LINEとマーベラスがタッグを組んでおくる古銃育成シミュレーションゲーム「千銃士」。本作に登場する“貴銃士”と、彼らの本来の姿である“古銃”を、戦争の歴史にもとづいて紹介していきます。
目次
本日3月22日よりLINEとマーベラスの共同運営でサービス開始予定の「千銃士」は、銃の化身である「貴銃士」を収集・育成し、圧政を敷く世界帝に戦いを挑む“古銃育成シミュレーションゲーム”。
本作の最たる魅力である貴銃士は、キャラクターデザインを木下さくら氏が手がける。ボイスは八代拓さん、立花慎之介さんら豪華声優陣が担当。モデルとなった古銃の来歴や関係する人物なども彼らのエピソードに取り入れられ、史実に基づいた肉付けがされているのが特徴です。
今回は、2017年に開催されたアニメイトガールズフェスティバル「千銃士」ブースにて無料配布された冊子「高貴なる古銃の世界」をベースに、古銃と戦争の歴史から貴銃士への理解を深めていきたいと思います。
貴銃士の由来や関係性が見えてくる、戦争と銃の歴史を年表で紹介!
貴銃士たちの本来の姿である古銃は、今ではほとんど使用されていない“アンティーク”であると同時に、戦場の記憶を持つ“武器”でもあります。火縄銃の発明以降、弓矢に代わって主要な武器となった銃は、改良を重ねられ、時にその性能差が勝敗を分けるほど大きな役割を果たすようになりました。ここでは、銃の歴史と密接に結びついている戦争の歴史をピックアップして紹介します。
年代 | 銃と戦争の歴史(2段目☆~は補足説明) |
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1410年 | マッチロック(火縄)方式が考案され、命中精度が上がる |
1480年頃 | ライフリングされた銃が初めて誕生する |
☆ライフルは生産に時間がかかり、再装填にも時間がかかった。 そのため猟やスポーツ用は別として、「数を揃えての一斉射撃」を基本としていた軍隊で広く普及するのは、まだ先になる。 |
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1500年頃 | ホイールロック方式の誕生 軍用ショットガンの元祖、ブランダーバス(ラッパ銃)の誕生 |
1529年 | 第一次ウィーン包囲 |
☆スレイマン1世が率いるオスマントルコ軍が、神聖ローマ帝国カール5世の本拠地ウィーンを取り囲んだ包囲戦。 | |
1543年 | 日本に鉄砲が伝わる |
1575年 | 長篠の合戦 |
☆火縄銃を有効に活用した織田・徳川連合軍が武田軍を撃破。 日本で最も有名な、火縄銃が大規模に使われた最初の戦争。 |
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1610年 | フリントロック(火打石)方式の誕生と普及 |
1683年 | 第二次ウィーン包囲 |
☆オスマン帝国による、再度のウィーン攻撃。 ヨーロッパへの勢力拡大を狙うオスマン帝国がハンガリーからオーストリアに侵入。 ハプスブルク家の弱体化を狙うフランスの支援を得てウィーンを包囲するが、ポーランド、ドイツ、オーストリア連合軍に敗北する。 |
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1718年 | フランス軍がシャルルヴィルを採用 |
☆フランスの歩兵用マスケット銃で、フランス軍最初の制式歩兵銃。初期モデルはフリントロック式。 | |
1722年 | イギリス軍がブラウン・ベスを採用 |
☆イギリス陸軍の正式マスケット銃。一世紀にわたって用いられたため、多くの派生型がある。 | |
1740年~ 1748年 |
オーストリア継承戦争 |
☆ヨーロッパ最大の王家ハプスブルク家の世襲地の相続を巡って、ヨーロッパ各国が争った戦争 | |
1756年~ 1763年 |
七年戦争 |
☆ヨーロッパ列強のほとんどを巻き込んで行われた戦争。 台頭するプロイセンとイギリスに対抗するため、ハプスブルク家とフランスは長年の因縁を忘れて手を組む。 |
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1775年~ 1783年 |
アメリカ独立戦争 |
☆イギリスの植民地だったアメリカの13州と、イギリス本国の間で行われた戦争。ブラウン・ベスが両国で使用されたほか、フランスに支援されていた独立軍はシャルルヴィルも使用していた。 | |
1792年 | フランス革命戦争 |
☆革命後のフランスと、革命反対を掲げる諸国による対仏大同盟との間で行われた戦争。 | |
1796年~ 1815年 |
ナポレオン戦争 |
☆フランス革命後に権力を握ったナポレオンが、ヨーロッパの支配を巡って各国を侵略した一連の戦争。 | |
1812年~ 1815年 |
米英戦争 |
☆アメリカ大陸の土地を巡るイギリスとアメリカの戦争。別名、第二次独立戦争。 | |
1822年 | イギリスでショウがパーカッションロック方式を考案、広く普及する。 |
1840年頃 | プロイセンのドライゼが、ボルトアクションライフルの原型となるニードルガン(撃針銃)を開発。 |
