コーエーテクモゲームスは、2017年11月30日発売予定のPS4/Nintendo Switch/PC用ソフト「信長の野望・大志」について、新要素「志」システムの特徴を公開した。
1.甲斐金山を背景に上洛を狙う、武田信玄の志「王道執行」の特徴
本作の新要素である「志」システムは、大名家の特性を際立たせ、その戦略に多様性を与えます。プレイヤーは、プレイする大名の特性を理解し、独自の戦略を練る必要があります。また敵大名も、NPCとして「志」のもつ特性を利用しながら、それぞれ独自のAIが作用し、各々の価値判断の下に勢力の維持・拡大を行います。「志」を軸とした大名家ごとの違いをお楽しみいただけます。
信玄の「志」である「王道執行」は、“天下の政は、正しく執り行われるべきである”という信玄の精神を表したものです。この「王道執行」がもたらす特性として、「甲州法度次第」と「甲州金」の2つがあります。
「甲州法度次第」は、武田家の軍備や政の礎となる特性です。通常は家臣が提言をしてくる「評定」も、武田家では大名である信玄自ら提言を行います。軍備面では、史実の通り、領内に馬産地が多く、軍馬を増やしやすくなっているとともに、部隊に軍馬を装備させることで攻撃力が他大名よりも高くなります。一方、農業では、秋に収穫が少なくても民忠の低下を抑える効果があります。(本作では、民を養うほどの収穫量が維持できない場合、民忠が下がる傾向があります)。
ただし、「甲州法度次第」の下では、足軽の俸給が他大名より高くなるというデメリットもあり、金銭の支出増を避け農兵で兵を固めるのか、割高でも強力な足軽で備えるのか、プレイヤーはよく軍略を練る必要があります。
もう1つの特性「甲州金」は、主に武田家の商業に大きな影響を与えるものです。自領内の「商圏」からの収入が増加する一方で、領地外の「商圏」からの収入が得られにくいという特徴があります。また、金山を保有すればするほど自勢力の影響下にある「商圏」が成長しやすくなるなど、自領地を広げることでより経済発展がしやすい傾向も備わっているため、金山のある「商圏」への進出や領地拡大で「商圏」を飲み込んでいくことが、信玄が天下統一するための重要な戦略となります。
そして信玄が敵大名となる場合は、「王道執行」の「志」の下、その名の通り王道を戴くために、今川義元の亡き後は、織田家と同じく上洛を狙う動きを見せてきます。その西進の道筋に位置する東海の諸大名たちは、警戒が必要です。また、宿敵である上杉家とも熾烈な争いを繰り広げるでしょう。
武田信玄の志「王道執行」特性および効果一覧
| 特性 | 効果 | 説明 |
|---|---|---|
| 甲州法度次第 | 御館様 | 評定で大名自らが発言できる |
| 武田騎馬軍団 | 軍馬を装備した部隊の攻撃力が上がり、馬産地のある商圏から軍馬を獲得できる | |
| 喧嘩両成敗 | 必要収穫を下回っても民忠が低下しにくい | |
| 軍法峻厳 | 足軽の俸給が増加する | |
| 甲州金 | 領内貨幣 | 金山の数に応じて、自勢力の進出する商圏が大きく成長する |
| 土竜 | 攻城戦で強攻の威力が上がる | |
| 経世済民 | 自領内の商圏からの収入が増加する | |
| 悪貨は良貨を駆逐する | 自領外の商圏からの収入が減少する |
2.弱きを助け、強きを挫く、上杉謙信の志「義戦」の特徴
“義に厚く、義に生きた”謙信の「志」は「義戦」です。「義戦」はその特徴として、専ら戦闘に特化した特性「毘沙門天」と、周辺の大名に大きな影響を与える特性「天下静謐(てんかせいひつ)」を有しています。
「毘沙門天」は、その「志」をもつ謙信自体が戦の主役となることで大きな効果をもたらします。謙信自らが出陣することで自軍の士気が上昇し、自部隊が潰走しても敗北を防げます。ほかにも行軍中の兵糧消費を他大名よりも抑えることができるといった効果もあります。
しかし「毘沙門天」のデメリットとして、謙信が出陣しない戦において、自軍の士気は下がる特徴があり、常に謙信自らが部隊を率いて出陣する必要が出てきます。そのため、どのように軍を動かして領地拡張を行うか、プレイヤーの手腕が問われます。
もう1つの特性「天下静謐」は他家の小大名たちと協力して、大勢力に立ち向かう効果を持つものです。幕府との交渉では役職を得やすくなり、役職を有することで宣戦した際に周辺勢力が味方しやすくなります。どの勢力に対して宣戦し、どの勢力を味方に巻き込んでいくかなど、周辺勢力との駆け引きを考えていくことが上杉家に求められる基本的な戦略となります。
また、敵大名としての謙信は、“義に厚い”という根っからの性分をシミュレーションAIでも表現します。近隣勢力が大義名分の無い戦を挑まれたとき、上杉家と外交的にあまり親しくなくても謙信自らが積極的に援軍として参戦してくる傾向があります。義のない戦を行う大名には、越後の龍が牙をむくことになるでしょう。
上杉謙信の志「義戦」特性および効果一覧
