サラリーマンの辛さを吹き飛ばせ!爽快2D横スクロールアクション「Kero Blaster」のプレイインプレッションを紹介

プレイレビュー
0コメント ガッキー

Pixelが配信を開始したPC/iOS向け横スクロールアクション「Kero Blaster(ケロブラスター)」。ここでは残業生活が板についた主人公カエルのアクション模様を、プレイインプレッション形式で紹介していくぞ。

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「Kero Blaster」は、2014年5月11日よりスマートフォン版がApp Storeで、PC版がアクティブゲーミングメディアの運営する配信プラットフォーム「PLAYISM」で提供されている横スクロールアクションゲームだ。

本作では二足歩行の“カエル”を操作し、数々の未知の大地を舞台に多彩な武器とアクションを駆使しながら、ユニークなモンスターたちとの戦いを繰り広げていくこととなる。

昨年開催された「BitSummit2013」で「ゲロブラスター」として発表されて以降、ユーザーから大きな反響を受けていたという本作。今回は約2時間でクリアできる手軽さと、レトロなアクションの魅力を併せ持つ本作のプレイインプレッションを紹介していくので、興味がある人はぜひ一度目を通してもらいたい。

残業ばかりのカエルの運命は如何に…

“カエルは何なんだ”“アクションはどうなんだ”の前に、まずはこちらのストーリー導入を目にしてもらいたい。

左側のキャリアウーマンなお方がカエルの会社の社長。 ピンク色の子と黒猫みたいなのがカエルの同僚。
ピンクはいい子。心を和ませてくれる。 「カエルのお仕事は何?」。

カエルが務めるこの「キャット&フロッグ社」は、どうやら“各地のお掃除”が主な業務であり、それを担うのがカエルの役目となっているようだ。詳細な用語や明確過ぎるストーリーラインなどは発せられないものの、独自の言語で怒鳴り散らすワンマン社長と、いそいそと仕事に励む3名の姿からは、いわゆるブラック企業な哀愁が醸し出されている。この時点で共感を得てしまいそうな人は、悲しくも「Kero Blaster」に選ばれし者と言えよう…。

さて、記事では早速ステージ1「荒野と砦」の攻略に突入。ゲームは十字移動+ショット&ジャンプのみのシンプル操作で楽しめる。後に新たな武器を入手していくことで「武器変えボタン」が追加されるものの、それを含めての3ボタンと、複雑な操作が苦手な人にも楽しめるよう、横スクロールアクションの骨格が上手くフィーチャーされているのが魅力だ。

なお、カエルのジャンプは入力の長短による滞空の差異に加え、左右に絶妙な慣性が働くため、キビキビとした動きとモッサリとした動きが共存する楽しさと「そっちじゃない!そっちじゃない!」という気分を場面場面で味わうことができる。最初はそんな挙動を慣らしながら、敵や道中から入手できる「コイン」を獲得していき、武装&ライフの強化に努めていくとしよう。

弾を吐いてくる敵が出現。舐めているとバシバシ被弾してしまう。ライフ1と2の時の余裕の違いが序盤の関門。
宝箱からは大量のコインが出現!早速所持している武器「ブラスター」をレベル2に強化!
強化される方向性は武器によってさまざま。ブラスターは弾の威力が1→2に上がり、乗数的に火力が上昇するぞ。

そんなこんなで腕試しをしながら道中を進んでいくと、いきなり開けた場所に出た。感づく人は感づく明らかなボス臭と共に襲来してきたのは、大きな植物のような相手。開いた花弁から多数の弾を放物線上に放ってくるが、弾はこちらのショットと相殺することができるので、丁寧に処理しながら隙を見て中身の弱点に撃ちこんでいこう。

しかし、余裕余裕と半分まで削ると何やら様子がおかしい…これは、発狂モード? 真っ赤になったあからさまな第2形態に突入すると、通常時よりも激しい攻撃を繰り出してくる。相手のHPゲージの少なさなどに目を取られず、一回一回的確に回避し、ダメージを蓄積させていくことが勝利のカギだ。

相手の攻撃時こそがこちらの攻撃時! 一回一回ジャンプショットで的確に弾を撃ちこんでいく。
空中に打ち出され、地面に降り注ぐ弾の範囲は全画面にも及ぶ。臆せず撃つか、冷静にいなすかを選択しよう。
見事倒しきると、新たな武器「ファン」をゲット! 転送装置を使って会社に戻ろう。

