コーエーテクモゲームスが、2016年3月24日に発売を予定しているPS4/PS Vita用ソフト「DEAD OR ALIVE Xtreme 3(デッド オア アライブ エクストリーム3)」。今回は、約10年ぶりのシリーズ新作となった本作のプレイレポートをお届けします。
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「DEAD OR ALIVE Xtreme 3」は、格闘エンターテインメント「DEAD OR ALIVE(DOA)」シリーズに登場する女の子が活躍するスピンオフ作品。闘いからは一旦離れ、南の島でバカンスを過ごす彼女たちの姿を存分に堪能できる作品です。
「DOA」といえば、コンシューマに加えてアーケード版のサービスも行われている「DEAD OR ALIVE 5」シリーズを始めとした、本編の戦格闘ゲームは定期的にリリースされ、ファンに親しまれています。一方でスピンオフの「DEAD OR ALIVE Xtreme」はというと、今回が実に約10年ぶりの最新作。2010年にはPSP版も発売されていたもののナンバリングという意味では本当に久しぶり。それだけに、発表当時から歓喜し、発売を心待ちにしていたファンも多いかと思います。
そして筆者も続編を心待ちにしていたファンの1人。ということで早速本作のPS4版をプレイし、南の島「ザック島」で楽しめるアクティビティ数々からビジュアル面の進化までを堪能したので、その模様をお伝えします。
バカンスに招待する女の子を選び、いざ南の島へ!
本作の主役となるのは、もちろん「DEAD OR ALIVE」シリーズに登場する女の子。しかしその全員が登場するわけではなく、事前のファン投票で選ばれた、9人の中から選ぶことになります。その9人は、マリー・ローズ、ほのか、かすみ、あやね、こころ、女天狗、ヒトミ、紅葉、エレナとなっています。2週間のバカンスを過ごす相手なので、ここはまずお気に入りの女の子を選ぶといいでしょう。かくいう筆者は迷いに迷った挙句、マリー・ローズを選択することに。本作から新たに登場した女の子だし、前作をプレイした身からすれば、また違って刺激もあるかと思ったので。
続いて、ランダムで登場する女の子をパートナーとして迎え入れることになります。南の島での生活の中では、ビーチバレーなど二人一組で楽しむアクティビティも存在します。そんなとき、パートナーが自然と仲間になってくれるのです。ちなみに、ここで断ることも可能ですが、その後自力でパートナーを探すのは結構骨の折れる作業になります。慣れないうちは、素直に「はい」を選んでおくといいでしょう。
ここからは自由気ままにバカンスを楽しむことになるのですが、そのとき注目したいのが、プレイヤーに課せられるさまざまなミッション。ミッションはゲームの遊び方について紹介するチュートリアルから、特別なエンディングを見るための条件になっているものまで、多彩な内容がそろっています。また、ミッションをクリアすれば水着やアイテムを買えるザックマネーも手に入ります。ミッションをやるかどうかはプレイヤー次第ですが、プレイを進める上での指針にもなるので、心に留めておくといいと思います。
そしてゲームの進行で覚えておきたいのが、1日のスケジュールです。島のスポットを選んで遊べるのは朝・昼・夕方の3回。夜になるとホテルに帰り、カジノへ行ったり、女の子にプレゼントを渡すことができます。女の子には「まんぞく度」が設定されており、どういった行動を起こすかによって上下します。自由に過ごすのももちろんありですが、それだけだと、なかなか女の子との距離を縮められないので注意しましょう。
筆者はというと、アクティビティで積極的に遊んだはいいものの、好みのものを上手いことプレゼントできず苦労しました。女の子の好みを把握することも本作では重要で、最初の選択画面に書かれている好きなもの、好きな色をチェックしておくといいです。それでも最初は苦労すると思いますが…そこは根気でカバーです。
女の子モードとオーナーモードの使い分けが肝心
本作では「女の子モード」と「オーナーモード」の2種類が存在し、自由に切り替えることができます。これもまた、本作の攻略するためには大切な要素です。女の子モードとは、最初に指名した女の子を操作し、実際にアクティビティを楽しめるモード。このモードで得たザックマネーは女の子の資金となり、他の女の子へ向けたプレゼントなども購入可能。過去のシリーズ作品とおなじ感覚でプレイできるモードと言えるでしょう。
一方のオーナーモードは、南の島のオーナーとして、女の子たちと交流するモードとなっています。このモードの大きな特徴は、女の子がレジャーを楽しむ瞬間を存分に堪能できる点。女の子はNPCとなり、自由に動くため、プレイヤーはじっくりと鑑賞できるのです。写真撮影に励むもよし、いろいろな角度から眺めるもよし…使い方はプレイヤーによって変わってくるでしょう。本作の魅力である、水着の着崩れや透けたシャツ、焼けた肌を見るにも最適なモードと言えます。
ちなみに、オーナーモードには限定のショップも用意されており、ここでしか買えない特別な水着やアイテムも用意されています。ゲームの進行によっては、自由に時間を止めて好きなアングルで撮影できる「時間停止ウォッチ」や不思議な風を起こせる「金のうちわ」もあるとか…。また、ここで購入した水着を女の子にプレゼントすると、特別な着替えシーンが見れるかも!? ただし、着替え途中に目を開けてしまうと、まんぞく度が大幅に下がってしまいます。着替え中のセクシーな姿を見るか、プレゼントを受け取り喜ぶ姿を見るか、これもまたプレイヤー次第です。
南の島で楽しめるアクティビティを一気に紹介!
