セガが2013年11月28日に発売を予定しているニンテンドー3DS用ソフト「初音ミク Project mirai 2」。発売を直前に控えた本作について、製品版を遊んでみてのプレイレポートをお届けする。
「初音ミク Project mirai 2」は、電子の歌姫「初音ミク」主演の3Dリズムアクションゲーム。前作「初音ミク and Future Stars Project mirai」から引き続き、CGモデルはグッドスマイルカンパニーのフィギュア「ねんどろいど」のデザインを採用した、可愛らしい姿のミクたちを楽しむことができる。
また、本作ではタッチモード、ボタンゲームという2種類のリズムゲームを搭載。リズムゲームに不慣れなユーザーでも簡単な操作で楽しめることに加え、やり応えのある高難易度でのプレイも用意されているなど、より幅広いユーザーが楽しめるタイトルとなっていることが特徴だ。
遡ること7ヶ月前、「ニコニコ超会議2」で試遊出展されていた際に試遊レポートをお届けしたが、今回はいよいよ発売を迎える本作の製品版を遊ばせてもらい、配信中の体験版ではまだ遊ぶことのできないマイルームでのさまざまな要素を体験してきたので、紹介しよう。
マイルームでのミクたちとのコミュニケーションがパワーアップ!
今作で大きく変化している要素のひとつに、マイルームの機能拡張は外せないところ。本作では「ルームタイプ」を選択することによって部屋のデザインを変えることができ、また、実時間に合わせて昼夜で部屋の様子が変化したり、部屋ごとの各スペースにルームアイテムを設置できるようになった。
ルームアイテムはバラエティ豊かなラインナップとなっており、中にはセガのゲームならではの思わずニヤリとしてしまうアイテムも用意されているので、ぜひとも注目してほしいポイントのひとつだ。
また、基本となる5つのベーシックルーム、最上階の高級ルーム「ペントハウス」に加えて、「海外旅行パック」のチケットを手に入れると行くことのできる「ミライリゾート」で滞在することになる「コテージ」では、ここだけでしか設置できないアイテムやイベントが用意されている。「ミライリゾート」に行くためのハードルは決して低いものではないが、それだけにいつも以上にミクたちの新鮮な姿が楽しめるはずだ。
さらに今作では、コミュニケーションパネルを使うことでミクたちとの交流が楽しめるようになった。コールボタンで呼ぶと(音声認識にも対応)、ミクたちがさまざまな反応を返してくれるのだが、コミュニケーションの楽しさはそれだけにとどまらない。
買っておいたスイーツやドリンクをミクたちにあげることができる「おやつメニュー」では、まさに自分がスイーツを食べるタイミングでミクたちと一緒に食べて喜びを共有したり、ミクたちにおこづかいとして「ミラポ」をあげることで、「おこづかい帳」にその使い道が記録されるなど、生活感あふれるミクたちを堪能することができる。
もちろん、マイルーム内でできるおきがえ機能も「服だけチェンジ」が可能になっただけではなく、コスチュームによっては自由に色を変えられるパーツもあるなどそのバリエーションはさらに広がっており、まさに自分だけのミクたちとの日々がそこには待っている。
「ダンススタジオ」「うたのお時間」はシンプルな創作を楽しめる!
