2015年4月27日、千葉・幕張メッセにて開催された「ニコニコ超会議2015」。その超ゲームエリアステージにて、2015年夏稼働予定のアーケードゲーム「ポッ拳 POKKEN TOURNAMENT」の最新情報&プレイステージが行われた。

目次
  1. 最新情報のコーナーでは、ついにあの人気ポケモンの参戦が明らかに!
  2. 熱戦が繰り広げられたエキシビションマッチの後は、イマクニ?さんによるライブも!

「ポッ拳 POKKEN TOURNAMENT」は、人気格闘ゲーム「鉄拳」チームが手がける、国民的人気を誇るRPG「ポケットモンスター」を題材とした対戦型アクションゲーム。簡単操作でかわいらしく・かっこいいポケモン達を操作することができ、フィールドフェイズとデュエルフェイズ、操作方法が異なる対戦ルールを交互に切り替えながら戦うことにより、アクションゲームでありながら従来のゲームにはなかった奥深い駆け引きが可能となっているタイトルだ。

今回のステージでは、本作の開発を担当するバンダイナムコエンターテイメントの原田勝弘氏、大のゲーム好きでポケモンファンでもあるタレントの椿姫彩菜さんに加え、大ブームを巻き起こした「ポケモン言えるかな?」の歌い手としても知られるイマクニ?さん、ニコニコ動画の人気ゲーム実況者として知られるハヤシさん、ワキ@さん、榊原あやさんらが登壇。人気実況者やイマクニさんらによるエキシビジョンマッチに加え、気になる最新情報も公開されたイベントの模様をお届けする。

最新情報のコーナーでは、ついにあの人気ポケモンの参戦が明らかに!

ステージが始まると、「ポッ拳」イベントではすっかりお馴染みとなりつつあるピカチュウの衣装に身を包んだ原田氏と、MCを務める椿姫さんを始め、本日の出演者が登壇。出演陣は最初に一番好きなポケモンは何か尋ねられ、ドードリオ(イマクニ?さん)、ランターン(ハヤシさん)、レントラー(ワキ@さん)、ミュウ(榊原あやさん)と多種多様な回答。

そんな中、他の出演者の自己紹介に何かと挑発するように何かと絡んで喧嘩を売っていく(?)スタイルのイマクニ?さんだったが、実は本日のメインイベントであるエキシビションマッチに向けて闘志を燃やしているからだということが判明。既に試合が開始する前からライバル同士の熱い戦いが水面下で繰り広げられている様子だった。

原田勝弘氏、椿姫彩菜さん イマクニ?さん、ハヤシさん、ワキ@さん、榊原あやさん

イベントではまず本作の概要をまとめたPVが上映された。映像の中で繰り出されたポケモン達の必殺技的攻撃であるバーストアタックのかっこよさに、出演者全員が大興奮。

開発の裏話も少しだけ明かされ、「鉄拳」チームが作った対戦ゲームということで格闘ゲームを想像する人が多いが、実は本作に使われている過去作のノウハウはテクノロジー面に関してのみで、完全に格闘ゲームとは別の、大人のポケモン好きに向けたアクションゲームとして一から開発が進められていたのだという。

アーケードゲームとしては珍しい、コンシューマゲーム機のような形状のコントローラーで操作を行うのも特徴の1つで、ゲームユーザーであれば誰もが触ったことのある安心感のある形状。現行のコントローラーを更にシンプルにしたようになっており、何度も使われるアーケード向けに耐久性を重視してかなり頑丈に作られている。コントローラーの下部にはLEDライトも搭載されており、共鳴ゲージの溜まりに合わせて光るなどのユニークなギミックも存在している。

さらにバンダイナムコエンターテイメントのアーケードゲームで使用されるバナパスポートにも対応しており、対戦で使用したポケモンが成長していくなど、本家ポケットモンスターシリーズらしい、育成に関わる要素も用意されているそうだ。

なお本作のタイトルはポケモンの社長である石原恒和氏が、コラボレーションが決まった段階から既に考えられていたものだそうで、原田氏は「僕がでしゃばったわけではないです」と冗談めかして現在の名称が生まれた経緯を明かし、会場の笑いを誘っていた。

その後、やはり本作の魅力を伝えるには実際のゲーム画面を見てもらうのが一番だということで、既にゲームに慣れている原田氏と椿姫さんの2人が、デモプレイという形で対決することに。