1861年~ 1865年 |
アメリカ南北戦争 |
☆奴隷制を巡る対立から、アメリカ南部11州が合衆国から離脱したことによって起こった内戦。 この戦争ではイギリスで開発されたエンフィールド銃のほか、アメリカで開発されたスプリングフィールド銃、連発式のスペンサー銃、騎兵用のカービン銃、リボルバー式の拳銃など多様な銃が使われている。 |
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1866年頃 | 普墺戦争 |
☆小国に分裂していたドイツをプロイセンが統一しようとして、それに反発するオーストリアと争った戦争。 このころ、前装式から後装式への移行が始まる。 |
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1868年頃 | 明治維新 |
1868年~ 1869年 |
戊辰戦争 |
☆大政奉還後、長州・薩摩などの明治政府側と、全権力を奪われることを拒否した旧徳川幕府側との、日本の内戦。 両軍ともにミニエー銃などの前装式ライフル銃を主力として使用した。 |
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1870年~ 1871年 |
普仏戦争 |
☆ドイツ統一を目指すプロイセンと、それを危惧したフランスとの間で起こった戦争。プロイセン軍が1840年頃に開発されたドライゼ銃を使用していたのに対し、フランス軍はドライゼ銃を改良した最新式のボルトアクション式後装式銃であるシャスポー銃を採用。射程距離など性能はドライゼ銃に勝っていたが、プロイセン軍は新技術や組織機構を効果的に用いることでフランス軍に勝利した。 |
歴史を塗り替えた銃の進化
続いて銃の歴史に注目してみましょう。初期の銃は銃弾などを銃口から入れる先込め式だったため、装填・射撃に時間がかかり、命中率も飛距離も悪かったといいます。そのため、銃兵は横一列に並んで一斉射撃を行い、とにかく数を撃って当てるという戦術が使われていました。しかし、この戦術は土地が開けたヨーロッパでは有用でしたが、森が多く、隠れる場所の多いアメリカ開拓地には不向きでした。
そこで独立戦争時にアメリカ軍が使ったのがライフルによる狙撃戦術。銃身に施条(ライフリング)を入れ、銃弾を回転させることで飛距離や命中率を伸ばすライフルは、15世紀末から開発されていましたが、生産に時間と予算がかかることなどから軍用にはあまり普及していませんでした。
しかしライフルで狩猟を行っていたアメリカ開拓民はその特性に注目し、アメリカ独立戦争では指揮官を狙撃する戦術で大きな戦果を挙げました。遠方から狙撃するという戦い方は騎士道精神を尊ぶイギリス軍からすると「非紳士的で卑劣」でしたが、その有用性を無視できず後年にはイギリス軍でも同じく施条入りのライフルマスケットを製造したそうです。このように、銃の進化が戦場での戦術にも変化をもたらし歴史を大きく変えていきました。
ちなみに「千銃士」では、戦争や国などで貴銃士をグループ分けしています。「アメリカ独立戦争」のグループには、18世紀のイギリス陸軍で初めて制式採用された「ブラウン・ベス」、フランス軍の歩兵用銃として制式採用された「シャルルヴィル」、シャルルヴィルをベースにしたアメリカ初の国産銃「スプリングフィールド」、米英戦争での狙撃戦術に用いられた「ケンタッキー」が属しています。第二次独立戦争と呼ばれる米英戦争も含めた4人のルーツを考えると、歴史の重みを感じます。
ブラウン・ベス(八代拓)
騎士の誇りにかけて、おまえを守ってやるよ。
身長:175cm
趣味:ギター
好きなもの:紅茶、ロックミュージック
俺はブラウン・ベス。大英帝国を築いたと言われる名銃だ。当たらねーとかぼやかれるけど、それは優秀すぎる俺からのハンデだな。大英帝国男子たるもの騎士であれって言うことだし、おまえを守ってやるよ……その、これはおまえに仕える騎士としての、言わばルールのようなものだからな! 特別な感情から言ってるわけじゃない。わかったか?
ブラウン・ベス
着火方式:フリントロック
装填方式:前装式
イギリス
18世紀前半
1722年にイギリス陸軍に初めて制式採用されたフリントロック式マスケット銃。100年以上使われ続けたため、さまざまなバリエーションがある。口径よりも小さい弾丸を使用しており装填は容易であったものの、命中率が悪かったため、もっぱら横隊を組んでの一斉射撃戦術が用いられていた。一世紀以上イギリス軍を支えた銃で、大英帝国を築いた銃とも言われている。
シャルルヴィル(CV:立花慎之介)
勝てる戦いにしか興味ないんだ。理由?マスターと共にあるためさ。
身長:178cm
趣味:銃磨き
好きなもの:スイーツ
ボンジュール、マスター!俺はシャルルヴィル。激動のフランスに連れ添った日々が、俺の誇りなんだ。まぁ、超しんどかったけどね。それに俺ってなかなかにスマートなシルエットだろ? 大好きなスイーツを我慢したんだから当然さ。ああ、でもマスターとのスイーツデートなら大歓迎だから。いつでも誘って?
