5pb.は12月14日、PS Vita用ソフト「カデンツァ フェルマータ アコルト:フォルテシモ」の発売を記念したニコニコ生放送番組の放送を実施した。ここでは、その模様をお届けしよう。
「カデンツァ フェルマータ アコルト:フォルテシモ(以下、カデンツァ)」は、5pb.とLa’crymaがタッグを組んで贈る、“キミが運命を斬り拓く、神智超越×神話創造ADV”。神に匹敵する力である“マホウ”を操る不死者である召喚せし者(マホウツカイ)と、対マホウ戦のエキスパートである軌跡創りし者(キセキツカイ)の戦いが描かれる。
その世界観はさることながら、プレイヤー自らがバトルに介入していく、アドベンチャーゲームの新たな可能性を示すバトルシステム「F.F.OBS(フリーフィニッシュオーケストラバトルシステム)」など独自のシステムを採用し、話題となった本作。
その発売を記念し、声優陣からキセキツカイ側の近藤唯さん(フレイア=シュヴェルトライテ役)、郁原ゆうさん(アリシア=カテリーネ役)、マホウツカイ側の大須賀純さん(芳乃零二役)、加瀬愛奈さん(雨宮綾音役)が出演、「つぶやいてカデンツァガールを激写☆キャンペーン」などで精力的な活動を見せたジョイまっくすポコさんを進行役としたニコニコ生放送が実施された。
今回はその現場に潜入し、リハーサルから見せてもらうことができたのだが、出演者、スタッフともに和気あいあいとした雰囲気となっており、それを引き継ぐかたちで行われた本番も大盛り上がりの内容となった。ここでは、その模様をお伝えするとともに、放送終了後に出演者よりいただいた、番組の感想に関するコメントを紹介しよう。
実況プレイや必殺技&シチュエーションコンテストで盛り上がったニコ生放送の模様を紹介!
初披露となるフルバージョンの実写CM上映で幕を開けた本放送。フレイアに扮した近藤さんは自身の映像に恥ずかしがりつつも、出演者やニコ生のコメントを受けてもう一度上映し、収録時のエピソードを語った。
ゲームの紹介コーナーでは、まずは発売を迎えた「カデンツァ」のゲーム内容、およびストーリーについて振り返っていくことに。ここでは、主人公たちキセキツカイの“キセキ”を指すのが“奇跡”ではなく、物理・科学でいうところの“軌跡”であることや、PCゲームとして発売された「フォルテシモ」と関連性があることが紹介された。
続くキャラクター紹介では、普段はクールなでありつつ、作中ではさまざまな表情を見せるというフレイア、セブンスコードにおける妹的な存在であるアリシア、なぜか女性にモテるという零二、マホウツカイが通う星見学園の生徒会長である綾音の魅力をそれぞれが説明。
さらにバトルでの必殺技のタイミングが必要となってくる、フリーフィニッシュオーケストラバトルシステムを紹介する場面では、郁原さんが放送前日にPS Vita本体を購入し、プレイを始めたことを紹介。フレイアとユリウスのデートの場面まで遊んだことに触れると、近藤さんもちょうどそこまでプレイしていたそうで、そのシーンのカッコよさに思わず2人で盛り上がる場面も。
その雰囲気のまま、近藤さんと郁原さんが実際にキセキツカイ視点でのバトルに挑戦することに。ルドラとユリアがバイクに乗っているシーンとなっていたが、ルドラのカッコよさに2人でキャッキャしていたうちにフリーフィニッシュのタイミングを逃し、結果は敗北に。
続く大須賀さん、加瀬さんによるマホウツカイ側のプレイでは、敵の攻撃に対してキャラクターを選べるエグセスシステムを見ることに。実際にゲームを進めているという大須賀さんは、遊園地のシーンでモーションセンサーでのプレイを見せようとしたところ、なんと選択肢を間違えてしまうという波乱が。
大須賀さんの“復元する世界(ダ・カーポ)”の一声で再プレイにチャレンジしたものの、その難易度から失敗してしまい、その先で待ち受けていたのは、フレイアとのバトル。先ほどの分岐からメンバーが1人少ない状況下でプレイすることとなり、激しい攻防が繰り広げられたが、ここでタイムアップ。その先はぜひ購入して見てほしいとアピールした。
