カプコンより、2013年12月5日に発売となったニンテンドー3DS「ガイストクラッシャー」。ゲーム内のボイスとクロスメディア展開となるTVアニメーションを担当した声優陣に敢行したインタビュー内容を爆アツに紹介!

カプコンが贈るキッズ向けプロジェクト第1弾・ニンテンドー3DS「ガイストクラッシャー」。2013年12月5日の発売を記念して、ゲーム内のボイスと現在絶賛放送中のTVアニメ「ガイストクラッシャー」に出演する、白銀レッカ役「山下大輝」さん、金剛寺ハヤト役「井口祐一」さん、真銅クラマ役「高瀬泰幸」さん、シレン・クォーツハート役「古川慎」さん、桜さんご役「種田梨沙」さんにインタビューを実施したのでお届けしよう。
元気いっぱいのTVアニメ声優陣に爆アツインタビュー!
――ガイストクラッシャーの出演が決まった時の気持ちはいかがでしたか?
山下さん(レッカ役):「マジか!?よっしゃーーーー!」という気持ちでした。
古川さん(シレン役):「え!?シレン!?レギュラーですか!?」という気持ちです。
井口さん(ハヤト役):え?本当に??という驚きでしたね。
高瀬さん(クラマ役):レッカとクラマだけは最終決戦のような、2次オーディションがあったんです。その分、他のキャラクターより時間もかかりましたし、初めてのレギュラーだったので、とても嬉しかったですね。中学・高校・大学と受験勉強を頑張るような気持ちでオーディションに臨んでいたので、受かったときは「天国のおじいちゃん、ありがとう!」という気持ちでした。
種田さん(さんご役):理由は秘密ですが…私はゼッタイに落ちたと思っていたので、ビックリしました。
――この作品は大規模なオーディションを開催してキャスティングされたそうですが、オーディションの思い出や、決定したときのお気持ちを教えて下さい。
井口さん:入れ替わりでオーディションを受けたので、大規模かどうかはわからないのですが、僕は最初シレン役を受けたんです。その際に「ちょっとハヤトも演じてみて」と言われて、彼が良く言う「ゴールデンだ」という台詞を「あまり強調しないで演じて」というオーダーを受けて、自然に話してみたら合格しました。
高瀬さん:役にハマっているってことですね。
古川さん:実は僕はクラマ役を受けたんですよ(笑)。
山下さん:じゃあ「拙者なんて言わねってつーの!」って言ってみて(笑)。
高瀬さん:(アニメの中で)シレンがクラマに変装する話とかあったらできそうだね。
山下さん:オーディションの前に参加している人に「他の役の台詞もふられるかもしれないから練習しといたほうがいいよ」と言われて準備していたんですが、レッカだけで終わりました(笑)。でもレッカは楽しかったです!
井口さん:今考えたらレッカしかないよね。キャラクターにも合ってるし。
山下さん:彼の名前の白銀(しろがね)も、オーディションのときには「はくぎん」って読んでましたし…(笑)。
――それぞれのキャラクターを演じてみての感想を教えて下さい。
古川さん:シレンは表面的にクールですが、それだけじゃない内面の熱さが、台本を読み進めていくうちに分かっていきました。14歳の少年らしく仲間と打ち解けたり、協力して敵と戦う姿勢も感じることができました。
井口さん:ゲーム版を収録して分かったのが「いいお兄ちゃんキャラだな」と感じたんですが、TVアニメ版でもうちょっと違った天然さを感じることもできました。そんなに「ゴールデン」って言う??みたいな面白いキャラだと思いました。
山下さん:レッカは本当に真っ直ぐでアホで素直なキャラなんです。台詞を聞いたまま演じることが大事だと感じました。だんだん物語の中で反省したり、学んでいったりとちょっとずつ成長していく部分が、自分も新人なので一緒に成長していくイメージがあります。僕は少年役をいただくことも多いのですが、ちょっと大人しめな役が多かったので、レッカは台本に「バカ」と書くようにして、真っ直ぐ突き進む、熱血のレッカというキャラを忘れずに演じることを根本としています。
高瀬さん:レッカは勉強できない、シレンとハヤトは天然キャラですが、クラマは「真銅一族」の末裔ということで、実は一番まともなんです。13歳で大卒、忍者の家系でさらに運動神経もバツグン、そしてとても真面目なんです。
山下さん:案外まわりのことを一番見ていますよね。
井口さん:きっちりボケも拾ってくれるし(笑)。
高瀬さん:レッカに対しても文句は言うけど、一番優しいんじゃないかと思います。
井口さん:みんなレッカに甘いよね…(笑)。
古川さん:シレンは技名などに音楽用語などが使われており、掛け合いのシーンではみんながワイワイしている中に、シレンが良かれと思って音楽用語を使った会話をして、みんながそれを理解できずに変なボケだと思われることがありますね。
種田さん:さんごは13歳でイメージカラーがピンクで可愛いんですが、アニメとゲームの収録の際に共通して「可愛くしすぎないようにしてください」とオーダーを受けました。彼女はオペレーターで天才的な頭脳を持っている女の子なので、しっかりとした部分が見えるように表現するのが難しかったです。アニメでは日常パートも多く描かれているので、ちょっと可愛い部分も見えますが、「レッカくんとイチャイチャしないで」とも厳しく言われました(笑)。
井口さん:GCG内では恋愛禁止なんです。でもクラマだけはその掟を破ろうとしているんです!!
