三越伊勢丹ホールディングスは、本日3月15日よりとGAME SYMPHONY JAPAN(以下、GSJ)とのコラボレーション企画「GSJ PREMIUM WEEK」を開始した。ここでは日本橋三越本店 本館7階 はじまりのカフェにて行われた内覧会の模様をお届けする。
「GSJ PREMIUM WEEK」は、世界に誇る日本のモノ・コトを発信していくという企業メッセージ「this is japan.」を掲げる三越伊勢丹グループと、ゲーム音楽を中心にコンサートを行い日本独自の文化を発信するGSJとのコラボレーション企画だ。
今回は、その第1弾としてゲーム「ペルソナ5」をコアテーマに、カフェでのコラボメニューの展開や、「ペルソナ」シリーズに関する展示、ファンミーティングやオリジナルコンサート公演の開催など、「ペルソナ」シリーズ20周年と連動した五感でゲーム音楽の魅力に浸ることができる1週間となっている。
本日行われた内覧会では、GSJ代表・志村健一氏がモルガナと登場し、今回のコラボレーション企画に至る経緯や、イベントの見所、ゲーム音楽への思いを語った。
今回の「GSJ PREMIUM WEEK」は、ただのコンサートイベントではなく、歴史を持つ三越伊勢丹・三越劇場とのコラボレーションだからこそ実現した、コンサートを軸とした連動型のイベントであると説明。
志村氏は、世界を舞台にゲームコンサートを行うなかで、日本のゲーム音楽が芸術として世界に評価され、求められているということを体感。三越伊勢丹グループの掲げる「this is japan.」という企業理念に共感する形で今回のイベントが実現したという。
またGSJは、コンサートのために既製のものではない楽器や楽譜を一から生みだすことにプロとしての自負を持っており、ゲームのメーカー、作曲家、クリエイターの監修・立会の元、こだわりをもってステージを作り上げているという。
これによって、昔のオペラやミュージカルといった劇伴の音楽が芸術へと昇華しオーケストラのレパートリーになっているのと同じように、ゲーム音楽もこの先オーケストラのレパートリーに残ればというメッセージを、三越伊勢丹グループという心強いパートナーを得て発信することができたと語った。
志村氏が、今回のイベントに関わるすべての人が「ペルソナ」シリーズに思いを向け一丸となって展示や空間を作り上げたと語ったカフェスペースでは、アトラスの監修の元、東京観光専門学校の生徒が制作した特別展示品をはじめ、「ペルソナ」にまつわるさまざまな作品を楽しむことができる。
会場には「ペルソナ5」とコラボレーションしたスペシャルバージョンの人工知能搭載ロボット「Kibiro」も展示。「心の怪盗団」のあるメンバーにハッキングされてしまった、というトークを楽しむことができる。なお、このコラボバージョンのKibiroは、本日より受注販売が開始される。詳細はこちらの記事をチェックしてほしい。
また「ペルソナ」シリーズの年表には、アトラスのクリエイターによる当時を振り返ったメッセージが付箋で貼られており、シリーズ20周年の歴史を俯瞰できるようになっている。ここに、カフェを訪れたファンからのメッセージ入り付箋を増やしていくことで、「ペルソナ」シリーズへの思いを紡ぐ一つの作品が完成するとのことだ。
ちなみに「GSJ PREMIUM WEEK」開催中は、はじまりのカフェでの公開トークショーをはじめ、本館1階中央ホールにてパイプオルガン演奏やトークショー、新館1階 正面玄関 日本橋口にてミニライブなど、日本橋三越の各所で催しが行われる。無料で参加が可能なものもあるので、気になる人は足を運んでみてはいかがだろうか。
なお、3月20日に行われる三越劇場のコンサート公演や、カルチャーサロンで行われるファンミーティング、コラボレーションカフェの概要は別の記事にまとめてあるので、そちらをチェックしてほしい。
「GSJ PREMIUM WEEK」概要
会期:2017年3月15日~3月21日
場所:日本橋三越 本店
詳細URL:http://mitsukoshi.mistore.jp/store/nihombashi/event/gsj_premium_week/index.html