ユービーアイソフトが本日11月3日に東京・ベルサール秋葉原にて開催した「UBIDAY 2015」。ここでは「アサシン クリード シンジケート」スペシャルステージの模様をお届けする。
「アサシン クリード シンジケート」のスペシャルステージでは、ユービーアイソフトマーケティングディレクターの辻良尚氏、主人公ジェイコブを演じる平川大輔さん、双子の姉であるエヴィーを演じる嶋村侑さんが登壇し、音声収録時の感想や裏話などが語られた。
まずは、本作のオファーをもらったときの話について。「アサシン クリード」シリーズを知らなかったという平川さんは、海外ドラマの仕事と勘違いして音声収録に望み、現場ではじめてゲームだということに気づいたそうだ。同じく嶋村さんもまったくわからない状態だったが、「アサシン」というワードだけは聞いていたので、それを調べて「アサシン クリード」シリーズを勉強したのだとか。
ここでジェイコブとエヴィーを紹介するツインズトレーラーの日本語吹き替え版が披露された。トレーラー終盤の「ジェイコブのために…」「エヴィーのために…」とそれぞれ言うシーンがあるのだが、そこの言いかたに迷ってしまい最終的に平川さん、嶋村さんと相談して決めたと辻氏は語った。
トレーラー終了後、辻氏が本作の舞台背景について解説。本作はイギリスの産業革命の時代が舞台となっており、「アサシン クリード ユニティ」から約100年後の話となっている。蒸気機関などができて繁栄を謳歌していたが、裏ではさまざまな者たちが暗躍していた時代だったのだという。ある程度解説をしたところで、産業革命時代の人物たちがよくわかるヒストリカルトレーラーが上映された。
トレーラーには、発明家のアレクサンダーグラハム・ベルやマルクス主義(科学的社会主義)を唱えたカール・マルクスなど、有名人が多数登場している。「産業革命の時代にはすでに写真技術があったので、残された写真をベースにキャラクターたちを作った」と辻氏はコメント。平川さんは「アレクサンダーグラハム・ベルは電話を作っただけじゃないんですね」と冗談交じりにいうと「本作のメカ担当です」と辻氏は笑いながら語った。
続いてジェイコブとエヴィーを演じた感想を平川さんと嶋村さんに聞くことに。平川さんは「ジェイコブは一見、髭面のおじさんのように見えますが実はまだ20歳です。アサシンとしてはプロフェッショナルですが、義理人情で動いてしまう熱いキャラクターになっています」、嶋村さんは「エヴィーはジェイコブとは真逆で規律を重んじるタイプで、正義感が強く真面目な性格をしています」とそれぞれのキャラクターについて語った。
その後、日本で初公開のローンチトレーラーが公開された。海外で公開された2本のローンチトレイラーのうちジェイコブ版を日本語吹き替えしたものになっており、ロンドンの劣悪な環境を変えるべく暗躍するジェイコブとエヴィーが描かれていた。
ここでニコ生の放送は終了し、会場に来た人たち限定で平川さんと嶋村さんのアフレコライブが実施された。今回収録されたのは、ジェイコブとエヴィーがロンドンに出てきて、グリーンと呼ばれるアサシンと会話をするシーンだ。収録後、感想を聞かれると嶋村さんは「一緒に収録したほうが楽しいです」、平川さんは「ゲームは基本1人で収録するので、一緒にやると感情の入りかたが違いますね」とコメント。
最後に、平川さんが「本作はジェイコブの成長を描いているストーリーになっています。姉弟の確執などを経て、どんどん変わっていくジェイコブを見てほしいです」、嶋村さんが「アサシンたちは身体能力が高いので、操作したらどんな動きをするのかすごく楽しみです」と語ってイベントを締めくくった。