千葉・幕張メッセにて9月21日より開催中の「東京ゲームショウ2017」。セガゲームスブースで9月22日に行われた、「ドラゴンズクラウン・プロ」と「十三機兵防衛圏」のステージの模様をレポートする。
高画質になって蘇った「ドラゴンズクラウン・プロ」を紹介!
ステージのゲストは、声優の磯村知美さんと、でんぱ組.incの古川未鈴さん。磯村さんは「PS3でドラクラをプレイしたので、プロになってどのあたりが変わっているのか気になっているし、十三機兵防衛圏も発表から続報がが出るまでに2年も待ちましたので、今日は新しい情報を楽しみにしたいです」と、古川さんは「私はドラクラはPS Vitaでプレイしていました。元々朧村正からヴァニラウェアを知って、その時にこの会社はすごいと思ってドラクラもプレイしてとてもはまったので、ドラクラプロでどのようになっているか気になります」と熱く語った。
まずは「ドラゴンズクラウン・プロ(以下、ドラクラプロ)」になることで何が変わったのかを、映像で見ながら解説。4K画質に対応し、全楽曲を生オーストラで新録実装、PS3&PS Vita用「ドラクラ」とPS4用でのマルチプレイに対応。PS3&PS Vita版のプレイデータをPS4に引き継ぎ可能なので、既にプレイしている人は最初からやり直す必要もなくすぐに「ドラクラプロ」で、より美しい世界へと冒険することが可能だ。2018年1月25日発売の今作は、豪華限定パッケージが登場。
こちらの限定版の内容は、ヴァニラウェア描き下ろし 豪華トレジャーアートBOX、「ドラゴンズクラウン・プロ」オーケストラアルバム(CD3枚組)、「ドラゴンズクラウン・プロ」オーケストラアルバム スペシャルブックレット、DLCセット「デジタルアートコレクション」などなど、豪華な内容となっているので、公式サイトなどをチェックしてみてほしい。
磯村さんも「ベイシスの崎元さんが大好きなので、CD三枚組はとても嬉しいですね。はやく聞きたいです」と、古川さんは「ヴァニラウェアといえばお食事シーン。そこに期待しています」と、「ドラクラプロ」への期待を寄せた。
このあとはアトラスの開発メンバーを助っ人に加え、磯村さんと古川さんとで実際に「ドラクラプロ」を実機プレイ。古川さんは「このおしりが好きなんですよね」とアマゾンを選択、磯村さんはセクシーなソーサレスを選択。二人とも慣れた操作で、たった4分足らずであっというまにクエストをクリアしてみせた。「こうして顔を合わせながらマルチでやると、また新しい楽しみ方がありますよね」と、協力プレイの楽しさをそれぞれが口にしていた。
磯村さんが「実際に4Kで見ると本当に綺麗ですね!」と述べると、古川さんも「ディティールがとても細かくて素晴らしいです」と「ドラクラプロ」の感想を語った。
「十三機兵防衛圏」は、2018年発売! 気になる情報も飛び出した!
続いてステージは「十三機兵防衛圏(以下、十三機兵)」の話題へ。「十三機兵」と言えば、東京ゲームショウ2017でセガゲームスのブースに展示されているロボットが既に話題を呼んでいる。
ステージでは、「十三機兵」の最新映像が流されたが、その映像は「押し寄せる絶望」、「日常の終焉」、「その日が滅びの日」、「僕たちに残された選択」、「最初で最後の場所」、などといった、非常に印象的なワードが散りばめられていた。
この映像を見て、磯村さんは「ヴァニラウェアはファンタジーでアクション、というイメージが強かったのに、現代でSFっぽくて気になりますね。ブルマの子がいるけれど、今はあまりブルマってないですよね? 時代は昭和なのかなと思いました」と、ゲームファンならではの視点で鋭い指摘を。
古川さんは「ヴァニラウェアで現代の日本が舞台というのはやっぱり意外です。ロボットの描写が気になっています。ロボットに乗っている時、裸のように見えるんですが」と、これまた細かいところをしっかりとチェックしていた。
また、女の子が路上でスカートをたくしあげているようなシーンがあったことでもステージは盛り上がり、「この子は一体何をしているのか?」と磯村さんと古川さんとでお互いの感想を交し合う場面もあった。
今日は、そのPVを見て気になった部分から3つの質問を作成。既にヴァニラウェアから回答をもらってきているが、時間の都合でどれかひとつしか紹介できないということで、ニコ生のアンケートを使用して一番知りたい質問どれかひとつだけを答えてもらうこととなった。
質問の内容は、
1.タイトルの「13」の意味
2.昭和の時代が舞台?
