千葉・幕張メッセにて開催された「東京ゲームショウ2015」。ここでは、9月20日にFuji&gumi Games(FgG)が行った2016年春にリリースを予定する新作タイトル2本の発表会についてお届けする。
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250万ダウンロードを突破し、新たなコラボや海外展開も行う「ファントム オブ キル」
ステージにはプロデューサー・今泉潤氏が登場し、まずは2014年の東京ゲームショウから始まった「ファントム オブ キル」の軌跡を辿る。iOS/Android版のリリースやでんぱ組.incが参加したCM、「PSYCHO-PASS」や「魔法少女まどか☆マギカ」に続く「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」のコラボレーションもスタート。そしてリリースから1年、海外展開についても動き出すという。
日本向けは天上世界を描いているが、海外向けはイメージを一新。単純に言語を翻訳したものではなく、新たに地上世界を舞台として作り直す形を選んだという。今泉氏は、海外版もヒットさせて日本向けに凱旋できればと意欲にあふれた様子をみせる。
より戦略性の高いバトルを楽しめるタクティカルRPG「誰ガ為のアルケミスト」
続いて、本格的タクティカルRPG「誰ガ為のアルケミスト」へ。オープニングムービーは「マクロス」シリーズや「創聖のアクエリオン」で知られる河森正治さん、主題歌と音楽は下村陽子さんが担当し、キャタクターやストーリーはキリスト教の「七つの大罪」がモチーフとなっている。
高低差やキャラクターの向きも関係する戦略性の高いバトル、さまざまなアビリティやジョブなど、やり応えのある内容に。やりやすさという部分にもこだわり、ライトユーザーから本格志向のユーザーまで幅広くプレイタイトルとなりそうだ。
なお、今泉氏は「誰ガ為のアルケミスト」を「ファントム オブ キル」の正当進化と発表していたが、あくまで分かりやすさを優先した表現であり、「ファントム オブ キル」に一切手を抜くことはないので安心してほしいとコメントしている。
声優陣も登場!FgG第3弾タイトルは和風ファンタジーな「シノビナイトメア」
新作2本目「シノビナイトメア」は、ダンジョン探索型「大河」RPGだ。メインテーマは久石譲さん、アニメーション監督には「刀語」などの元永慶太郎さん、開発は「俺の屍を越えてゆけ」「高機動幻想ガンパレード・マーチ」などのアルファ・システム、主題歌とキャラクターソングはさまざまなアニメやゲームでお馴染みのElements Gardenが担当する。
クノイチは、サムライを召喚しながら桜などに彩られた四季折々の3Dダンジョンを探索。バトルや罠を潜り抜けるゲーム性の高さと、アニメのような演出を楽しめる。
ここで「シノビナイトメア」のサクラ役・内田真礼さん、ユリ役・優木かなさん、キキョウ役・小松未可子さん、ヒイラギ役・高橋未奈美さんが登場。セリフも披露しながら、演じたキャラクターについてサクラはカッコイイ部分もありつつ明るく、ユリは皆を導くお姉さんのようなタイプ、キキョウはクールながらデレのギャップも魅力、ヒイラギは引っ込み思案にみえるが二面性を秘めているとコメントする。
4人は主題歌も歌っており、素敵な曲や歌詞だと絶賛。内田さんはすでにキャラクターソングの収録も終えており、主題歌とはまた違ったキャラクターの良さが出ているそうだ。
最後に、FgGの名誉会長に就任したタレントの大久保佳代子さんが「誰ガ為のアルケミスト」の衣装に身を包みながら挨拶。記者会見にも臨み、さまざまな質問に応えつつ今後もFgGのタイトルを広めていきたいと決意を語った。