【TGS 2015】黙示録的な世界を舞台にした壮大なアクションRPG「Horizon Zero Dawn」のメディアセッションをレポート

0コメント 仁志睦

千葉・幕張メッセで9月17日より開催中の「東京ゲームショウ2015」。本稿では9月17日にソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアが行ったPS4用アクションRPG「Horizon Zero Dawn」のメディア向けセッションの模様をレポートする。

今回のセッションではGuerrilla Games(ゲリラゲームス)のMark Norris(マーク・ノリス)氏とJeroen Roding(ヨルン・ローディング)氏が、実機デモを交えながら「Horizon Zero Dawn」について紹介を行った。

まず、Norris氏は本作がGuerrilla Gamesにとって、もっとも野心的なプロジェクトであるとアピール。単なるオープンワールドのアクションRPGではなく、「人間が支配していない世界での人類のあり方を問う」という壮大なスケールの内容になっていると自信を見せた。

左からGuerrilla GamesのMark Norris氏とJeroen Roding氏。

そんな「Horizon」の最大の特徴として、Norris氏が最初に挙げたのがゲームの舞台となる「世界」だ。人類滅亡後の世界を描いた作品は多いが、本作は人類が滅亡してから千年以上が経過した世界が舞台となっていて、人類がこれまで立ち入ることができなかった場所に足を踏み入れることになるという。これらの場所が「どのようにして」、「誰によって」、「何のために」作られたのか。世界に関わる壮大な謎を探っていくことがゲームの大きな目的になるようだ。

こうした世界の謎を探る過程で出会うことになるのが、数々の「機械」だ。ゲーム中では鹿のような姿をしたものや恐竜をほうふつとさせる巨大なものなど、さまざまな機械生命体と言うべきものが登場し、これらを相手に主人公は戦いを繰り広げていくことになる。Norris氏によると、これらの機械の存在も大きな謎のひとつになっていて、「なぜこのようなものが生まれたのか」、「なぜこの世界に現れたのか」といったことがゲームを進めていく過程で明らかになっていくそうだ。

魅力的な女性主人公・アーロイを操って、これらの機械と戦う「バトル」も大きな魅力のひとつだとNorrisは語る。本作にはGuerrilla Gamesが「KILLZONE(キルゾーン)」シリーズで培った技術がつぎ込まれていて、アーロイを圧倒する力を持つ機械たちとどうやって戦うかという、緊迫感にあふれたタクティカルなバトルを楽しめるという。

Roding氏によるデモプレイも行われた。画面には目的地の位置などが表示される「コンパス」やプレイヤーの体力、経験値などの情報が表示。面白いのが敵に見つかっているどうかを表すアイコン「ステルスインジケーター」の存在で、いかに敵の目をかわしながら進むかというステルスアクション的な要素も魅力のひとつになっているようだ。また、主人公の眼前に広がる世界は恐ろしく広大で、過去の文明の移籍なども点在しているもよう。もちろん、それらもすべて探索できるようになっているとのことで、詳細は不明だが、かなりのボリュームがありそうだ。

デモプレイでは主人公のアーロイが弓状の武器を駆使して戦う様子が披露された。最初に登場したのは「ウォッチャー」と呼ばれる小型の機械だ。Norris氏によると偵察を目的としたもので、群れでパトロールする習性を持つという。非常に警戒心が強いので、戦闘ではあらかじめワナを仕掛けておき、意図的に爆発を起こしてウォッチャーをワナのほうに誘導して倒していた。このようにさまざまな戦略を駆使できることも魅力のひとつといえそうだ。また、倒した敵から素材となるアイテムを入手することが可能になっていて、これらの素材を集めていくこともゲームの目的のひとつになっているという。

そして、いよいよ「サンダー・ジョー」と呼ばれる超巨大な体を持つ恐竜のような機械とのバトルに突入。約53万個のポリゴンと5000以上のビジュアルエフェクトからなる巨大な体と多彩な攻撃アクションを持つ強大な敵で、アーマーを破壊して露出した部分を攻撃したり、「パワーコア」という部分を破壊したりして弱点を突いていくことが必要とNorris氏は語っていた。ただ攻略方法はひとつではなく、いろいろな戦い方ができるとのことで、自分なりの攻略方法を見つけていくことも攻略のポイントになると言えそうだ。戦闘も迫力満点で、手に汗握るバトルを体感することができた。

デモプレイのあとに質疑応答も行われた。まず、機械たちの総称についてだが、ゲーム内のキャラクターたちは敵となる機械たちを種族ごとの名前で呼んでいて、いわゆる「ゾンビ」といった総称はないとNorris氏は答えていた。ただ、この機械たちの存在が最大のミステリーになっていて、ゲームを進めていったとき「そういう理由だったのか」と驚けるものになっているそうだ。

「Horizon Zero Dawn」というタイトルの意味についても質問が出された。Norris氏によると、本作のタイトルにはゲームの世界観に関わる意味が隠されていて、それは現時点では明かせないが、同時に開発陣の強い思いも込められたものだという。というのも、Guerrilla Gamesは「KILLZONE」シリーズの開発に12年を費やしてきただけに、新しいIPの開発を始めるのはなかなか容易ではなかったそうだ。それゆえ、「Horizon(地平線、水平線)」という容易にはつかめない、届くとは限らないイメージのものだが、同時に「約束」や「希望」という意味もある言葉をタイトルに入れたと語った。

気になるマルチプレイの有無だが、Norris氏はふたつの理由から協力プレイのようなものの導入は考えていないという。ひとつは主人公アーロイの物語を伝えることに集中したいためで、アーロイ以外のキャラクターでプレイできるようにすると、プレイヤーとアーロイとの繋がりが薄れてしまうと考えているそうだ。

もうひとつの理由は、この世界が非常に危険なものだと感じてもらいたいからで、ほかのプレイヤーと協力したりすると、ひとりでプレイしているときのスリルや緊張感が半減してしまうため、ソロプレイ用にしたと答えた。ただ、こうしたセッションで必ずマルチプレイについて聞かれることから、要望の多さも感じているそうで、ある種の同期的なオンライン要素の導入も考えているとのことだ。

※画面は開発中のものです。

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