シャルルヴィル
着火方式:フリントロック
装填方式:前装式
フランス
18世紀前半
1717年にフランス軍の歩兵用銃として制式採用されたマスケット銃。イギリス軍のブラウン・ベスが0.75口径(19.5mm)であったのに対してシャルルヴィルは0.69口径(17.5mm)とやや小口径。これは軽量化のために意図的に小口径にされたのだが、戦場での有効性は充分だったといわれている。フランス軍の制式銃であるが、アメリカ独立戦争においてはフランスがアメリカを援助したことから、アメリカ軍でも使用されていた。
スプリングフィールド(CV:蒼井翔太)
俺の夢は、マスターを守れるカッコいい貴銃士になることだよ!
身長:172cm
趣味:キャッチボール
好きなもの:アップルパイ、ハンバーガー
やっほー、マスター。俺、スプリングフィールド!アメリカで初めて作られたマスケット銃だよ。シャルル兄ちゃんをお手本に育ったから、今でも弟扱いされるんだよね~。もう身長だって追いつきそうなのにさ。まぁ、今は頼りなく見えるかもだけど、きっとすげーカッコいい貴銃士になって、マスターを守るから! だから、俺と一緒にいてね!
スプリングフィールド
着火方式:フリントロック
装填方式:前装式
アメリカ
18世紀後半
アメリカ初の国産銃で、1795年に開発された。シャルルヴィルをベースにしているため、同じ0.69口径。イギリス軍のブラウン・ベスより口径は小さかったが、射程が長く、命中精度も高かったことから米英戦争ではアメリカ兵はイギリス軍相手に優位に戦えたと言われている。スプリングフィールドは米英戦争後も改良を重ねて使用されたため、さまざまなバージョンが存在する。
ケンタッキー(CV:梶裕貴)
ケンタッキーーーッライフル! 参上!
身長:175cm
趣味:アート
好きなもの:犬、ホットブラウン
お疲れっす、マスター!自分、アメリカ生まれのケンタッキーっす。国のために戦う自分の勇姿は、有名な歌にもなってるんスよ。なんせ、モットーは一撃必殺!狙った的は絶対に外さない自信があるっす。まぁ、マスケットの奴らよりは多少お時間をもらいますけど……。え? 銃のデコが気になる? うぉ~マスターも自分の美学をわかってくれるんすか!?すげーうれしいっス!
ケンタッキー・ライフル
着火方式:フリントロック
装填方式:前装式
アメリカ
18世紀後半
ケンタッキー・ライフルはペンシルヴァニア・ライフルとほぼ同じフリントロック式のライフル銃である。アメリカ独立戦争で狙撃戦術に用いられたペンシルヴァニア・ライフルは、その後、開拓民によってケンタッキー州に持ち込まれて改良された。そして1812年から1815年にかけて行われた米英戦争では、ケンタッキー州出身の民兵がこの銃を用いて活躍したことから、ケンタッキー・ライフルと呼ばれるようになる。
銃の存在は、軍隊のあり方が変遷していく上でも重要な役割を果たしました。ナポレオン戦争以前、ヨーロッパの陸軍は戦争のプロである傭兵部隊に支えられていました。ところがナポレオンはあらたに徴兵を行い国民軍を組織すると、大勝利を挙げます。
傭兵部隊に一般市民による軍が勝利できた背景には、祖国を守るという高い士気だけでなく、銃の存在もありました。同じ飛び道具でも、弓は引くだけでかなりの筋力を必要とし、命中させるのにも相当の訓練が必要です。一方、訓練が簡単で習得が容易な銃を用いれば、一市民も容易に兵になりえたのです。
ナポレオン(CV:浪川大輔)
余の辞書に、不可能の文字はない!
身長:175cm
趣味:法律、視察(散歩)
好きなもの:シャンパン風呂
よく聞きたまえ、マスター。私こそがフランス皇帝、ナポレオン・ボナパルトである! 天才と呼ばれた私が参戦するからには、この戦い、レジスタンス諸君に確実なる勝利をもたらそう! 我が副官であるラップは、この戦いでも大いにその有能さを発揮するであろうし……ん? 貴銃士とはなんだ? 私は貴銃士などではない。フランス皇帝、ナポレオン・ボナパルト、だっ!
