鈴村健一さん＆山下大輝さんのトークで笑いに包まれたTVアニメ「夢王国と眠れる100人の王子様」先行上映

7月からTOKYO MX・サンテレビ・AT-X・ BS11で放送開始となるTVアニメ「夢王国と眠れる100人の王子様（以下「夢100」）」。その先行上映会「TVアニメ『夢王国と眠れる100人の王子様』の先行上映会～姫様、王子がお目覚めです！～」が6月23日にユナイテッド・シネマアクアシティお台場にて行われた。

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さっそく行われた第1話の上映では、ごく普通の生活を送っていた主人公が突然「夢世界」に導かれ、トロイメアの姫として指輪に封印されていたアルストリアの王子・アヴィを目覚めさせるところから始まった。口調に少し厳しい部分があるものの彼の優しさを感じられる演出が随所にあり、思わず主人公と一緒にキュンとしてしまうシーンも。

また、ナビも主人公への状況説明なども含めかなり台詞が多く、ゲームのプレイヤーも新鮮な気持ちで楽しめるだろう。アニメオリジナルの王子・キエルも明るく親しみやすい印象で、今後の旅を盛り上げてくれること間違いなし。彼自身には色々と謎も多いようで、どのように明かされていくのかも見どころとなりそうだ。

続いて、アヴィ役の鈴村健一さん、ナビ役の山下大輝さん、シークレットゲストとしてキエル役の宮崎遊さんが会場に招かれた100人の姫様の前に登場。鈴村さんが王子感を意識したという衣装で場をわかせ、山下さんは王子感のないTシャツ姿をお詫びする。宮崎さんは初めてのイベント出演ということで、名前だけでも覚えて帰ってほしいとアピールした。

アヴィ役・鈴村健一さん

「夢100」のリリースから3年を経てアニメ化となった感想を聞かれると、鈴村さんはいよいよかと期待を覗かせ、山下さんはSEボイスがメインのナビが王子・姫としっかり会話をするのが嬉しいとコメント。宮崎さんは養成所時代にアヴィを見かけ、オーディション時に資料を見た際「知ってる！」と思ったそう。

アフレコでの印象的な出来事については、鈴村さんは「王子がたくさん出てきます！」と笑いを誘い、宮崎さんはレギュラーの役が初めてで気合いが入りすぎてしまい、音響監督に「皆の前で大爆笑をしてほしい」と指示を受けたことを明かす。その結果、固さが取れて吹っ切れたそうだ。そんな微笑ましいエピソードを受け、鈴村さんが「山下さんのデビュー当時はもっとガチガチだった」と振り返る一幕も。

役作りについて聞かれると、ゲームのアヴィは口が悪いが実は優しいといったキャラクター性だが、アニメでは格好良い“王子っぽさ”が出ていると鈴村さん。山下さんは第1話のナレーションをスムーズに行うことに緊張したことや、アニメで連呼する“姫様”のレパートリーを増やしたいと笑顔で答える。

ナビ役・山下大輝さん

ここから、フリップを使った質問コーナーへ。まずは「夢100」で自分の国を作るならという質問に、山下さんは元気よく「鉄板の国」と答え、ヒレ王子や上ハラミ王子…と想像を膨らませる中で「やっぱり炭火焼きの国」と回答を改める。ちなみに「焼き肉の国」ではないというこだわりがあったようだ。鈴村さんは素敵な声で「DVD／Blu-rayがめっちゃ売れる国」と回答し、宮崎さんは自身にパーマがかかりにくいため「みんなパーマがちゃんとかかる国」と答えていた。

ギルバート・ゲイリー・キエル・アヴィ・オリオン・ロッソ・ダグラスといったTVアニメに登場する中で気になる王子を聞かれると、宮崎さんは声優を目指す中で両親に反対された時、弟が両親を説得してくれたという心温まる思い出からギルバートをチョイス。山下さんはゲームのガチャで最初に来てくれたということと、彼のハーフパンツのビジュアルがどことなく演じる櫻井孝宏さんを思わせることからオリオンを選ぶ。鈴村さんはギルバートを「二日酔いでタクシーに乗ってしんどい王子」と表現して会場を笑いに包んだ。最後に登壇キャストの中で一番王子様なのは誰かと聞かれると、全員が宮崎さんと答える息の合った様子も見せていた。