見事業務を成し遂げ、帰社したカエルに待ち受けているのは、不機嫌な社長からの激しい叱咤(何を言っているのかはわからない)。激戦を潜り抜けたというのに、カエルは同僚たちに気を使われながら、次なる大地へとお仕事へ…。

この2人(匹?)の仕事はどうやら内務の模様。何をやっているのかはわからないけれど。

ステージ2の舞台は「緑の多いところ」。説明とステージ名が高度に融合した本ステージでは、両生類のカエルに相応しい水がたっぷり用意されている。ただし、主人公のカエルは都会のコンクリートジャングルに慣れ過ぎたのか、水棲の習性を無くしてしまった模様。水の中はアクションゲームらしく「フワフワした移動」にされてしまうので、敵の回避にはより一層の注意が必要だ。

なお、前回手に入れたばかりの新武器「ファン」は射程が短く判定が広い、いわゆるワイドショットの特長を持つので、ブラスターと上手く使い分け、道中の障害を薙ぎ払っていこう。

ファンは幅広なショットとなっている。イメージしてたよりも使いやすく、ステージ2ではずっとファンが相棒だった。
見つけたショップでファンを強化。ブラスターと違い“よりワイド”に進化した。ついでにライフの上限もアップ。

初期時点で「ライフ2」というのは結構辛いものが有るため、ここでライフアップを購入。ライフが3になるだけでかなり進行が楽に。なお、本作はギリギリの難しさが特徴! などといったアクションではなく、手軽でサクサクでありながら王道な障害が立ちふさがるといった作りであると感じられる。

ギミックが多彩でありながらもギリギリの操作(本当に崖ギリギリのダッシュジャンプなど)などが要求されないので、それほどストレスを感じずにアクションに没頭することができる。まるで名作ファミコン作品を体感しているような操作&爽快感と、お金を溜めて武装を強化していくRPG的要素が実に楽しい。

強化したファンで大胆に突破。ボスは道中で煮え湯を飲まされた雑魚敵の親分(?)だ。

今回もその身を犠牲にすることなく帰社できたカエル。…ん? なんかオカシイようなオカシクないような社長がお出ましになられた。言葉は相変わらず分からないうえ、表示もなんか変に…。ハエも集っているし、左の変なのがなんかもう変だしと考える暇もなく、社畜は第3ステージ「○×ホテル」へと出張することに。

社長は変だがお土産も重要。段々と2人の同僚が心のオアシスになってくる。

この「○×ホテル」は屋上から地下へ地下へと潜っていくステージデザイン。前回のボスから入手した「バブル」は、ゴム玉のようにコロコロ転がりポンポン跳ねながら進んでいくため、本ステージに打ってつけの武器だ。ショットを垂れ流して、哀れな敵に無慈悲なバブルを送り込もう。

加えて、この辺りから段々とコインの取得量が上昇してくることを挙げておこう。コインについてはあまり触れてこなかったが、本作ではコインは1コイン、10コイン、50コインと3種類あり、入手さえすれば例えゲームオーバーになっても減少するといったペナルティは無い。そのため、チョコチョコと溜めていき、コツコツと武装を強化していく楽しさが味わえるので、セガの「ワンダーボーイ モンスターランド」や、トレジャーの「シルエットミラージュ」といったタイトルにピンとくる人は、おめでとう、ピッタリのプレイヤーだ。

なお、武装強化やライフアップのコイン消費量はレベルアップ毎にドカンに上昇してしまうので、どれを強化したらいいかわからない! という人は買いやすい価格順に購入していくことをオススメする。これ、ワンポイントアドバイス。

このバブル、障害物がなければ平地でも十分活用できるので、特殊仕様でありながら汎用性が高い。
水中でバブルを撃った時の様子。サイエンスな応用がこれまたニクい。

そして現れる最大の敵。ゲーム攻略中はこの3面ボスの巨大魚が一番苦しかった。水中に落ちたら圧倒的に不利なこの場所で足場を保ちながらバブルを送り込んでいると、相手は電気の3WAY弾を放ってくる。絶妙に避けられない足場との相関関係で苦しみながらも、上を制してバトルを有利に進めていると、これが必殺だと言わんばかりの全方位16WAY弾。おまけに水面上まで飛び跳ねて体当たりしてくるため、もう手の付けようがない。

