「これぞ!」という女性向けコンテンツについて語っていく連載企画「おとめげ!」。第4回ではPS Vita用ソフト「Side Kicks!」についてキャラクターを中心とした前編、ストーリーを中心とした後編でお届けします。
目次
![](https://image.gamer.ne.jp/news/2017/20170415/00097745aea26dcad77d0543e8ff01352b3d/o/title.jpg)
「おとめげ!」は、イケメンと可愛い女の子をこよなく愛するライターが、さまざまな乙女コンテンツをご紹介する連載企画です。今回は文化放送エクステンドから2017年3月23日に発売した「Side Kicks!」についてお届けします!
「Side Kicks!」ここがポイント!
- 海外ドラマのような臨場感あふれるストーリーが展開する本格クライムサスペンス
- 架空でありながらリアリティも感じる、細部まで徹底的に作りこまれている世界観
- 美麗なだけでなく、キャラクターの視線や息遣いまで伝わってきそうなほど生き生きと描かれたスチル(公式発表では差分含め380枚以上とのこと)
「Side Kicks!」とは?
文化放送エクステンドが手掛ける女性向けコンテンツブランド「eXtend」の「逢魔が刻~かくりよの縁」に続く乙女ゲーム第2弾。アメリカ・カリフォルニア州の架空の街「サクラダ」を舞台に、特殊スキルを持つ人材を集めた特別捜査課「サイドキックス」の活躍を描いた本格クライムサスペンスとなっている。
キャラクターデザイン・原画はすめらぎ琥珀氏、作曲は数々の人気ゲームのサウンドで知られる上倉紀行氏/伊藤賢治氏が担当。映像演出や背景美術など世界観デザインには高橋昂也氏を迎え、実力派スタッフが集結。また、ゲーム中でシスイ役を演じる森久保祥太郎さんが歌うオープニングテーマ「TRUTH」、エンディングテーマ「CANVAS」や、伊藤氏・上倉氏にアネモネ・モーニアンさんを加えたユニット「Trimonia(トリモニア)」による挿入歌も見どころの1つ。
4月より人気投票「サクラダアワード」の投票受付を開始し、コラボメニューを提供している秋葉原のカレー専門店「PLUCK(プラック)」でも受付中。
生き生きと動くキャラクターが織りなすクライムサスペンス
乙女ゲームでありながら「本当の悪を暴き出すアドベンチャーゲーム」と題し、クライム(=犯罪)を扱ったスリリングな展開を描いた「Side Kicks!」。まるで海外の刑事ドラマを見ているようなドキドキ感はもちろん、思わず顔を覆いながら「カッコイイ…!!」と打ち震えるキャラクターとの恋愛模様を楽しめる作品となっています。
まず前編では、本作に登場するたくさんのキャラクターについてご紹介。抜群の運動神経を誇る「チカ」、言葉を巧みに操る「ヒバリ」、クールな天才ハッカー「シシバ」、瞬間記憶という特技をもつ明るい「リコ」、そんな個性の強い彼らをサイドキックスというチームとして束ねるリーダー「タテワキ」、神出鬼没なフリーの記者「ノラ」、真実を追い求めるミステリアスな「シスイ」などの魅力について迫っていきましょう!
イノリ(CV:なし)
さて、まずはなんといっても主人公・イノリちゃん(名前変更可/デフォルトで名前呼びあり)。ふとした瞬間に眠気に襲われ、予知夢を見るという特殊な体質の持ち主です。その能力を買われ、サイドキックスにスカウトされたところから物語が始まります。
予知夢を見ること以外、ごく普通の女の子として生活をしてきた彼女ですから、最初はやはり警察の組織という立場に戸惑います。それでも自分の能力と向き合いながら、チームの一員として一生懸命に頑張る姿がとても健気でいじらしい!まず私に抱きしめさせてほしかったです!!
穏やかで優しい性格をしており、年齢的にも20歳と大人ということもあり、包容力にあふれているなと思いました。攻略対象キャラクターに対しても、彼らを信じて受け入れ、心の支えとなってくれる素敵な女の子なんですよね。
サブキャラクターに対しても細やかな心遣いを感じられる本当に良い子で、段々と攻略キャラクターたちに「君たち本当にイノリちゃんを幸せにできるのかね!!」と掴みかかりたくなるような気持ちを堪えるのが大変でした。だって可愛いんだもん!
