「アイマス」の実力派アイドルたちによる歌声とバンド&ストリングスの生演奏が共鳴!xRライブ「IWSF2026」第2公演「ZESSYOU」レポート事務所の枠を超えて集ったアイドルたちが、魂の歌声を響かせた一夜

ライブ・リアルイベント
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バンダイナムコエンターテインメントは7月24~26日の3日間、「アイドルマスター(以下、アイマス)」をテーマにしたライブイベント「THE IDOLM@STER 20th Anniversary MORE RE@LITY LIVE IDOL WORLD SUPER FESTIVAL 2026」(IWSF2026)を、京王アリーナTOKYOにて開催。本稿では、7月25日に開催された第2公演「IDOL WORLD SUPER FESTIVAL 2026 -ZESSYOU-」の模様をお届けする。

「アイマス」の実力派アイドルたちによる歌声とバンド&ストリングスの生演奏が共鳴!xRライブ「IWSF2026」第2公演「ZESSYOU」レポートの画像

「IWSF2026」は、アイマスシリーズが展開してきた20周年イヤーのフィナーレを飾る、“シリーズ初の越境xRアイドルライブ”として開催。3日間の公演では異なる3つのテーマが用意されており、7月24日に行われた第1公演「-YAKUDOU-」では“ALLダンス”をテーマに、ダンスチューンを中心とした楽曲で、アイドルたちのダンスパフォーマンスを楽しめる内容となっていた。

第2公演のテーマは“ALL生バンド”。“IWSFバンド”“IWSFストリングス”の生演奏によるボーカルを主体とした内容で、高い歌唱力を持ったアイドルたちが、事務所やグループの枠を超えて集結。歌と音楽にフィーチャーし“聴かせる”ステージを展開した。

出演者(敬称略)

如月千早
三浦あずさ
木村夏樹
望月聖
最上静香
ジュリア
都築圭
アスラン=ベルゼビュートII世
斑鳩ルカ
樋口円香
雨夜燕
月村手毬
レトラ
詩花

・コラボ:IWSF BAND
村田一弘(Drums)
二家本亮介(Bass)
清水“カルロス”宥人(Guitar)
滝澤俊輔(Keyboard/Bandmaster)

IWSF STRINGS
伊藤友馬(1st Violin)
山本理紗(2nd Violin)
島岡智子(Viola)
遠藤益民(Cello)

あずさと千早によるバラードで開幕し、全員の魂がぶつかり合った「アライブファクター」まで、全編歌で魅せるステージが展開

第2公演の開演前には、如月千早のシルエットが映し出され、会場の雰囲気や反応を感じながら、注意事項などをアナウンスする。一通り告知し終えたあとに千早から、公演の最後にアイドルたちがステージから降りたあと、みなさんの“絶唱”を聞かせてほしいというお願いをする一幕も。そして今日出演するアイドルと演奏者たちによって、最高の音楽を届けていくと約束する。

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開演を告知しステージにライトが灯ると、IWSFストリングスによる演奏が行われる。弦楽器の音色が落ち着いた気持ちにさせてくれるなか、この演奏がOvertureになるかと思いきや、ステージに三浦あずさが姿を現し、場内は騒然。さらに歌いだしたところで察したのか、歓声や驚きの声があがる。

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ここであずさが歌うのは、自身のソロ曲「隣に…」。さまざまあるソロ曲のなかでも人気のバラードソングだ。IWSFストリングスによる生演奏の音色、そしてあずさの高い歌唱によって響く歌声は、心に染みいるもの。その感動具合は、鳴り止まないぐらいの大きな拍手が証明しており、強く引きつけられるものだった。

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これに続いたのは、千早による「細氷」。日本武道館単独公演「OathONE」を実現した、765PRO ALLSTARS屈指のボーカリストであり、“歌姫”と称される千早のバラードソングが、序盤から披露されるという展開に。

静まりかえった場内に、生演奏での音色が響くなかで千早の歌声も重ねて届けられる。場内もただただ聴き入って、静かにコンサートライトを振るといった光景が見られつつ、歌唱後は大きな拍手に包まれる。

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765PRO ALLSTARSを代表する2人のバラードソングから始まるという、大トリで披露されてもおかしくない曲と演出であり、これを冒頭に持ってきていることこそ、“歌”をテーマにしていることを示すかのようなステージになっていた。