本稿の中でも幾度となく登場してきた「アクティビティ」という言葉。要するに島内で楽しめるさまざまなゲームのことなのですが、ここからは一体どんな遊びが用意されているかにも触れておこうと思います。
まずシリーズでは恒例となっているビーチバレー。パートナーがいるときだけ参加できるもので、手軽に本格的なバレーボールが楽しめます。操作も一見難しそうですが、ボタンを押すだけである程度ボールを追いかけてくれる親切な設計。それでも難しいと感じたら、自身はトスに徹し、アタックはパートナーに任せてしまうのもあり。
ビーチではそのほかに、ビーチフラッグやロッククライミングも用意されています。どちらもビーチバレーに比べてワンプレイが短く、サクッとクリアできるのも魅力。ただし操作はボタンを連打したり、タイミングよく押したりと休む隙がないため、頑張る女の子の姿を見たい人はオーナーモードがおすすめ。
場所をプールに移すと、水上のブロックをジャンプで渡るぴょんぴょんゲーム、ロープを引いたり緩めたりの駆け引きで相手を落とすつなひき、お尻で相手を落とすどんけつゲームの3種類が楽しめます。いずれもプールに落ちると水着は着くずれ、なんとか隠そうと頑張る女の子の姿が見られます。そしてその体勢のまま、次の戦いに挑む場面も。
アクティビティの枠ではありませんが、夜になるとカジノで一攫千金を狙うこともできます。挑戦できるのはポーカー、ルーレット、ブラックジャックの3種類で、どれも運が絡みますが、成功すれば大量のザックマネーが手に入るのです。
筆者は短い時間でワンプレイが終わり、かつ大量の資金を賭けられるブラックジャックがおすすめです。もちろん、運さえ良ければ弱い役でも勝利の可能性があるポーカー、予想は難しいものの当たれば大きいルーレットも、資金集めには十分使えます。新たな水着を購入するにも、女の子との距離を縮めるにもザックマネーはとても重要。カジノを利用する機会は必ず訪れるはずです。
まずは1回、自由にバカンスを楽しんでみてはいかがでしょう
ここまでは主にシステム面を中心に紹介してきましたが、ひとまず1周目は、ゲーム内のスケジュールは特に考えず気の向くままにプレイするのもいいかもしれません。
本作のメインはなんといってもバカンス。時間を気にせず、女の子との楽しい一時を過ごせることが大切なのです。その中でスケジュールの組み方やまんぞく度の上げ方、女の子の好みを把握していき、より良いエンディングを目指しましょう。プレイすればするほど新たな水着、スポットも登場するので、長く、じっくりと楽しめる作品に仕上がっていると感じました。
DEAD OR ALIVE Xtreme 3 Fortune コレクターズエディション
コーエーテクモゲームス- 発売日:2016年3月24日
- 17歳以上対象
- 同梱:コスチューム、フォトブック、トランプ、マウスパッド
DEAD OR ALIVE Xtreme 3 Venus コレクターズエディション
コーエーテクモゲームス- 発売日:2016年3月24日
- 17歳以上対象
- 同梱:コスチューム、フォトブック、トランプ、マウスパッド