――自分が演じるキャラクターで自分に似ているところ、また似ていないところなどはありますか?
山下さん:髪型…ですかね(笑)。特に似ているところは勉強が大っ嫌いなことですね。台本でもわからない漢字はひらがなで書いています。
井口さん:僕は逆ですね。できるだけ漢字のままで読んでいます。
山下さん:すごい!エリートですね!
――レッカはご飯もたくさん食べるんですか?
山下さん:僕は食べるのが大好きで、楽屋とかでも「それいらないの?ちょうだい!」ってもらってたくさん食べています。似ていないのは覚悟を決めて勉強すること、ですかね。
種田さん:性格が明るいところも似ていますね。
――現在放送中のアニメでもご活躍されていますが、アニメの収録はどんな雰囲気でしょうか?
古川さん:基本的には和気あいあいと楽しい雰囲気です。
井口さん:山下くんが良くモノマネをしています。
山下さん:特に最近ハマっているのがシレンの台詞の「終止符だ…」「ラプソディーを奏でようぜ」ですね。休憩中にもこの台詞を織り交ぜて真似しています。
種田さん:本作の現場の休憩時間では収録ブースの外でスタッフさんと一緒にいろいろ話せるんですよ。
山下さん:スタッフさんと「この前のOA良かったですよね」とか物語の先の展開を聞き出したり…。
井口さん:普段お話できない音響効果スタッフさんに、本当に勉強になることをいろいろ教えてもらっています。バナ隊長と一緒にゲームもしましたね。
山下さん:スタッフさんたちとコミュニケーションアプリで会話していますよ。バナ隊長から「ガイストクラッシャークイズ!レッカの苦手なものは何でしょう?」みたいなクイズが突然みんなに出されたり、本当に仲がいいんです。キャラクターの中で結婚したり恋人にするなら?って話題にもなりました。
高瀬さん:レッカのお姉ちゃんのリンはマジで最強です。漫画版ではリンのダブルラリアットを食らってレッカとクラマがダブルでKOして口から魂出てました(笑)。ガイストのテッコウ・リュウジンくらい素手で戦えるんじゃないでしょうか?
――これまでに放送された話で印象に残ったシーンはどこですか?
全員:やっぱり第7話「夢がプチ盛り!GCG最大の危機!!」ですね!
種田さん:普段みんなの見れない一面と、オチも大爆笑でした(笑)。
高瀬さん:みんなドクター・マグネスに優しくしてよ!って思いました(笑)。
井口さん:コハクはマグネスさんにかなりキツイこと言ってたよね。
高瀬さん:スタッフ・役者陣ともにみんな大爆笑でしたね。笑いをこらえるのが大変でした。
山下さん:とにかく真剣にバカなことを思いっきり演じました。博士陣はみんな独身だと分かりました。
――GCGの大人メンバーでもあるボルカン所長(小西克幸さん)やバナ隊長(最上嗣生さん)とも仲は良いですか?
高瀬さん:みんなが生徒なら、小西さんは先生と言った感じですね。
山下さん:レッカはボルカン所長と同じように熱いキャラなので、いつもアドバイスをもらっています。声が裏返ってしまってもそのほうが良いときもあるから、全力で恐れずに思い切って演じればいいんだよって言ってもらっています。
高瀬さん:小西さんは本当に優しくて、新人が思い切って伸び伸びと演じれるように雰囲気など気を使ってくれています。
――ガイストクラッシャーの4名はガイストと戦うシーンなどで気を付けていることはありますか?
井口さん:必殺技をカッコ良く言うことはかなり意識しています。
古川さん:エクストリームフォーム時も意識していますね。全力で変身して、全力で突撃して勝つように演じています。4人とも全員本気でやってますよ。
井口さん:ノドがぶっ壊れるくらい、叫んでいます!
高瀬さん:テンションMAXですね。アドリブで「クラマックス!!」って叫んだんですが、もちろん却下されました…。バトルシーンのクライマックスなシーンでクラマは「クラマックス!!」で演じています!