バラードソングの余韻に浸っている空気感のなか、ギターの音色が響き渡り、アイドル紹介の映像とともにIWSFバンドによる演奏が行われ、ライブが本格スタートする。

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まずは樋口円香と斑鳩ルカが、「CRIMSON LOVERS」を歌う。オリジナルは765PRO ALLSTARSの天海春香と千早によるロックソングを、283プロの2人がカバーする形に。ライティングによって赤く染まったステージに、スタンドマイクを前にして並び立つ2人。同じ事務所でもこの2人で歌うのは珍しいと思われるなか、プログレッシブ・ロックの色を強めた攻撃的なサウンドにのせて、歌声を重ねて届けていった。

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円香とルカがステージに残り、そこにあずさが加わってMCパートへ。開幕を飾ったストリングスのみでの「隣に…」の歌唱について、あずさは素敵な弦の音色が背中を押してくれたと、感謝の言葉を述べる。またルカは「歌で全てを伝える」と、口数が少ないなかでも意気込みを伝える。さらに次の曲を歌うアイドルとして、レトラが登場。ここでは歌に対しての強い思いを伝え、並々ならぬ気合いと気持ちがあると感じられる挨拶をする。

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ライブが再開となり、レトラが「群青イニシエーション」を歌う。レトラの始まりの曲といえる、ソロ1曲目のバラードソング。レトラが歌声を響かせれば、ステージに残りレトラの後ろに立っていた円香も途中から歌唱に参加。さらに、ステージ演出で円香と入れ替わってジュリアが登場。レトラとジュリアがハモりをきかせて歌う場面もあり、確かな歌唱力を持って、見ている人聴いている人に刻みつけるようなステージを見せていた。

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歌いだしとともに月村手毬が姿を見せ、歌ったのはソロ曲「アイヴイ」。生バンドサウンドにのせて、渾身の力で歌う姿が目を引くもの。さらに途中からは千早が歌唱に参加。前述した日本武道館での単独公演ではこの曲をカバーしており、ついに同じステージに立っての競演が実現。夢のような光景と、2人の歌声で場内は大いに盛り上がっていた。

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スタンドマイクを前にジュリアが歌いだしたのは、自身のソロ曲「流星群」。ジュリアでこの曲といえばギターの弾き語りによるパフォーマンスだが、今回は演奏をIWSFバンドに任せて、ボーカリストとしてのステージに。会場を盛り上げつつバンドサウンドにのって軽快に歌い進めていく。途中からは、同じくスタンドマイクで最上静香とレトラが歌唱に参加。ジュリアと静香はユニット「D/Zeal」を組んでいる間柄であり、レトラはバンドボーカルとしての経歴がある。そんな2人を加えた3人でさらに盛り上げていく。

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これに続いたのが、ロックなアイドル木村夏樹で、自身のソロ曲「Rockin'Emotion」を披露。ギターサウンドのイントロにのせて登場し、クラップを要求してボルテージを高めていく。夏樹もここでは歌一本のボーカリストとして勝負といわんばかりの、気合いが入った歌声を届けていく。途中からはルカと雨夜燕が参加し、ロックと相性の良さを感じさせる2人の歌声も重なって、熱気も最高潮に。

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この熱気を落ち着かせるような特徴的なイントロから、283プロの楽曲である「Dye the sky.」を、あずさ、望月聖、都築圭の3人がカバーする形で歌われる。空を自分色に染めるような決意を示す力強い楽曲を、3人それぞれが持つ美しい歌声で新たな魅力と色に染めるようなステージだった。

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夏樹、ジュリア、燕が登場し、MCパートに。ジュリアは、「流星群」から「Rockin'Emotion」への流れが熱かったことや、夏樹に向かってお互いにギターを手にしていないことが新鮮だったと話せば、夏樹も演奏するバンドに感謝を伝える。燕は、名だたるアイドルと同じステージでパフォーマンスできるまたとない機会であることから、緊張気味であることを明かす。それでも客席全員を振り向かせたいと、強い意気込みを語っていた。

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ライブが再開され、圭とアスラン=ベルゼビュートII世がステージに登場し、歌ったのは圭のソロ曲である「Sanctuary World」。作曲家の経歴を持つ圭を示すような、ストリングスとバンドの演奏によるシンフォニックサウンドと、高い歌唱力を感じさせる歌声で音を紡ぐように歌い進める。

