2KとTurtle Rock Studiosが、本日1月14日に発売したPS4/Xbox One/PC用ソフト「Evolve Ultimate Edition」。ダウンロードコンテンツがすべて入った本作を紹介する。
「Evolve」は、プレイヤーが4人のハンターと1体のモンスターに分かれて戦うサバイバルアクションシューターだ。2015年に発売されて以来、ハンターやモンスター、マップ、ゲームモードなど、さまざまなダウンロードコンテンツが配信されている。
本日1月14日に発売となった「Evolve Ultimate Edition」には、そのダウンロードコンテンツのパック「モンスター エクスパンション パック」「ハンター シーズン 1」「ハンター シーズン 2」が同梱されている。
ここでは、多数のダウンロードコンテンツが収録されている本作を紹介しよう。なお、基本的なゲームシステムについてはこちらの記事を参照していただきたい。
個性的な20人のハンターと5体のモンスターが登場!
本作に登場するハンターとモンスターは独特な外見をしているだけでなく、それぞれが特徴を持っている。ハンターごとに、攻撃に特化したアサルト、罠を仕掛けるのが得意なトラッパー、味方を回復できるメディック、味方を補助できるサポートといった役割に分かれており、使用する武器もそれぞれ異なる。
モンスターは、野生生物を食べてエネルギーを蓄え進化することで、能力を伸ばせるポイントが入手できる。そのポイントをアビリティに振り分けることで、独自のカスタマイズが可能だ。
特にダウンロードコンテンツで追加されたハンターとモンスターは、個性的なキャラクターが多い。今回は筆者のプレイフィールを交えつつ紹介していく。
ダウンロードコンテンツで追加されたハンター
ハンターは、各役割ごとに初期からいる3名ずつと「ハンター シーズン 1」「ハンター シーズン 2」で追加された7名の合計19人から選択できる。なお、もう1人のハンターは本作発売以降に追加される予定だ。
アサルト
TORVALD(トーバルド)
TORVALDはモンスターによって体が引き裂かれ、体をサイボーグ化した男性ハンター。連射性能が高い「Autofire Shotgun」をメイン武器に戦い、モンスターの体力を多く削るのがTORVALDの役割だ。10秒間ダメージを無効化する「Personal Shield」を展開したり、弱点をモンスターに付与するグレネード「Shrapnel Grenade」を投擲できるので、アサルトのなかでも扱いやすく、モンスターにダメージを与えやすい。
難易度:初級
LENNOX(レノックス)
強化スーツに身を包んだ女性ハンター。右腕に装備した槍でモンスターを攻撃する「Plasma Lance」やジェットパックで跳躍して目標に向かって拳を叩きつける「Thunder Strike」など、モンスターとの近接戦闘を得意としている。遠距離からの攻撃をするときには2連装キャノンの「Autocannon」を使うことになる。
難易度:上級
トラッパー
CROW(クロウ)
鳥型のペットで空中からモンスターを発見するのが得意なハンター。チャージするとモンスターのシールドを貫通して体力を削れる「Kinetic Long Rifle」や、モンスターをスロー状態にしてダメージが与えられる「Stasis Gun」などのアビリティが使用でき、初心者にオススメのトラッパーだ。試合が開始したらペットをすぐに離してモンスターを探すようにしよう。
難易度:初級
JACK(ジャック)
近距離から中距離で威力を発揮する「Dual Pistols」や、モンスターの動きを封じるビームを射出する「Repulsor」などが使えるハンター。モンスターをサーチできる「Survey Satellite」は、螺旋状に広がり、それに触れたモンスターにダメージが与えられる。モンスターへの攻撃方法が少ないため、「Repulsor」で敵の動きを封じて仲間をサポートするのに徹したほうがいいだろう。
難易度:中級
メディック
SLIM(スリム)
昆虫のような姿をしたハンター。一定範囲の仲間を回復するメディック共通のアビリティである「Healing Burst」のリロード時間を短縮する「Leach Gun」をメインに戦う。またモンスターの嗅覚を封じ込める「Spore Cloud Launcher」も持っているので、相手を翻弄することもできる。
難易度:上級
E.M.E.T.(エメット)
モンスターとの戦闘に耐えられるように改造された医療ドローン。弾を指から発射して、その着弾地点にホーミングミサイルを射出する「Replay Cannon」で遠距離から攻撃できる。グレネードのように投げることでその周辺を回復できる「Healing Buoy」や、倒されてしまったハンターをドロップシップからテレポートさせられる「Respawn Beacon」など優秀なアビリティが多い。
難易度:中級
サポート
SUNNY(サニー)
高い火力を誇る「Mininuke Grenade Launcher」でモンスターを攻撃するだけでなく、ジェットパックの燃料を増やす「Jetpack Booster」を使用することで、仲間のハンターがモンスターに襲われたときでも逃げやすくできる。また、一定範囲にいる味方がダメージを受けた際にシールドを展開する「Shield Drone」もあるので、攻防両方で活躍できるハンターだ。
難易度:中級
ダウンロードコンテンツで追加されたモンスター
本作で使用できるモンスターには、初期からいるGoliath、Kraken、Wraithの3体に加えて、岩の外皮を持ったBehemothと昆虫型のGorgonの2体が追加される。
Behemoth(ベヒモス)
岩のように皮膚を持ったモンスター。体格が非常に大きいため動きは遅いが、スタミナを消費して高速で転がることができる。指定した地点から扇状に衝撃波を放ちその地点に岩壁を設置する「Rock Wall」や舌を伸ばして目標を引き寄せる「Tongue Grab」など、動きの遅さをカバーできるアビリティが多い。
難易度:中級
Gorgon(ゴーゴン)
クモのような姿をしたGorgonは、糸を地面などに貼り付けて高速で移動することが可能だ。命中した相手の動きを遅くする「Web Snare」、酸を吐いて持続ダメージを与える「Acid Spit」、殻を脱ぎ捨てて遠隔爆弾を放つ「Mimic」など、ハンターを翻弄するアビリティが多い。その代わり体力が低いので進化する前に敵に見つからないように動く必要がある。
難易度:中級
新モード「アリーナモード」で真剣勝負
「アリーナモード」は、既存のマップに小さな空間が用意されており、そのなかでハンターとモンスターが命がけの3本勝負をするモードだ。どちらか一方が倒れるとラウンド終了となり、先に2本先取したほうが勝ちとなる。試合を行うマップが小さくモンスターは物陰に隠れて餌を食べにくいのだが、進化がステージ2の状態で試合が開始されるため、互角の戦いができる。
HPが低いモンスターもいるので、ハンターが有利に見えるが、お互いの距離が近いため一度モンスターに狙われてしまうと倒されるまで追撃されやすい。サポートの補助アビリティやメディックの回復アビリティなどを使うタイミングが勝敗を左右する要素になるので、使いどころを見極めよう。
モンスターの場合にはどれを優先して倒すのを考えたほうがいいだろう。筆者は、シールドを展開されると厄介なサポート、回復役のメディック、罠を設置するトラッパー、攻撃が強力なアサルトの順番で倒すようにしている。
今後実装されるものも含めて合計20人のハンターと5体モンスターを好きに使用できるのが、本作の最大の魅力だろう。通常版の「Evolve」よりもお得なので、興味のある人は購入してみてはいかがだろうか。