これまでのイベントでも何度も対戦しているだけあり2人とも操作にも慣れたもので、椿姫さんはピカチュウ、原田さんはルカリオを選択、序盤からほぼ互角の戦いが展開していく。終盤には椿姫さんが繰り出したアシストポケモンであるラプラスが原田氏のルカリオに大ダメージを与えて瀕死にすると、すかさず原田氏は共鳴バーストを発動させバーストアタックを炸裂、ピカチュウも瀕死に追い込むことに成功するも、最後は懐に飛び込んだピカチュウの攻撃が決まり、椿姫さんが見事な勝利を収めていた。

なお勝敗は3戦中2本を先取した方の勝利となるルールだが、敗北した側は共鳴ゲージが少しだけ多くに溜まっている状態でスタートできるなど、少しだけ有利な条件になるという。必然的に1本目を先取すれば、勝負か決まる3本目を有利にスタートできる。いかに最初のラウンドを取ることができるかがカギとなりそうだ。

デモプレイのあとには、ユーザーもっとも気になる最新情報のコーナーへ。まずは対戦の舞台となるフィールドをまとめたPV映像が上映され、テルルタウン、フェルム旧市街地、ブルードーム、フォス火山、フェルムスタジアムの5つのフィールドが紹介。ここで初めて公開されたも場所はもちろん、ロケテストで見ることができたテルルタウンなども背景にいるポケモン達が増えているなど、フィールドの演出がより強化されていた。ファンにとっては非常に嬉しい要素となりそうだ。

そしていよいよ、新たなプレイアブルキャラクターとして、古くからのポケモンファンに特に人気が高い「ゲンガー」の参戦が発表。これはTwitter公募していたユーザーからの要望の高さとゲーム的なギミックを考慮した上で選ばれたのだという。

ゲームと同じように、ゴーストタイプなのでカイリキーの打撃攻撃が一切通じない……ということはないが、攻撃の半透明になる瞬間に無敵時間があり、相手のゲージや体力を吸収できる技をもつなど、ゴーストらしいトリッキーな動きが再現されているそうだ。古くからのファンには忘れられない催眠術→ゆめくいなどの連携が再現されているかも気になるところだ。

熱戦が繰り広げられたエキシビションマッチの後は、イマクニ?さんによるライブも!

その後にはいよいよ、本日のメインイベントとも言える、出演者達によるエキシビションマッチが行われた。

最初の対戦であるイマクニ?さん(カイリキー)とワキ@さん(スイクン)の戦いでは、リハーサルでハヤシさんに圧勝していたという、ワキさんが、スイクンの強みである遠距離攻撃を生かして高い実力をみせつけて圧勝。思わずリアルファイトに発展しかかるというハプニング(?)も起こるも、対するイマクニ?さんも2戦目ではガードと投げ技を駆使して反撃し1本を取り返す。しかし3戦目でワキ@さんは再び有利に立つと、最後はバーストアタックでトドメを刺すという完璧な勝利を魅せ、会場を沸かせていた。

一方、第2戦の榊原さん(サーナイト)とハヤシさん(ルカリオ)の戦いは、1本目をハヤシさん、2本目を榊原さんが取り、3本目ではどちらもあと一撃でもコンボを貰えば倒れる状態まで追い込まれるという、非常に熱い展開に。最後は榊原さんがルカリオがみせた僅かな隙に遠距離攻撃を当ててトドメを刺し、見事決勝へと駒を進める。

決勝となるワキ@さん(スイクン)と榊原さん(サーナイト)の戦いは、奇しくも遠距離攻撃を得意とするポケモン同士の戦いとなり、これまでとは異なる静かな戦いが展開。どちらもガードを固めて、遠距離から相手のミスを待つというじりじりとした戦術をとるも、ワキ@さん操るスイクンがデュエルフェイズへと切り変わった瞬間にコンボを叩き込み、大技・ハイドロポンプで一気に勝負を決め1本目を先取。

二本目では榊原さんも共鳴バーストを発動させ逆転を狙うも、ワキ@さんがそのタイミングに遠距離攻撃を的確に当てダウンを奪い、反撃の隙を与えぬまま圧勝。やや一方的な展開に思わず原田氏から「君はゲームメーカー泣かせだな!」という悲鳴が上がるも、ワキ@さんは「スイクン大好きです」と、ただポケモンへの愛と勝利の喜びを同時に爆発させていた様子だった。

最後は会場の要望に答え、イマクニ?さんがお馴染みの代表曲「ポケモン言えるかな?」をライブで熱唱。ステージ上を所せましと動き回る激しいパフォーマンスで息絶え絶えになりつつも、誰もが知る曲に会場は大盛り上がり。未だ熱狂覚めやらぬ中、盛り沢山のステージは幕を閉じた。

※画面は開発中のものです。

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