ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアが開催中の「SCEJA Press Conference 2015」にて、PS4向けオンライン用タイトル「バイオハザード アンブレラコア」が2016年初頭にリリースされることが発表された。

目次
  1. バイオハザード アンブレラコア
  2. ゾンビバイル
  3. ベイトガード
  4. ゾンビジャマー
  5. ゾンビアイゼン
  6. 全世界初!東京ゲームショウ2015にプレイアブル出展

2016年にシリーズ20周年を迎える「バイオハザード」シリーズ。これを盛り上げる作品として「バイオハザード アンブレラコア」が発表された。

本作は対戦に特化したシューティングゲームだ。バイルやアナログカバー、アイゼン、シールド、ジャマーといった武器を駆使しながら、オンラインの戦場で戦っていく。

バイオハザード アンブレラコア

舞台はバイオテロの爪痕があたりまえにある世界

2003年。ラクーンシティを襲った未曾有の生物災害は、アンブレラ社が秘密裏に開発を行っていた生物兵器が原因であるものと断じられ、巨大製薬企業アンブレラは崩壊した。

しかし、アンブレラ社の崩壊は生物災害の根絶ではなく、生物兵器の脅威を全世界へ拡散させてしまうと言う皮肉な結果となった。

そして2015年。バイオテロの脅威があたりまえとなった世界では、アンブレラ社が遺した研究成果の価値はむしろ高まっていた。

感染者が残る封鎖地区に潜り込む兵士たち。その多くは自らの意思で非合法な「ゾンビ狩り」に勤しむ輩である。しかし、彼らの陰には治療薬開発の利権、あるいは生物兵器開発を目論む企業各社の思惑があった。

「アンブレラコア」には与えられる物語など存在しない。この世界でのプレイヤーの戦いそのものが物語となるのだ。

“競技用シューター”と言う提案

「アンブレラコア」のジャンル名は“コンペティティブシューター”。耳なれないこの言葉は「アンブレラコア」のゲーム性を一言に凝縮した言葉です。

「アンブレラコア」が目指すのは、eスポーツのように煮詰められた濃厚な対戦シューティング。この作品では過度な演出やリスポーンを廃し、さらに「ウィルス感染者」=ゾンビの存在を始めとするバイオハザード世界ならではの要素をゲーム性に取り込みつつも、ストーリー要素は削ぎ落としました。

しかし、削っただけのゲームではありません。無限ともいえる戦略に応える“選択肢”は考えられる限りのパターンを詰め込み、プレイヤーの意思がゲームプレイにダイレクトに反映されるよう、斬新なアイデアとさまざまな工夫を凝らしています。

バイオハザードシリーズとしては異色作と言ってよい「アンブレラコア」。この作品はバイオハザードチームの挑戦であり、STGファンへの提案なのです。

コンペティティブシューター。「バイオハザード アンブレラコア」

「アンブレラコア」で描かれるCQBZ(Close Quarter Quarantined Battle Zone)とは市街地や建物内での近接戦(Close Quarters Battle=CQB)に、バイオハザード世界ならではの要素「ウィルス感染者」(ゾンビ)を加えた独自の戦闘スタイル。

メインアームは銃固有の能力を発揮しやすいが、サブアームや近接武器では盾が使用可能になるなど、兵装の特性はそれぞれが一長一短になっています。そしてエイムやカバーにはアナログ入力を導入。攻撃と防御の“度合い”を段階的に、しかも直観的に選ぶことが可能になりました。プレイヤーの無限の戦略に応える選択肢を直観的なインターフェイスの中に詰め込んでいるのです。

CQBZに欠かせない重要な要素が「感染者」の存在。傭兵対傭兵の戦場に、すべての生者にとっての敵=感染者の存在が加わることで、さらに戦略幅が広がります。

メインモードである「ワンライフ・マッチ」では死=即ゲームオーバー。ヒリヒリした緊張感の中、技量と戦略の限りを尽くして競う、それがコンペティティブシューターなのです。

Close Quarter Quarantined Battle Zoneとは?

CQBZ(Close Quarter Quarantined Battle Zone)とは「ウィルス環境下での特殊近接戦闘技術」を指す。アンブレラ崩壊以降、世界ではバイオテロが頻発し、被害に遭った地区や廃棄されたアンブレラの研究施設は封鎖地区として立ち入りが禁じられたが、CQBZはその封鎖地区に適応した戦闘スタイルと言える。

ここでは対感染者戦を想定したCQBZ独特の装備を紹介しよう。なお、これらの装備やCQBZそのものも“死神”と呼ばれた伝説的な傭兵の考案によるものとされている。

ゾンビバイル

感染者であっても身体への動作命令は、大脳より発されており、脊髄が急所である事は変化していない。ゾンビバイルは感染者の脊髄破壊を目的に、歪曲した先端に力が集中するようにデザインされている。もちろん、登山用のバイル同様高低差のある場所の移動時にも活躍する。

ベイトガード

感染者の最大の攻撃手段は摂食を兼ねた咬みつきであり、ベイトガードはその対策の為の装備である。専用に開発された特殊樹脂は強靭さに加えて咬みついた歯が抜けにくい性質を持っており、技量次第ではワザと咬みつかせ、感染者を盾として利用する事も可能だ。