種田さん:さんごはオペレーターの中でもガイストの偵察やアリスという戦闘機から指示を出したり、難しい台詞も多いんです。
――登場キャラクターたちは中学生など若いキャラクターですが、その元気さを表現するのに注意していることは?
古川さん:シレンに関しては設定の年齢は14、5歳なんですが、そのつもりで演じてはいないですね。
井口さん:普通に学校に通っている中学生と生い立ちなんかも違うもんね。ハヤトやクラマも大学卒業レベルの頭脳を持っているので、大人っぽい考えを持っていますが、ふいに心揺さぶられた際は子供の面も出るように演じています。
高瀬さん:クラマは13歳ですが意識して演じていません。理由は自分があまり成長していないからですね。いまだにファミレス行くとクリームソーダとハンバーグ頼むんで…(笑)。
山下さん:僕は普段のテンションをさらに倍にして演じているだけです。第1話はただの中学生ですからね。
――現実で本当にガイストオンできるなら、どのガイストギアがいいですか?
高瀬さん:僕はウインド・ガルーダです。純粋に空飛びたいからです。エクストリームフォームは鳥ですしね。ガイア・オロチは絶対飛べないですから…(笑)。
山下さん:僕はライトニング・ドラグーンですね。ドラゴン型がカッコ良くて好きなんですよ。黒っぽいカラーもいいですよね。キャラクターだとシレンやイズナがカッコイイと思います。少年心をくすぐられます。
井口さん:やっぱりウインド・ガルーダですかね。ゴールデンになりたいです。実はアフレコが始まるまでにゴールドのアクセサリーを身につけようとしていたんですが、なかなかハードルが高かったので近い色ということで真鍮にしました。いつかゴールドの似合う男になりたいです。
古川さん:僕も空を飛べるって理由でウインド・ガルーダにしようと思ったんですが…アーク・フェニックスですね。普段はブリザード・ユニコーンで凍らせまくっているんで炎で熱くしてやりたいです。
種田さん:ファンタジーオタクなんでライトニング・ドラグーンかブリザード・ユニコーンですね。テッコウ・リュウジンよりライトニング・ドラグーンタイプのドラゴンが好きですね。
――ガイストクラッシャーは小学生の男子向けの作品ですが、この作品を遊んでくれた小学生男子にどんなことを伝えたいですか?
高瀬さん:自分は世代的にキン肉マンが超好きなんですが、ヒーローアニメを見て想像力をふくらませていたので、ガイストクラッシャーを今の子供達が見てそんな風に思ってくれたらこ仕事はやりがいがあると感じると思います。
山下さん:ガイストクラッシャーは自分なりのヒーロー像をつくり上げることができる作品だと思います。自由に、自分の思うままに遊んでもらえればと思います。
井口さん:僕はとにかくマルチプレイを遊んでもらえればと思っています。見ず知らずの人とも本作を通じて知り合えたりできると思います。
山下さん:マルチプレイでは自分で作り上げたヒーロー同士で戦うんで、すごい白熱すると思います。
井口さん:区民館とかでプレイして、学年が違う人とも遊んでもらいたいですね。
山下さん:もしそういうイベントがあったら、ぜひ一緒にプレイしたいです!
――本当にガイストが出現したらどうしますか?逃げる?戦う?お弁当食べる?
山下さん:お弁当食べた後に、戦いたいですね。
井口さん:生身でガイストとも戦える気がします(笑)。車で突っ込めば結構クラッシュできると思いますね。
古川さん:いや、逃げましょ…自衛隊に任せましょう(笑)。
種田さん:さんごちゃんがアリスで助けに来たと思いきや、華麗にさんごちゃんがガイストオンする…と。
――登場キャラクターの中で一番かっこいいと思うのは誰ですか?
山下さん:最近カッコイイと思うのはバナ隊長なんですよ。
高瀬さん:男らしくて頼りがいがあって、本当に尊敬できる先輩ですよ。
山下さん:ボルカン所長はカッコイイんですが、天然で面白いキャラクターですね。何にでも熱くて、とにかく機材を良くブッ壊すんですよ。
高瀬さん:あれはボルカン所長の給料から引かれるのかな??
古川さん:「ルミネラくん、経費で!!」(笑)。
山下さん:イレイザーのサイファもカッコイイですよ。でもヤツは案外抜けてて、天然なんですが…。
種田さん:「照合完了!」など台詞もカッコイイし、あこがれの女性ですね。時折見せる可愛らしさもいいんです。オペレーターのみんなと微笑む意外な一面もあるんですよ。
――レッカのお父さんはどうですか?
