セガゲームスは、ニンテンドー3DS用ソフト「セブンスドラゴンIII code:VFD」を、本日10月15日に発売した。クラブセガ秋葉原新館で行われた発売記念抽選会の様子と、ディレクター・川端真之氏、プロデューサー・亙重郎氏、キャラクターデザイン・三輪士郎氏へのインタビューをお届けする。
抽選会には豪華景品がズラリ!
前作「セブンスドラゴン2020-II」から約2年半の時を経て、ついに本日発売となった「セブンスドラゴンIII code:VFD」。これを記念した抽選会が、東京・クラブセガ秋葉原新館、大阪・日本橋総合案内所にて開催中だ(本日限り)。
ソフトを購入した領収書や納品書などを提示すれば参加可能。A賞の「三輪士郎氏直筆サイン入り高画質イラストパネル」を筆頭に、さまざまな豪華景品が用意されている。外してしまっても、参加賞としてクリアファイルがプレゼントされる。
また、クラブセガ秋葉原新館では本作のオリジナルマフラータオルやミニクッションクリーナーも販売されていた。こちらを購入してもクリアファイルがもらえる。抽選会は本日10月15日20時まで実施されているので、学校や仕事の帰りに足を運んでみてはいかがだろう。
裏ダンジョン&さらに難関なDLCダンジョンの存在が明らかに
今回、本作のプロデューサー・亙重郎氏、ディレクター・川端真之氏、キャラクターデザイン・三輪士郎氏へのインタビューも行うことができた。亙氏が「シリーズで一番おもしろい」と話した本作のこだわりのポイントや、シリーズの展開、また今後配信予定のDLCについて語ってもらった。
――発売日を迎えての感想を教えてください。
川端氏:とうとうこの日を迎えられたという思いです。最初は信じられなかったのですが、店頭に並んでいるのを見て安心しました。ユーザーの反応が楽しみでもあり、心配でもあります。
亙氏:いつ死んでもおかしくない状態だったタイトルが、こうして店頭に並んでいるのを見ると感無量です。川端をはじめ現場のスタッフのみんなが、毎日コツコツと作業をしてくれて、ここまで来られました。うちのスタッフは優秀だと感動しています。彼らが心血を注いて作ったものがユーザーに届き、楽しんでもらえれば言うことはありません。今日はいろいろな思いが去来しますね。
三輪氏:僕はキャラクターデザインが主な仕事でしたが、いちユーザーの観点から提案させていただき、取り入れてもらったりしました。みんなのがんばりが結実してよかったです。
川端氏:今年に入ってからキャラクターモデルを全部作り変えて、バトルシステムもそこでようやく完成しましたね。
亙氏:3回作り直しているような感じですね。それくらい産みの苦しみがありました。
三輪氏:そのぶんバトルが進化しています。今回から9人でのバトルになって、前作と違った遊び方ができます。コンビネーションがおもしろいゲームになっていると思います。
川端氏:本作では後衛が加わって全部で9人パーティになり、新しいコマンドバトルが楽しめます。カラーバリエーションもある32種類の外見や、40名の声優さんのボイス、ほぼ新しく作られた8種類の職業の組み合わせで悩ましい思いをしていただき、その成果をバトルで披露してほしいです。後衛のサポート次第で相乗効果が生まれたりするので、3人パーティと後衛の組み合わせも楽しんでいただきたいです。
――本作から「セブンスドラゴン」の世界に入る人へのおすすめポイントはありますか?
川端氏:本作からプレイしても、キャラメイクやコマンドバトルはもちろん、物語も楽しめるようになっていますので、安心してプレイしていただきたいです。
亙氏:正直にいうと「III」が一番おもしろいので、「III」だけプレイしていただければ(笑)。一番新しい物が一番楽しいので、「III」だからという心配はまったく無用です。むしろ今回は集大成となっているので、前作・前々作の世界観もカバーしています。なんら気にせず、飛び込んできていただければ全力で接待します。
三輪氏:本作ではクエストをやっていくと、前作で何が起こったのか説明してくれます。「III」をやってから前作をプレイしてもおもしろいんじゃないかなと思います。
亙氏:むしろ初代からずっとプレイしている人から見て、回収されていない伏線があると申し訳ないなと思います。ただ、ひとつの作品としてまとめる際にはどうしても拾い切れない部分があります。今回の話をフィナーレにするにあたって、必要なものはすべて盛り込みました。今回入らなかったところは、後々落ち穂拾い的に何かされるかもしれません。
川端氏:そこはまたいつか明かされるかもしれませんし、楽しみにしてほしいですね。
――今回は完結編ということですが、この先のシリーズ展開についてはいかがですか?
川端氏:今回あまり詳しく触れなかった部分にフォーカスし、ふくらませられる世界観ですので、これからまた新しい話を続けることもできます。また開発ノウハウも社内に蓄積されているので、それらを活かした続編なども、可能であれば考えていきたいです。とりあえず今年のところは本作をじっくり楽しんでいただき、今後の展開に期待してほしいです。
亙氏:今回の“完結編”の意味は、「セブンス」と言われる7つの真竜をめぐる戦いについて風呂敷をたたんでいる、というふうに受け止めていただければ。
川端氏:そうですね、大元にある話を描いているので、その中をまたフォーカスしていくのもありだと思います。
――かなり尖った職業もありますが、一番見てほしいポイントはありますか?
