CCPは、PC「EVE Online」のプレイヤーが台風30号「ハイヤン」により被災したフィリピンの方々の復興を支援するためにアイスランド赤十字社へ1,956万円(190,890米ドル)を寄付したと発表した。

CCPは、11月20日よりEVEコミュニティの協力のもと、PLEXと呼ばれるゲーム内アイテムでの寄付を受け付けていた。PLEX(パイロットライセンスエクステンション)は「EVE Online」のゲームタイム1ヶ月分に相当し、ゲーム内マーケットでゲーム内通貨により売買されている。この方法を通じて集められたPLEX1枚につき15米ドルが、CCPからアイスランド赤十字社へ、台風からの復興支援のために寄付されたという。

「PLEXで慈善活動を」キャンペーン期間中、EVEコミュニティはさまざまなプレイヤー主導の活動を取りまとめ、最終的に12,726枚のPLEX(およそ1,060年分のプレイタイム)を集め、総額1,956万円(190,890米ドル)を寄付した。

募金運動は、12月8日にTwitch (www.twitch.tv/ccp)で行われた8時間以上にもわたる長時間ライブストリーミングで最高潮に達しました。「EVE Online」の開発者たちがフィーチャーされたこの放送では、義援金の達成目標額によってユニークな誓いが立てられ、開発者によるボクシング対戦や男性・女性社員の丸刈り、腕全体へのタトゥー、テコンドーアイスランドチャンピオンとのスパーリングなどが実施されました。さらには、寄付金20万円以上(2,000米ドル)ごとに社員がペイントボールを1発撃たれる、といったものまで行われました。その他にもゲストとして登場した総合格闘技のスター、グンナル・「グンニ」・ネルソンによる「トレーニングセッション」や、開発者によるクッキング競争、Q&Aセッション、アイスランド料理で最も変わった一品のライブ試食などのプログラムも放送されました。

長時間ライブ放送のインタラクティブな内容は明るくライトなものでしたが、CCPの開発スタッフからプレイヤーの方々への感謝の気持ちは、非常に真摯で深いものです。事前に立てた目標は全て達成され、それ以上の募金を集めることができました。

「私たちは、いかにEVEが「リアル」であるか、よく話しています。EVEは人間性をシミュレートする場で、わずかな規制と経済・政治・社会における人間本来の衝動があらゆる方面でモラルの限界を押し広げています。今まで10年以上に渡って、プレイヤーたちの情熱的な側面を見てきましたが、これほどまでの寛容さを見ることになるとは想像していませんでした。この謙虚さ、美しさ。これこそがEVEというものなのです」

CCP社CEO、Hilmar Veigar Pétursson

EVEが2003年5月6日にリリースされて以来、他の「PLEXで慈善活動を」キャンペーンやEVEファンフェストで行われたサイレント・オークション、関連するチャリティ活動とあわせて、EVEコミュニティは総額3,484万円(340,000米ドル以上)の義援金をチャリティ目的に拠出してきました。

長時間ライブ放送
https://www.youtube.com/playlist?list=PLldrBIEnJ5hO29SIRWe8JjUrMZKKph3GS

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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