プロデューサーが行方不明という波乱も!?200名近くのファンが集った「crossbeats REV. SUNRISE」稼働記念イベントをレポート

アーケードゲーム
0コメント 高島おしゃむ

カプコンは、アーケード用の音楽ゲーム「crossbeats REV. SUNRISE(クロスビーツレヴ サンライズ)」の稼働を記念したイベントを5月21日と22日の2日間、東京のプラサカプコン 吉祥寺店と大阪のラウンドワンスタジアム千日前店で開催した。

なんとプロデューサーNAOKI MAEDA氏不在のままイベントスタートの大波乱!?

4月28日に全国のゲームセンターで稼働が開始された、「crossbeats REV. SUNRISE」。それから約ひと月を迎えるということで、企画されたのが今回の稼働記念イベントだ。その初日の東京会場では、北は北海道から南は日本を飛び出しシンガポールまで、200名近くものユーザーが集っていた。

13時過ぎにイベントがスタート。司会を務めるカプコンアーケード広報けんけん氏の挨拶のあと、プロデューサーのNAOKI MAEDA氏が登場!! ……するはずだったのだが、なぜか会場にその姿が見当たらず。急遽プログラムの変更が行われ進行が進められていくことに。

そんななか、この日のゲストが登場。Dubscribe氏、Endorfin.のsky_delta氏と藍月なくる氏、Nhato氏、SLAKE氏、Yamajet氏の6名という大所帯のゲストに、会場も一気ににぎやかな雰囲気となった。

右からDubscribe氏、Endorfin.のsky_delta氏と藍月なくる氏、Nhato氏、SLAKE氏、Yamajet氏。

収録楽曲制作にまつわる意外な裏話が聞けたトークショウ

今回のイベントで最初に行われたのは、ゲストを交えたトークショウだ。「crossbeats REV. SUNRISE」には、今回のゲスト陣の楽曲が多数収録されている。そこで、楽曲を作ったときの思いや制作秘話が語られていった。

Nhato氏:「Heartstrings」という曲が収録されていますが、日本語で言うと「琴線」でそれに触れていくといった意味を持っています。そのタッチしていくのと、音がどんどん繋がっていくことで感動があればと思っています。筐体は低音が効くと聞いていたのでクラブを意識して作りました。

Yamajet氏:私は「Sunglow」という曲が入っています。歌詞も僕が書かせていただいたんですけど、字面通りに読むと「手を離さないで」という意味になります。ちょっとした裏テーマがあって、指とか手とか日が昇るという「サンライズ」をテーマにしたような曲になっているんです。

Dubscribe氏:私が今回提供したのは「Rise Up」という曲です。普段僕は、ダブステップというビートが遅いジャンルをやっています。音ゲーは早くてノリがいい曲が人気があると思ったので、速い曲で音ゲーらしさも出しつつ普段僕がやっているダブステップの遅い要素を合体させられないかなと思い作ってみました。ツイッターでエゴサーチをするんですけど、「テンポが途中で変わるのがゲームをやっていて面白い」と言ってくださる方がいて、良かったなと思いました。

sky_delta氏:僕は今回「RAiD on Mars」という曲を提供しています。ジャンルはハードコアに当たるんですけど、普段クラブの曲は作らないのですがビルドアップからドロップというクラブの流れを意識した展開が入っています。タイトルは「火星を攻める」といった意味なんですが、僕はタイトルは後付けで曲を作りながら考えていくことが多いんです。今回は作っていくうちに、宇宙で戦っているイメージが強かったのでこう付けています。あと、なくるさんとやっているEndorfin.というユニットで、「Spica」という曲も収録させていただいています。これはさわやかなピアノストリングス系のポップスとなっています。

藍月なくる氏:Endorfin.の時は、sky_deltaさんの曲がきれいなのできれいに歌おうと思っています。歌詞に「風」という言葉が入っているのですが、それを感じるようにボーカルも流れるように歌っています。

sky_delta氏:なくるさんは「風属性」を持っていまして(笑)。そういうのを意識して作りました。

SLAKE氏:今回「Trick Or Treat」という曲を提供しています。制作ネタをいうと、最初「Trick Or Treat」という音ネタをハメこんでいたんですが、ハロウィンのかけ声だということをそこで知って……(会場爆笑)。それを最後に外そうかなと思いつつ、作っちゃったんですよね。でも外す時間が無くて(笑)。ハロウィンのテーマ曲のつもりが、曲調は全然違うというものができあがりました。

対戦企画では四天王のひとりとsky_delta氏が白熱のバトル!