川端氏:キャラ自体が新しくなり、その職業にしかないUIを使った遊びも用意しているので、単体でも楽しめるようになっています。また、後衛のパーティにも経験値がガンガン入っていくので、キャラが育てやすくなっています。異なる職業を入れると与えるダメージが大きく変化しますので、気分転換にパーティをガラリと変えてもおもしろいと思います。
亙氏:9人バトルならではのシステムとして「バディ」「ユニゾン」が作られました。クラシックなターン制バトルシステムですが、後衛との組み合わせという奥深さもありますし、今までにないおもしろさが味わえます。
三輪氏:さまざまな戦い方ができるゲームになっていますね。正統派な戦い方をしたり、スキルを使って敵を封殺したり、あるいは運頼みだったりと、プレイヤーの好みに合ったチーム編成ができます。大体の人の好みがフォローされているのではないでしょうか。
川端氏:そうですね、同じ職業でもパーティによって強さの印象が全然変わってきます。バトルシステム担当のリーダーが「ゴッドハンドが最弱」と言っていたんですが、ある日チェックチームから「ゴッドハンドが強すぎます」というクレームが来たこともありました(笑)。
三輪氏:どういう強さを求めるかは人によって違うと思いますが、そのニーズに応えるパーティがどこかにあるはずです。ちょっとやばいんじゃないかと言われているのが「デュエリスト」3人ですよね。速攻パーティになるんじゃないかと……。
川端氏:ハマれば速攻ですね。
三輪氏:運次第という感じで。
亙氏:運の振れ幅が大きいですよね。
――三輪さんは今回数多くのキャラクターをデザインされましたが、敢えてお気に入りを挙げるとすれば?
三輪氏:全員デザインが終わった今は決めにくいですが、やはり一番最初にデザインができあがったサムライ(女)が中心にいました。男性キャラクターでは、今まで描いたことのなかった全身甲冑のバニッシャーが気に入っています。また、サムライ(男)のBタイプがマスクを付けているのですが、これもどこかでやりたかったので、今回実現できて満足しています。
川端氏:今回は三輪さんのアイディアでBタイプを追加し、バリエーションが増やせました。
三輪氏:最初は顔のバリエーションがなかったのですが、エレンとアトランティスに移動して仲間が増えたときにもっとバリエーションがあるといいと思って、提案させていただきました。これで仕事が3割くらい増えました(笑)
――さまざまな要素がある本作ですが「これだけは見てほしい」というものはありますか?
川端氏:本作では、なるべく中だるみをしないように気をつけました。さまざまなシステムを入れたのも、最後まで遊んでほしいという思いがあったからです。なので、ぜひエンディングを見てほしいですね。
亙氏:「この先どうなるんだろう?」と自然に思えるよう、シナリオを練り込んでいます。みんなで顔を突き合わせて、最初にあったシナリオから相当手を入れました。RPGの大きな柱としてバトルがあり、それと二人三脚で走るシナリオがあり、2つがきちっと噛み合ったいいバランスになっていると思います。
三輪氏:今回、古代さんの音楽が各所にハマっています。流れてきてほしい曲が流れてきてほしいタイミングで入ってくるのがすごくいいと思いました。あとは旧作が絡んだイベント、クエストをぜひプレイしてほしいですね。なぜルシェ族が「III」の東京でいないのかもある程度説明されています。
――「東京ゲームショウ2015」で発表されたもの以降のDLCはありますか?
川端氏:DLCは現在5つ発表していますが、その後に続くDLCを今用意しています。ひとつはブラスターレイブンとのクエスト「親愛なる13班へ」です。13班の思い出が語られたり、ここでしか手に入らない強力な武器が全職業分獲得できます。また、ブラスターレイブンの外見が使えるようになります。もちろんカラーも3色あるので、3人で揃えればいい感じの絵面になるはずです(笑)
三輪氏:ブラスターレイブンは、「ヒーロー」のような職業にする案もありました。東京のメンバーが色物ばかりになってしまうので取り止めたのですが、おかげでブラスターレイブンが生まれましたね。
川端氏:三輪さんから「ヒーローどうですか?」と言われて、すごく心が揺れました(笑)。
川端氏:もうひとつが「アリーのデスマーチ」です。実は本作にも裏ダンジョンがあるのですが、裏ダンジョンはラスボスを倒したパーティでもどうにもならないくらいキツいです。「アリーのデスマーチ」は、そのさらに上をいくクエストで、裏ダンジョンのボスを倒しても勝てないくらいのレベルです。「セブンスドラゴン」のやりごたえに期待してくださっている人に応えられたDLCだと思っています。
――では、最後にメッセージをお願いします。
三輪氏:「2020」から参加させていただいた「セブンスドラゴン」シリーズも一区切りということで、感慨に浸っています。今回のキャラクターデザインもがんばったので、さまざまなキャラクターをさまざまな組み合わせで遊んでいただければと思います。
川端氏:お待たせしてしまいましたが、何とか形にできてうれしいです。それができたのも三輪さん、sasakure.UKさん、古代さん、与田さん、山本さんといった、僕より長くシリーズに関わってくれたかたがしっかり支えてくださったからです。それがきちんと作品にも反映されているので、ぜひ楽しんでください。
亙氏:さまざまな関わりを持っていただいたかたが、それぞれの分野できちんとしたものを作ってくださいました。それがまとまって、あちこちに遊び心として輝いていますので、じっくりと味わっていただければと思います。
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