エレクトロニック・アーツは、米国時間6月10日に自社イベント「EA PLAY」を開催した。ここでは、現地でプレイすることができた「FIFA 18」のショートインプレッションを掲載する。

2017年9月29日に発売が予定されている「FIFA 18」。カバープレイヤーには、UEFAチャンピオンズリーグ決勝戦で2ゴールを挙げた活躍が記憶に新しい、レアル・マドリーのクリスティアーノ・ロナウド選手が起用されることが発表されている。

EA PLAYでは、ごく一部のモードではあるがこの「FIFA 18」をプレイすることができた。今回は来場者とフレンドリーマッチを開催。レアル・マドリー vs. アトレティコ・マドリーの“マドリーダービー”を戦った。

「FIFA 18」の基本的な操作感は、前作の「FIFA 17」を踏襲している。慣性が働く、人間らしいリアルな選手の動きは健在だ。

一方、肌感覚ではあるものの、ドリブル中の選手とボールの間に身体を入れるボール奪取のやりやすさ、疲労のプレーへの影響度(特にダッシュの速度)が高くなったようにも感じられた。ドリブルのテクニックと選手交代のあやが勝敗に直結しそうだ。

試合でブラッシュアップされたのは、細やかな演出だ。前作ではゴールキーパーがセーブすると頻繁にリプレイが流されたが、今回はその頻度が抑えられている。また、ピッチのバックスタンド側(画面奥)が多少見やすくなった印象も。ゲームをプレイしつつも中継を見ているかのような臨場感はさらに高まり、「FIFA」シリーズらしい作りとなっている。ここは期待してよさそうだ。

マドリーダービーは延長戦の末、アントワーヌ・グリーズマン選手の決勝ゴールで筆者が2-1で勝利した。周りの試遊台では、一つ一つのプレーに一喜一憂するプレイヤーの姿が見られたが、それは筆者も同じ。決勝ゴールの際には手を挙げてガッツポーズをするほど、「FIFA 18」でフットボールを楽しんだ。

プロ2年目を迎えたアレックス・ハンターはどこでプレーするのか?

「FIFA 17」で初めて搭載された「ザ・ジャーニー」。アレックス・ハンターという若きストライカーがプレミアリーグで奮闘する姿を描いた、スポーツゲームでは珍しい“キャンペーンモード”だ。

そのハンターの活躍が、「FIFA 18」でも描かれることが明らかに。その名も「ザ・ジャーニー:ハンターリターンズ」だ。どうやら、2年目を迎えるハンターに移籍の噂が立っている様子。今回公開されたムービーでは、ペップ・グアルディオラ氏やクリスティアーノ・ロナウド選手たちがハンターについて語っている。

EA PLAYでは、このモードの序盤をプレイすることができた。ハンターはチェルシーFCの一員として、マンチェスター・ユナイテッド戦に0-3のビハインドで途中出場。自身のプレーでポイントを上げたり、ゴールやアシストをマークしたりしながら、1試合の中で3つの課題達成を目指す形式は健在だ。

また、コーチからの言葉やインタビューに対する受け答えで、展開や他キャラクターからの反応が変わるシステムも残されており、プレイヤー独自の物語が堪能できる。プレミアリーグで一定の評価を得たハンターが、どこにその道を定めるのか? 彼の夢の続きを、楽しみにしていよう。

今回、プレイできたのはこの2つのみ。十分にフットボールを満喫した十数分であったが、やはり「FUT(FIFA Ultimate Team)」に内蔵されているモードやキャリアモード、Jリーグの選手データなども気になるところ。ここについては、さらなる続報に期待したい。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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