チカ(CV:石川界人)
抜群の運動神経をもち、チームの先鋒ともいえるチカ。サイドキックス結成よりも前にタテワキと出会っていて、それから刑事を目指すようになった正義感の強い青年です。
ちょっと口が悪いし目つきも怖いのが玉に瑕で、正直なところ最初の印象は「イノリちゃんにもっと優しくしてよ!!」でした。その後いろいろな意味で「!?!?」となるような出来事をはじめ、根は素直な部分や過去の生い立ち、仲間を大切に想う気持ちを理解するうちに「チカめっちゃいい奴じゃん!!」とがらっと変わりましたね。
そんなチカの恋愛は、まさに「等身大」といったところ。お互いを真っすぐに大好きなところや、なかなかスマートに行動できないけど決めるときはちゃんと決めるチカが微笑ましく、ずっと見守っていたくなるような二人です。
ヒバリ(CV:遊佐浩二)
ヒバリは心理分析を得意とし、プロファイラーとして高い能力を備えています。一見、親身になっているようで実はしっかりと感情や行動を分析し、隠している本音を導き出す手腕は見事なもの。当初からイノリちゃんにも優しく、演じている声優さんからも連想できるとおり大人の色気の漂うイケメンなのは言うまでもありません。その立ち振る舞いから署内の女性人気も高いようです。
チカやイノリちゃんをからかったり、軽口を叩いたりと普段は明るい空気をまとい、仕事でも頼りになるヒバリ。でも時折どこか寂しそうな表情を見せることもあり、恋愛面では「どこまで本気なんだろう?」と悩まされる部分もありました。
個人的には傍から見れば恋人のようにも思える距離なのに「これはまったく踏み込めてないんだろうな」と感じさせられ、もどかしく思うのも多かったですね。その分、言葉や態度できちんと本音を表現してくれたときの嬉しさはひとしおでした。スチルもくっついているシーンが多く、ニヤニヤできますね。
シシバ(CV:白井悠介)
サイドキックスの頭脳とも言うべきシシバは、事件の解決になくてはならない存在。データの分析に関して警察署内でも一目置かれ、イノリちゃんの予知夢についてもさまざまな観点で考察してくれる心強い味方です。
ただ優秀なんですけど、言葉が足りないとかトゲのある言い方のせいで本意が伝わらないこともしばしば。プレイヤーとしては決して周囲を気遣っていないわけではないのが分かるし、ちょっとコミュニケーション不足なだけなのがよく見えるので、序盤はしょっちゅう「良い子なのに勿体ない!!」となりました。周りに対して無神経どころか、実はすごく繊細なんだと思うんですよ。
いざというときの行動力も見どころですが、恋愛面では不器用すぎてイノリちゃんが頑張る姿も多かったですね。とはいえ、個人の感想ですが「ちゃんと応えてやれよ!!」と思ったら今度はノーブレーキで突っ走られたような気もしました。お幸せに!
リコ(CV:蒼井翔太)
見たものを一瞬で記憶できる「瞬間記憶」というスキルをもつリコ。常に明るい笑顔をふりまくチームのマスコット的な子で、メンバーからも弟のように可愛がられています。イノリちゃんのことも最初から大歓迎といった感じで、彼がいるとその場の空気が柔らかくなるんですよね。とはいえ笑顔を絶やさないことには深い理由があり、胸を締め付けられました。
そして恋愛面では身長を気にして牛乳を飲むなんていう子供っぽさ、暴力的なまでの愛らしさが詰まったボイスに油断していると非常に大変なことになります。リコ可愛いよ、けど可愛いだけじゃないよリコ! イノリちゃんの前では笑うだけじゃなく、泣いたり怒ったりといろいろな感情をオープンにしてほしいなと願わずにはいられません。
ノラ(CV:杉田智和)
フリーの記者として事件を追い、たびたびサイドキックスの周囲に現れるノラ。独自に収集した情報は、警察が集めた内容より詳しいなんてことも。嘘は書かないものの、サイドキックスの活躍に対して辛辣な記事を書くことも多く、敵対関係とまではいきませんが味方とも言えない、微妙な立場で接していくこととなります。
ゲーム開始からしばらくは彼の行動について不明な点も多く、それについてはあまり多くを語れませんが、その心情を理解すると「なるほど」となるのは間違いありません。個人的な感覚ですが、声優さんの演技でピンときた方には背中を押したくなりますね。その直感に従っていいと思います!
タテワキ(CV:津田健次郎)
サイドキックスをまとめるリーダーのタテワキ。普段の言動はおよそリーダーとは言い難いほど楽天的なものの「彼がリーダーじゃないとダメなんだな」と思わされ、皆が彼を慕っているとはっきり感じる出来事が描かれているので注目です!
チーム名にもなっている「Sidekick」は仲間や親友、相棒といった意味をもつ言葉。タテワキはそんな場所で一体何を思うのか……こちらはぜひ、ゲームをプレイして確かめてみてください。それに、なんといっても「くたびれた空気の35歳」って、乙女心に引っかかりませんか!? 引っかかりますよね!?
