で演じてしまうと、意外とすぐにダメになってしまうんです。昔、頑張りすぎてノドを壊してしまい、回復するまで迷惑をかけてしまったこともあり、デリケートになっていたところ、このお仕事を請けたのですが、こちらの要求をほとんどすべて了解していただいたことが嬉しかったです。好きなキャラクターということでベストコンディションで仕上げたかったので。理想的な形で始まって終わりました。
寺田氏:マサキは叫ぶセリフの数も特に多かったですからね。他のキャラクターのセリフ量とは一線を画していました。なので、何回かにわけて丁寧に録音しました。
――ではプレイヤーやリスナーに向けてメッセージをどうぞ。
緑川さん:昔から人気のある作品で、根強いファンがいる「魔装機神」ですが、昔からファンではないけどロボットや声優に興味がある人もぜひ遊んでもらえるとハマってしまう世界観だと思います。
寺田氏:自分でいろいろ企画を立ち上げ、番組の進行も担当し、自分の携わった作品について長く話す機会はあまりなかったですし、緑川さんと一緒に番組を作るといったことも貴重だと思っています。「魔装機神」についての魅力やよもやま話、秘密なども話していきます。気軽に質問をお願いいたします。
――ありがとうございました。