上から目線なりの愛情を感じてください―「金色のコルダ3 AnotherSky feat.至誠館」長嶺雅紀役・保村真さんにインタビュー

0 2014年2月13日 00:00

担当：近藤智子

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コーエーテクモゲームスより、2014年3月27日に発売予定となっているPSP用ソフト「金色のコルダ3 AnotherSky feat.至誠館」。今回は、新キャラクターである長嶺雅紀（ながみねまさのり）役として出演する保村真さんへのインタビューをお届けしよう。

保村真さん

「金色のコルダ3 AnotherSky feat.至誠館」は、2010年2月に発売されたPSP/PS2用ソフト「金色のコルダ3」と同じ年の夏を舞台にした恋愛・育成シミュレーション。

「主人公がもしゲーム中に登場するライバル校・至誠館高校の生徒だったら…」というIFストーリーを描くシリーズ最新作となっており、新たな恋の舞台で起こるドキドキのラブロマンスが体験できる。

ここでは、本作で攻略対象キャラクターのひとりとして登場する長嶺雅紀役・保村真さんに、アフレコ収録後、話を聞くことができたので紹介しよう。

――アフレコを終えてのご感想をお願いします。

保村さん：頭では色々考えたのですけど、時間としてはスムーズにいけたので良かったなとホッとしています。

――本作で初登場となる「長嶺雅紀」は、どのようなキャラクターなのでしょうか？

保村さん：長嶺は八木沢や狩野と同じ至誠館の高校3年生で、ブラスバンド部の部長です。家はお寺です（笑）。

真面目ですがそれだけではない、クセのある男です。長袖なのも大人っぽいですよね。ちなみに狩野と一緒のクラスです。

――保村さんが演じられた長嶺の魅力を教えてください。

保村さん：まずは、高校生だけど「大人」なんです。それと自分がやりたいことに対する信念が強いので、厳しい態度でも周りが付いてくるんじゃないですかね。冷たいだけではなく「実は…」という部分が魅力的だと感じています。基本的にはとてもクールなんですけど、ゲームを遊んでいく間に垣間見える「素」も楽しめると思いますよ。ギャップというほど差はないんですが、少しは感じられますので（笑）

それと八木沢との関係性がすごく面白いので、その辺りも見所でしょうか。あと舞台が仙台の至誠館ですから、火原についても楽しみにしていただければと。

――主人公との甘いシーンはどのような雰囲気ですか？

保村さん：二人きりのときはやっぱり…と言いたいのですが、Sなりの優しさというか（笑）。基本的に「俺の言うことは絶対！」みたいな、上から目線なんですよ。なので、愛情も上からって感じですね。

――新キャラクターを演じるにあたっての意気込みを教えてください。

保村さん：これまでのシリーズに途中から入るというのは、とても緊張します。これまで皆さんが作り上げてきた世界観にうまく入り込めるかなとか、遊んでくれているユーザーに受けいれらるのかなという怖さもありますし。ファンの皆さんに「いてもおかしくない」「違和感ないよね」と思っていただけたらいいなと。出演できるのはすごく嬉しいんですけど、不安ばっかりですよ！（笑）

――本作で印象に残ったキャラクター、またはもっと絡んでみたいキャラクターはいますか？

保村さん：やっぱり八木沢なんですよね。設定を聞いたときから「八木沢とどんな会話をするんだろうね」って伊藤健太郎さんと話をしてたくらいですから（笑）。

他のキャラクターで気になるのは、冥加ですね。彼は相当すごい人じゃないですか。でも長嶺だってホルンの腕前はすごいですから、もし一緒に部活をしたらどうなるのか興味があります。真っ向からぶつかるかもしれませんし、もし屈服させられたら嫌だなとか。どうなるんですかね。

あとはブラスバンドの部員も気になりますよ。長嶺は実力のある部長なので、厳しいけれど慕われてるんです。本当に嫌だったら部活を辞めてしまうでしょうから、ちゃんと付いてきてくれてるというのは長嶺が魅力ある人物だからだと思いますよ。

――ご自身との共通点はありますか？

保村さん：ないですよ（笑）。でも強いていうなら、Sっ気のあるところですかね。からかったり、ちょっといじめたりして相手が困っていると「ニヤッ」としちゃうところとか（笑）

――今だから話せる、収録時の苦労話があればお聞かせください。

保村さん：恋愛というのは難しいなと、これに尽きます（笑）。僕自身は男の友情が好きなので、八木沢と話してるとグッとくるんですよ。でも女の子と話すのは苦手なので、難しいなと思いながら演じました。

