艦長となってMS部隊を指揮!2つのデッキとカンタンルールが生み出す戦略性が魅力のTCG「ガンダムクロスウォー」を遊びました

プレイレビュー
0コメント ばかいぬ

リアルでもスマートフォンアプリでもまったく同じ遊びができるトレーディングカードゲーム「ガンダムクロスウォー」を実際にプレイ! バンダイから10月16日より順次発売が予定されている本作の、リアルTCGを実際にプレイしました。

「ガンダムクロスウォー」は、リアルなトレーディングカードゲーム(TCG)とスマートフォンアプリの両方で、完全同一ルールで遊べるという新機軸のTCGです。

8月22日に公式サイトがオープンし、現在は各カードショップにて先行体験会が実施されています。

今回、その先行体験会で貸し出されるお試しデッキを使って本作を実際にプレイしました。いざ遊んでみると、わかりやすいルールの中で、自分の戦術・戦略を存分に活かす余地のあるゲーム、端的に言えば“采配を振るってる感”を覚えます。

では具体的にどんなTCGなのか? 今回相手になってくれた、バンダイのスタッフさんと筆者の対戦をリプレイしながら紹介していきましょう。

まずはデッキを準備

本作では、プレイヤーは艦長となってモビルスーツ部隊を指揮し、自分の母艦を守りながら相手の母艦破壊を目指します。プレイヤーは「MSデッキ」と「キャラデッキ」、2つのデッキを用意します。

MSデッキは「ユニットカード」「イベントカード」「カウンターカード」の3種類で、キャラデッキは「クルーカード」「パイロットカード」の2種類で構成されます。

互いにシャッフルして所定の位置にセット。じゃんけんで先攻・後攻を決めたら、先攻は3枚、後攻は5枚の手札をMSデッキから引きます。今回のリプレイでは、筆者の先攻でスタートです!

※一度だけいらない手札を捨てて、同じ枚数のカードをMSデッキから引くことができます。捨てたカードは、MSデッキからカードを引き直したあとにデッキに戻してシャッフルしましょう。

手番内の各フェイズを解説

手番プレイヤーは、「ドローフェイズ」「コストフェイズ」「メインフェイズ」「エンドフェイズ」の4つのフェイズを経てターンを進めます。リプレイしながら順番に追っていきましょう。

ドローフェイズ

ターンの最初は、MSデッキからカードを1枚ドロー。手札は10枚まで持つことができます。

コストフェイズ

ここから早速、デッキを2つ用意して遊ぶというオリジナリティがじわじわと。コストフェイズでは、キャラデッキからカードを1枚表にして「ブリッジ」に設置。本作ではここ、ブリッジに置くクルーカードやパイロットカードが「コスト」となるのです。

1ターン目、筆者はキャラデッキからパイロットカード「アンドリュー・バルトフェルド」を引き、ブリッジにセットしました。

メインフェイズ:ユニットを出撃

メインフェイズではいろいろとできることが多いのですが、ここではリプレイの中で都度説明していきます。

まずはユニットを出撃させてみましょう。先ほどブリッジに置いた「アンドリュー・バルトフェルド」は、無色のコストをひとつ発生させることができます。これを使って、ユニット「メビウス」を場に出します。

コストには色つきのものと無色の2種類があり、使う際は縦(未行動)から横(行動済)にします。プレイヤーはユニットを出撃させたり、イベントカードを使用(後述)する時に、指定の色と数のぶん、コストを使います。

メビウスの左上に書かれている数字がコスト

先攻の1ターン目は攻撃をすることができないので、筆者はメビウスを場に出しただけでメインフェイズを終えました。

エンドフェイズ

エンドフェイズでは、行動済の味方ユニットとブリッジのカードをすべて未行動にします。TCGでよく見るルールでは、ターンの始めにいわゆる“リフレッシュ”を行うことが多いのですが、本作ではターンの終わりに未行動へと戻すのです。

母艦に攻撃!

メインフェイズ:攻撃

続いて、Sさんの1ターン目。MSデッキから1枚ドロー、コストフェイズで緑のクルーカードをブリッジに置き、それを使って「アッガイ」を出撃させました。

アッガイのカードのコストを見てみましょう。メビウスと違い、緑のシンボルがひとつあります。これは、コストの色を指定している印。つまり、緑色のコストを支払わないと出撃させられないのです。

カードによっては、この「色のコスト」と前述の「無色のコスト」を組み合わせて出撃させたり、効果を発揮させたりするカードもあります。

左が緑色のコストを発生させるクルーカード

さて、ユニットには「ATK」「DEF」の2つのパラメータがあり、それぞれ攻撃力・耐久力を指します。アッガイはATK1、DEF1ですが、効果「水中奇襲」により、出撃したターンだけATK3になっています。