ナポレオンのショットガン
着火方式:フリントロック
装填方式:前装式
フランス
19世紀前半
ショットガンは、一度に数発以上の小さな「ペレット(散弾)」を撃ち出すことが特徴の銃種。狩猟であれば、一発よりも多発の方が有利であるという発想のもとに生まれた。もちろん通常のライフルと同じように、単発弾を撃つことも可能であった。ナポレオンは数多くの銃を所持していたが、本銃は当時有名なガンスミスJean Lepageによって作られたもの。銃床には「N」のモノグラムが刻まれている。
軍人の褒章といえばお金や名誉を連想しますが、ナポレオンは装飾された銃も配下への勲章として贈っていました。優美な装飾を施した銃などの武器は貴族のステータス・シンボルとされ、ナポレオン自身もヴェルサイユ武器工場の銃職人ニコラ・ノエル・ブテに作らせた非常に美しい拳銃セットを「ヴェルサイユの私のピストル」と呼び大事にしていました。
彼の副官を務め、たびたび戦いにおいてナポレオンを救い、百日天下での最後の戦いまでナポレオンに忠実に仕えたジャン・ラップ将軍に贈られた銃は、やはりニコラ・ノエル・ブテが作ったもの。皇帝がラップに与えたとする銘が彫られ、金銀の装飾が銃全体に施されています。こういった行為はフランスだけではなく各国で行われ、外交での贈呈品としても使われていたということです。
ニコラ(CV:村瀬歩)
おい、腹が減ったぞラップ。クレープをよこせ!(ニコラ)
身長:148cm
趣味:読書、戦場見学
好きなもの:クレープ(いちご)
ぼくはニコラ。皇帝ナポレオンに贈られた、対のピストルだよ。ノエルは双子の弟なんだ。陛下はね、ぼくらをとっても可愛がってくれたの。貴銃士になって、あの陛下にまた出会えるなんて! そのへんのバカな大人みたいにならないように、ぼくもたくさん勉強をして、陛下のように偉大な人物になるんだ。そうなったら、マスターも嬉しいよね?
ノエル(CV:村瀬歩)
……ニコラとぼくは、ふたりでひとつなんだ。(ノエル)
身長:148cm
趣味:読書、戦場見学
好きなもの:クレープ(アップルシナモン)
……ぼくはノエル。皇帝ナポレオンに贈られた、対のピストル……ニコラは、双子の兄だ。陛下は、ぼくらをとっても可愛がってくれた……貴銃士になって、あの陛下にまた出会えるなんて! あれは本物の陛下じゃないなんて言うバカな大人もいるけど……そんなの嘘に決まってる。そうだよね? ぼくも陛下を見習って、いっぱい本を読まなくちゃ。
ナポレオンのピストル
着火方式:フリントロック
装填方式:前装式
フランス
19世紀前半
銃は、武器でありながら美しい装飾を施されたものが少なくない。ルイ16世から王宮銃職人の称号を与えられたニコラ・ノエル・ブテはそういった銃の装飾を得意とする銃職人で、彼の作った銃は多くの権力者に愛され、贈答品として用いられた。この銃は皇帝ナポレオンに贈られた拳銃のセットで、ナポレオンはこの銃を大変気に入り、セントヘレナ島に幽閉されていた際も手元にあったという。
ラップ(CV:羽多野渉)
……ほら陛下、マスターの邪魔ですよ。
身長:183cm
趣味:乗馬
好きなもの:ハンバーグ
私のことは、ラップとお呼びください。フランスの皇帝ナポレオンが、彼の副官ラップ将軍に贈った褒賞……それが私ですから。将軍に負けぬ、勇ましい働きをお約束しますよ。それにしても、貴銃士ナポレオンが、まさかあのようなことになっているとは……私はどうやら、ナポレオン陛下のお世話をすることになりそうですね。
ラップ将軍の銃
着火方式:フリントロック
装填方式:前装式
フランス
19世紀前半
ジャン・ラップは、ナポレオンの副官として仕えたフランスの将軍である。この銃は、ともに戦い、多大な功績を挙げたラップにナポレオンが贈った猟銃で、銃床全体に金/銀による装飾が施されている。銃床には馬の意匠が刻まれているが、これは「Rapp」がドイツ語で「黒い馬(青粕毛)」を意味すること、またラップ将軍がドイツの文化圏であるアルザス地方出身ということに関連し取り込まれたものと推測されている。
数多の戦争の中で、いつどのように使われたかにまつわるエピソードが古銃の魅力のひとつであり、貴銃士たちに深みを与えています。今回は「アメリカ独立戦争」「ナポレオン」グループを中心に紹介しましたが、「千銃士」では現時点で30人の貴銃士が発表されており、プレイヤーとの触れ合いはもちろん、グループ内外での貴銃士同士の関係性から世界史に興味を持つこともあると思います。銃の歴史と古銃そのものへの理解が深まると、「千銃士」の世界をより堪能できそうですね。