ここまでは主にマイルームに直結した機能を紹介したが、そのほかにもマイルームでは、さまざまな遊びを楽しむことができる。まずはこれまでにも公開されていた「ダンススタジオ」「うたのお時間」について紹介しよう。
「ダンススタジオ」は、オリジナルの「コレオ(振り付け)」を簡単に作ることができるモード。その作り方としては、好きな曲を再生しながらフレーバーボタンを押していくだけでダンスが完成する「かんたんモード」、好きな振り付けをブロックごとにはめ込むことでこだわりのコレオを作れる「じっくりモード」の2種類が用意されている。
実際に遊んでみたところ、「かんたんモード」では曲の雰囲気に合わせたボタンを入力するだけで自分だけのオリジナルダンスが完成するという、シンプルながらもやり甲斐のある遊びが楽しめ、一方の「じっくりモード」ではいちからダンスを完成させるもよし、「かんたんモード」でつけた振り付けを読み込み、より自分好みなコレオに仕上げることもできた。
また、「うたのお時間」では歌声、もしくはいくつかの楽器の音色で遊んだり、直感的なインターフェイスによって、簡単にオリジナルのメロディー「マイフレーズ」を作ることができる。作った「マイフレーズ」はアラーム音として使ってみたり、プロフィールカードにくっつけて交換してみたりと、自分で使うも周囲に広めるも自由自在だ。
この2つの新機能に共通するのが、踊り、もしくはメロディを自分自身でカスタマイズ、生み出す楽しさがシンプルに味わえる点だ。「初音ミク -Project DIVA-」シリーズとはまた違った、本作ならではの魅力が詰め込まれているので、ぜひ試してみてほしい。
「ミライタウン」にも遊びが満載!
さらに今作では、マイルームから一歩飛び出し、「ミライタウン」と呼ばれるタウンマップ上を行き来して、さまざまなコンテンツを楽しめるようになった。
ゲームの基本となるリズムゲームやPV鑑賞については「ミライシアター」、コスチューム、ルームアイテム、おやつを購入するための「ミライデパート」、マイルームの変更が行える「ミライエステート」など、ほぼ全てのコンテンツがこのミライタウン上で展開する。
また、先述の「ミライリゾート」へ行くためには、「海外旅行パック」のチケットを持った状態で、タウンマップから「ミライエアポート」に移動することとなる。まさに何をするにもミクたちと一緒という、まさに初音ミク好きな人にはたまらないゲーム体験が楽しめる。
そのほか、マイルーム上では時にほかのキャラクターが訪ねてきて、ほかのプレイヤーのパートナーキャラがプレゼントを渡してくれたり、GUMIがちょっとしたゲームのヒントを教えてくれたりする「ロビー」、ゲーム内でさまざまな条件を達成することで獲得できるスタンプを集め、プロフィールカードのキャッチコピーとして利用できる「スタンプ帳」のような、プレイヤー同士で楽しむためのコンテンツも用意されているのも、本作ならではの楽しみ方といえそうだ。
マイルームから遊ぶことのできるコンテンツには、そのほかにも驚きの要素が用意されているのだが、そちらについてはぜひ実際のゲームでチェックしてほしい。
やりごたえたっぷりのリズムゲームと見応えのあるPVもチェック!
最後になるが、リズムゲームに関してもさまざまな曲を実際に触ってきたので、その感想についても紹介しよう。
今作では「ラクラク」、「ホドヨク」、「トコトン」と3段階の難易度が用意されており、タッチする色の種類、もしくはボタンの数などによってその違いを出しているが、一方で、楽曲そのものの難易度を表すものとして1~9のランクが表示される。
体験版で遊ぶことができた「ワールドイズマイン」と「エレクトリック・ラブ」については、まだ操作の慣れていなかった筆者のレベルでもクリアすることができたのだが、製品版で遊べる曲の中には、よりクリアのハードルが高い楽曲もいくつか存在している。
その要因のひとつとしてボタン配置、今作から加わった操作にまだ慣れきっていなかったという点は否めないが、今作に関しては判定が少しシビアになっているため、より高いレベルになればなるほど、その影響を受けやすいという点も大きいだろう。
逆に、「ラクラク」で遊ぶ分には、リズムゲーム初心者であってもハードルが低く遊ぶことができ、加えてPVの魅力もじっくりと堪能できるので、人それぞれで異なる楽しみ方ができるのは嬉しいところだ。
実際に遊んだ楽曲の中で、個人的に楽しめたのは「glow」。いきなり「トコトン」で遊んでしまった時にはその難しさに思わず泣きそうになったが、淡い水彩タッチで描かれたPVは、その歌詞とサウンドが表現する世界観にマッチしており、印象的だった。定番曲から「Project mirai」シリーズならではの楽曲まで多彩に取り揃えた本作を、リズムゲームとPVの両面からぜひ楽しんでほしい。
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