魔女探偵ラブリーンもキラッと登場！「ペルソナ4 ザ・ゴールデン」のメインキャスト＆アーティストが勢揃いの「ジュネス新春ゴールデン感謝祭」レポート

出演者は、浪川大輔さん（鳴上悠役）、花澤香菜さん（マリー役）、森久保祥太郎さん（花村陽介役）、堀江由衣さん（里中千枝役）、小清水亜美さん（天城雪子役）、関智一さん（巽完二役）、釘宮理恵さん（久慈川りせ役）、朴璐美さん（白鐘直斗役）、山口勝平さん（クマ役）、真殿光昭さん（足立透役）。さらにシークレットゲストとして、神田朱未さん（堂島菜々子役）、石塚運昇さん（堂島遼太郎役）、アーティストの平田志穂子さん、川村ゆみさん、Lotus Juiceさんも登場し、オリジナル朗読劇やトーク、ライブと盛りだくさんなイベントとなった。

クマによる前説で会場を温めた後、まずは朗読劇からスタート。「華麗なる二周目」と題した朗読劇は、各キャラクターたちが自身のシャドウと葛藤するシーンを凝縮した内容。……なのだが、その実はステータスMAXの悠がイザナギを使って強引に解決していくコミカルなストーリーだ。さすが2周目と言うべきか、足立に至っては悠自身のパンチであっさり倒してしまい、最後は電車で颯爽と去っていく悠であった。その軽快な演技とスクリーンに映しだされたオリジナルのイラストに、会場から笑いが起こっていた。

朗読劇の後は、平田さん＆ペルソナバンドによるによるライブ。「P4GA」オープニングテーマである「Next Chance to Move On」と「Shadow World」を披露し、本作の魅力のひとつであるスタイリッシュな楽曲が観客を作品世界に誘う。

続いて、ステージには作中に登場するデパート“ジュネス”の屋上フードコートをイメージしたセットが用意され、改めてキャスト陣が登場。堀江さんが「17歳です♪」とお約束の挨拶をしたり、キャラクターの格好をした50歳になってコスプレに目覚めたという山口さんと真殿さんがキャラクターの格好をしていたりと、挨拶から楽しげな雰囲気。花澤さんはみんなから「可愛い」と連呼されて戸惑っていた。

そんなキャスト陣によって行われたのは、事前にTwitterで募集された質問に答える「マヨナカシャドウアンケート」のコーナー。司会の浪川さんと森久保さんの進行をよそに、血液型がB型とAB型だらけというメンバーは全く話を聞かず、2人を困らせては楽しんでいた。

「特に面白かったシーンは？」という質問には、「クリスマスで全員倒れていたシーン」「完二が全裸になってワカメで局部を隠すシーン」などが挙がる。女性陣に「誰が一番男前だと思いますか？」と聞くと、結婚してもいいぐらい堂島遼太郎が大好きだと公言している堀江さんは選択肢に堂島がいなくて不満な様子。小清水さんは“キャベツ”でお馴染みの足立さんをいじめて反応を楽しみたいと、Sっ気を見せていた。

「自分のマヨナカテレビはどんな内容？」と自身の影の部分を尋ねる質問では、「まずは自分たちからでしょ？」と司会の2人にボールが投げ返されてしまう。代表して浪川さんが「勝平さんのボールペンの芯を盗みました」と激白したのだが……仕返しとばかりに山口さんが浪川さんの性癖を暴露して、本気で焦る浪川さん。それを見ていた小清水さんは笑いのツボに入ったようで、その姿はまさに雪子そのものだった。

ここで再び朗読劇。「キャベツ殺人事件」は足立がキャベツと共に血まみれで倒れている事件の真相を探るストーリー。みんながいるのは無人島ということで、「犯人はこの中にいる！」と疑心暗鬼に陥っているところに聞こえてきた声は……

