Cygamesは、PC/iOS/Android向けにサービス中の「Shadowverse」の大型イベント「シャドバフェス」を、本日5月5日および6日の2日間にわたり幕張メッセにて開催する。本稿ではそんな本イベントの見どころをピックアップして紹介する。
目次
GWの恒例行事となった「シャドバフェス」は、チーム大会やアンリミテッド大会などの大規模大会やステージイベント、オリジナルグッズの販売など例年にも増して盛りだくさんの内容で開催。
また、5月から8月の4ヶ月に渡って実施される、「Shadowverse」のプロリーグ「RAGE Shadowverse Pro League」ファーストシーズンも本イベント内で開幕。eスポーツとしての新たな局面を迎えるということで、こちらも注目を集めている。
本稿では、そんな盛りだくさんの「シャドバフェス」にて実施されているアクティビティの数々を紹介。また、「RAGE Shadowverse Pro League」初日のレポートも併せてお伝えしていこう。
「シャドバフェス」で開催される様々なアクティビティを紹介!
大会エリア
事前登録制の大規模大会「アンリミテッド大会」、「チーム大会」が開催。また、当日受付の「2Pick大会」や「4人制トーナメント」も実施される。普段とは違うオフラインでの対戦が可能だ。
有名プレイヤー対戦&相談会エリア
有名プレイヤーとの対戦や、デッキ・プレイの相談などが可能だ。エリアの付近でその様子を見ることもできるぞ。
展示エリア
「Shadowverse」歴代のカードイラストが並ぶ光景は壮観! 歴史を彩るイラストの数々をぜひチェックしよう。
スタンプラリー
会場内に配置されているスタンプラリーを回ると、ゲーム内アイテム“輝く鐘・ベルエンジェル”エンブレムが手に入るほか、抽選で豪華商品が当たるチャンスも。
リアル脱出ゲーム
リアル脱出ゲームで有名なSCRAPと、「Shadowverse」のコラボレーションイベント「リアル脱出ゲーム×Shadowverse『影に沈む世界からの脱出』」を体験することができるコーナーだ。リアル脱出ゲームを体験したことがない人は、ぜひ足を運んでその空気を感じてみては?
物販エリア
「Shadowverse」グッズが勢揃いするエリアだ。今回の「シャドバフェス」先行販売のグッズも顔を覗かせる。
カフェ・休憩エリア
疲れたり小腹が空いたときはこのエリアに足を運ぼう。設置されているモニターでは、大会エリアで行われている対戦の様子を見ることもできるぞ。
「RAGE Shadowverse Pro League」がいよいよ開幕!気になる初日の結果をレポート!
いよいよ開幕となった「Shadowverse」のプロリーグ「RAGE Shadowverse Pro League」。本大会はシーズン制となっており、ファーストシーズンは5月から8月までの期間に渡って開催。続くセカンドシーズンは9月から12月に実施され、各レギュラーシーズンの優勝チームによって行われるリーグチャンピオンシップによって、「Shadowverse」プロとしての王者が決定する。
また本リーグの面白い点として、大会で多く採用される“ローテーション”だけでなく、“アンリミテッド”や“2Pick”も公式ルールとして採用されていることが挙げられる。「Shadowverse」の広い知識、そして時には運も試されるのだ。
また、3人のチーム戦によって最終的な勝利チームが決定するというのも、普段の大会では見られない特徴だ。最終的なリーグの勝者を決めるため、試合の結果に関わらず全ての試合が三回戦まで行われる。たとえ試合に負けたとしてしても、全敗か1勝かでその内容は大きく異なるのだ。
さらにインセンティブの内訳も一部公開。1位のチームには400万円、2位のチームには100万円が贈られる。
第一試合 auデトネーション Shinkey選手 vs 名古屋OJAベビースター さに選手
第一試合は、2Pickによって行われるShinkey選手vsさに選手の対戦。こちらは両選手のピック中の画面もスクリーンに映され、選手達がどういったピックするのかも確認することができた。
ピック内容としては、Shinkey選手はエルフを、さに選手はロイヤルを選択。低コストが少なく若干安定感を欠けた構築となってしまったShinkey選手に対して、“バルバロッサ”など強力なカードを選択できたさに選手という構図に。
