バンダイナムコゲームスは、2012年2月2日に発売を予定しているPS3/Xbox 360「ソウルキャリバーV」について、バンダイナムコ未来研究所にてメディア向けオンライン体験会を実施した。

目次
  1. アーケードモードをプレイ
  2. 開発者インタビュー
  3. 「ソウルキャリバーV」特別先行店頭体験会
  4. 「ソウルキャリバーV」発売記念オンラインプレイ体験イベント

本体験会では、2012年2月2日に発売を控えているPS3/Xbox 360「ソウルキャリバーV」のメディア向けオンライン先行体験や、iOS版「ソウルキャリバー」の試遊、開発チームへの質疑応答などが実施された。第2報となる本記事では、体験できたキャラクターの操作感や特徴、さらに開発チームへのインタビューを掲載する。

アーケードモードをプレイ

第1報では、オンライン環境のシステム概要や体験プレイレポート、iOS版「ソウルキャリバー」配信についてお伝えしたが、本記事では各キャラクターをアーケードモードでプレイしてきたので、その操作感などを紹介しよう。残念ながら全キャラクターをじっくりと遊ぶ時間はなかったので、気になるキャラクターはぜひ発売日に自分の手で操作してほしい。ちなみに遊んだのはPS3版、スティックはマッドキャッツ社製「ソウルキャリバーVアーケードファイトスティックソウルエディション PlayStationR3」となる。

エツィオ・アウディトーレ・ダ・フィレンツェ

「エツィオ」は、UBISOFTから発売されている「アサシン クリード ブラザーフッド」から参戦するキャラクター。使用武器はリストブレード・剣・短剣、武器名はアサシンブレード。とにかく立ち振る舞いがクールな彼は、攻撃方法も暗殺術をメインとしたムダのない動きが特徴。横斬り・縦斬りを組み合わせた素早い連撃で敵を翻弄しながら、中距離からの特殊な暗器を使った攻撃も可能。

ナツ

師匠をタキに持ち、使用武器は「葛切(クズキリ)」「淡雪(アワユキ)」という名の忍者刀2本を操るちょっとギャルっぽい忍者「ナツ」。特に使いやすかった印象の彼女は横斬り・縦斬りともに素早い攻撃が多く、蹴りを織りまぜた当たり判定の大きい攻撃が多かった印象。クリティカルエッジはその身に宿した大妖怪「アラハバキ」の力を解放したド派手な技で、浮かすこともできるのでリングアウトも狙える。

シバ

明帝国・真行山の山中で育った自然児「シバ」の武器は「三業棍(サンゴウコン) 」という名の棍で、こちらも素早い立ち回りで敵を撹乱できるキャラクター。ちなみにいつも腹が減っているらしい。長い棍での遠距離~中距離の攻撃をメインとするが、至近距離での斬り→蹴りの攻撃も強烈。また棍を利用して飛び跳ねる空中技も豊富。地上・空中さまざまな場所からコンボを叩き込めるのが爽快。初心者にオススメ!

ヴィオラ

不思議な宝玉を操る、記憶を失った放浪者「ヴィオラ」は、シリーズでも珍しい「クァトゥオル・オルビス」という名の「オーブ」を駆使して戦う。もちろん右手の爪で攻撃することも可能。見た目は華麗だが、オーブの特殊な動きを理解しないと結構苦戦するかも。設置型の技もあるので、うまく計算して、通常攻撃と組み合わせて戦っていこう。

開発者インタビュー

シリーズのプロデューサー「夛湖久治」氏をはじめとした開発チームに、先行体験の後にその場でお話を伺うことができたので紹介していこう。

――DLC(ダウンロードコンテンツ)の予定はありますか?

開発:もちろん出していくべきだと考えています。詳細はニュースリリースをお待ちください。

――キャラクター選択画面の空欄は誰でいつ公開されますか?

開発:内容の詳細は今後の情報をお待ちください。

――前作から17年後というストーリー設定にした理由を教えてください。

開発:理由はたくさんありますが、かいつまんで話しますと「新しいソウルキャリバーを作りたい」という気持ちがあります。新システムを搭載し、ソウルキャリバー4までのシリーズと戦い方やゲーム性が変わってしまったので、一旦の区切りとして、という意味でもあります。いろいろ調整を重ねた時に参戦できるキャラクターの関係も含めて「17」という数字がベストだと思いました。

――リプレイ一時保存のできる数はいくつですか?

開発:数は8つです。さらにマイバトルとプレイヤーバトルにそれぞれ16つずつ保存可能です。

――グローバルコロッセオで開催される運営主体の大会は具体的にどんなものでしょうか?

開発:このモード自体がコミュニケーション重視のシステムなので、よく集まる人同士で楽しめるようになっています。ランキングバトルが開催されるのは月に2回程度です。

――性別による違いはありますが?

開発:セリフは変わりません。ですがモーションが男女で違うものがあります。

――クリティカルエッジなど新システムを導入する上で苦労した点を教えて下さい?

開発:ソウルキャリバーシリーズを遊んでいる人に向けて「体力ゲージ」以外のゲージを導入することについては「同時にチェックできるのか?」という危惧はありました。ですが、ソウルキャリバーVを開発する時にわかりやすくしたいという思いがありましたので、強い人だけがゲージをためられる、ということのないように調整を重視しました。

――格闘ゲーム初心者のために調整した点を教えて下さい。

開発:ソウルキャリバーは「なんでもできる格闘ゲーム」と良く言われるんですが、逆に言うと「目標がはっきりしない」ということでもありますので、ダメージ効率もソウルキャリバーVのほうが圧倒的に高くなっており、負けそうな状態だとクリティカルゲージがたまりやすくなる、といった初心者でも挑戦できる要素が含まれています。

――新キャラクターやコラボキャラクターを追加した際の苦労した点は?