この日のイベントでは、ゲストと会場に訪れたユーザーとの対戦企画も行われた。無事ゲストに勝利することが出来ると、出演者全員のサインが入ったステッカープレゼントされた。と、ここでようやくプロデューサーのNAOKI MAEDA氏が登場。会場から大きな歓声が沸き起こっていた。

定刻を大きく過ぎ、ようやくNAOKI MAEDA氏が登場。対戦の準備をしている間にも、さまざまな秘話などを語っていた。

対戦は、会場の中からゲストが指名。ライセンス曲しばりで1曲のみのローカルバトルで行われた。中でも注目を集める試合となったのは、sky_delta氏だ。この会場には、2月に開催された「crossbeats REV.王者決定戦~ANIMAX MUSIX CUP~」(http://www.capcom.co.jp/arcade/rev/newsentry_82771.html) の四天王のうち3人が集結。その中の全国2位であるぜんざい氏を指名して、対戦が行われた。相当このゲームをやりこんでいるというsky_delta氏だったが、僅差の戦いに。結果は惜しくもぜんざい氏の勝利となった。

sky_delta氏とぜんざい氏の対決が実現。
対決イベント以外にも、じゃんけんで勝った人にサイン入りのポスターがプレゼントされた。

会場からゲストやゲームに対しての質疑応答も

トークショウや時間つなぎの間などに、会場に訪れていたユーザーからゲストに対してさまざまな質疑応答が行われていた。ここでは、そこから一部抜粋してご紹介していきたいと思う。

――年間何曲ぐらい作曲されてますか?

Yamajet氏:短いバージョンやフルバージョンもあったり、僕の場合18歳以上の方がプレイされるゲームのBGMもありますので、そういうのも全部含めると150曲ぐらいいくと思います。

Nhato氏:自分たちで作ってデジタルで出すということもやってますし、リミックス依頼で曲を書くこともあります。あとゲームに提供する楽曲なども含めると、100曲弱ぐらいは頑張ってるんじゃないかなと。

Dubscribe氏:音ゲーでは3曲目しか提供していませんが、メインの活動がiTunesなどで買えるアーティストとしての曲とDJなので、そちらでは年間4~50曲ぐらいだと思います。

sky_delta氏:波があるので一概には言えないです。たとえば「Spica」は1週間ぐらい掛かっていますが、「RAiD on Mars」のほうは1日で作っています。年間でいうと、3~40曲ぐらいになるのかな?

SLAKE氏:みなさんいっぱい作っていて恐縮なんですけど、3曲です(笑)。

――コラボしてみたいアーティストはいますか?

Dubscribe氏:僕はこのゲームに関係なく、以前からNhatoさんの大ファンなんです。本人に伝えたことはないですが、内心密かにいつか一緒に曲が作れればいいなと思っていました。

sky_delta氏:Yamajetさんはすごいおしゃれな曲を作られていますが、僕はその要素がないので機会があれば一緒に出来たらなと思っています。自分の曲で色気を出したことがないんです。その要素を持った人とコラボできたらないいかなと。

藍月なくる氏:sky_deltaさんの曲はきれいな曲とかわいい曲があるので、(Yamajet氏の)ジャズとかおしゃれな曲のボーカルもやってみたいですね。

SLAKE氏:しょうがないんで、僕もYamajetと(笑)。

Yamajet氏:僕はボーカルを新堂敦士さんに歌っていただきたいですね~。そんなの、アーティスト名見ただけで、みんな爆笑でしょう(笑)。ぜひやらせていただきたい。

Nhato氏:僕はキャラクターの燦(さん)ちゃん(CV:上坂すみれさん)。

――サウンドトラックCDはいつ出ますか?

NAOKI MAEDA氏:詳しくは言えないですが、ちょっと期待いただければなと、思っております。

――そろそろDE-SIREの曲が欲しいです。

NAOKI MAEDA氏:オッケイ!

――パートナーキャラは今後増えないのですか?

NAOKI MAEDA氏:そんな3名で終わるわけないじゃないですか。iOS版とか……実は、ストーリーイベントなどいろいろヒントが織り交ぜられてるんです。こうご期待ください。

――今年も王者決定戦はやる予定がありますか?

NAOKI MAEDA氏:四天王はやりたいよね? って答えでいいですか(笑)。継続こそ力なりなので、がんばります。

――第2弾のオーディションはありますか?

