KLabが12月中に配信を予定しているiOS/Android「Age of Empires: World Domination」を一足早く体験! 今回はプレイレビュー形式でゲーム内容を紹介していく。
マイクロソフトの「Age of Empires(エイジ オブ エンパイア)」シリーズといえば、日本国内でRTS(リアルタイムストラテジー)ジャンルを爆発的に広めたタイトルとして、多くのユーザーに知られている。
実際、本シリーズで能動的な操作を必要とするシミュレーション、つまりRTSに触れたというゲームファンも多いことだろう。
そんな背景もありつつ今回、KLabがマイクロソフトとのライセンス契約を締結し、昨年2014年4月に発表をしていたiOS/Android「Age of Empires: World Domination(以下、AoEWD)」が、今月12月中に配信されることが明らかにされた。
同時に、正式配信に先駆けてゲームをプレイすることが叶ったので、その所感を皆さんに伝えていければと思う。AoEファンはもちろんのこと、昨今のスマートフォンゲームでRTS/MOBAジャンルなどに興味を持っている人は、この機会にぜひチェックしておこう。
※今回遊ばせてもらったのはテストプレイ用の開発版となり、アップデートやバランス調整により、内容が変更になる可能性があります。
箱庭内政+RTSバトル=AoEWD
AoEWDは、シリーズのゲーム性を踏襲したリアルタイム戦略シミュレーションとなりつつも、昨今のスマートフォンゲームらしくチューニングが施されている。具体的には、従来作品が「1戦ごとに内政&戦闘をこなしていくゲーム」であったのに比べ、本作は「箱庭型の内政」+「対戦相手を選んでRTSバトル」の2つのモードに分けられている。
プレイヤーまず最初に、「ブリトン」「ケルト」「中国」「フランク」「フン」「日本」「サラセン」「ヴァイキング」の8つの文明(いつでも変更可能/24時間制限あり)から1つを選び、“自分だけの箱庭(都市)”で施設を作成しながら、戦争用の軍備を編成していく。
プレイヤーが建てられる「施設」は、資源・兵力を獲得するもの、兵科を増加するもの、同盟(プレイヤー同士の集まり)に関する施設などさまざま。それらは所持している資源の限り、都市の決められた枠内に設置していける。また、施設のレベルを上げることで、その効力も高まる仕組みだ。この辺りは、箱庭系ゲームに馴染みのある人であればすぐさま把握できることだろう。
なお、マップ内は最初から全ての土地が拓かれているわけではないので、一定のリソースを支払って開拓していくことも肝心だ。さらに、建物の中には効果があるものだけでなく、外観を彩る「針葉樹」や「チューリップ」などのオブジェクト、文明を象徴する建造物(ワンダー)も存在する。こういった要素は、戦闘とはまた違うセンスが試される。
ちなみに、戦闘や施設建築で得られる文明経験値が一定値まで溜まると、“選択中の文明のレベル”が上昇し、国の特色を生かした兵科・施設をテクノロジーツリーから追加していける。上述したように文明はいつでも変更可能なので、戦略に合った文明を選び、レベルを上げていくのがいいだろう。
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| 各施設に一定時間でポップするアイコンをタッチすれば、表示ごとの資源が獲得できる。 | |
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| 施設の種類・効果はさまざま。何を充実させていくかの方針も大切だ。 | |
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| びっしり敷き詰めるか、外観よく並べるか、施設の配置は性格が出る。ちなみに、施設の配置はいつでも変更可能。 | |
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| 施設の一つ「市場」を利用して、資源を上手く回転させるのも手だ。 | |
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| 文明レベル上昇で獲得したポイントで、自由にツリーを開放していこう。 | |
兵力に関連する各施設では、「槍兵」「弓兵」「騎兵」のいずれかを生産・強化することができる。槍兵・騎兵・弓兵を作った後は、それらを率いるユニット「英雄」にセットにすることで、戦闘時の1ユニット「軍隊」となる。
なお、英雄にはスキル・得意な兵科などが設定されており、英雄自体は登用(いわゆるガチャ)などから獲得可能だ。ユニットの得手・不得手が各々の戦術に大きく影響するポイントといえる。
では、兵力を整えたところで、いざミッションへ。
シンプルかつ複雑な戦闘の妙
内政・軍備を整えた後は、ワールドマップに行こう。ここではさまざまな目標をこなしていく「ミッション」をクリアしていったり、世界中のプレイヤー情報がAI化された「敵プレイヤー(CPU)」と戦うことが可能だ。
ミッションをクリアしていけば領土が広がっていき、挑戦できるミッションが増えていく。一方、敵プレイヤーと戦えば、勝利することでミッションよりも多くの経験値が得られる。
戦う相手・ミッションを選んだ後は、いよいよお馴染みのRTSバトルに突入。本作では、前述の内政で得た資源は全て“戦争前の準備”にだけ充てられるものなので、戦闘中のリソースとはならない。戦闘中は専用資源「バトルリソース(以下、BR)」を使用・確保して、英雄の率いる軍隊を出撃させ、勝利条件となる「相手の本拠地の破壊」を目指していくのだ。
