スクウェア・エニックスが本日2月24日にニコニコ本社より配信した、ニコニコ生放送「ドラゴンクエストヒーローズ・ザ・LIVE@初回拡大版」。本稿では、現場から見た生放送の模様をレポートしていく。

目次
  1. 安元洋貴さんと結さんをMCに新情報がババンと発表
  2. 出来立てホカホカの実機ROMで実際にプレイ!
  3. 4人でマルチプレイに挑戦! 気になる相手はDQ IVからアイツ!
  4. 特典&連動要素などリリース周りの発表も

東京・池袋P'PARCOにあるニコニコ本社にて本日、累計100万本以上の販売を記録している「ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城(以下、DQH)」の続編にして、シリーズ完全新作となるPS4/PS3/PS Vita「ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わり(以下、DQH II)」に関する公開生放送が届けられた。

今回は現場のイベントスペースにて生放送の模様をチェックすることができたので、1時間40分にも及ぶ盛りだくさんな内容を、現場の臨場感とともにレポートしていく。

安元洋貴さんと結さんをMCに新情報がババンと発表

本放送には、MCに声優・安元洋貴さん、女優・タレントの結さん、さらに開発を担当するスクウェア・エニックス プロデューサー・青海亮太氏、コーエーテクモゲームス ディレクター・庄知彦氏の計4名が出演。

安元さんはこれまで、DQシリーズのさまざまなイベント・生放送などで活躍してきた根っからのDQファン。一方、DQシリーズの放送に携わるのは初めてだという結さんだが、安元さんいわく「中々エグいDQエピソードを持っていました」とのことで、多彩な記念グッズから懐かしのバトルえんぴつまで所持するなど、相当のファンであることが明かされた。ちなみに、結さんはDQと同じ年に生まれたらしい。多くは突っ込むまいが。

左から庄知彦氏、青海亮太氏、安元洋貴さん、結さん

最初は視聴者に向けてPVが公開され、そこから先日発表された主人公のボイスアクターの話に。DQH IIでは、双剣と氷属性が特徴の元気いっぱいな男主人公「ラゼル」役に俳優・森山未來さんが、そのいとこで炎属性の攻撃で敵モンスターを薙ぎ払う女主人公「テレシア」役に女優の武井咲さんが起用されている。

スクリーンでは、DQシリーズの生みの親である堀井雄二氏とともに行われた収録風景と、2人のDQシリーズへの思いが語られたコメントムービーも公開。森山さんは「DQ IIIでオーブを見つけるのに苦労した」「DQ主人公の声をやらせてもらうということ」などの意気込みを語り、一方の武井さんは「小さい頃から両親がプレイしている姿を見ていた」「DQの世界に自分が入ったような気分が楽しい」とコメントする。

両主人公は鳥山明氏がデザインした段階では、この2人の声当てを想定していたわけではなかったらしいが、ボイスを合わせてみたところ、青海氏は「思った以上にピッタリとハマっていました」と思ったのだとか。筆者も実際に、PVや後述の実機プレイなどでボイスを聞かせてもらったが、本当に“ハマっている”と形容できる、自然でいて奮わせてくれるボイスになっていたので、気になる人はぜひとも自身の耳で聞いてほしいところ。

なお、前作の主人公ズは幼なじみの関係であったが、今回はいとこ同士。登壇者もコメントでも「いとこなら結婚できる!」という話題で持ちきりだったが、物語の展開はどのようになるのだろうか? ちなみに、ゲーム中は男女のどちらかのキャラクターを選択すると、選ばなかった方も相方としてストーリーを盛り上げてくれるようだ。

ホミロン役は、前作と同様に釘宮理恵さん。ボイスが流れるとコメントでは「くぎゅうううううううう」一色に。
新キャラクター「ツェザール」「オルネーゼ」のキャストはまだ秘密。

出来立てホカホカの実機ROMで実際にプレイ!

現場には、コーエーテクモゲームス内で直前まで調整してきたという実機ROMが到着。ここからは実際にプレイしながらゲームについて紹介していく流れになった。

前作との最大の違いは、町→バトルステージという流れで進行するのではなく、町・フィールド・バトルステージの3つのエリアで構成されていること。これにより、フィールドを探索していく冒険感、宝箱や素材などの採集要素、シンボルモンスターとエンカウントすれば戦闘が発生するし、DQらしく戦闘前と戦闘中のBGMの切り替えも起きる。ダッシュ移動の搭載で移動もスムーズ。