――長嶺として「金色のコルダ」やネオロマンスのイベントイベントに参加したら、どんなことをしてみたいですか？

保村さん：「100万人の金色のコルダ」の不動葉介は結構やわらかいキャラクターなので、長嶺ではキツイことを言いたいですね。そういうのも許されそうですから。キツイことを言いつつも「でも好きだよ」みたいな、ツンデレ感を出したいです。でもデレは100回に1回くらいの割合にして、とにかくツンツンでいきたいですね（笑）

――「金色のコルダ3 AnotherSky」では、主人公が「もし別の学校に転入していたら」のifストーリーになっていますが、もし保村さんが引っ越せるとしたら、どこに行ってみたいですか？

保村さん：イギリスです！それ以外は考えられないですね。行ったことはないですけど（笑）。もし行けたらお酒とか音楽、それにサッカーを楽しみたいです。

――「金色のコルダ3」では主人公が攻略キャラクターとお弁当を食べて親密度を上げていくというイベントがあったのですが、学生時代のお弁当に関する思い出はありますか？

保村さん：学生時代は、お弁当を食べようと思ったら食べられてたという思い出が強いですね。授業の2時間目くらいに、友達のを勝手に食べちゃうっていうマンガみたいなシチュエーションがあったんですよ。

それから、いつもお弁当の中身が同じだったので母に文句を言ってたんですけど、後になってすごく後悔しましたね。お弁当を作るのってすごく大変じゃないですか。今は親のありがたみを感じてますし、ウインナーも玉子焼きも大好きです！（笑）

――「金色のコルダ3」は吹奏楽部が舞台の作品ですが、ご自身の学生時代ではどのような部活動をされましたか？

保村さん：高校時代はバスケットをやっていましたね。ずっと補欠でした（笑）。音楽面では、友達から借りたギターを壊しちゃったという苦い思い出がありますね。そのまま卒業しちゃったんですけど…。

――至誠館の生徒になったら、どんな学生生活を送ってみたいか？

保村さん：あんまりバイトとかするって感じじゃないので、やっぱり部活に打ち込むんじゃないですかね。学ランを着たこともないので、応援団とかに入ってばっちり着てみたいです。

今回は主人公をはじめ女の子もいますけど、倍率高くて大変そうですから恋愛はいいです（笑）。男の友情を深めますよ！

――長嶺とは仲良くなれると思いますか？

保村さん：八木沢は後輩も優しく面倒みてくれますけど、先輩に長嶺がいたらめちゃくちゃ怖いですよ！（笑）。でも長嶺は、逆に懐へ飛び込んじゃったほうが「しょうがないな」となるんじゃないですかね。ちょっと厳しくされても遠慮せず、部活でも「分かりません！」ってのを前面に出して甘えたら、きっと面倒をみてくれると思います。

――もしご自身が女性だったらどのキャラクターと関わりたいですか？

保村さん：火積ですね。不器用ですし、他のキャラクターもですけど、とりわけ浮気しなさそうじゃないですか。生涯に1人の女性しか愛しません、みたいな感じがするので、彼と付き合ったら安心だと思いますよ。腕っ節だけじゃない、男としての強さもありますから。

――もし保村さんの好きな子が別の高校に転校することになったらどうしますか？

保村さん：僕自身は、遠距離恋愛は無理だと感じるほうなんです。やっぱり一緒にいる時間が長い相手を好きになりますよ。高校生だとそう遠くまで行けませんし、僕の場合はお互いの生活が忙しくなって連絡が減っていくんじゃないかなと思います。

――では、転入生として可愛い子が入ってきたらどうしますか？

保村さん：何気なく交流を図りますね。一対一だとなんですから、仲の良い女友達とか調子のいい男友達を巻き込んで「皆で遊ぼうよ」っていう提案を誰かにさせますね。外堀を埋めて、いつのまにか仲が良いという状況を作り出します。まずは友達になってからで、一目惚れとかはないと思いますね。

――最後に、読者の方々へメッセージをお願いします。

保村さん：「金色のコルダ3」を遊んでくれた方にとっては、さらに深い話を楽しめると思います。もちろん、僕のキャラクターもぜひ攻略してほしいですね。ゲームを遊んだら本作の魅力をたっぷりとわかっていただけると思うので、とにかく遊んでください！

――ありがとうございました。