吉本興業がeスポーツ事業に本格参入!「Dota 2」や「オーバーウォッチ」などのタイトルで世界を目指す

吉本興業がeスポーツ事業に本格参入!「Dota 2」や「オーバーウォッチ」などのタイトルで世界を目指す
2018年3月7日 16:13
ニュース

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吉本興業は、本日3月7日に渋谷ヨシモト∞ホールにて記者会見を実施、eスポーツ事業に本格参入することを明らかにした。

本会見では、eスポーツ事業参入の狙いが語られるとともに、今後の活動概要やプロとして活動していく選手の紹介が行われた。MCとして登壇したのは、お笑いコンビ・ロンドンブーツ1号2号の田村淳さん。自身もeスポーツの支援を行う会社を立ち上げるなどの活動を行っていることを明かし、その注目度の高さをアピールした。

田村淳さん
中村伊知哉氏
中村伊知哉氏

まずは、旧日本eスポーツ協会・元理事の中村伊知哉氏より現在のeスポーツの現状が語られた。eスポーツは新しい産業として注目を集めており、2022年アジア競技大会においても正式種目化が決定、さらに2024年のパリオリンピックにて正式種目化されることが期待されている。

そんな世界背景の中、日本でもeスポーツの統一団体“日本eスポーツ連合”が発足するなど、スポーツビジネスとしての動きが活発化。このような動きには国も注目しているようで、国家戦略としてどう支援していくかということが議論されているようだ。

吉本興業がeスポーツ業界に本格参入することを受け中村氏は、「6千人の芸人を抱えている日本最大のエンターテイメント企業ならではの、新しい方向性を示して欲しい」と期待感を述べた。

続いて、よしもとクリエイティブ・エージェンシー スポーツ事業センター・センター長を務める星久幸氏が登壇。吉本興業が取り組む、新たな事業概要を説明した。

吉本興業はeスポーツにおいて、3つの柱を軸に今後活動を行っていくようで、その一つがプロチーム「よしもとゲーミング」の運営になるという。「よしもとゲーミング」は、複数のプロチームの総括という立ち位置にあり、その中で幾つかのチームが活動を行っていくようで、今回4つのプロチームが発表された。

1つはストラテジーゲーム「Dota 2」で世界一を目指す、「よしもとデトネーター」になるという。eスポーツ市場で著しい成長をみせるフィリピンを活動拠点に、eスポーツ業界で数々のチームを運営している「DeToNator」と協業して、外国人選手によるチームを結成。国外でプロゲーマーを発掘・育成し、高額賞金の「Dota 2」部門で世界一を目指すという。

「Dota 2」はeスポーツ史上、世界最大規模の賞金総額でも知られるタイトルだ。

2つ目のチームは、「よしもとエンカウント」だ。こちらはマルチプロゲーミングチーム「AKIHABARA ENCOUNT」とタッグを組み、日本人選手を中心としたチームを編成。「オーバーウォッチ」部門で、台湾リーグに参戦するとのことだ。

3つ目のチームは、「よしもとリバレント」。このチームは国内を主戦場とした「Shadowverse」部門として設立。「Shadowverse」は、よしもと所属の芸人達の中でもプレイヤー数が多いようで、今後プロとして活躍できる選手が誕生することを期待しているという。またこの部門は、「Shadowverse」以外のゲームタイトルにも参戦を予定しているとのこと。

最後のチームは、「よしもとエクストラクター」だ。このチームは、「ポッ拳 POKKÉN TOURNAMENT」を専門とするチームで、国内を中心に活動していく。ライヴ配信プラットフォームを運営するExtractorと共に、配信事業にも取り組むそうだ。これら4つのチームで、それぞれ異なるゲームタイトルのトップを目指し、eスポーツの発展に寄与していくとのことだった。

続いて、活動の柱となる残り2つに関しても紹介が行われた。2つ目の柱として説明があったのは配信事業だ。「Twitch」「OPENREC.TV」「Extractor.live」「YouTube」など配信プラットフォームでのゲーム実況配信、「ニコニコ動画」「AbemaTV」等、インターネット配信番組でのゲーム番組出演など、配信メディアを中心としたタレント活動を行っていくとのこと。また、ゲーム実況に特化したタレントの育成にも注力していくそうだ。

最後の柱はイベント・大会の実施になるという。eスポーツの常設劇場は未だ数が少ないのが現状だ。そこでよしもとが運営している劇場や大型ショッピングモール、映画館などを用いて、eスポーツイベントを行う。こちらは吉本興業の事業の中でも強みとして捉えているそうで、様々な形態でのコンテンツ展開を予定しているとのことだった。

本発表会では、この取り組みの一環として、「よしもとGAMING プロ選抜大会」の開催も発表された。この大会で上位入賞すると、ラスベガスで開催される「EVO 2018」の渡航費や宿泊費をサポートしてくれるとのことだ。

発表会終了後、吉本興業初となる3名のプロゲーマーも発表された。彼らは元々よしもとに所属していた芸人なのだが、芸人活動と平行して、もしくはプロゲーマーに専念しての活動になるそうだ。また、給与体系は毎月の給料+出来高制になっている。

左から、西澤祐太郎さん、小池龍馬さん、ジョビンさん。
ジョビン

「ストリートファイター」シリーズを得意とする。NSC大阪校27期生として、センターマイクでコンビを結成して芸人活動をする傍ら、格闘家でもあり「DEEP」フェザー級第4チャンピオンとなる。コンビ解散後、ピン芸人として活動していたが、今後はプロゲーマーに専念して活動する。

西澤祐太郎

「スプラトゥーン」シリーズを得意とする。NSC東京校16期生。現在、裏切りマンキーコングとしてコンビ活動を行う。ゲーム実況YouTubeチャンネル「Ch 裏切りマンキーコング」は、チャンネル登録者数 約8万人、総再生回数 4500万回以上を誇る。Libalentのチーム「Libalent Calamari」で活動。

小池龍馬

「コール オブ デューティ」シリーズを得意として、世界ランカーでもある。NSC東京校18期生。マケレレとしてコンビを活動。ゲーム実況YouTubeチャンネル「マケレレ小池のゲーム実況」も人気を誇る。今後はプロゲーマーに専念して活動する。

さらにステージには、よしもと所属のゲーム大好き芸人として、井上聡さん(次長課長)、藤田憲右さん(トータルテンボス)、菅良太郎さん(パンサー)、池田一真さん(しずる)が登壇。「ストリートファイターV AE」を用いたエキシビションマッチを行い、ゲーム好きとプロの違いを見せつけるプレイを披露した。

左から井上聡さん、藤田憲右さん、菅良太郎さん、池田一真さん
目隠しをしてのプレイなどのパフォーマンスも飛び出した。