編集部注目のスマートフォン向けゲームアプリを毎週レビュー!今週は、iOS/Android向け歴史ストラテジー「ドミネーションズ -文明創造-」を紹介!
今週のおすすめはiOS/Android「ドミネーションズ -文明創造-」!
「ドミネーションズ -文明創造-」は、石器時代や青銅器時代など、人類史上に実在する文明を作り上げ、自国を発展させていく歴史ストラテジーゲーム。戦争や略奪などの戦乱をくぐり抜け、文明を進化させて「宇宙時代」を目指そう。
最初は「黎明の時代」という小さな集落からスタート。「プンプス」という白ひげの賢者が登場してチュートリアルが始まるので、指示に従って家を建てたり狩りをしてみよう。
文明を進化させるために必要な「タウンセンター」を建てられたら、ひとつ先の時代である「石器時代」に進むことができる。石器時代になると建物が増え、「黎明の時代」に比べるとかなり村らしくなる。
それぞれ住民がちょこちょこと動き回り、タップするとこちらを向いて手を振ってくれるのが可愛らしい。一見ほのぼのとした箱庭ゲームのようだが、石器時代からは今までののんびりとした時代とは少し違ってくる。
石器時代からはなんと他国への侵略が始まるのだ。「侵略=戦争」だが、すべては自分の国を発展させるため! 犠牲を恐れず敵地に踏み込もう。
戦い方はいたって単純で、攻め込みたい場所をタップするだけで兵を配置できる。なので、考えるべきは配置する前に敵地の形を把握し、どこから攻め込むかを決めることだ。制限時間内に敵地を50%以上破壊できれば勝利となり、さらに迅速にタウンセンターを含む敵地を全て破壊し尽くすことができれば完全支配すなわち「ドミネーション」となる。
石器時代で戦闘のコツがつかめてきたら、文明を「青銅器時代」へと進化させよう。この時代からはいよいよ他のプレイヤーを攻撃することができる。つまり、自分から攻め込まない限り攻撃されない石器時代と違い、他のプレイヤーからいつでも侵略され、物資を奪われる可能性があるということだ。
…が、青銅器時代になったからといって急に敵が攻めてくるというわけではない。最初の24時間は「平和条約」というものが結ばれており、この期間中は誰からも攻撃されることはない。この間に、来るべき敵からの襲撃にそなえ、建物の配置を考えてより堅固な都市にしよう。
都市を効率的にレイアウトするには「レイアウトエディター」を使おう。都市をまっさらな状態にして建物を最初からレイアウトできる。ポイントはゴールド貯蔵庫や食料貯蔵庫など、自分の資源が保管してある建物を城壁の中に隠すことだ。建物の配置や城壁の囲い方などは人によって様々なので、自分なりに工夫して大切な資源を守ろう。
守りを堅固にすることで夜ログインしていない間もヒヤヒヤすることなく眠れる。
案の定、寝て起きたら留守中に襲撃されている。「ポスト」で結果を確認すると、初めての襲撃の結果は惨敗だったらしい。相手は弓兵や騎馬兵も備えているプレイヤーなので格上も格上だ。物資もごっそり取られているが…仕方ない! 戦争はかくも厳しい。
「リプレイ」ボタンを押すと自分の都市が襲撃された時の様子が見れるので、今後の勉強のためにも見ておこう。自分の都市レイアウトのウィークポイントを見つけることができるだろう。
また、侵略された相手に「復讐」することも可能だ。侵略された直後はしばらく平和条約が結ばれるので平和に過ごせるが、やられたらやり返す!とハラワタが煮えくり返って仕方ない場合は、平和条約をかなぐり捨ててすぐに略奪しに行くのもいいだろう。だが、相手が平和条約を結んでいる最中だったり他の国に攻撃されていたら復讐することは叶わないので、そんな時は怒りをこらえて次の戦闘に勝利するべく戦略を練ろう。
進化を進めていくとピラミッドやアクロポリスなどの「不思議」という歴史的建造物を建てたり、さらには自分の都市を日本やイギリスといった文明(国)に発展させることができる。文明によって建物の雰囲気も違ってくるので、自分の好きな国を選択してみよう。
また、中世時代以降に「城」を建設すると歴史上の英雄も登場するのも魅力だ。
いかがだろうか。いつでも誰からも攻撃される緊張感はあるが、たとえ負けたとしても自分の国が滅んでしまうわけではないのでそこまでのリスクはない。初心者でも安心してプレイでき、歴史好きにはもちろん、タクティクスバトルが好きなユーザーにも楽しめるゲームだ。この機会に本作をプレイして「違いのわかる人」を目指そう!