コーエーテクモウェーブがアミューズメント施設などにて展開中の体感型VR筐体「VR センス」。本日2月19日に、本作の新たな展開に関する発表会「『VR センス』第2ステージ発表会」が行われた。

「VR センス」は、2017年12月21日より全国のアミューズメント施設にて展開されている体感型VR筐体だ。多彩なシーンに合わせて振動や風を起こしたり、芳香機能によって女の子の香りや硝煙のにおいなどを再現。ユーザーの五感を刺激し、ワンランク上の臨場感を与えてくれるVRマシンとして稼働している。

襟川惠子氏
襟川惠子氏

そんな本作の次なる施策とは何なのか。本発表会では、まずゼネラルプロデューサーを務める襟川惠子氏よりVR センスの現況が語られた。

襟川氏は当初、自身が乗馬の楽しみを知っていることもあり、「GI JOCKEY」がヒットすると睨んでいたそうだ。

しかし、実際に稼働してみると体験してくれたユーザーは楽しんでもらえたものの、そもそも「GI JOCKEY」をプレイしようと思ってもらうことがまず課題としてあったと、想定と現実の違いについて苦慮したそうだ。また、各タイトルの中で一番人気が高いのはやはり「3 Majesty×X.I.P. DREAM☆LIVE」なのだそうで、リピート率も高いと語った。

南達尊氏
南達尊氏

続いて、本作のメインプランナーを務める南達尊氏より、今後の具体的な施策に関する説明が行われた。今後追加される新機能の目玉の一つである「ジョイモバ」は、VR センスと連動したユーザー登録型の専用サイトで、さまざまな新コンテンツの提供が行われる。

特徴的な機能として、各ゲームのスコアやクリアスピードといったユーザーの記録を集計・掲出する“全国ランキング機能”、ゲーム内のミッションを達成することでさまざまなプレミアムアイテムが手に入る“プレイラリー機能”、お気に入りの場面を撮影できる“フォトセッション機能”が実装される。また、ユーザーの誕生日にキャラクターが特別なセリフを喋ってくれたり、季節に合わせた衣装が実装されるなど、さまざまなイベントも実施していくようだ。

これらの新機能については、4月22日のシステム搭載以降、順次対応されていくそうだが、中でもランキング機能についてはリピート率の上昇にも繋がる要素と見込まれており、早期段階で実装を目指していくとのことだ。

また、2月以降のアップデート内容についても告知された。まず、「DEAD OR ALIVE XTREME SENSE」には、待望の新キャラクター「あやね」が実装。あやねの抜群のプロポーションをVRによって間近で楽しめるほか、各キャラクターに追加の衣装も実装される。

一番人気の「3 Majesty×X.I.P. DREAM☆LIVE」にもアップデート加えられ、なんと2月22日より新曲のプレライブが体験できるようになる。この楽曲は3月4日に開催されるライブの先取り映像となっているそうなので、一足先にアイドルたちの新しい魅力を楽しんでみてはいかがだろうか。

「超 戦国コースター」と「GI JOCKEY」には、「キング オブ ザ ゴールド」という新モードも追加される。こちらは、建造物や乗り物などがすべて黄金に装飾されたきらびやかな世界を体験できるというもので、普通では体験できないような景色を楽しめるのも、VR センスの特徴の一つといえるだろう。

そのほか、新コースやステージの追加、さらには一部タイトルには新パートナーキャラや新キャラクターの追加なども予定されている。また、今冬には新作ソフトとして「進撃の巨人」と「戦国無双」の追加も控えている。

最後に、代表取締役社長の坂口一芳氏より、「VR センス」も出展した「ジャパン アミューズメント エキスポ2018」での感触が語られた。

業界関係者からは、発売してから短い期間でこれだけ多くのコンテンツを追加・拡張してきたことにまず驚かれたそうで、一般来場者からの評判も好調だったそうだ。

坂口氏が特に注目したのは海外ユーザーからの評判で、こちらも予想以上の好感触を得たとし、「『VR センス』のこれからの展望は非常に有意義かつ可能性に満ち溢れたものであると再確認した」と語った。

新タイトルの追加や機能の実装など、さらなる可能性を感じさせる「VR センス」。今後は海外市場に目を向けた施策も行っていくということなので、今後の展開にもぜひ注目しておこう。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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