対戦結果も、この構築の差が大きく出てしまい、的確にボードコントロールを握り続けたさに選手が勝利をおさめた。
第二試合 auデトネーション Enju選手 vs 名古屋OJAベビースター SOS選手
第二試合はローテーションルールによるBO3の対戦となる。相対するのはEnju選手とSOS選手だ。両選手の使用デッキは以下のようになっている。
一戦目はEnju選手のウィッチ vs SOS選手のロイヤルの対戦となった。ロイヤル特有の展開力で盤面を強化していくSOS選手に対して、なかなかニュートラルカードを引けずに苦しい展開が続くEnju選手という展開に。試合はこのままの流れで進み、最終的にはSOS選手が“スカイフォートレス”2枚を使用したバフで高打点を決め、まずは1勝を掴む。
二戦目は、ウィッチを続投するEnju選手とビショップを使用するSOS選手の戦いとなった。今回はニュートラルフォロワーを引けるなどいい手札で始まったEnju選手だったが、SOS選手も“宝石の甲羅”などバリューの高いカードを引き込む。
Enju選手は、ジンジャーでのフィニッシュを見据えて序盤から積極的にドローを進めるが、SOS選手は“三日月うさぎのお茶会”などのカードでボードコントロールを離さず、じわりじわりと体力を削っていく。最終的には“ダークジャンヌ”で一気に盤面を制圧し、9ターンに到達させることなくSOS選手が勝利を決めた。
第三試合 auデトネーション ミル選手 vs 名古屋OJAベビースター あるじ選手
続く第三試合もローテーションルールによるBO3の対戦となる。戦うのはミル選手とあるじ選手で、使用デッキは以下の画像の通りだ。
一戦目は、ミル選手のロイヤル vs あるじ選手のエルフの対戦だ。王道な構築のミル選手に対して、“茨の森”で1コストのエルフカードを最大限のバリューで使うあるじ選手のエルフ。どちらも展開力と除去能力に優れており、ボードコントロールを奪い合う一進一退の攻防が続く。先に相手のライフを詰めたのはあるじ選手側となったが、残り4点がどうしても削ることができない。一方で“ルミナスナイト”や“スカイフォートレス”でバフをかけながら徐々に盛り返したミル選手が、我慢に我慢を重ねて一勝をもぎ取る。
二戦目は、ミル選手のネメシス vs あるじ選手のエルフの対決となった。先ほどは上手くいなされてしまったが、今回は“茨の森”が見事に刺さる対面となり、ミル選手は相手のフォロワーに触れることすら難しいという状況が続く。一方のあるじ選手は、進化権を積極的に打点に変えていき見事勝利。結果は最終ラウンドまでもつれ込むことになった。
三戦目は、ミル選手のネメシス vs あるじ選手のウィッチの対決だ。互いにフィニッシャーを見据えての仕込みから始まったこの対決。先に動いたのはあるじ選手側からとなった。“言霊使い・ジンジャー”からのゼウス2枚という強固な盤面を構築。一気に勝負に出る。
“言霊使い・ジンジャー”のカウンターとして作用する“マグナレガシー”というカードがネメシスには存在するのだが、残念ながらミル選手はこのカードがハンドにない状況。絶体絶命かと思われたが、“加速装置”からのアーティファクト大量展開で盤面を処理するという早業を披露。制限時間いっぱいまで行われたこのプレイに、会場にも大きな歓声が響いた。
フィニッシャーを除去されたことにより為す術がなくなってしまったあるじ選手。一方で前のターンにアーティファクトを大量に破壊することができたミル選手の“造られし獣人・サフィラ”は、攻撃力が16点まで育つことに。この一撃によりミル選手が見事勝利した。
「RAGE Shadowverse Pro League」の開幕戦は、名古屋OJAベビースターの勝利で幕を閉じたが、ネメシスの目を見張るプレイングなどauデトネーションもしっかりと存在感を示すことができた。本大会はリーグ戦となっているため、今後もこのようなハイレベルな戦いが見れるというのはファンとしても嬉しいかぎりだろう。明日開催されるリーグ戦の2日目にも期待が高まる。
ゴールデンウィーク最終日は「シャドバフェス」で一日「シャドバ」尽くし!
一般プレイヤーも飛び入り参加できる大会や、プロ選手によるハイレベルな攻防が楽しめる大会、また様々なアクティビティが体験できる「シャドバフェス」は、明日5月6日も開催される。ゴールデンウィーク最終日はぜひ幕張メッセに足を運び、「Shadowverse」漬けの一日を送ってみてはいかがだろうか?