3.女の子はなにをしている?
の3点。
ニコ生でのユーザーアンケートの結果は圧倒的に3が多く、「女の子は何をしている?」が60.7%を占めた。
この問いへのヴァニラウェアの回答は、「ヴァニラウェアの2013年の年賀絵にもありますが、ロボットを動かすスイッチが体のどこかにあります」とのこと。
そしてその2013年の年賀絵というのが下図のイラストだが、人によってそのスイッチの場所は違うらしいことがわかる。
スカートをたくしあげている真ん中の少女のスイッチは太ももに、セーラー服の裾をまくっている左の少女は脇腹に、そしてブルマ姿の右の少女は頬にスイッチがあるという意味だろう。
なお、残った2つの質問とその回答については、9月24日11:15から行われるステージで紹介予定とのことなので、「十三機兵」の情報がもっと知りたい、というファンはぜひそちらを確認してみてほしい。
ステージの最後に、磯村さんは「ヴァニラウェアといえばアクション、というイメージだったのに、十三機兵はドラマチックアドベンチャーだそうで、とても気になります!」と、古川さんは「我が家は4KテレビとPS4 Proなので、ドラクラプロがとても楽しみです。十三機兵は、早くもっと情報が知りたいですね」と今日のステージの感想を述べて、幕を閉じた。
ステージ終了後、古川さんにミニインタビュー!
この「ドラクラプロ」&「十三機兵」ステージ終了後、古川さんがインタビューに応じてくれたので、その模様をお届けしよう。
――今日は「ドラクラプロ」をプレイしてみてどんな感想を持ちましたか?
古川さん:私は元々PS Vitaでプレイしていたのですが、それがPS4になるということでどんな風になるのかと思いました。実際にプレイしてみるとより引き込まれる美しさになっていたことにまずびっくりしました。
――今作ではどんな部分に期待されていますか?
古川さん:私の持ちキャラがアマゾンだったので、アマゾンは強い女性で太もももすごい筋肉ですし、お尻もすごいキャラなので、お尻がどう表現されているのか気になります(笑)。あとヴァニラウェアと言えばご飯ですよね。プロになることでより美味しそうになるのかなぁと期待しています。
――今日「十三機兵」の映像をご覧になってのご感想をお願いします。
古川さん:ヴァニラウェアが描く現代日本というのが初めてなので、とても衝撃を受けました。まだ謎に包まれている部分が多いので、どのようなゲームなのかが早く知りたいと、あの映像を見てより強く思いました。「発売はまだか!」という気持ちが強いですね。
――アトラスとヴァニラウェアで今後新しいタイトルが出るとしたらどんな作品が良いですか?
古川さん:やっぱりヴァニラウェアさんとアトラスさんとで作るゲームというと、世界観だと思うんですよ。世界観っていうのは、ビジュアルやBGM全部含めてのことなんですけれども、なので我々をその世界観に引き込んでくれるような、新しいステージを用意していただけたら嬉しいですね。
――今年の東京ゲームショウの感想を教えてください。
古川さん:私は小学生のころから毎年東京ゲームショウに来ているのですが、今年はe-Sports関連が増えたなと思いましたね。日本ではまだそこまで流行っているという感じはしませんが、世界では大人気のジャンルですしね。きっともう何年かしたら、e-Sportsも更に進化していくのかなと思いました。
――ゲームファンにひとことお願いします。
古川さん:私は今、私にしかできないゲームの感想の伝え方というのを勉強していて、いかに「楽しかった」という言葉を使わないで表現できるか、とか頑張ってはいるものの、まだまだ未熟だなと感じる部分もあります。これからもアイドルとゲームファンを両立しながら頑張っていきたいです。
――ありがとうございました。