次のコーナーは、Twitter上で実施していた必殺技コンテストおよびシチュエーションコンテストの結果発表。ここからは、フレイアのコスプレでさまざまなキャンペーンに登場したカデンツァガールの1人である渚愛音さんが加わることとなった。登場するやいなや、ジョイまっくすポコさんから、渚さんが腕のタトゥーをお父さんにお名前ペンで描いてもらったというエピソードが語られる。今回は片側の腕にタトゥーが描かれていないことから、女性陣が急遽タトゥーの代わりを描くこととなったが、3人が描いたタトゥーのクオリティがあまりに高く、愛音さんからは思わず「洗いません!」というコメントも飛び出した。
コンテスト入賞作品の発表前には、各コンテストに出演者も挑戦することに。必殺技コンテストでの零二がサッカーボールを蹴りだすシーンでは、近藤さんの「高2男子の青春の香り足(スンスンスン)」がニコ生の投票で1位を獲得、恥ずかしながらももう一度読み上げると、その可愛さに出演者、ニコ生コメントともに大盛り上がりとなった。
一方、シチュエーションコンテストではアリシアがへたり込んでいるシーンがお題として出され、女子勢の可愛らしいシチュエーションが寄せられる中、長台詞シチュエーションを披露した近藤さんが再びの1位に。そしてもう一問、ベッドの上に座るフレイアのシチュエーションでは、やけに生活感のあふれるコメントが集まったが、「このテレビ、4Kだわ」の渚さんが最多得票を獲得した。
ちなみに、応募者から選ばれた5つの必殺技、シチュエーションを各出演者が読み上げ、ニコ生視聴者の投票によって選ばれた各コンテストの優勝は、必殺技コンテストが加瀬さんの艶美な読み上げもあってか「女力乳術兵装(ボイン・フェリア)」に、シチュエーションコンテストが先ほど紹介したバイクのシーンでの「法定速度を守っています。お先にどうぞ」に決定した。
最後は、「カデンツァ」のプロモーションとして行ってきた、カデンツァガールの活動を振り返ることに。夏に始まったコミックマーケット86に始まり、渚さんも参加した東京ゲームショウ2014、店頭でのキャンペーン、そして放送当日まで実施された激写キャンペーンと、4ヶ月に渡って登場したカデンツァガールたちが紹介された。
100分以上に渡るボリュームで贈られた本放送もいよいよ幕引き。各出演者から番組の感想、そして発売を迎えた本作に関する想いが語られつつ、視聴者プレゼントとしてサイン入りポスターがもらえるキャンペーンが紹介された。
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(上段左から)郁原ゆうさん、近藤唯さん、大須賀純さん、加瀬愛奈さん (下段左から)渚愛音さん、ジョイまっくすポコさん |
放送を終えてのコメントを紹介!
――番組を終えての感想をお願いします。
ジョイさん:楽しく出来ました。思った以上にみんな見てくれて。「カデンツァ」をみんなにやってもらいたいなと思います。ありがとうございます!
渚さん:カデンツァガールをやらせていただいて、「カデンツァ」の素晴らしさを身をもって体感しました。放送を見てくださった方、ありがとうございました。
近藤さん:見てくださって、本当にありがとうございました。今まで「カデンツァ」では本編の収録だけでなく、ラジオだったり、イベントだったり、コスプレだったり、いろいろなことをさせていただき、今日の生放送も楽しくやらせていただきました。シチュエーションのコーナーは刈谷(編注:11月に愛知県刈谷市の「刈谷アニメCollection2014」で行われたトークショー)で大火傷してしまったのですけれども、ニコ生で選んでいただけたのは、「カデンツァ」を始めて想像力が膨らんだからかなと思います(笑)。みなさんもぜひプレイして、想像力を育ててください!