シスイ(CV:森久保祥太郎)
サクラダで人気のタレント・シスイはさまざまな芸能活動を行うだけでなく、インターネットのチャンネル「On air with”S”」の配信も行っています。その内容はテレビや新聞で報道されないものも多く、警察からも警戒されていますが、彼自身は「真実を追い求める」という姿勢を貫いているだけの様子。そんなシスイの番組はゲーム内でも聞くことができますので、その美声をたっぷり堪能できますよ。
このほか攻略キャラクターは別として、私が結婚したい相手ぶっちぎりナンバーワン、ダイナー「リトル・キララ」の店長であるキララ(CV:武内駿輔)や、何かとうるさいけど正義感にあふれたエリート警部補・ツバキ(CV:沢城千春)、その部下でありゲーム内での女子力の高さがトップクラスのクルミ(CV:代永翼)など、ユニークなキャラクターが多数登場します。とくにキララちゃんはぜひ、ぜひともゲーム内で見てください! 最高に可愛いです!
ムービーのワンシーンを切り取ったような、動きのあるスチル
本作のスチルは、差分が非常に多いのが特長の1つ。キャラクターのセリフに合わせて表情やポーズが細かく変化するという、とても臨場感のある仕上がりとなっています。ドキドキが伝わってくる恋愛的なシーンはもちろん、緊迫したシーンやアクションシーンでのダイナミックな構図はいつまでも見ていられます。
例えばチカは銃器の扱いや格闘技にも精通しているためか、カッコイイ感じのスチルが多かったのが印象に残っていますね。まず目を惹かれる真っ赤な上着を脱いだ立ち姿が警察官っぽくてちょっとドキっとしましたし、彼に限らず立ち絵の雰囲気が変わるキャラクターも要注目です。
そんなスチルをより一層盛り上げるのが、リアリティのある背景グラフィックです。まるで写真をそのまま絵にしたような緻密さも凄まじいのですが、私たちがなんとなく思う「アメリカってこういう感じだよね!」というイメージがそっくりそのまま背景になったという感じなんです。架空の都市でありながら現実にありそうという絶妙なラインが、本作の作りこまれた世界を表現する上で大きな役割を担っているなと思いました。雲の流れや煌めくネオン、路地裏など、本当に人が生活しているかのような息遣いを感じますので、じっくり眺めていただきたいポイントです。
公式サイトでは、これまでご紹介してきたキャラクターの人気投票「サクラダアワード」の投票受付を5月1日11時59分まで受付中(同一IPで1回のみ、4月17日以降に再投票可能)。ぜひゲームをプレイして、お気に入りのキャラクターに一票を投票してください。
併せて、4月30日まで開催している秋葉原のカレー専門店「PLUCK(プラック)」とのコラボカフェでも人気投票の出張版を行っています。キャラクターのお気に入りメニューをイメージしたカレーや、ポラロイド写真風のカード、特製ランチョンマットももらえますので足を運んでみてくださいね。
ちなみに私もさっそくお邪魔したところ、店内へ降りる階段からすでに「Side Kicks!」一色という感じで、その気合の入りっぷりが物凄かったです。カレーもすごく美味しかったですし、テイクアウトにも対応してくれますよ!
後編では、ストーリーやシステムについてもたっぷり触れていきますのでお楽しみに!
コラボカフェ「リトル・キララ 秋葉原PLUCK出張店」
ゲーム「Side Kicks!」に登場するダイナー「リトル・キララ」の出張店舗として、ゲーム内に登場するメニューとPLUCKのカレーがコラボレーション!キャラクターたちのお気に入りメニューがカレーになって登場します!
メニューは全部で7種類!ここでしかもらえない描き下ろしイラストの限定ノベルティも配布致します。
開催期間
2017年4月1日(土)~4月30日(日)
店舗情報
PLUCK(プラック)
住所:東京都千代田区神田須田町2-2-13 ベルメゾン神田 B1F
電話番号:03-3258-2070メニュー
イノリの「リトル・キララ!名物マトンカレー」 チカの「肉は増し増し!ダブルミートカレー」 ヒバリの「野菜たっぷり!女の子に優しいグリーンカレー」 シシバの「5分…いや、2分で食べる!?ツナとキノコのカレー」 リコの「身長伸びるかも!?ミルクで仕上げたロコモコ風カレー」 ノラの「辛さはノラのお墨付き!チリコンカン風スパイシーカレー」 ![]()
タテワキの「刑事ならこれを食え!カツカレー」 ノベルティ
- ご来店ごとに「リトル・キララ特製ランチョンマット」を1枚プレゼント!
- コラボメニュー1品につき、キララがこっそり激写したキャラクターたちのモグモグ写真をランダムで1枚プレゼント!
※ポラロイド写真風のカードになります。
※数量なくなり次第終了となります。「Side Kicks!」人気投票 出張版開催!
期間中は、公式サイトで開催予定の人気投票と連動し、店頭からも投票することができます!
(C)NIPPON CULTURAL BROADCASTING EXTEND INC./TOYBOX INC.
※画面は開発中のものです。
コメントを投稿する
この記事に関する意見や疑問などコメントを投稿してください。コメントポリシー