またアスランは、肩に“サタン”を載せていることもあり目を引くものの、歌に関しては本格派と感じられる、低音の歌声が魅力的。後述するが、アスランと言えば“闇”の一面もあり、例えるなら“光と闇”とイメージできるような2人の歌声と、デュエットだからこそのハモりもあり、見る人聴く人の心を一気に引きつけていく。歌い終わったあと、客席からは「ブラボー!」の声も聞こえてくるほど、感嘆するステージを見せる。

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その歓声も冷めないうちに、今度はアスランのソロ曲「我が混沌のサバト・マリアージュ」を2人が歌う。アスランはシェフの経歴を持ち、闇などといった言葉にたとえる独特な言い回しや、特技に“召喚術”“詠唱”という独特な個性を持つアイドル。ゴシックな世界観を想起させるシンフォニックロックで、アスランの特徴的な高笑いも交えつつ、2人が圧巻の歌声で世界観を構築していく。

さらに召喚をイメージさせるフレーズから、ステージの両脇からあずさと聖が登場。コーラスとして歌唱する姿は、まさに“聖歌隊”。こうした演出や、2人による美しいハモりもあり、鮮烈な印象を残すものとなっていた。

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会場が興奮状態というなかで、聖がひとり姿を見せると歓声が沸く。ここで歌ったのは、ソロ曲の「メサイア」。聖歌隊に入るほど歌が好きという聖が、シンフォニックサウンドに乗せて優しさを感じる歌声を届ける光景は、まさに“浄化”。さらに途中からは千早と詩花が参加し、穏やかな気持ちになれるステージを展開した。

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続いたのが、静香によるソロ曲「SING MY SONG」。ミリオンスターズ屈指のボーカリストである静香の歩みや歌に対する思いが込められたバラードソングとなっており、まっすぐな歌声で、聞く人たちの心に思いを伝えていく。途中からは手毬も歌い始め、2人が歌声を重ねていく。そして2人はお互いに向き合い目を合わせて歌う光景もあり、グッとくるところがあった。

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アコースティックギターの音色が響くなかで円香が登場し、自身のソロ曲「夢見鳥」を披露。夕暮れ時をイメージさせる曲調やオレンジ色のライティングのなかで、美しさを感じさせるような歌声を響かせる。途中からは夏樹とジュリアのロックなアイドル2人が参加。それぞれ円香とハモりをきかせた歌唱で歌に美しさと深みが感じられ、より温かい気持ちになれるもの。

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ステージライトがともるとルカが姿を見せ、そしてピアノ音のイントロで察したのか、ざわつきもおこる。ここで歌われたのは、自身のソロ曲「1/3」。切なさを感じさせるバラードソングで、深く感情が入っていると思われる歌声でルカが歌いだす。さらに、手毬とレトラも登場し、同様にひときわ思いが入っているように歌う。それぞれが過去に解散という別れの出来事を経験し、今はそれぞれが3人組ユニット(グループ)で活動しているという、居場所を見つけた3人であり、そのことを思えばこの光景そのものがグッとくるもの。そんな3人の“絶唱”が重なり、聴く人の感情を強く揺さぶった。

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ステージには詩花と聖が姿を見せ、MCパートへ。聖は「メサイア」を複数人で歌うことが初めてというなかで、千早と詩花が支えてくれて心強かったと語る。遅れて圭とアスランもトークに参加。アスランが高笑いをしながら入ってきたことから、聖が詩花に近づく一幕も。さらにアスランの独特な表現での言動に圧倒される雰囲気もあったが、伝えたい意図を圭がサポートしたほか、詩花から圭とアスランのパフォーマンスを褒められると、アスランが照れつつも高笑いでごまかすようなほほえましい一面を垣間見るような光景も。また圭も、アスランとふたりで歌うのは珍しく、新しいハーモニーを奏でられたと満足した様子で、客席から賞賛の大きな拍手と歓声も受け、それに対してのお礼も伝えていた。