NAOKI MAEDA氏:ニュージェネレーションたちに今後のシリーズを引っ張っていってもらいたいので、オーディションという機会は設けていきたいと思っています。

――キャラクターソングが聞きたいです。

NAOKI MAEDA氏:キャラソンは想定していたので、期待いただければと思います。

シリーズ初のコラボレーションも実現!思わぬ飛び入りゲストも登場

イベントでは、プロデューサーのNAOKI MAEDA氏から、本作にまつわる話がいくつかされた。

「crossbeats REV.」は、アーケードの音楽ゲームの中では最後発だったため独自性を打ちだしていく必要があった。そこで時代とは逆流するかもしれないが、どこにでもあるコンビニのようなものよりも「専門店」を目指したとのこと。今回の「crossbeats REV. SUNRISE」では、クレッシェンド(だんだん強く)でどんどんコンテンツを拡充していく方向でいくという。本作の最終形は、今の段階では一般に見せていない状態だ。これからどのような形で充足されていくのか、という課程をみて欲しいとのこと。

このシリーズのコンセプトのひとつは、「温故知新」である。歴史は繋がっていくもので、古い物は悪いわけではなく忘れてはいけない物がある。新旧のバランスがよく「クロスビーツ」らしさを持つのをゴールにしているという。

これまでは行ってこなかった、ほかのタイトルとのコラボレーションについても、「SUNRISE」からは実施していく。来月に、「グルーヴコースター3」とコラボレーションし、各タイトルでそれぞれの楽曲が配信される予定だ。それ以降についても、現在調整中とのこと。

「crossbeats REV.」シリーズとしては初のコラボレーションとなるため、アニバーサリーな機会だとNAOKI MAEDA氏は思っているそうだ。それにふさわしい内容にするために、準備中とのこと。この第1弾のコラボレーションに続き第2弾……の発表は今回は行われず、それをにおわすだけにとどまった。

この日、会場にたまたま訪れていた「グルーヴコースター3」プロデューサーのしらぴー氏(写真中央)。
コラボレーションの話題になり、急遽登壇することに。

最後に、NAOKI MAEDA氏からは「crossbeats REV.」のライブイベントをやりたいという発言も飛び出した。音楽を楽しむイベントや、頂上決戦のようなゲームを中心にしたイベントを実施していきたいという。今後の同シリーズがどのように進化を遂げていくのか、期待を込めて続報を待とう。

大阪で行われたラウンドワンスタジアム千日前店での稼働記念イベントのレポートも到着!

アーケードで直観的に遊べる音楽ゲーム「crossbeats REV.」(クロスビーツ レヴ)において、待望の新バージョンとなる「crossbeats REV. SUNRISE」(クロスビーツレヴ サンライズ)が2016年4月28日(木)より全国のアミューズメント施設で稼働を開始しました。

こちらの稼働を記念したイベントが5月22日(日)にラウンドワンスタジアム千日前店にて開催されました。当日は、13:00からの開始にも関わらず、午前中から多くのプレイヤーが、豪華ゲストを一目見ようと押しかけ、イベントが始まるころには約200名ものお客様で会場が埋め尽くされました。本作のプロデューサーNAOKI MAEDA氏をはじめ、「Cranky」さん、「ginkiha」さん、「Tatsh」さん、「jun」さんと錚々たるアーティストの方々が登場すると、大きな歓声とともに会場は熱気で包まれました。

イベントでは、稼働したばかりの「crossbeats REV. SUNRISE」を使用し、来場ゲスト同士によるトーナメント形式のガチバトルが繰り広げられました。

どのアーティストもなかなかの腕前を大勢のプレイヤーの前で披露し、決勝戦は「NAOKI MAEDA」氏と「jun」さんというまさかのTЁЯRA対決となり、めったに見られない戦いに大勢の観客も、それぞれを応援し、大合唱で盛り上がっていました。気になる勝負の行方は、僅差で「jun」さんが勝利し、見事優勝となりました。集まったプレイヤーには事前にだれが優勝するかを予想する“応援券”を配布し、優勝者「jun」さんの“応援券”を持った方に出演したゲスト全員のサインが入ったオリジナルステッカーが「jun」さんより直接手渡しでプレゼントされました。

そのほかにも、ゲストアーティストが本作に収録している楽曲への想いや制作秘話なども飛び出し、集まったプレイヤーは貴重な話に耳を傾けていました。

最後に「NAOKI MAEDA」氏より、「これだけ多くのお客様に来ていただき大きなパワーをいただいた。これからも皆さんに楽しんでいただける企画を考えていくので期待してください。」とのメッセージが伝えられると、会場は大きな拍手に包まれました。

今後、プレイヤーの熱い思いを背負った「crossbeats REV. SUNRISE」のさらなる飛躍と様々な展開に、ぜひご注目ください。

※画面は開発中のものです。

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