※効果……カードにテキストとして書かれているもの。ユニットや場にさまざまな変化をもたらす。

これでメビウスを破壊……といきたいところですが、本作の戦闘は攻撃を仕掛ける側も仕掛けられる側も、相手のATKの数値分、DEFにダメージを受けます。

つまり、今のアッガイはDEF1のメビウスを破壊することができますが、ATK1のメビウスもアッガイにダメージを与えるので、双方ともDEF0となって破壊、捨て札送りになってしまうのです。

ここで、攻撃を仕掛ける側が取れるもう一つの選択肢があります。それは、相手の母艦を攻撃すること。この場合はユニットのATK分、相手の母艦の耐久値(スタート時は30)にダメージを与えられます。アッガイのATKが3になるのはこのターンだけですし、それならば母艦を攻撃したほうが得ですよね。

ということで、Sさんは筆者の母艦に攻撃! 攻撃をする時は、ユニットを行動済にします。

陸戦型ガンダムを破壊せよ

メインフェイズ:攻撃

2ターン目、筆者は無色コスト1を支払って「ジン」を出撃。メビウスとジンでSさんの母艦を攻撃し、3ダメージを与えてターン終了です。

一方、Sさんは緑コスト1と無色コスト1を使って「グフ」を場に出します。グフはDEF1ながら、出撃したターンだけ敵のユニットから戦闘によるダメージを受けないテキストを持っており、一方的にダメージを与えることができます。

Sさんはグフで筆者のジンを攻撃、DEF1のジンはあえなく破壊されました……。

※本稿で「イラスト開発中」となっているカードのイラストは既に完成しており、製品版では写真とは異なるイラストになります。

青と緑の混色デッキで順調にそれぞれの色コストを引くSさんは、3ターン目を過ぎたところで、序盤の要となるユニット「陸戦型ガンダム」を出撃させます。

陸戦型ガンダムは効果「防衛」を持っています。これは、このユニットがいる限り、相手は自分の母艦に攻撃できないというもの。つまり、筆者は陸戦型ガンダムを破壊しないとSさんの母艦にダメージを与えられないのです。

メインフェイズ:イベントカードの使用

筆者の場には、メビウス2機しかいない状況。これでは陸戦型ガンダムを倒すことはできません。しかしここで筆者は「イベントカード」を使います!

イベントカードは、指定のコストを払うことでさまざまな効果を発生させるカード。今回使ったのは、このターン中にユニット1機のATK+3/DEF-2する「ティターンズは力だ!」です。

ユニットへのダメージ

ユニットへのダメージは、そのターンの間は蓄積されます。例えばDEF2の敵ユニットに対し、ATK1の味方ユニット2機で1回ずつ攻撃すれば破壊できます。お互いの全ユニットが受けたダメージは、エンドフェイズで回復する仕組みです。

ダメージが蓄積されるのは、イベントカードの効果でも同じ。筆者は「ティターンズは力だ!」を2枚使い、その対象にSさんの陸戦型ガンダムを選択。DEF4の陸戦型ガンダムは2回DEF-2を受けてDEFが0になり、捨て札となりました。ふう。

その後、メビウス2機でアッガイとグフに挑み、それぞれを破壊。前述のとおり、攻撃を仕掛けた側もダメージを受けるので、メビウス2機も破壊され、場には何もいない状態に。

パイロットを乗せよう

メインフェイズ:ユニットを出撃

仕切り直しのターン、Sさんは場に「ジムキャノン」を出撃させると、このターンでブリッジに出たパイロットカード「アムロ・レイ」をジムキャノンに搭乗させました。

パイロットは、ユニットが出撃したタイミングでのみ乗せることができます。パイロットが乗ったユニットは、パイロットの能力値分、ATKとDEFがプラス。アムロが乗ったジムキャノンは、ATK3/DEF6とかなり固いユニットに!

このパイロットを搭乗させるか否かも、艦長であるプレイヤーの戦略が問われるところ。パイロットを乗せればユニットはパワーアップしますが、そのぶん使えるコストが減ります。戦況や手札、流れを読む力が試される場面です。

ジムキャノンから母艦への攻撃を受けた筆者は、負けじとジンを出撃させ、バルトフェルドを搭乗。ATK3/DEF2のジンが場に出ますが、ジムキャノンを破壊するには至らないので、母艦への攻撃を選択します。

この時点でSさんはまだ20以上の母艦耐久値を残している一方、筆者の母艦耐久値は20を切り、じわじわと劣勢に……。筆者の黒+黄色デッキは、大きなコストのユニットを出せるまで我慢が必要です。

黄色のクルーが来ず、手元の強力なユニットが出せない筆者。ぐぬぬ……。

セットされるだけで怖いカウンターカード

メインフェイズ:カウンターカードのセット

次のターン、Sさんはユニットカード「マゼラ・アタック」を出撃させたのち、ジムキャノンで筆者のジンを破壊。乗っているユニットが破壊されたパイロットは、その時の状態(未行動or行動済)のままブリッジに戻っていきます。