硬度と弾力性に富んだ素材が用いられているため銃撃に対する盾としても有効で、短銃弾はおろかライフル弾の運動エネルギーですら分散・減衰させることができる。

封鎖地区内で起こる戦闘の多くは市街地や研究所などの建物内と言った近接戦であり、CQBZも対テロ戦などの市街地、室内戦の技術として発達したCQB(Close Quarters Battle)がベースとなっているようだ。携行する銃器もライフルなどの長射程の武器ではなく、PDWやショットガンと言った比較的ショートレンジの物が選ばれている。

CQBZの装備群は感染者との遭遇戦を目的に開発されたものだが、傭兵同士=対人戦でも大きな効果を発揮する。

ゾンビジャマー

CQBZの中核をなす装備。強烈な電磁波でゾンビの感覚中枢を麻痺させる。対象への認識を妨げる事で事実上「視えなく」する。

対感染者用のチューニングが施されているが、開発途上の装備であり人体への副作用も大きい。装備者は専用の防電磁波ヘルメットが欠かせない。

ゾンビアイゼン

感染者は猛烈な飢餓感に支配されており、歩行能力を失った程度ではあきらめず、這い寄られて強襲される事が少なくない。

ゾンビアイゼンはこのような地面に這いつくばった敵との接近戦を想定したもので、踏み潰しによる頭蓋の破壊を容易にする。

敵との戦闘

照準精度?防御?繊細な操作が生死を分ける

封鎖地区は今なお感染者で溢れており、さらに他社の傭兵と遭遇すれば戦闘は避けえない危険なエリアだ。封鎖地区で生き残る為にここでは「アンブレラコア」の特徴的な戦闘システムについて解説しよう。

アナログカバーを使いこなせ

シューティングに欠かせないカバーアクションは「アンブレラコア」でも重要な要素だ。本作ではカバーの度合いを段階的に選ぶことができる「アナログカバー」を導入している。

トリガーを強く押せば、敵をしっかりエイム出来るが遮蔽物から身を乗り出してしまい、敵に身を晒すこととなる。一方、トリガーを弱く押すと遮蔽物の内側に身体を隠すことが出来るが、銃撃については威嚇程度の精度しか期待できない。

攻撃を優先するのか、防御を優先するのか?トリガーの押し方1つでプレイヤーの意図に応えてくれる画期的なシステムだ。

どの戦闘レンジで戦うのか?

メインアームは連射力、威力、攻撃範囲などに優れ、さまざまなシチュエーションに対応可能だ。

一方拳銃など片手で使うサブアームを装備している時には自動的にベイトガード(盾)を上げて頭部を護るのでヘッドショット対策に有効だ。しっかり距離を詰めればゾンビバイル(接近戦専用武器)の一撃で、一気にカタを付けることも出来る。

メインアームは屋内戦闘に適したPDWやショットガンが選択可能だ

メインアームは銃固有の特徴が活かせるが、敵からのヘッドショットには無防備になってしまう。拳銃は銃自体の能力は制限されるがベイトガード(盾)による頭部の防御が可能だ。ある程度まで敵に近づき、ゾンビバイルに持ち替えれば、一気に急接近、敵を強襲する事も可能だ。

どの武器に切換えておくか?にも常時戦略が求められるのだ。

ベイトガードで敵の銃撃を防ぐ

第3の勢力…感染者たち

数々の装備でほぼ無力化されている感染者たち。しかし不可視化を司っているゾンビジャマーを破壊されるようなことがあれば、状況は一変する。直接相手を倒すのではなくゾンビジャマーの破壊を狙って感染者に襲わせるのも戦略だ。

ベイトガードに咬みつかせて盾とするゾンビシールド。
敵傭兵のゾンビジャマーを破壊! 鎖地域でジャマーを失ったものの末路。

初公開のスクリーンショット

他にも初公開となるスクリーンショットをお届けしよう。更に本作のイメージが膨らむはずだ。

上はゾンビの死骸に囲まれる兵士のショット。彼はゾンビの群れから生還できたのだろうか?そして下のショットでは伏射の姿勢を取っている事が判る。どうやら匍匐姿勢での移動も可能なようだ。

全世界初!東京ゲームショウ2015にプレイアブル出展

最新作「バイオハザード アンブレラコア」が東京ゲームショウ2015、カプコンブースにプレイアブル出展決定!「バイオハザード」が提案するSTGの新たなカタチ、“コンペティティブシューター”ならではの濃密な対戦をいち早く体験して欲しい。

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優先試遊権

対象日:2015年9月19日(土)、20日(日)
当選人数:各日15名様、合計30名様

※応募時に、ご希望参加日をお選びいただきます。
※優先試遊は当選者へお送りするご招待メールに記載の指定時間のみ有効です。お時間は選べませんので予めご了承ください。
※優先試遊権は譲渡無効です、当選者以外には使用できません。またご利用の際には本人確認をさせて頂く場合がございます。
※東京ゲームショウ2015会場までの交通費、ならびに入場にかかる費用は当選者様のご負担となります。

応募方法

応募締切:2015年9月17日(木)午前9:00まで
マイカプコンの応募フォームから項目すべてにご入力の上、ご応募下さい。

※応募多数の場合は、抽選となります。予めご了承下さい。

応募条件

マイカプコン会員で、東京ゲームショウ2015一般公開日に参加可能な方。

※ご応募はマイカプコン会員のみに限らせていただきます。未入会の方は下記よりご登録の上、ご応募ください。

マイカプコン
http://www.capcom.co.jp/mycapcom/

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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