スクウェア・エニックスは4月26日、千葉・幕張メッセにて開催された「ニコニコ超会議2015」において、「出張プロデューサーレターライブpart.2」を実施した。
「出張プロデューサーレターライブpart.2」ではプロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏、コミュニティーチームの室内俊夫氏、アシスタントディレクターの高井浩氏、リードUIアーティストの皆川裕史氏が登壇。
昨日行われた「出張プロデューサーレターライブ」で4月27日に配信すると発表したベンチマークソフトを使って吉田氏がキャラクター作成をすることになった。
「アウラ」のキャラクター作成画面を公開
まずは、「蒼天のイシュガルド」のベンチマークから作成できる新種族アウラの男性と女性のどちらにするかをニコニコ生放送のアンケート機能を使って決めることに。高井氏が「圧倒的に女性でしょ」と予想を立てていた通り女性が66.6%、男性が33.4%という結果に。
アウラは、白い鱗がある「アウラ・レン」と黒い鱗がある「アウラ・ゼン」という2種類の種族に分かれており、悪魔風のキャラクターを作成したいという吉田氏は、黒魔道士をメインジョブにしてアウラ・ゼンの女性を選択していた。アウラ女性の身長は146~158センチでルガディンの女性やエレゼンの女性と比べるとかなり小柄となっているようだ。
身長や胸囲などのオーソドックスな部分はほかの種族と変わりないようだが、アウラは尻尾、角、鱗などを変更することができる。尻尾は、4種類から選択することができ、細いもの、太いもの、鱗に覆われているものなどが存在するので、さまざまな特徴をもたせることができそうだ。高井氏は「尻尾の形によってキャラクターの印象もかわりますよね」とコメントしていた。
また、角も4種類の中から選択することができ、ユウギリのようなものをはじめ、さまざまな種類が存在した。鱗では肌に付着している鱗を削除、または追加することが可能となっており、角を変更することで顔の輪郭に付いている鱗の形が変化するようだ。
ニコニコ生放送で、吉田氏が作ったキャラクターはありかなしかというアンケートを実施したところ、ありが76.5%と高評価だった。
ニコニコ生放送の視聴からアウラの男性の身長を見せて欲しいというリクエストに答えて少しだけアウラ男性のキャラクター作成画面を見ることができた。最大でおよそ217センチとかなり大柄なキャラクターのようだ。
キャラクターを作成している途中で吉田氏、高井氏、皆川氏がユーザーからの質問に答えてくれたので紹介しよう。
――暗黒騎士の専用マウントは実装される予定はありますか?
高井氏:タンクは3ジョブになりますが、1つのジョブだけないということはありません。暗黒騎士に似合いそうなマウントになると思います。
――「蒼天のイシュガルド」リリースのタイミングでパーティリストにTPは表示されますか?
皆川氏:すでに最適化が進んでいるのですが、「蒼天のイシュガルド」リリースのタイミングでは間に合いそうにありません。攻略上ほかのパーティメンバーのTPが見たいという状況が増えてきているので、遠くないタイミングでパーティリストにTPが表示されるようになります。
――個人ハウスはエターナルバンドをしたパートナーと共有できるようになりますか?
高井氏:「蒼天のイシュガルド」を開発中なので、それが落ち着いたら手をいれるつもりです。
――「蒼天のイシュガルド」ではMac版がでますが、Windows版からホットバーやマクロの配置を引き継ぐことはできますか?
皆川氏:Windows版は設定を保存するものがついていまして、それで保存したものをやりとりができるように開発で検討をしています。もしそれが「蒼天のイシュガルド」に間に合わない場合は、内部データをコピーすればそのまま引き継ぐことが可能です。
――格闘士やモンクの装備が忍者と共有となったように、新ジョブで既存のクラスの装備ができるようになりますか?
高井氏:機工士だったら詩人、占星術師だったらヒーラーのものが装備できるようになっています。
――24人レイドダンジョンのボス戦で、敵に付与されるデバフの数が多すぎて表示されないことがあるのですが、最大表示数を増やすことはありますか?
皆川氏:最大表示数を増やすのは負荷的に難しいので、何を優先して表示するのかなどのコンフィグの項目を増やしていくことで、確認しやすくなるのではないかと思います。
――既存のレベル50以上のインスタンスダンジョンや大迷宮バハムートにレベルシンクを実装する予定はありますか?
吉田氏:既存のレベル50で行くことができるダンジョンにはレベルシンクが掛かります。復帰された方やこれから新しくプレイされる方がレベル50のタンクでインスタンスダンジョンにいった場合、レベル60のキャラクターがいると敵視が取られてしまうので、気持ち良くパーティプレイが出来るようにするための仕掛けになります。
「第21回プロデューサーレターLIVE」は城で中継!?
お知らせのコーナーでは、TOKKYO MXの「ゲームクラブ eスポーツ」で5月1日より毎週金曜日に「ファイナルファンタジーXIV」のコーナーが開設されると発表した。
また、FF14チャンネルのシーズン2が5月2日に放送することが決定。そのほかにも「第21回プロデューサーレターLIVE」が2015年中旬にフランスのナントから放送が予定されている。第21回の放送は城を借りきってメディアツアーとするということで、そこからの放送となるのだとか。
最後に皆川氏は「明日のベンチマーク後、『蒼天のイシュガルド』がリリースされるのでお待ち頂ければと思います」、高井氏は「吉田プロデューサーの家でキャラクター作成を見ている感じでしたが、とても楽しめました」、吉田氏「放送はFF14づくしでお送りしますのでぜひ見てください」とコメントして「出張プロデューサーレターライブpart.2」を締めくくった。