アメリカ・ロサンゼルスのLAコンベンションセンターにて、現地時間2014年6月10日から12日まで開催された「E3 2014」。Wargaming.netのブースで行われた各タイトルのプレゼンをレポートする。
PC「World of Tanks」「World of Warplanes」「World of Warships」をはじめ、Xbox 360やスマートフォンなどさまざまなプラットフォームに進出するWargaming.net。今回同社のタイトルの開発状況や今後の展開予定を2日間に渡って聞くことができたので、その模様をレポートする。
「World of Tanks: Xbox 360 Edition」「World of Tanks Blitz」のプレゼンをレポート
グローバルブランディングディレクター ALISTER KING氏の進行により、同社が展開する作品の紹介が行われたので、その模様をレポートする。
Xbox 360「World of Tanks: Xbox 360 Edition」
「World of Tanks: Xbox 360 Edition」は、PCで展開中の「World of Tanks」をXbox 360向けにしたスペシャルエディションだ。6月3日に実装された本作で最大級のアップデート「ソビエトスチール」では、29のソ連車両が追加された。
年内に新たな車両やマップの追加が計画されている。今後、アメリカの自動装填装置を搭載した車両の実装も予定されている。自動装填は次弾装填までの時間が短くなる代わりに弾倉に弾薬を装填するのに時間がかかる欠点もあるそうだ。
iOS「World of Tanks Blitz」
「World of Tanks Blitz」はiOSに対応したタイトルで、5月5日からスウェーデンなどヨーロッパの一部地域で先行して提供されており、さまざまなフィードバックが届いているそうだ。すでに2万人以上がプレイし平均プレイ時間は70分と長時間になっているという。この結果を受けて正式公開日が6月26日になることが発表されている。
本作は、PC版の移植ではなく、UIやゲーム設計などすべてをモバイル用に作りなおしている。PC版では15対15の戦闘を15分間行っていたが、モバイル版ではモバイル環境にあわせて7対7の戦闘を7分間行う仕様となっている。それにあわせてマップの大きさも四分の一にコンパクトにし試合進行を早くしている。
モバイル版独自の機能としてズームサポート機能がある。敵に照準をあわせた際に自動的にズームされるもので、プレイしやすくなっている。さらに、照準についてもサポート機能が搭載されている。
IVAN MOROZ氏によるPC「World of Warships」実機デモプレイ
グローバルオペレーションズ ディレクター IVAN MOROZ氏により「World of Warships」の実機でもプレイが行われた。
「World of Warships」は、戦車で戦う「World of Tanks」、航空機で戦う「World of Warplanes」に続く3作目となるタイトル。正式サービス開始時には日本とアメリカの2カ国が実装、その後、ソ連やドイツといった国が追加される予定だ。
本作には4種類の艦船が登場。強力な主砲による高い攻撃力や重装甲を誇る戦艦。戦艦よりも小さく機動力が高い巡洋艦。最も小さい駆逐艦は機動力があるものの装甲が弱い、しかし強力な魚雷を搭載している。この3種類の艦船はじゃんけんのような関係になっており、戦艦は巡洋艦に、巡洋艦は駆逐艦に、そして、駆逐艦は戦艦に強い。さらに艦船とは異なる支援系の空母が存在する。
武装は、空母以外の艦船に搭載される主砲、駆逐艦といくつかの巡洋艦に搭載される魚雷、さらに空母に搭載できる攻撃機、以上の3種類だ。主砲に使用される砲弾は、徹甲弾と榴弾の2種類。一部艦船には攻撃性能を持たない偵察機を搭載しており、敵の艦隊を発見することができる。プレイヤーが操作できる兵装は、主砲、魚雷、艦載機となり、対空砲や戦艦に搭載された副砲は自動で動作する。
敵の艦載機を攻撃する戦闘機、巡洋艦のような中型の艦船に適した急降下爆撃機、戦艦に有効な雷撃機、空母に搭載される艦載機はこの3種類だ。
すでに実装済みの艦船は50種類。正式サービス開始時には80隻以上になる。武装やエンジンの変更、船体のアップグレードなど「World of Tanks」と同様に技術ツリーが用意され、自分好みにカスタマイズすることができる。艦船には数千人の船員がいるため、砲雷長といった隊長的なポジションを用意する予定とのことだ。
実機プレイデモ
続いて、実機を用いたデモプレイが披露された。使用した艦船は主砲と魚雷を搭載した日本の重巡洋艦・高雄。ゲーム開始早々、高雄から偵察機を発艦させ敵の陣営を探らせる。マップを上空から見下ろした視点で偵察機の行動を指示することが可能だ。画面左上には味方の艦船一覧、右上には敵の艦船一覧、画面中央には陣地の占領状況を示すグラフが表示されている。
砲撃が着弾すると炎が上ったり、主砲や対空砲から煙が出るなど着弾箇所に応じたダメージがリアルに再現。当然破壊された兵装は使用できなくなる。
魚雷にはガイドが表示されるが敵の航路を予想して発射する必要がある。足の遅い戦艦に特に有効だ。発射した魚雷の視点に切り替えることもでき、どこに着弾したのかを確認することもできる。魚雷を発射すると再装填されるまでガイドが緑からオレンジに変わるのでひと目で装填状態を確認可能だ。
サービス開始時期など気になる点を質問
最後に本作で気になる点をIVAN MOROZ氏に聞いたので紹介しよう。
現在実装されている艦船は1904~1955年頃に活躍したものでテストや計画の段階で開発が止まってしまった艦船は、将来追加される予定だ。潜水艦の実装については今の段階で計画はないが、特定の国に関しては巡洋艦や駆逐艦のセクションが潜水艦になる可能性はあるとのこと。魚雷は現段階で全弾発射のみだが、単発発射のテストも行っているそうだ。
艦船の速度は前進5段階、後進2段階、合計7段階から選択可能。艦船同士が衝突した場合は互いにダメージを受け、島などの地形にぶつかった場合はダメージにならないが動きが鈍くなってしまう。その他、艦船を護衛しながら戦う「コンボイモード」が開発中だという。
気になるサービススケジュールは、年末にβテストが開始、来年のリリースを予定しているそうなので、続報を楽しみに待とう。
(C) Wargaming.net
※画面は開発中のものです。
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