郁原さん:本日はありがとうございました。ニコ生の本番でも言わせていただいたのですが、ゲームの他のキャストさんとこうやってお会いできて、しかもニコ生でみなさんに見ていただけるという機会は本当にないことだと思うので、すごい貴重な経験をさせていただきました。そして、「カデンツァ」はスタッフさんに愛されている作品だなと思いますので、ぜひ次も出ればいいと思います(笑)。私もPS Vitaを買って、「カデンツァ」が初めてのゲームソフトになりますので、まだPS Vitaを持っていないから「カデンツァ」は買えないと思っている方は、ぜひ私と一緒にPS Vitaを買って、一から始めていただければと思います。
大須賀さん:放送でも言ったのですが、僕は「フォルテシモ」シリーズから関わらせていただいていて、実質4年以上芳乃零二という役を演じてきました。その上でずっと念願だった携帯機というかたちで出させていただき、本当に嬉しくもあり、今まで応援してくださった「フォルテシモ」のファンのみなさんや、今回「カデンツァ」で初めてプレイしてくれた人たちに応えられるような作品になっていると思います。ジョイさんをはじめ、プロモーションをやってくださった方々の熱量も本当にすごくて、実際にその現場を何回も見させていただいて、頑張ろうという気持ちになりました。発売を迎え、これからはユーザーのみなさんが楽しんでいただけることを願うだけですし、僕も楽しむつもりです(笑)。ありがとうございました。
加瀬さん:私も大須賀さんと一緒で、「フォルテシモ」の段階から関わらせていただいたので、綾音という役を長く演じさせていただいているのですが、「カデンツァ」のプロジェクトが始まる前に制作者とお話をさせていただいたことがあり、その時からこの作品はメチャメチャ面白くなるぞ、という風に思っていたので、プレイできることにすごく喜びを感じています。音楽もすごいですし、声優の方もすごいですし、あと今回はPS Vitaだからこそできるシステムをたくさん取り入れているので、私自身も大いに楽しんでいこうと思いますので、みなさんも楽しんでください!
――発売を迎えて、改めてご自身が演じるキャラクターの魅力についてお聞かせください。
近藤さん:フレイアは普段からクールでしっかりしているのですが、お兄さんに見せる表情だったり、敵に見せる憎々しさがカッコよかったり、彼女個人が機械音痴で可愛かったりと、たくさんいろいろな顔を持っている子だなと思います。ゲームが発売される前まではPVなどでカッコいいところが主にピックアップされていたと思うのですが、進めていくと彼女のいろいろな顔が見れたり、彼女が持っている弱さも知ることができるので、彼女を深く知っていただくためにもゲームを進めていただけたらいいなと思っています。
郁原さん:アリシアちゃんは今までの紹介ではすごく自分に自信がなくて弱々しい子だということばかりを言ってきたのですが、本編では親子愛も感じられますし、トイボックスというぬいぐるみとの絆も感じられますし、零二様に恋をしたりと女の子らしいところもあったりします。弱々しい子が成長していくというだけでなく、スリーマンセルでのアリシアちゃんの魅力もみなさんにゲームを遊んでいただいて、知っていただければ嬉しいと思います。
大須賀さん:零二を構成するいちばん大きなものは、彼自信が何度も言っている言葉である“決断”だと思っています。彼はどんな局面でも決断する時が出てきて、それに対しての行動が演じていて僕自身、影響を強く受けているのですごく思い入れの強い役だったりします。プレイヤーの方がゲームに限らず、何かの時に決断をしなければいけない時が出てきたとして、零二の影響を受けて何か出来たりしたらいいのかなと思うぐらいに僕は零二のことが大好きなので、みなさんも好きになっていただけると嬉しいなと思います。
加瀬さん:綾音ちゃんは、「フォルテシモ」の時から零二くんLOVEを通しているのですが、今回は零二くんLOVE要素よりは生徒会長という立場でマホウツカイ側の統率を取って引っ張っていこうという、しっかりしたお姉さん役に努めているところが多いかなと思いました。その中でも前作に引き続き、コメディ要素もたくさん含まれているので、キセキツカイだけでなくマホウツカイのルートで私たちの学園生活を楽しんでもらいたいと思っています。
なおタイムシフト予約をした人、もしくはプレミアム会員の人はタイムシフト視聴が可能となっているので、文字だけでは伝えきれない放送の面白さをぜひチェックしてほしい。
「カデンツァ」発売記念ニコニコ生放送特番URL
http://live.nicovideo.jp/watch/lv201975280
出演者サイン入りポスターをGamer読者2名にプレゼント!
今回、番組出演者のサインが入ったポスターをいただいてきたので、Gamer読者2名にプレゼント! 必要事項を記入の上、下記フォームよりドシドシご応募ください!
賞品
「カデンツァ フェルマータ アコルト:フォルテシモ」サイン入りポスター
提供
株式会社MAGES.
当選者数
2名(抽選)
応募期間
2014年12月18日~2014年12月27日