戦闘が始まったあとは、「視界の確保」「軍隊を出陣」「資源を確保」「兵器の生産」を進めていく。戦闘開始時はマップ全体が真っ暗なので、どこに資源があり、いつ敵の軍隊が攻めてくるのか分かるよう、暗所に軍隊を移動させて視界の確保に努めたい。
また、BRは自動で1ずつ増加する仕組みだが、これを頼りにするには速度が心許ない。そのため、BRをより多く獲得するため、資源地からBRを運んでくれる「資源保管所」を建てるのが先決だ。
運用できるリソースが全てBRに集約されていることで、歴代作品をプレイしている人には若干物足りないかもしれないが、スマートフォンという端末でプレイすることを考えれば、これくらいのシンプルさが丁度いい塩梅といえる。それはプレイしてみればすぐに分かるので、ご安心を。
ちなみに、資源保管所を建てた後は自動で労働者が働いてくれる。資源地と保管所の位置関係に気を配れば、BRの回収速度もグングンと上昇する。複雑な操作はいらないので、手早く確保していきたい。
BRを支払い、軍隊を出陣させた後、マップ上でユニットをドラッグすると“自由に進軍の軌跡を描く”ことができる。多少の曲線にも対応しているので、タッチ操作ならではのインタラクティブ感が味わえる。マップ・戦力・資源の状況など、さまざまな問題が重なる中、戦略的に本拠地を落とす道筋を建てていくのが、難しくも面白いAoEの醍醐味だ。
なお、戦闘中は軍隊に行動を一任する「全体指示」、戦闘を自動で行う「オート機能」も備わっているので、「スマートフォンを片手でしか触れない!」といった時などに活用すれば、手軽に戦闘を楽しむことができる。こういった便利機能を搭載していることで、RTS特有の煩雑な操作感も随分と緩和されている印象だ。
むしろ、ユニットを一切操作せずにクリアというのも十分可能である(序盤に限り)。
兵科は【槍兵>騎兵】【弓兵>槍兵】【騎兵>弓兵】の3すくみが存在する。彼我の弱点を考慮せずに全軍突撃してしまうと壊滅も必至だ。ゲーム序盤の相手ならばどうにかなっても、一辺倒に攻撃していては、ゲームの進行に応じて苦しくなっていくので注意したい。
また、いかに敵の施設や兵力を削ったとしても、本拠地が残っている限り勝敗はつかない(時間制限はあり)。相手の軍隊を効率よく撃破するための操作、英雄と兵科の相性を考える準備、遠近の戦力を補助してくれる数々の兵器、戦局を変えるスキルの使用なども重要となってくる。
ちなみに戦場で軍隊が破れてしまうと、その軍隊は次回出撃のための必要BRが増加してしまう(16BR→24BRなど)。そのため、資源をしっかりと確保していない際は長期戦の粘り強さが出せなかったり、アンチ兵科にも対応し辛くなってしまう。
従来のシリーズ作品のように「~~ラッシュ」といった奇策の概念は薄くなってしまっているが、反対に操作もルールもシンプルゆえに分かりやすいため、シリーズ未経験者であっても、すぐに感覚を掴めるのは魅力的なポイントだ。
見事戦闘に勝利すると、さまざまなボーナスが獲得できる。プレイヤーに入る経験値(文明レベルとは別)でレベルが上がれば、内政時の最大建築数などが増加していく。英雄に入る経験値でレベルが上がれば、戦闘で有利になるボーナスが付加されていく。
加えて、戦闘勝利時には内政用の資源も確保できる。ただし、資源を収蔵しきれる倉庫を建てておかなければ、資源はそのまま無駄になってしまうので注意しなければならない。内政・戦闘のバランスをしっかりと確認しておこう(とはいっても、戦闘前にしっかり「倉庫足りないよ!」とアナウンスしてくれるので、見落としの心配もいらない)。
スマートフォンならではのAoEWD
「Age of Empires: World Domination」は、スマートフォン向けに最適化しつつも、“元のゲームの骨格”を色濃く残している。しかし、従来作品にみられる複雑な資源関係、そこから生まれる美しい軍隊構成、反撃を許さぬ怒涛の攻防といった要素は、若干大人しめに調整されている。往年のファンはこれら要素削減に関して窮屈さを感じ取ってしまうかもしれないが、ひとたびプレイすれば、本作がAoEの直系であることがすぐに分かるはずだ。
だって、こんなにシンプルにされているのに、実際に遊んでみるといつも通り「あっちも見たいのに!」「こっちも動かしたいのに!」という、自身のプレイの限界を悲しいまでに見せつけてくれるのだから。シンプルになっても簡単になったわけじゃない、本作の矜持が垣間見れた。それにおそらく、デバイス格差を無くしたという面では、シリーズ史上において最もフェアな操作環境となりえるだろう。
ソーシャルゲームらしいコンテンツや、ミッションもかなりのボリュームが用意されている本作。内容はシンプル、やることはたくさん、AoEシリーズの新たなチャレンジをぜひ体験してみてはいかがだろう。
(C) 2015 Microsoft Corporation. All Rights Reserved. Microsoft and Age of Empires name and logo are trademarks of the Microsoft group of companies.
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※画面は開発中のものです。
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