| 特性 | 効果 | 説明 |
|---|---|---|
| 毘沙門天 | 毘沙門天の化身 | 大名自らが出陣すると全部隊の士気が上がる |
| 軍神 | 大名部隊潰走時に一度だけ士気が全回復し戦況減少がなくなる | |
| 遠征 | 行軍時の兵糧消費が減る | |
| 神に頼るは人の性 | 大名自らが出陣しないと部隊の士気が下がる | |
| 天下静謐 | 幕府外交 | 幕府との交渉で役職を獲得しやすくなる |
| 旧き世の守護者 | 役職を所持している時、宣戦をすると他勢力が加勢しやすくなる | |
| 救世主 | 他勢力が従属に応じやすくなる | |
| 弱きを助け強きを挫く | 敵勢力が自勢力より小さいと、決戦で勝利しても戦意が上がりにくい |
3.広大な関東平野を地盤に拡大を狙う、北条氏康の志「禄寿応穏」の特徴
北条家の虎朱印にも記された「禄寿応穏」が、氏康の「志」です。その特性も民政家としての彼の在り方を表現しています。北条家が治める関東の広大な領地を活かすべく、農業を主体に効果が発揮されるものを用意しています。具体的な特性として「所領役帳」「目安箱」の2つがあります。
「所領役帳」は農業に主眼が置かれた特性です。本作の農業コマンド「開墾」は農地を増やし、徐々に「農民(農兵)」を増やすコマンドですが、「所領役帳」では「開墾」以外の農業コマンドでも農地を増やし、「農民(農兵)」を増やすことができます。農地の増加に応じて農民も増加するため、農兵の確保も容易になります。ただし収穫が少なすぎる拠点では民忠が低下しやすいという効果ももたらされるため、収穫量と農兵の数のバランスには注意を払わなければなりません。
「目安箱」は、本作の新たな「評定」システムで活躍する特性です。本作の「評定」では家臣たちの提言を採択し、「方策」を行うための「施策力」を溜めていくことになりますが、「目安箱」の効果として、「評定」の際に「施策力」を多く獲得でき、良い効果の提言なども出やすくなります。しかし「目安箱」で、多くの「施策力」を高められる一方で、氏康の志には軍事関連の「方策」を行うために必要な「施策力」が、通常より大きくなるというデメリットがあります。そのため、プレイヤーは関東平野をはじめとした一円の領地で、農業や評定を中心に国力を高めつつ、どの勢力と戦うのか、状況に応じて判断していかなければいけません。また、近隣の諸勢力も関東平野の豊かな農業地帯を狙って侵攻してくることでしょう。
そして、敵大名としての氏康は関東平定を狙い東進を考える傾向があります。ただし、その東進の背後には武田家や今川家など有力大名たちがいるため、外交関係に応じていろいろな動きを見せるでしょう。また、氏康の「志」は籠城に長けた特性効果も有しているため、小田原城をはじめとした拠点を攻略するには入念な準備が必要となります。
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| 氏康の「志」は、農業に関する効果を持っているため、他勢力に比べて農業を行うメリットが大きい。 |
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| 他勢力より多くの兵糧を得ることができ、兵糧生産力の低い農兵中心の戦いでも国を支えることが可能。 |
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| 氏康は、決戦にて「五色備え」が使用可能。総大将本体を含む五色の部隊を中心に戦う作戦となる。 |
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| 本作はイベントも豊富。言行録(フリークエスト)は大名だけでなく武将にも存在。画像は「河越夜戦」での一幕。 |
北条氏康の志「禄寿応穏」特性および効果一覧
| 特性 | 効果 | 説明 |
|---|---|---|
| 所領役帳 | 関東平野開墾 | 開墾以外の農作業でも農地が増える |
| 年貢免除 | 拠点の流民が増えやすくなる | |
| 領民籠城 | 籠城戦で士気が下がりにくくなる | |
| 四公六民 | 必要収穫を下回ると民忠が大きく下がる | |
| 目安箱 | 民は国の本 | 軍事以外の施策力を多く獲得できる |
| 談論風発 | 評定で良い意見が出やすくなる | |
| 民政家 | 労役免除の効果が上がる | |
| 小田原評定 | 軍事方策の実行に必要な施策力が増える |
4.登場武将は2,000名超!今作描きおろし武将が多数登場
今作での登場武将のうち、描きおろしの武将や姫たちも多く登場します。また一部武将においては、戦時と平時でグラフィックを描き分けます。今回は武田信玄、上杉謙信、北条氏康の戦時と平時グラフィックをそれぞれ公開いたします。
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