また、まもののむれに襲われている人に出くわすなどの突発的なイベントや、モンスターの生態が見られる一場面として、“スライムナイトがいつも乗っているスライムを枕にして寝ている場面”に出くわすこともある。さらに、天候が変化することで出現モンスターが変化したり、ルーラでいつでも飛んでこられる「いざないの石碑」が設置されていたりと、前作から大幅に変化していることが伺える。

冒険の拠点となるのは、宗主国「ゼビオン」。ここではさまざまなキャラクターと会話できたり、武器防具屋、錬金、宿屋、クエスト所などが利用できる。宿屋の中では、仲間の入れ替えができるお馴染みのルイーダの酒場、オンラインマルチプレイの受付となるリッカのほか、ダーマ神官に話しかけることで主人公が転職できるようになった。

今回は主人公男女を転職させることにより、ステータスや使用武器、覚えられるスキルが変化する。特技・呪文の付け替えにも対応しているので、自分なりの攻撃アクションを構成できるようになっている。また、スキルとは別に武器ごとの熟練度も存在し、片手剣を使い込むことで新たなスキルが入手できるなど、やり込み要素も多岐に広がっているようだ。

さらに、宿屋にいるマネマネに話しかけると、主人公男女は衣装を変えることが可能。後述のDQ Iの勇者コスチュームや、前作の主人公男女の衣装などに見た目がチェンジできる。加えて、「武器の見た目を変える」こともできるため、“中身は最強の剣だけど、見た目はどうのつるぎ”など、お気に入りのデザインの武具でゲームが進められる。どちらも嬉しい要素である。

一通りの説明が済んだ後、安元さんがハッサンを使ってプレイしてみることに。なお、ボイス担当についてはまだ発表されていなかったが、これまでのプレイでハッサンが発していたボイスを耳にしていた視聴者たちは、コメントで「あれ、この声って…?」「MCがアテレコしてるのかな?」など、既に声バレが起きていた模様。というわけで、新キャラクター「ハッサン」のボイスが、安元洋貴さんであることが改めて発表された。

ちなみに今回のオファーを受ける際、安元さんはマネージャーから「ドラゴンクエスト好きですよね?」「ドラゴンクエストヒーローズ知ってますか?」と質問されたことで、頭の中ですぐに逆算した結果、「(安元さん)ハッサンですか?」と一言目で答えを導き出してしまったのだとか。

ハッサンを演じるうえで安元さんは、「自分自身が声のついていないキャラクター(ハッサン)を愛していたので、正直プレッシャーがすごかったです」と語る。中でもとても大切に言ったセリフは、自身のプレイ経験を鑑みて「せいけんづき」だったようだ。また、安元さんからは「これに出演している役者は、皆こういうプレッシャーを抱えてましたよ」と、声優でもあり、DQファンでもあるがゆえの葛藤についての裏話も飛び出した。

4人でマルチプレイに挑戦! 気になる相手はDQ IVからアイツ!

ここからは結さんにも実際にゲームをプレイしてもらうため、壇上の4人でオンラインマルチプレイを行うことに。

DQH IIのマルチプレイは、ストーリーのバトルを協力プレイで進められるほか、マルチプレイ専用に用意されたダンジョンを体験することができる。なお、マルチプレイ専用ダンジョンは製品版時点でさまざまなステージを収録していくほか、発売後にも無料配信をしていくそうだ。

宿屋のリッカのもとでマルチプレイの受付を済ませると、オンライン専用の宿屋へと移動。宿屋内ではほかのプレイヤーと定型文のチャットを楽しみつつ、挑戦するバトルを選択していける。なお、マルチプレイではフィールドには出られないようで、ちょっと残念。

今回戦うのは、「ドラゴンクエストIV 導かれし者たち」のストーリー第4章より、キングレオの手下にして悲劇の錬金術師「バルザック」。なんでも、開発陣によるテストプレイで幾多の開発者たちを屠ってきたという強敵なのだとか。しかも、今回は罰ゲームとして、一番せんとうふのうの回数が多かった人が「ホミロン アテレコの刑」を受けることに。

誰のホミロンボイスが聞きたいかの視聴者アンケートでは、ダントツで安元さんという結果が出たが……果たして、どうなる?