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ライブ再開というなかで、詩花が聖に「準備はいい?」と問い、次に2人が歌うことを暗に示すような光景がありつつ、イントロが流れると驚きの声に包まれる。ここで歌ったのは「アライアンス・スターダスト」。オリジナルは詩花とともに961プロに所属している玲音の2人によるユニット「ZWEIGLANZ」の楽曲。炎が立ちこめるようなスクリーンの演出を受けながら、2人が熱く歌う。“オーバーランク”と称される玲音のポジションを聖が担う驚きもあったが、負けず劣らずの歌唱力で歌いこなし、聖が持つ計り知れないほどのポテンシャルの高さを感じさせるものだった。

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特徴的なイントロで歓声が沸き、夏樹、円香、燕、詩花の4人が歌ったのは、シンデレラガールズ楽曲のなかでもトップクラスの人気を誇る「ガールズ・イン・ザ・フロンティア」。夏樹による冒頭の口上もあって、場内はコールとともに熱気が高まっていく。自分の力で前へ踏み出し進んでいくことを示す楽曲を、4人の気合いが入った力強い歌声も相まって、魂を揺さぶるようなステージに。

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激しさを感じさせるイントロに、燕の姿が見えると大歓声。歌ったのは自身のソロ曲「三分半の創世」。“超攻撃的”と表現できるようなハードロックソングで、激しい生バンドサウンドを凌駕するほどの、燕による熱量の高いボーカルで圧倒するステージを展開。さらに途中からはあずさとルカも参加。3人がハードロックを歌いこなす歌唱力の高さを存分に発揮した、濃密な3分30秒だった。

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熱いステージはまだまだ続く。今度は静香、アスラン、燕がステージに立ち、「SHOOTING STAR」を歌う。「#ヴイアラ」(※「vα-liv」3名による、ロックをテーマとしたユニット名義)のロックソングをカバーする形となり、スピード感あふれる曲調と生バンドサウンドの迫力に加えて、3人が時折高音やハーモニーを響かせるなど熱唱して、場内を圧倒する。

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今度は夏樹、ジュリア、レトラによる「JOYFUL HEART MAKER」。オリジナルは315プロ所属のバンドユニット「High×Joker」による楽曲で、それをギター演奏やバンド経験を持つ3人がカバー。冒頭のエアギターの振り付けから始まり、3人が出し惜しみなしの全力熱唱で、それに呼応するかのように場内からのコールも強く響き渡る。ここまで高めてきたボルテージは、最高潮という空気感に包まれる。

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その興奮を受け継いで、初星学園のダンスナンバー「ENDLESS DANCE」へ。歌うのは手毬、千早、静香という、3人とも青系統のイメージカラーかつ各事務所屈指のボーカリストが揃って披露するという、その光景だけでも激熱であり、とりわけ、先輩である千早と静香の間に立ち、センターで手毬が堂々と熱唱する姿にはグッとくるもの。曲中では、千早によるIWSFバンドのメンバー紹介もあり、各プレイヤーやストリングスメンバーがそれぞれ演奏で、さらなる盛り上げをはかり、場内の熱気はピークに達していた。

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怒涛といえる楽曲の連続披露で会場は興奮状態というなか、3人がステージに残ってMCパートに。手毬はライブの感想として、負けたくないという強い想いを何度も感じていたと振り返り、置いていかれないよう全力で歌っていたことを語る。静香も手毬の熱さに負けないように歌ったことを明かし、千早は、2人が歌に対して本気だからこそとたたえる。さらにライブタイトルの“絶唱”について触れ、ただ歌を熱唱するのではなく、心の全てを込めて歌うという意味に思えると語り、出演者全員のパフォーマンスをたたえ、千早としても新たな刺激や感動をたくさんもらったステージと振り返った。

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最後の1曲と告知して、静香が口にした曲名は「アライブファクター」。この言葉にこの日1番というぐらいのざわつきも起きるなかで、イントロとともに出演者全員が姿を見せて歌いだす。オリジナルは千早と静香のデュエットソングで、青い炎は赤よりも熱い“蒼き炎”が感じられる楽曲。そしてライブタイトルにもふさわしく、象徴的なフレーズにもなっている“存在証明”を示すかのように、全員がそれぞれ心の全てを込めてぶつけるかのように歌う姿は、圧巻といえるものだった。

