スクウェア・エニックスは、本日8月22日より全国で順次稼働開始となるアーケードタイトル「ロード オブ ヴァーミリオンIII」のオープニングセレモニーを、タイトーステーション BIGBOX高田馬場店にて実施した。

目次
  1. これまでに培った要素と新システムが融合した「ロード オブ ヴァーミリオン」シリーズ最新作
  2. 稼働開始とともにファンが殺到!柴氏とのカードトレードイベントにも長蛇の列
  3. 限定オリジナルアルバム+NESiCAシールシートをプレゼント!

これまでに培った要素と新システムが融合した「ロード オブ ヴァーミリオン」シリーズ最新作

松田洋祐氏
松田洋祐氏

「ロード オブ ヴァーミリオン III」は、4人対4人のチームに分かれて戦うオンラインマルチ対戦型トレーディングカードゲーム。相手チームの“アルカナストーン”を先に破壊することが勝利条件となるが、最終的には試合への貢献度による個人のランキングが重要となるため、一人でも気軽に遊べる点が特徴だ。

これまでのシリーズから筐体が一新されており、ゲームの基本的な操作はタッチモニターで行うことになる。またプレイスクリーンと呼ばれるエリアでは、実際のカードを使用して使い魔と呼ばれる存在を操作していく。

タイトーステーション BIGBOX高田馬場店にて実施されたオープニングセレモニーでは、スクウェア・エニックス 代表取締役社長・松田洋祐氏より挨拶が行われた。松田氏は、「『ロード オブ ヴァーミリオン』シリーズの歴史は、スクウェア・エニックスにとって、アーケードゲーム市場参入の歴史でもあります」と語り、同社における本作の重要性を説明した。

松田氏によると、昨年稼働を開始した「ガンスリンガーストラトス」も含め、これまでアーケードゲームに触れてこなかった人にも遊んでもらえているとのことで、「ゲームセンターに足を運んでくれる方々は、私たちにとって大きな財産であり、成果であると感じています」と述べた。

続いて「ロード オブ ヴァーミリオン」シリーズ 総合プロデューサー・柴貴正氏と、「ロード オブ ヴァーミリオンIII」ディレクター・浅尾祥正氏から、ゲームの概要が語られた。

「ロード オブ ヴァーミリオン」シリーズは、これまで1対1のカードバトルゲームとして展開されてきたが、本作からはネットワークで繋がった全国のプレイヤーと、最大8名による対戦が楽しめる。今回の大幅なシステム変更について柴氏は、この5年間でプレイヤーのレベルが上がってきたため、「さらにさまざまな展開が起こる4対4のほうが、より楽しめるのではないか」と考えたという。

また、柴氏によると本作は、日本全国の635店舗で2558台が順次稼働するという。これは、前作に当たる「ロード オブ ヴァーミリオンRe:2」の1.5倍に相当する稼働台数だ。

浅尾氏は、新システムを搭載しつつも、これまでのシリーズで培ったもの、プレイヤーがよく理解している部分についてはしっかり踏襲していると語った。さらにカードについても、シリーズを重ねるごとにきらびやかになっていった方向性に加え、ダークファンタジーという基本に立ち返ったものも組み込まれてあるという。本日の時点で約150枚のカードが用意されているため、さまざまなデッキを組むことが可能だ。

柴貴正氏 浅尾祥正氏

ここで浅尾氏は、実際にカードのピローを開封してみることになった。浅尾氏が引き当てたのはFFモンスターズのひとつ「ボム」と、人獣に属する「白虎」、そして現在まで未公開だった「ムー」の3枚。特にムーはレアなカードだったようで、浅尾氏本人も驚いている様子だった。

3名の挨拶が終わるとテープカットが行われ、「ロード オブ ヴァーミリオンIII」の稼働が開始となった。

稼働開始とともにファンが殺到!柴氏とのカードトレードイベントにも長蛇の列

午前10時をまわり「ロード オブ ヴァーミリオンIII」の稼働が開始すると、早速多くのファンが8台用意された筐体に殺到。やはりシリーズを熟知しているユーザーが多いのか、一新されたシステムにも迷うことなくプレイしている様子だった。

また、同時開催された、柴氏によるカードトレードイベントも盛況で、シリーズのレアカードを所持した人が、タイトーステーションの外まで続く長い列を作っていた。

最後に、オープニングセレモニーに出席した松田氏、柴氏、浅尾氏からお話を伺うことができたので、その内容をお届けしよう。

――まずは松田社長にお伺いしたいのですが、実際にゲームをプレイしての感想があれば教えて下さい。

松田氏:システムも分かりやすいですし、取っ付きやすいのではないかと思います。ですが私は下手なので、できれば会社にある筐体で遊びたいです(笑)。

――本作には16人のプレイヤーキャラクターが登場しますが、実際にプレイするとしたら誰を選びますか?

