テレビアニメ「ポケットモンスター XY」の放送開始を記念したイベント「歌に! トークに! ポケモンバトル! ポケモンアニメXY第1話超試写会&生LIVE祭り@ニコファーレ」が、本日10月14日に開催された。
本イベントは、10月17日(木)からテレビ東京系列で放送スタートするテレビアニメ「ポケットモンスター XY」を記念したイベント。
会場には主要キャラクターを演じる松本梨香さん(サトシ役)、梶裕貴さん(新キャスト:シトロン役)、伊瀬茉莉也さん(新キャスト:ユリーカ役)、牧口真幸さん(新キャスト:セレナ役)が登場し、まずはアニメに関するトークショウがスタート。
今年で放送開始から17年目を迎えたアニメ「ポケットモンスター」シリーズだが、そのことについて松本さんは「17年はあっという間でした。アニメの第1話を見返しても、今と変わらない自分がいて、感慨深いですね」とコメントした。また、ここまで支えてくれたファンの人へ、感謝の気持ちも述べていた。
本作から新たに出演することとなった梶さんと伊瀬さんは、子供の頃にシリーズが開始した「ポケモン世代」。梶さんは小学生時代にアニメを見ていたそうで、「今こうして、サトシたちと冒険ができることは、信じられないくらい嬉しいです」と話した。伊瀬さんは、お小遣いで最初に買ったものが、松本さんが歌うアニメ1作目の主題歌「めざせポケモンマスター」のCDだったという。
そして牧口さんは収録を振り返って「私は緊張しがちな性格ですが、(松本)梨香さんに声をかけていただきながら、みんなに愛してもらえるセレナを目指して演じました」と話した。
続いて、10月12日に発売を迎えたばかりのゲーム最新作「ポケットモンスターX・Y」の話題に。ゲームは4人ともすでに購入されたそうで、最初の3匹は、松本さんと伊瀬さんがケロマツ、梶さんがハリマロン、牧口さんがフォッコを選んだとのこと。梶さんはすでにハリマロンを進化させたとのことで「進化した姿にビックリしました(笑)。ハリマロンを育てている人は、Bボタンキャンセルせずに確かめてください」と、プレイヤーにメッセージを送っていた。
トークショウが終わると、続いては松本さんと梶さんが、を使用してのエキシビションマッチを行うことになる。松本さんはピカチュウとバシャーモ、梶さんはホルビーとルカリオというパーティ。最初のピカチュウ対ホルビーは、ホルビーが「あなをほる」で弱点をつくも決定打にはならず、逆に「10まんボルト」など強力な技で押したピカチュウが勝利。しかし、続くルカリオはメガシンカを行い、圧倒的な攻撃力の前になすすべなく負けてしまう。
すると松本さんも続くバシャーモをメガシンカさせ、メガルカリオとメガバシャーモの戦いになる。ここではどちらも強力な技を繰り出すが、メガバシャーモの一撃が見事に弱点をつき、松本さんが勝利を掴み取った。
このほかにもイベントでは、松本さんと、オープニングテーマ曲「V(ボルト)」を歌う遊助さん、エンディングテーマ「X海峡Y景色」を歌うJ☆Dee’Zさんによるミニライブや、アニメの先行上映も開催され、会場は最後まで大いに盛り上がっていた。
今回、イベントに出演した松本さん、梶さん、伊瀬さん、牧口さん、遊助さん、J☆Dee‘ZのメンバーであるMOMOKAさん、Nonoさん、Meikさん、amiさんに対して、メディア合同による囲み取材が行われた。
――まずはアニメの新シリーズがスタートすることについて、一言お願いします。
松本さん:アニメ「ポケットモンスター XY」は、10月17日から放送がスタートしますので、皆さん、応援よろしくお願いします。
梶さん:サトシたちと冒険する新しい仲間・シトロンを演じさせていただきます。子供のことから「ポケットモンスター」のゲームもアニメも楽しんでいたので、サトシと旅をするキャラクターを演じられる日が来たことは、凄く嬉しいです。
伊瀬さん:私も小さいころから「ポケットモンスター」が好きで、今回のアフレコでは、感動のあまり涙ぐんでしまうこともありました。これから精一杯演じていきたいと思います。
牧口さん:「ポケットモンスター」は世界中の子供から大人まで、幅広い世代に愛されている作品です。私も自分が演じるセレナが愛されるよう、頑張っていきたいです。
遊助さん:僕の曲はオープニングに使われるということで、勢いがつくように、気持ちを込めて作りました。アニメを見るときは、ぜひオープニングから見てください。
――ご自身が演じるキャラクターの印象を教えてください。
松本さん:サトシは「永遠の10歳」というところがすごく気に入ってます(笑)。思ったらすぐに行動するあたりは見習いたいなといつも思っています。仲間思いでまっすぐな性格は、本当に大好きです。
梶さん:シトロンは科学が大好きで、いつも実験や発明をしています。しかし失敗することも多くて、そのたびに爆発して、髪の毛がもじゃもじゃになるんです。髪がもじゃもじゃになる懐かしい演出が、個人的に大好きです。
伊瀬さん:ユリーカは、まだポケモンを捕まえられない年齢なので、ポケモンを「ゲット」ではなく「キープ」して、お世話をしているんです。そこでは小さい女の子らしい部分がよく表れていて、気に入っています。
牧口さん:セレナはおしゃれやお菓子作り、流行りのものが大好きという、今の女の子が共感できるキャラクターだと思います。私のあこがれの女の子像でもあるので、セレナちゃんに近づけるよう頑張りたいです。
――J☆Dee‘Zのみなさんと遊助さんは、アニメのテーマソングを担当すると決まったとき、どう思われましたか?
MOMOKAさん(J☆Dee‘Z):私たちが生まれる前からアニメは放送されていたということで、そんな作品に関わることができるとなったときは本当に嬉しかったです。
遊助さん:僕は黄色が大好きで、元気を象徴する色だと思っています。今回のお仕事をいただいたときも、まずはじめに思い浮かんだのはピカチュウの黄色でしたし、そのイメージに合った、元気が出る曲を作ろうと思いました。
――新キャラクターの声を担当する方々は、抜擢されたときにどんな感想をお持ちましたか?
梶さん:僕はオーディションを受けに行ったのですが、オーディションを受けられることがまず嬉しかったですね。新登場のキャラクターでは唯一の男の子で、しかもシトロンは女性でも務まる年齢なので「これは厳しいかな」と思っていたのですが、こうして受かったことはとても光栄に思っています。
伊瀬さん:「ポケモン赤・緑」のころから実際に遊んでいましたし、私の青春の1ページに刻まれている作品です。声優としてこの作品に出演することは昔からの夢であり目標だったので、抜擢された時はあまりにも嬉しすぎて、言葉にならなかったです。
牧口さん:「ポケットモンスター」の声優に決まったことを知ったのは外出中で、電話で教えてもらったんです。電話越しに話を聞いた時は、外だったにもかかわらずその場に崩れ落ちましたね。
私が声優になりたいと思ったのは、子供のころに見たアニメの影響が大きいです。今度は私から「ポケットモンスター」を通して、子供たちに夢を与えられたらと思っています。
――最後に長年サトシを演じている松本さんから、新シリーズの見どころを教えてください。
松本さん:新しいポケモンがたくさん出てきますが、同時に初代のポケモンも続々登場します。また、先日発売されたゲームの最新作ともリンクしていて、とても深い物語になっているので注目です。あとは、サトシの服も新しくなっているので、そこもチェックしてもらえたらと思います。
――ありがとうございました。