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アイドルたち、IWSFバンドとIWSFストリングスが揃って挨拶し、大きな拍手に包まれながら降壇したのち、スクリーンに映し出されたエンドロールで流れる「アイ NEED YOU(FOR WONDERFUL STORY)」のBGMにのせて、開演前に千早がお願いしていたように、客席みんなで“絶唱”。ライブの余韻に浸りつつ公演を締めくくり、舞台を第3公演へと移していった。

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第1公演で、IWSF2026の全貌が明らかになりつつも、打って変わっての歌、歌、歌のステージとなっていた。また生バンドであることは事前に告知されていたものの、ロックなどの盛り上がる曲ばかりではなく、しっとりと聴かせるバラードもあり、アイドルたちの歌唱力の高さや生演奏、今回限りと思われるアレンジや歌唱メンバーの組み合わせによるハモりなども相まって、歌というものを存分に堪能できる公演となっていた。と同時に、アイマスシリーズが多様な楽曲とともに彩られてきたことを示すもの。その曲を聴いているとそのときの出来事もあわせて思い出すようなこともあり、思い出は歌とともにあることを実感できるようなステージと思えた次第だ。

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生演奏だからこそ際立つアイドルの実在感と個性、確かな存在感を示したアイドルのこと(余談)

また余談ではあるが、筆者個人として印象的だったことがいくつかある。まずは“IWSFバンド”“IWSFストリングス”の存在。シンプルに生演奏でのライブは迫力があるということとあわせて、個人的な思い込みも含まれるのだが、音がいい環境で生演奏だとアイドルたちの実在感も解像度もより高まるように思えるもので、それを支える存在だったということはいえるだろう。ステージの構成上、歌唱者であるアイドルよりも前のフロントに出ている状態で演奏しており、その姿が見やすかったというのも個人的なポイントだった。

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また、1曲目の「隣に…」を歌ったあずさの衣装が見なれない新衣装だったのだが、これは、公演後に配信されたキャストと一緒にライブの感想を語り合うラジオ番組「IDOL WORLD SUPER FESTIVAL 2026 DAY2 ばくすて!とーく」内において、8月に開催される「dual twin live tour」における「三浦 あずさ・秋月 律子 twin live “つみまつよるまち”」にて着用する衣装を先行公開したことが明かされている。

ほかにも、「Dye the sky.」をあずさ、聖、圭が披露した際、3人が並んだときの身長差(圭が182cm、あずさが168cm、聖150cm)が目を引いていたこととか、ステージでのパフォーマンスで個々に特徴がある動きをしていたなかで、全員での歌唱となった「アライブファクター」が顕著に現れており、特に圭は、激しさのある曲調ながらも落ち着いた様子で身をゆだねるようにゆったりと体を動かすような振りを見せれば、ステージの1番端にいた燕が、スカート衣装にも関わらず足を高くあげたり腕も高く突き上げるなど、少しでも存在感を示そうとするなど個性が表れており、後述するアーカイブ配信における全景カメラのみどころのひとつであるとか、「ENDLESS DANCE」における千早の歌割りで“絶好調”を示すフレーズを口にしているのだが、筆者自身はアーケード版「アイドルマスター」を経験しているなかで、千早と言えばテンション管理が難しいアイドルのひとりで、挨拶一発でテンションだだ下がりというのも珍しくなかったため、自ら絶好調と言っている時点で感慨深かったり、一体どんな選択肢を選んだのだろうかと考えてしまうという、細かすぎて伝わりづらい感想を持った……ということがある。

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なかでも印象的……というよりも目立っていたのが、アスラン=ベルゼビュートII世。名前が長く、サタンを肩に載せているという見た目もさることながら、独特な言い回しは、今回のMCパートでは圭が通訳するように意図を伝えるサポートが必要。特徴的な高笑いは、MCパートで思わず聖がおびえたかのように距離をとってしまうぐらいで、最後に降壇する際の挨拶でもアスランの声がはっきりわかるなど、インパクトが抜群なもの。ちなみにアスランがライブ後半で、この公演の衣装である「YOU AND アイ!」に着替えて登場した際、肩に乗っているサタンも着替えていた。

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もっとも、特に印象的なのはその声であり、歌声であるのは間違いないところ。前述したように、パッと耳にしただけでも高い歌唱力の持ち主と直感できるもの。さらに、少し砕けた言い方をするなら“低音足りてる”“低音助かる”と表現できるような、男性ボーカルのなかでも地の底を感じるぐらいに響く低音は、唯一無二という感覚もあり、特にこうした合同ライブでは貴重な存在であると思えるもの。