開発:苦労しなかったことはありませんね。(エツィオのように)元のイメージがはっきりしているキャラクターを開発するのは大変でした。1人用のゲームを対戦用のゲームにように動かすことは調整が難しく、1人用だと好きなように技を設定したり、武器もさまざまな種類を持てますが、対戦用だと技を食らった相手のアクションも考えなくてはならないですから。

――オンライン環境を開発する際に苦労した点は?

開発:やはりグローバルコロッセオが一番苦労しましたね。完全に未知の領域だったので。「どう遊ぶのか」という要素を伝えることが難しかったです。

――iOS版「ソウルキャリバー」開発について教えて下さい。

開発:最初は10フレームから開発を始めたのですが、過去に「スターブレード」を手がけた有能なプログラマーが担当してくれまして、日々進化していくことに驚いています。まだまだフレームレートが上がっているんです。60フレームも夢ではないかも知れませんね。

――続編の構想などはありますか?

開発:6、7まではおぼろげな構想は存在します。

――ジャストガードの有効フレームを教えて下さい。

開発:「インパクトフレーム」よりは短いですね。

――ガードインパクトのメリットは成功後の有利のみでしょうか?

開発:リバースインパクトをしないと、確定はあります。クリティカルエッジはインパクト不可能です。

――ガードインパクトの仕様を変えた理由を教えて下さい。

開発:今までのシリーズにおいて「どれをインパクトできるか?」という問いに一言で答えられなかったことが初心者向けではないなと思ったこと最初でした。もっと強烈な性能を付加し、ゲージを消費するようにしました。

――「Evolution2012」に選ばれた感想を教えて下さい。

開発:大変光栄だと思います。他の格闘ゲームで遊んでいるプレイヤーがソウルキャリバーをさわってもらえるチャンスがあることが嬉しいです。

――グローバルコロッセオの公式大会に勝つと賞品などは出ますか?

開発:もともとフランクな大会を目指しているので、予定はありません。楽しく遊んでください。

――公認プレイヤーを起用することは考えていますか?

開発:特定のプロプレイヤーに肩入れすることは考えていません。

――新キャラクター「ヴィオラ」「Z.W.E.I.」は何かにインスパイアされて開発しましたか?

開発:考案したのは「ソウルキャリバーIV」の頃なので詳しくは覚えていませんが、武器を設置して攻撃させるキャラクターはずっと実現したいと思っていました。

――グローバルコロッセオには、最大どれくらいの人数が入場できますか?

開発:現在の想定では50人ほどです。

――ソウルリンクは3人まで登録可能ですが、それ以上は上書きをしなくてはなりませんか?

開発:はい。常に気にすることができるように調整しています。

――プレイヤーレベルは最大いくつですか?

開発:プレイヤーレベルは個人のやりこみ度のようなものです。こちらは99レベルが最高です。オンラインのランクは別となっており、ランクマッチなどをプレイすると25段階で上がっていきます。

――オフィシャル全国大会を開催する予定はありますか?

開発:意気込みとして、やっていきたいとは思っています。

――本作の一番の注目ポイントを教えて下さい。

開発:もちろん「すべて」です!ぜひ楽しんでください。

――オススメのキャラクターを教えて下さい。

開発:パトロクロスとピュラは簡単、高ダメージという点ではジークフリートとナイトメアですね。調整をしているスタッフにはピュラ、Z.W.E.I.、ナツが人気でした。

――お正月の広告が胸元をアップだったのですが、その意図を教えて下さい。

開発:認知アップのために胸元アップの広告を制作しました。キャッチーなデザインのものも今後企画していきます。

「ソウルキャリバーV」特別先行店頭体験会

開催日時

2012年1月21日(土)13:00~17:00(予定)

会場

東京・池袋「ヤマダ電機 LABI1 池袋モバイルドリーム館」
6F プレイステーションのフロア

※開催日時、場所等は予告無く変更させて頂く可能性がございますので、ご了承下さい。

Q:参加方法(整理券などあるのか)
A:基本的に先着順でご参加頂けます。なお、当日の混雑状況によっては、整理券を配布させて頂く場合もございます。

Q:体験会には何名まで参加できるのか
A:当日の混雑状況によってはご参加頂けない場合もございます。また、多くの方にご試遊頂く為、試遊時間の目安はお一人様5~10分程です。

Q:B2ポスターは必ず貰えるのか
A:試遊して頂いた方には先着順で配布させて頂きますが、無くなり次第配布は終了させて頂く場合もございます。予めご了承下さい。

※深夜、早朝からの順番待ち等、実施店舗様及び近隣のご迷惑となりますので、お控え下さい。
※当日の状況により、実施内容やご対応を変更させて頂く場合がございます。予めご了承下さい。

「ソウルキャリバーV」発売記念オンラインプレイ体験イベント

開催日時

2012年1月28日(土)13:00~17:00(予定)

会場

株式会社バンダイナムコゲームス
東京都品川区東品川4-5-15

受付応募期間

2012年1月13日(金)~1月18日(水)

お問い合わせ先

「ソウルキャリバーV」イベント事務局:entry@scv.jpn.com

注意

本ソフトはCERO「D」対象(17歳以上対象)となりますので、17歳未満の方の応募はお控えください。また、同伴者の方も17歳未満の方はご遠慮いただけますと幸いです。

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