そしてSさんは「カウンターカード」をカウンターカードエリアにセットしてターンエンドしました。

カウンターカード

カウンターカードとは、無色コスト1を払ってセットすることができる、“トラップ”のような役割を持つカードです。セットしたのち、相手のユニットが攻撃してきたタイミングで表になります。

表になった際、指定のコストがブリッジにあれば効果を発揮します(コストが行動済でもOK)。またカウンターカードは複数枚を重ねてセットできるので、セットする順番も肝です。仕掛けられた側もドキドキ、仕掛けた側もドキドキの、ゲームのポイントとなるカードですね。

とはいえ、カウンターカードを仕掛けられようにもユニットがいない筆者。何か出さなければ(ゲーム的にも記事的にも)マズい……。

と、ここでようやく黄色のクルーがブリッジに! ここぞとばかりに「ガンダムアストレイ・ブルーフレーム」を出撃させ、バルトフェルドを搭乗。ATK7になったアストレイで、ジムキャノンに挑みます。

反撃開始!

しかしこのタイミングでSさんのカウンターカード「撤退命令」が発動。撤退命令の効果で、このターンの間、Sさんはユニットを破壊されても、そのユニットが手札に戻るように。アストレイでジムキャノンを破壊はできましたが、ジムキャノンはSさんの手札にスルリと戻っていきました……。

さて、これでメインフェイズでできる行動「ユニットの出撃(パイロットの搭乗)」「攻撃」「イベントカードの使用」「カウンターカードのセット」がすべて出揃いました。これらの行動は、どの順番で行っても構いません

これがこのTCGのミソで、どの順番で攻撃するか、いつイベントカードを使うか、カウンターカードが発動するかなど、ちょっとした順番が戦局を左右するのです。筆者は後にこれをまざまざと味わうことに……。

さらに牙を剥くカウンターカード

次のターン、Sさんは「ガンタンク初期型」を出撃させ、その効果「砲撃」で筆者の母艦耐久値を削ってきます。さらにSさんは、またもカウンターカードをセットしてターンエンド。

筆者は再び黄色のクルーをドロー。手札には「フリーダムガンダム」が控えていますが、アストレイにバルトフェルドを乗せたぶん、コストが足りない……! こういった、パイロットをユニットに乗せるかどうかもゲームの流れに影響するのです。

フリーダムガンダムを出すには、黄色コスト2、無色コスト5が必要ですが……。

ひとまずこのターンは「ストライクダガー」を出撃。まずはこのストライクダガーでマゼラ・アタックを攻撃します。その後はアストレイでもう一度ジムキャノンを倒す!

……と青写真を描くも、ストライクダガーが攻撃したところでSさんのカウンターカード「左舷砲撃手!弾幕薄いぞ!何やってる!」が発動。攻撃している敵ユニット以外の敵ユニットすべてを行動済にするという効果で、よりによってアストレイが行動済に。完全に後手を踏む展開となります。マズい。

この時点で筆者の母艦耐久値は15を切っています。まだ半分くらい残っている、と思われるかもしれませんが、本作では終盤に10以上のダメージがゆうに出るので、かなりギリギリの状況なのです。

Sさんはとどめとばかりに、“白い悪魔”「ガンダム」を出撃。こちらも「防衛」を持つバーザムを出撃させて時間を稼ぎますが、今度は「エルメス」がビットを携えて登場!

ビット役はモササウルス(編集部のガッキー提供)

筆者はようやく出撃させた「フリーダムガンダム」のテキスト効果でビットを一掃、「キラ・ヤマト」を乗せて最後の攻撃を仕掛けますが、フリーダムガンダムとストライクダガーだけでは10点のダメージを叩き出すのが精いっぱい。最後はエルメスの一撃で母艦が撃沈=負けてしまいました。悔しい……!

いかがでしたでしょうか。実際にプレイしてみると、ひとつひとつのルールやフェイズの流れがわかりやすく、それでいて各ユニットやパイロットの能力やテキストによってシンプルなルールに彩りが加えられていると感じられました。

そしてメインフェイズの自由度や、筆者が陥ったカウンターカードの罠などからもわかるとおり、このTCGではプレイヤーの選択が局面を左右します。つまり、プレイヤーの腕が勝敗に影響し、そのぶん上達する楽しさを味わうことができるのです。

「自分の力で勝てた!」と実感したい人にはぴったりのタイトルです。公式の遊び方動画をチェックしつつ、まずは10月の発売前に、体験会でプレイしてみてはいかがでしょうか。

「ガンダムクロスウォー」公式サイト 体験会ページ
http://www.gundam-cw.com/event.php

※画面は開発中のものです。

本コンテンツは、掲載するECサイトやメーカー等から収益を得ている場合があります。

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