それが発揮された、自身のソロ曲「我が混沌のサバト・マリアージュ」は、圧巻さもさることながら、キャッチーな“Sabbath!”(サバト)のフレーズはわかりやすく耳に残りやすい。ちなみにこの曲はあくまで筆者の解釈だが、曲調や歌詞はゴシックな雰囲気があるものの、シェフの経歴を持つアスランの料理に関わることや、仲間たちのことを彼なりの独特な表現で伝えているものととらえている。そして、低音だけではなく高音も強く響くもので、特に「SHOOTING STAR」では男女混成メンバーでのステージとなるなかで、低音と高音のボーカルを器用に使い分けつつ、高音では天を貫かんばかりに響かせて圧倒していたところも感嘆したポイント。

見た目や立ち振る舞いで注目が集まりやすいなかでも、それ以上に歌の力でしっかりと存在感を示したアイドルであったと思えたところ。あわせて、それを引き立たせたのは、アスランの歌声に渡りあえるぐらいの声量と歌唱力を持ちつつ、優しくも真っ直ぐな歌声で“協奏”した圭の存在もあってこそと思えた次第だ。

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なお、本公演を含む3公演で期間限定のアーカイブ配信を実施。「通常」(定番カメラ)のほか、定点カメラ映像の「全景定点」も用意。アーカイブ視聴期間は3公演ともに8月17日23時59分(チケット販売期間は同日の18時)までを予定。詳細は「THE IDOLM@STER 20th Anniversary MORE RE@LITY LIVE IDOL WORLD SUPER FESTIVAL 2026」公式サイトまで。

「THE IDOLM@STER 20th Anniversary MORE RE@LITY LIVE IDOL WORLD SUPER FESTIVAL 2026」公式サイト
https://idolmaster-official.jp/live_event/mr_idolworld2026/

「IDOL WORLD SUPER FESTIVAL 2026 -ZESSYOU-」セットリスト

01.隣に…/三浦 あずさ
02.細氷/如月 千早
03.CRIMSON LOVERS/樋口 円香、斑鳩 ルカ
04.群青イニシエーション/レトラ、ジュリア、樋口 円香
05.アイヴイ/月村 手毬、如月 千早
06.流星群/ジュリア、最上 静香、レトラ
07.Rockin'Emotion/木村 夏樹、斑鳩 ルカ、雨夜 燕
08.Dye the sky./三浦 あずさ、望月 聖、都築 圭
09.Sanctuary World/都築 圭、アスラン=ベルゼビュートII世
10.我が混沌のサバト・マリアージュ/アスラン=ベルゼビュートII世、都築 圭、三浦 あずさ、望月 聖
11.メサイア/望月 聖、如月 千早、詩花
12.SING MY SONG/最上 静香、月村 手毬
13.夢見鳥/樋口 円香、木村 夏樹、ジュリア
14.1/3/斑鳩 ルカ、月村 手毬、レトラ
15.アライアンス・スターダスト/詩花、望月 聖
16.ガールズ・イン・ザ・フロンティア/木村 夏樹、樋口 円香、雨夜 燕、詩花
17.三分半の創世/雨夜 燕、三浦 あずさ、斑鳩 ルカ
18.SHOOTING STAR/最上 静香、アスラン=ベルゼビュートII世、雨夜 燕
19.JOYFUL HEART MAKER/木村 夏樹、ジュリア、レトラ
20.ENDLESS DANCE/月村 手毬、如月 千早、最上 静香
21.アライブファクター/BRILLIANT STARS+

本業はお堅い会社の会社員。かつてはテクノロジー&ビジネス情報メディアの硬派(自称)なIT系編集記者であったにもかかわらず、ゲームエンタメ担当としてこれまで特定のキャラにスポットをあてたゲーム記事や、キャラコンテンツのライブイベント記事を書き続け、特に「アイドルマスター」と「ラブライブ!」シリーズは、10年以上にわたってあわせて100本以上を執筆。諸般の事情により、副業ゲームエンタメライターとして寄稿も行うことに。 アイマス歴は、アーケード版ロケテスト1回目からのプレーヤー。 X(旧Twitter):https://x.com/310kazuya

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