浅尾氏:ここで答えたらそのキャラクターを使わなければいけない空気になりそうで、難しいですね(笑)。私は今のところ、バルドかジュリアかギデオンかで迷っています。

柴氏:私は前々からギデオン推しなので、プレイするときも変わらないと思います。

――新システムとして8人同時対戦が搭載されていますが、他のプレイヤーと活発にコミュニケーションを取るにはどうすればいいと思いますか?

浅尾氏:北海道と沖縄のプレイヤーさんが協力するなど、さまざまケースもあると思いますが、皆さんが考える作戦はそれぞれ違うはずです。なので、どのような状況でも対応できるデッキ構築をしたほうがいいかもしれません。あとは当然ながら、チャットなどでどういった行動をとりたいか、しっかり宣言することが重要です。

ですが、まずはじめは気軽に「よろしくお願いします」といった挨拶からでも、すぐに楽しめるのではないでしょうか。

柴氏:まだゲームが稼働したばかりなのでイメージできない部分もあると思うので、まずは遊んでもらいたいです。

――お気に入りの使い魔がいたら教えてください。

柴氏:実際に使って対戦してみないと、お気に入りの使い魔はなかなか分かりませんが、サボテンダーは気になりますね。

浅尾氏:個人的に好きな使い魔は安倍晴明です。安倍晴明のカードには後ろにうっすらと骸骨のキャラクターが描かれていて、かなりインパクトがあるので使ってみてほしいです。

――携帯電話向けサイトの「LoV.net」は、今回どのような機能が備わっているのでしょうか?

浅尾氏:まず特筆すべきところはカスタマイズですね。服装や武器の持ち替えなどはプレイ中もできるのですが、時間が限られているので落ち着けないと思うんです。そこで「LoV.net」を利用すれば、携帯電話からいつでも気軽にカスタマイズできるようになります。

そのほか、ゲームで一度でも使用したカードであれば、カードに記載されているフレーバーテキストの続きを読むこともできるほか、武器錬成も携帯電話から行えるようになります。

――ストーリーモードを追加するタイミングについて、公開できる範囲で教えて下さい。

柴氏:ストーリーモードについては前の大会でお話したとおり、2013年10月1日より順次開放していく予定です。その後についても、しっかりと弾を込めていますし、カードもいつもより多めに増やせるよう動いています。

――特別賞号の獲得方法はどのような種類がありますか?

浅尾氏:称号は「ロード オブ ヴァーミリオン」らしさのひとつだと思っていて、これまでのシリーズと同じ条件も多くあります。ですから、以前からのプレイヤーさんは「こうしたら取れるんじゃないか」と予想しながら遊んでみると、取れることもあるかと思います。もちろん本作独自の称号もあるので、いろいろと試してみてください。

――次の大会からは、チーム戦を採用するのでしょうか?

浅尾氏:そこは正直悩んでいるところで、大会自体はなんらかの形で行う予定ですが、内容については未決定の段階です。あとは、プレイヤーさんがどういった遊び方をするのかを見ながら決めていくつもりです。

――最後に、これからプレイする人に対してメッセージをお願いします。

浅尾氏:まだ情報の少ない中でファンの方が盛り上がりを作ってくれて、本当にありがたく思っています。本日からついに遊べるようになったので、これまで想像するしかなかった部分を、ぜひ実際に検証してもらえたらと思います。

柴氏:稼働してすぐはなかなか触れないと思いますが、チャンスがあればぜひ遊んでもらいたいです。ゲームには絶対の自信を持っていますし、コミュニケーションも今まで以上に取りやすくなっています。ゲーム自体はもちろん、他プレイヤーとのやりとりも楽しんでもらえると嬉しいです。

松田氏:手前味噌ながら非常に面白い作品に仕上がったと思いますし、私もこっそりと参戦したいと考えています。プレイヤーの皆さんに満足していただけると確信していますので、ぜひ多くの方に遊んでもらいたいです。

――ありがとうございました。

限定オリジナルアルバム+NESiCAシールシートをプレゼント!

今回スクウェア・エニックスより、本会場でプレイした人に贈られた「限定オリジナルアルバム」と「NESiCAシールシート」のセットをご提供いただいたので、セットにして3名様にプレゼント! 会場では先着48名限定にしかプレゼントされなかった貴重なアイテムなので、欲しい人はぜひご応募ください。

賞品

「ロード オブ ヴァーミリオンIII 限定オリジナルアルバム」「NESiCAシールシート」セット

提供

スクウェア・エニックス

当選数

3名(抽選)

応募期間

2013年8月22日~8月29日

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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