「愛に疑問を感じたら、魔法の力で速攻解決！素行調査は弊社にお任せ！魔女探偵ラブリーン！！」

なんと魔女探偵ラブリーンが登場！　声に合わせて神田さんと石塚さんがシークレットゲストとしてステージに。石塚さん演じる堂島遼太郎がラブリーン（菜々子）の持つ虫眼鏡ステッキとして、名台詞「蜂の巣にされたいか！」を披露すると会場が湧いた。そして、隠し事をしている人間を照らしだす虫眼鏡の力を使い、キャベツ事件の真相が明かされるのであった。

「コテージラプソディ」は「雪山でコテージに閉じ込められた悠と◯◯（女性キャラクター）」というオムニバス形式のストーリー。毎回、悠がなんらかの理由で服を脱ぐ場面があり、個性溢れるオチがテンポ良く展開されていった。各ストーリーを受けて最後は女性陣全員に悠が詰め寄られたり、某ビフォアアフター的な番組風だったり、足立は一人で自分のフィギュア（4月発売予定）の宣伝をしたりと、面白い内容が目白押しで笑いの絶えない朗読劇となった。

「マヨナカ横断ミラクルクイズ」のコーナーでは、神田さんと石塚さんも加えたキャスト陣が4チームに分かれて、作品にまつわるカルトクイズに挑戦。

チーム行くぜ！相棒（浪川さん、森久保さん）、チームふんどし探偵（朴さん、関さん）、チーム緑と赤（堀江さん、小清水さん）、チームキャベツとポエム（真殿さん、花澤さん）、チーム堂島（神田さん、石塚さん）という身も蓋もないチーム名がつけられ、司会は山口さんと釘宮さんが務めた。賞品は“金20g（約11万円相当）”だと聞いて、眼の色が変化するメンバーたち。

しかし、マリーのポエムの一節を当てる問題や、何をしているシーンか当てるシルエットクイズ、足立の知られざる特技など難問の連続で、クイズというより大喜利の様相に。一番大変だったのは、ヒントを出してなんとか答えに導かなくてはいけない司会の山口さんだったかもしれない。結局、最終問題を正解したチームふんどし探偵が優勝。金20gに加えて、副賞Xとして次のコーナー「ナマカワダイスケ」出演権を獲得した。

「ナマカワダイスケ」はニコニコ生放送でもお馴染みの、アドリブで生芝居をするコーナー。今回は、ペルソナコンパ・通称“ペルコン”を行うというシチュエーションのもと、結局は司会以外の全員参加でアドリブ芝居が展開された。

ペルコンに参加する人物設定も各自が考え、男性陣はお父さん（石塚さん／小説家）、息子（浪川さん／石油王）、その兄（関さん／AV男優）、おじいちゃん（真殿さん／農家）、ペット（森久保さん／サル）という家族設定に。真殿さんは最前列の観客が持っていたキャベツを借りて、それを効果的なアイテムとして随所で使って笑いを取っていた。

対する女性陣は、西船橋の焼きそば屋（神田さん／経営厳しい）、ダンサー（花澤さん／世界の花澤）、長距離トラックの運転手（小清水さん／野菜を運ぶ）、高校2年生（堀江さん／17歳）という設定。芝居の途中には選択肢を観客が選ぶ場面もあり、男性陣に特技自慢をさせたり、女性陣が作戦タイムをしたり。最後は石塚さんが“サル友”として連れて来られた山口さんに告白するも、あえなく撃沈。アドリブ力や仲の良さが存分に感じられる芝居で大いに盛り上がった

時価ネットたなかによるイベントグッズ紹介を挟み、ラストは再びライブコーナー。平田さんが「Dazzling Smile」を、さらに川村さんとLotusさんも登場し3人で「Beauty of Destiny」「key plus words」を歌い上げた。なお、ペルソナアーティスト陣は、2月5日（木）に開催される「PERSONA SUPER LIVE 2015 ～in 日本武道館 -NIGHT OF THE PHANTOM-」や、4月4日（土）から全国公開となる劇場版「ペルソナ3」第3章の主題歌など活躍が目白押しだ。

最後に出演者から一言ずつ挨拶があり、彼らの言葉通りファミリー感のある学園祭のような楽しさいっぱいのイベントは終了した。「P4」シリーズは今後もサウンドアクションゲームの発売が控えており、このメンバーでのイベントがまた行われることを期待したい。