種田さん:2人の出会いのシーンは最高でしたね。とにかく声がデカかったです。
山下さん:食って握手して…もう熱くて熱くて。
高瀬さん:天然ガスのあの髪型はもう芸術品ですね。彫刻みたい。
――レッカとさんごちゃんはお互いを意識しているんでしょうか?
山下さん:レッカはしていないと思います。
種田さん:信頼はしています。レッカは年相応な考えで対等に「仲間」や「友達」と認識しているんだと思います。さんごは好きというより異性なのでヒーロー的なところを見たり、顔が近づきすぎるとポッとなっちゃいますが。ヒスイとクラマも近づきつつありますね。
高瀬さん:クラマが唯一逆らえないのがヒスイなんです。
――ウェポンフォームやメイルフォーム、エクストリームフォームなど変形するガイストギアのデザインを見てどう感じましたか?
山下さん:ウェポンフォームの多彩さに驚きました。自由自在な遊び方ができそうですよね。
井口さん:武器属性が5つあり、同じブレイド属性でも大剣や二刀流など、ガイストギアによって武器の形状が全部違うのにビックリしました。
山下さん:人によってお気に入りが違うと思うし、コレクター心をくすぐってきます。特化して強くしたり、まんべんなくレベルを上げて強くすることもできます。メイルフォームは好きな技を組み替えることができるのでコンボを探していくのも楽しいですね。自分流の戦いやエクストリームフォームもド派手です。
――普段ゲームはプレイしますか?
全員:はい、します!
高瀬さん:最近「モンスターハンター4」を始めました。
山下さん:肉焼いただけじゃないですか(笑)。
高瀬さん:ドスジャギィを…今から倒します(笑)。
――ゲーム版「ガイストクラッシャー」体験版はプレイしましたか?
山下さん:配信されたその日に全クリして、ガイメタルに入っているミッションもクリアしました!サクサク進めるのにやりこみ要素もあって、属性の選択が重要だと感じました。
井口さん:あえての弱点属性のガイストギアを着て戦うのが楽しいです。とにかく攻撃を全部回避しまくるんです。
――玩具との連動要素はどうでしたか?
種田さん:遊んだ後もコレクションとして飾れますよね。
山下さん:変形もしっかりできて、楽しいです。
――出演者の皆さんと収録後などにゲームで遊んだりしますか?
井口さん:第1話の放送日に音響監督さんの家でお鍋をつつきながら、ガイストクラッシャーを正座して見て、モンスターハンター4を遊んだりしましたね。
高瀬さん:ガイストクラッシャーが発売されたら、ランチの後はみんなでプレイしましょう!
井口さん:スタジオのロビーで堂々とできると(笑)。
山下さん:買った人には、ぜひガイストクラッシャーごっこをして欲しいですね。
――それでは最後に、アニメ放送を楽しんでいるファンに向けてメッセージをお願いします。
古川さん:もうすぐガイストクラッシャー発売になります。多彩なガイストと戦い、手に入れたガイストギアを身にまとえるのも魅力なんですが、ストーリーにも注目してもらいたいです。レッカがひょんなことから物語に巻き込まれ、仲間を集めて強敵に立ち向かう王道的なお話を楽しんでもらえればと思います。
井口さん:今後の物語ではハヤトの過去がいろいろと見えて、覚悟を持ってガイストクラッシャーになったことや、他のキャラクターのバックボーンもしっかりと作られているので、教訓になるようなエピソードもあり、覚悟って大事だなと思える深い物語と、アニメを見てゲームを始めてくれると嬉しいです。アニメの再放送も決定しているので見逃した人もぜひ楽しんでください。
山下さん:すでに第9話でかなり盛り上がっているんですが、これからどんどん敵も強くなり、多彩なキャラクターや、ピンチも訪れますので、ぜひTVの前で一緒にガイストオンしながら応援してもらえればと思います。勇気や友情が爆アツに爆盛り上がっていくので、楽しみにしていてください!
高瀬さん:この作品は純粋に何も考えずに楽しめるので、とにかく見て笑ってカッコイイと思ってくれれば嬉しいです。また変身シーンもそれぞれのキャラクターごとに音楽も違って個性も出ているので、小学校で「オレはレッカ!」「じゃあオレはクラマ!」みたいに休み時間にガイストクラッシャーごっこを楽しんでもらえれば最高です。
種田さん:いい話はだいたい言われてしまいましたが、本作は男女関係なくテンションが上がると思います。私はオペレーターのさんご役ですがスキあらばガイストオンしたいと狙っています(笑)。武装・変形などロマンあふれる要素やさまざまなガイストがたくさんいて、それを倒して選べて、そんなワクワク感を女の子も感じることができると思います。今後お客さんと触れ合えるイベントがあったら嬉しいですね。
――ありがとうございました。
(インタビュー収録日:11月26日)