「戦国BASARA4 皇」発売記念店頭イベントをレポート！十年来のシリーズファンに感激した小林裕幸氏へのミニインタビューも掲載

カプコンが本日2015年7月23日に発売したPS4/PS3用ソフト「戦国BASARA4 皇」。今回は発売記念店頭イベントが東京・ビックカメラ池袋本店にて実施されたので、その模様をレポートしていく。

小林裕幸氏へのミニインタビュー
【Gamer】「戦国BASARA4 皇」特集

いよいよ発売日を迎えた「戦国BASARA4 皇」では、「足利義輝」「千利休」「京極マリア」などの新規プレイアブル武将、全89本ものストーリー、さらに戦場にさまざまな効果をもたらす「合戦ルーレット」など、多彩な新規要素が加えられた「戦国BASARA4」の集大成を楽しめる。

そして本日、東京・池袋にあるビックカメラ池袋本店にて、「戦国BASARA」シリーズのプロデューサー・小林裕幸氏によるサイン＆握手会が執り行われることとなった。会場では気もそぞろにソフトを持ち寄る参加者たちの列が形成され、始まる前から大盛況の様子。

本イベントは、対象ショップで「戦国BASARA4 皇」のソフト(通常版、もしくは衣装21式道楽箱)を購入し、その購入証明書を持ち込むことで参加できる。サイン対象は自由とのことで、皆は思い思いのファングッズを持ち込み、サインを書いてもらっていた。また、希望者とは小林氏の2ショット写真撮影を行うなど、ファンサービスもたっぷり。

また、抽選会の賞品には「武将缶バッジ」「アクリル根付」「ふわふわハンドタオル」をはじめ、大当たりとして14武将の声優サイン色紙などがラインナップ。大きな運をつかみ取れた参加者もちらほら散見され、中にはサイン色紙が当たり、友達同士で感激しあう女性客の姿も見受けられた。

なお、抽選会は東京だけでなく、大阪・上新電機ディスクピア日本橋店でも本日中に実施されている。ゲームの購入レシートを持っており、かつ該当店舗に足を運べるという人は、この機会に参加してみるのもいいだろう。

今回は小林氏に本イベントや「戦国BASARA4 皇」に関する質問も投げかけてみたので、興味がある人は続けて目を通してほしい。

小林裕幸氏へのミニインタビュー

小林裕幸氏

――本作で初めて「戦国BASARA」をプレイする人に一言お願いします。

小林氏：シリーズを知っているけど「やったことないなぁ」というお客さんも多いと思いますが、本作は最初から40キャラ使えますので、どれか自分の気に入るアクションタイプだったり、個性だったりがあると思います。言い方は悪いですが騙されたと思って、アクション好きの人もキャラクター好きの人も一度遊んでいただきたいです。

――会場には女性ファンのほかに男性ファンの姿も多かったですが、ファンの拡大は感じられましたか？

小林氏：やっぱり、こういうイベントをやると女性ファンの方が多いのですが、ゲームのパッケージが絡んでくる場合は男性ファンも来てくれて、そのうえPS4版を買ってきてくれているのが嬉しいなと思いました。もちろんPS3版も嬉しいのですが、中には「PS4刻印バージョンが今日家に届きます！」と言ってくれる人もいて、今回が初となるPS4版のほうが嬉しいといえば嬉しいです。

――初のPS4開発はいかがでしたか？

小林氏：PS3と比べて内容は変える訳にはいきませんでしたが、時間もそんなにない中で、いかにグラフィックを上げていくかをディレクターの山本と色々考えてました。解像度やテクスチャなどはもちろんですが、エフェクトをPS4らしくしてみたり、影の描画を変えてみたりと、ちょこちょこ見た目を変えたことで全体の雰囲気も大分変わっています。比較して遊ぶユーザーは少ないとは思うのですが、比較してみると全然違うと思うので、できればPS4でやってほしいという気持ちもあります。ぜひ「デビルメイクライ4 スペシャルエディション」と一緒に遊んでください(笑)。

もちろん、PS3版であってもストーリーもキャラクターも全部一緒なので安心してプレイください。

――コラボレーションの反響はいかがでしたか？

小林氏：コラボレーションについては、「テイルズオブゼスティリア」で向こうのファンもワーッと盛り上がってくれましたし、T.M.Revolutionの時は西川貴教さんのファンも、一般のファンの方々も話題にしてくれました。珍しくスポーツとのコラボとなる新日本プロレスの時は、やっぱり選手の衣装がカッコいいと思いましたし、実際に生で大会を見せてもらった時は、僕自身初めてだったのですが非常に楽しかったです。お互い刺激のあるコラボで良かったと思いますね。

あとはうちの「バイオハザード」「ストリートファイターIV」「モンスターハンター」とのコラボも発表する度、バイオのファン、ストIVのファン、モンハンのファンがそれぞれ盛り上がってくれましたので、6つのコラボ先のファンには、それぞれ興味を持ってもらえたんじゃないかと感じています。

――今回のサイン会で印象的だった感想はありますか？

小林氏：今回はゆっくりサインをさせていただきましたので、「いつから遊んでますか？」と結構質問してみました。「戦国BASARA4」からっていう人もいらっしゃって、つまり去年からのファンということなので非常に嬉しいです。

あとはやっぱり、第1作目「戦国BASARA」からという人がたくさん来ていただいたのがとても嬉しかったです。10年前はこんなサイン会もやれない状態だったのですが、当時のファンが10年間同じシリーズを遊び続けて、そして10年経ってもわざわざ発売日に足を運んでくれるということは、大変嬉しく思います。

自分も好きな作品はずっと応援していたりもしますが、同じ作品を10年間応援し続けるというのは中々に大変なことだと思うので、逆の立場からすると感謝しかないです。

――小林氏が「戦国BASARA4 皇」でお勧めの武将はいますか？

小林氏：本作で新キャラクターというと「千利休」になるのですが、利休はストーリーが非常に良いので、ぜひ遊んでほしいと色々な所で言っています。ですけど、足利義輝も京極マリアもプレイヤーとして面白いですので、まずはメインの足利、利休、マリアを最初に遊んでほしいです。

あと個人的にですが、僕は「戦国BASARA4」では柴田勝家を推しています。織田軍が結構好きなのですが、それに歯向かう柴田も好きですし、信長に負けて配下としてボソボソ喋っている柴田も好きです。薙刀で出す技も豪快なので、勝家を好きな人は引き続きプレイして下さい。

とはいえ、本シリーズにはとにかく人気キャラクターがたくさんいるので、色々な武将を応援していってもらえればと思います。

――最後に発売を迎えての一言をお願いします。

小林氏：「戦国BASARA4 皇」、やっと発売を迎えることができました。本当にお待たせしたという感じです。僕を含む開発陣は開発完了と共にプロモーションに精を出してきましたが、今回は本当に面白い作品に仕上がったと思っています。

「戦国BASARA4」をベースにしていますが、「合戦ルーレット」をはじめ変わったところがたくさんありますので、前作をプレイしたという人にも遊んでほしいですし、「戦国BASARA4 皇」からプレイするという人にも遊んでいただければ、アクションゲームもコンシューマでまだまだ頑張ってるぞと受け取ってもらえるはずです。ゲームファンの方には本作をプレイしていただき、引き続き応援していってもらいたいなと思います。