バトルが始まると、巨体のバルザックが目の前に出現。巨大な大槌を振り回してくる文字通りのつうこんのいちげき、こおりのいき(こごえるふぶき? かがやくいき?)による遠距離攻撃、空中に浮遊してからの強烈な落下攻撃と、多彩なモーションでプレイヤーたちを攻撃してくる。やり込みプレイヤー向けのコンテンツ仕様なのか、単純なボタン連打だけでは倒せないそうにない、骨太なボスキャラクターに仕上げられているようだ。

また、戦闘中にまもののむれを呼び出すと、DQH IIでもザラキ持ち、ロンダルキアを象徴するモンスター「ブリザード」と、高耐久で押し迫ってくる「ストーンマン」がバトルステージを闊歩しはじめる。ボスのバルザックも非常に高耐久なようで、次第に長期戦へともつれ込む。結さんはハッスルダンスを使ってこまめな回復に徹し、安元さんは3段階まで溜められる高威力のせいけんづきをねじ込む。が、バルザックの反撃も手痛い。

最後の一撃は、安元さんの操るハッサンのせいけんづき。どうにか4人が苦しい戦いを制する結果となった。なお、せんとうふのうの回数については、結さんが0回、庄氏が2回、安元さんが3回、青海氏がまさかの5回を記録。今回が初見であったというのに、結さん&安元さんのゲーマーとしての力量が垣間見れた。

青海氏によるホミロンのアテレコ。なぜか安元さんも視聴者の期待に応えてアテレコするはめに。
実際に聞いてみたいという人は、ニコ生タイムシフトをチェックしよう。

特典&連動要素などリリース周りの発表も

DQH IIはPS4/PS3/PS Vita間でのクロスセーブに対応しているほか、クロスプラットフォームによるマルチプレイにも対応。これは、家でPS4で遊んでいる人と、外出先でPS Vitaで遊んでいる人が一緒にマルチプレイを楽しめる仕組みだ。これについて青海氏は「本作では気軽にマルチプレイを楽しめるように設計しました」と述べていた。

檀上では、こちらもギリギリまで開発してきたというPS Vita版でのプレイの様子もお披露目。PS Vita TVにも対応しているので、環境に合わせて購入するか、遊ぶ場所を分けて複数プラットフォームでソフトを買ってゲームを楽しむのもいいだろう。

そのほか、初回購入特典となる「ドラゴンクエストI 勇者コスチューム(主人公・男女用)」と、獲得経験値が一定時間増加する消費アイテム「元気玉」、「ドラゴンクエストビルダーズ」で使うことができるアイテム「ホミロンの像のレシピ」が公開。

また、モンスターコインを同梱したスクウェア・エニックスの公式通販サイト「e-Store」の限定版、さまざまなモンスターをモチーフにした武具や防具が先行入手できるアイテムコードが付属する販売店舗特典、前作「ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城」「ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ」のセーブデータを使った連動特典、そしてDQH II発売前の4月28日に、前作の廉価版が発売されることも発表。

イベントごとでは、次回4月8日15時よりキャスト発表特番と題した第2回放送が配信され、4月9・10日には都内某所にてプレミアム体験会も開催される予定だ。

※なお、連動特典はPS3はPS3、PS4はPS4など、同じ機種でないと引き継げない点に注意。上記の各ビジュアルや詳細についてはこちらの記事からチェック

続いては、2月14日までtwitterで行われたバレンタイン告白イベントの結果発表。クリフト、テリー、ハッサンのうち、一番告白されたのはのは誰なのか? 大方の予想はイケメンかネタかで二分しそうだが、栄えある1位は見事ハッサンに決定。まあ、実際にDQ VIをプレイしていると、歴代シリーズの中でもかなりのイイ男っぷりであることは、ファンには周知の事実であろうが。

次いで、投票時に送られていた一部メールも紹介。「俺にせいけんづきをきめてくれ!」「すてみで胸に飛び込んできて!」「毎日ステテコパンツを洗わせて!」などなど、色々な層からのアプローチがあったらしいことは……やっぱり伏せておくべきか? なお、今回の結果にちなんで、東京・六本木にあるコラボカフェ「LUIDA'S BAR(ルイーダの酒場)」ではホワイトデースペシャルメニューが後日提供されることも明らかにされた。

放送終了間際には青海氏より、本日最後のぽろりとして、「ゲーム発売後に前作登場キャラクターが無料配信(DQH II 未登場キャラクター)」されることも発表。こちらのキャラクターたちはストーリーの本筋には絡まず、マルチプレイ専用キャラクターとして配信していくとのこと。

このほかにも、発売後にはさまざまな無料コンテンツが予定されているので、発売日まで本放送を追うなどして、随時新情報を取り入れていくといいだろう。

ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わり

スクウェア・エニックス

PS4ダウンロード

  • 発売日:2016年5月27日
  • 12歳以上対象
  • PS Store ダウンロード版

ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わり

スクウェア・エニックス

PS3ダウンロード

  • 発売日:2016年5月27日
  • 12歳以上対象
  • PS Store ダウンロード版

ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わり

スクウェア・エニックス

PSVitaダウンロード

  • 発売日:2016年5月27日
  • 12歳以上対象
  • PS Store ダウンロード版

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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