それでもと踏ん張りを効かせ果敢に弾を送り込む。お出ましの第2形態は何度闘ってもギリギリの死線を掻い潜る死闘しか演じられなかった…。なお、大真面目に「難しすぎる」といった曖昧なボスでもなく、きっちりと左右に振って、パターンを把握することで勝機を掴めむことができると思う。私のように脳筋でなれけばだが。

画面の占有率といやらしい3WAY弾。筆者の一番印象に残るボスの一体であった。
今回の勝利報酬は「ジェットパック」。背面のブーストが起動することで、2段ジャンプが可能となる。

勝利の余韻と「ジェットパック」による新たなアクション「2段ジャンプ」に浮かれながら会社に戻ると、思わず記事の最初の画像まで戻ってから順々に比較したくなるほど変貌した社長の姿が…。同僚に相談すると「僕にもどうしたらいいのかわからないけど、とりあえずノルマ残ってるし…」と現代社会らしいありがたいお言葉が。

新たに手に入れた二段ジャンプも前後入力の慣性がこれまた絶妙にかかるため、「これがスタイリッシュアクションだ」というほどに使いこなすのは結構難しい。修練あるのみだ。

どう見ても明らかにオカシイ社長の姿。前からこんなじゃなかった?と思う人はミスディレクションにやられてるぞ。

ようやく仕事もおわっ……グェ!病院!グェ!

知らない天井で起床するカエル…一体何が起きたのか? 物語は中盤から加速度的に急変し、サラリーマンたちは一致団結しながら、“新たな事態”のただ中に飛び込んでいくこととなる。

とねかわ病院に運ばれたカエル。“ヤツら”とは一体…?
ジャケットをまとって完全武装。すごくカッコいい。
舞台は雪原へ。この先は波乱が待ち受ける。どんな展開になるのかは、ぜひ自身の手で確かめてもらいたい。

本作のインプレッションはここまで。ファミコン的な描画でありながら、明らかにファミコン離れした作品であるといえる「Kero Blaster」は、描写が深く掘り下げられている作品だらけの昨今にあって、実に単純明快な“アツさ”を与えてくれる。そして、主軸のしっかりとしたストーリーもさることながら、アクションとしてのバランスが実に素晴らしい。

乗数的に威力が倍増していく武器に対し、単純に敵が強くなるだけでなく、しっかりと対応策を撃ってくる敵や撃ち込み甲斐のある敵、上昇していくコイン取得量と強化ラインナップの絶妙な均衡線、ギミックが多彩でありながらストレスの少ないステージデザインと、手軽でいてプレイし甲斐のある小気味好さ。

今回の記事では多少難易度に脚色が出てしまったかもしれないが、終盤は実際のところもっと油断ならぬ作りでプレイヤーに襲い掛かってくるため覚悟が必要だ。但し、記事中でも述べたようにギリギリを要求されたり、理不尽な何かに襲われることはないので、「しっかりと丁寧にプレイする事」を心掛ければ誰でも簡単に……多少努力交じりにクリアすることが可能だと思われる。

本作は機数制となっており、やられてしまっても「直前のエリア」から、機数を全部無くしてしまっても「そのステージ」から、さらに充実のセーブ機能が搭載されていることで、いつでも気軽に再開可能なのが魅力の一つだ。また、周回プレイのやりこみにも対応しているので、アクションゲーマーにとっても歯ごたえのある作品であるのは間違いなしと言える。

ちなみに、今回筆者がプレイしたのはPC版となっている。ゲームパッドにXbox 360 コントローラー(非公式ドライバ+JoyToKeyを導入)を利用したのでわりと最後までスムーズにプレイできたが、「キーボード操作に自信あり!」と大々的に誇れるスキルをもっていない限りは、やはりゲームパッドでプレイすることをオススメする。操作系自体はシンプルでも前後左右は忙しくなってくるので、よっぽど指を鍛える使命を持った人でもなければ、手持ちのコントローラーをゲームパッドとして導入する方が心地よくプレイできるぞ。

黄色いカエルの正体は…?

※画面は開発中のものです。

本コンテンツは、掲載するECサイトやメーカー等から収益を得ている場合があります。

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