「アイドルマスター」765プロのアイドルたちが集結！トーク、朗読劇、ライブと盛り上がった「PRODUCER MEETING 2017」28日公演をレポート

765プロのアイドルたちが出演するライブイベントとしては、2015年に行われた「10th Anniversary Live THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD!!2015」以来となる本イベント。メンバー12人が勢揃いし、趣向を凝らしたさまざまなコーナーが行われつつ、昨年7月に発売された「アイドルマスター プラチナスターズ」に収録されている新曲も披露された。

事務員・音無小鳥からの諸注意を経てステージ中央に現れたのは、モニターに映し出されたキャンプウェア姿の天海春香。会場のプロデューサーに声をかけて会場の空気を温めるなど、これまでのライブにはなかった演出にプロデューサーたちも沸き立っていた。ちなみにこの演出、リアルタイムにキャラクタを動かす技術、BanaCAST（BandaiNamco Character Streaming Technology）を活用したものとなっている。

その後は、春香と同じくキャンプウェア姿の出演者がステージに登場し、プロデューサーたちの投票で2位に選ばれたイベントオープニングソング「チェリー」が披露されると、プロデューサーたちも合いの手で応える。10年を超える歴史を持つ「アイドルマスター」だからこその、アイドルとプロデューサーの阿吽の呼吸を肌で感じることができた。

7thライブ以来、久々のメンバー勢揃いのイベントを迎えられることにキャスト、プロデューサーが喜びを爆発させた挨拶を経て、“今できることを全力でやるという”今回のコンセプトを紹介。そのひとつである冒頭の春香登場について、中村さんが生でボイスを担当、リアルタイムでアクターが動いていたという試みが語られた。

ここからはアニメ「アイドルマスター」でプロデューサー役を担当している赤羽根健治さんが登場し、トークコーナー「Producer's　Voice」が行われることに。まずはウェブサイト上で実施し、パンフレットに収録されたアンケートの結果を紹介、プロデューサー歴、年代と性別、好きなジャンル展開、イベント参加数といった、普段から気になるような統計データが明らかになっていた。

また、「仕事でミスをして、元気になりたい時に聞きたい曲は？」「ライブでコールが楽しい曲は？」といった、楽曲にまつわるアンケート結果も公開。ところどころで歌い出すシーンもあるなど、これまでに披露してきた楽曲を振り返るように進行していった。

続いては、朗読劇「765プロ大感謝祭」のコーナー。「アイドルマスター」のイベントととしては久々となる今回の朗読劇では、ゲームでおなじみの選択肢をサイリウムを振るか振らないかによって再現、劇中で展開が変化するという趣向が凝らされていた。

さて、気になる朗読劇の内容だが、次回のオールスターライブの下準備をするというシチュエーションで、アイドルたちがバラエティ班（律子、千早、美希、あずさ）、お芝居班（伊織、雪歩、貴音、亜美・真美）、歌班（春香、真、やよい、響）の3班に分かれてそれぞれに内容を考えるという展開に。その過程で登場する選択肢で内容が固まっていくのだが、選択によってはアドリブが盛り込まれたり、互いにネタを振りまくったりと笑いどころも盛りだくさんに進行していった。

いよいよイベント内容も固まってきたというところで、イベントの構成台本にミスが発生。状況を挽回するべく、乙女らしいリアクションを学ぶために、律子が助っ人として呼んだのは、三瓶由布子さん演じる秋月涼。おなじみの「ぎゃおおおおん！」も生で披露されるなど、このサプライズには会場からも驚きの声が上がっていた。

最後に春香から、新たな一歩を踏み出すために、プロデューサーから最初にもらったアクセサリーである“お姫様ティアラ”を身に着けたいというアイデアが。そのまま大団円のエンディングへと向かっていった。

朗読劇の終了後、コメントした三瓶さんからは765プロのイベントに出演できて感無量の様子が窺える。中休み的に765プロのアイドルたちによる特別ライブ映像が上映された後は、ゲームをモチーフにしたアイドル衣装で登場した三瓶さんによる「Dazzling World」が、ステージ上で披露される。

そしていよいよ、765プロのアイドルによるライブコーナーがスタート。アンコールに赴く映像とともに、まずはアッパーチューンの「ザ・ライブ革命でSHOW！」が披露される。それぞれのアイドルにフューチャーした口上や掛け合いの数々など、見どころの多い楽曲に、プロデューサーたちも一緒になって盛り上がった。

ここからは、「プラチナスターズ」の新曲が次々に披露されていく。中村さん、平田さん、下田さん、釘宮さんによる「Miracle Night」は、クラップや“Wow Wow Wow”の掛け声が入ったりとプロデューサーと一緒に盛り上がりつつも、その振り付けとフレーズが印象に残る、独特の世界観を持った楽曲となっていた。

続く「僕たちのResistance」では、長谷川さん、今井さん、仁後さん、沼倉さんの4人がキレのあるダンスと力強い歌唱で、カッコいい楽曲を見事に表現。プロデューサーたちの視線を会場に引き込んだ。

浅倉さん、たかはしさん、原さん、若林さんが歌う「アマテラス」は、これまでの2曲とは一転、甘さの漂うラブソング。ステップなど振り付けにも可愛らしいものが多く、曲の世界観を感じさせるステージングとなっていた。

その後は、12人が紅白に分かれて、このイベントに合わせて制作したというイベントソング「紅白応援V（ビクトリー）」が披露される。同楽曲中では、CDのためにプロデューサーたちの「ファイト！ファイト！○組ファイト！」の声を収録するなど、こちらも盛り上がりのステージとなっていた。

さらに「プラチナスターズ」のメインテーマである「Happy!」が披露されると、その興奮も冷めやらぬ中、赤羽根さん、三瓶さんも再びステージ上に登場し、締めの挨拶に。この日を迎えたことに対する喜び、そしてこれからも続いていく「アイドルマスター」の展開への抱負などが語られると、最後は全員で「THE IDOLM@STER」を熱唱し、中村さんによる「これからもアイマスですよ、アイマス！」のコールでイベントは幕を閉じた。

アイドルマスター プラチナスターズ

バンダイナムコエンターテインメント

PS4パッケージ

• 発売日：2016年7月28日

• 12歳以上対象

(C)BANDAI NAMCO Entertainmet Inc.

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。