声優の三宅麻理恵さんが気になるゲームを実際にプレイして紹介する「マリエッティのゲーム探訪」。第17回は日本一ソフトウェアよりPS4/Nintedo Switch向けに発売中のダウンロードソフト「Yonder 青と大地と雲の物語」を紹介します。

目次
  1. あらすじ
  2. 三宅麻理恵さんプロフィール

西暦2018年。平成最後の夏。皆さま悔いなく素敵な日々をお過ごしになられましたでしょうか。

私といえば、都会の喧騒から離れ、大自然に囲まれたコテージの避暑地でゆっくりと過ごしました…なんてことは全くなく、酷暑に体力を持っていかれつつ汗だくで仕事に行ったり、休みの日は家で一区切りするまで思い切りテレビゲームをするという例年と変わらない夏でした。

しかし、夏のはじまりに向けてゲーム業界は魅力的なゲームが沢山発売されるのでしょうがないのです。夏はずっと家でテレビゲーム三昧というのはゲーム好きの宿命なのです。

しかし、やっぱりあこがれるのはひと夏のんびりと雄大な大地での生活。今回の探訪コラムで取り上げるゲーム「Yonder 青と大地と雲の物語」はそんな私の欲求を満たしてくれる究極のテレビゲームなのです。

あらすじ

大海原を航海していた主人公は、嵐に見舞われ、漂流してしまう。

主人公が流れ着いたのは、謎の霧に覆われた島――ジェメア。

そこで出会った妖精の主“エアリー”から、島の霧を晴らすという重大な使命を持っていることを告げられる。

主人公は、妖精たちの力を借り、自らの使命を果たすため、広大なジェメアの大地を駆け巡る。

のんびりスローライフがおくれるアクションアドベンチャーゲームの本作。個人的に目を引いたのが、プレイヤーを攻撃してくる敵がいない(=バトルがなく戦闘によるゲームオーバーがない)こととゲーム内のタイムリミットがないこと。そのことにより、自分のペースで霧を晴らす事や依頼をこなすことが可能なので焦らずじっくりと遊べます。

一周目からそんなプレイングができるなんてなかなかに斬新ではないでしょうか。しかし、それだけ自由度が高く広い世界観を本作は持っているという事でもあります。「Yonder 青と大地と雲の物語」、三宅の所感と共にご紹介していきましょう。

「Yonder 青と大地と雲の物語」の世界に降り立ってまず目をみはるのが、この雄大な大地です。この世界には春夏秋冬、24時間の時が流れてゆくのですが春になると花びらが舞ったり冬には雪が降ったりします。ロケーションも海沿いの街や洞窟、万年雪が積もっている山もあり、日の出から日の入りの雲の動きや樹木に伸びる影の動きを眺めているだけでも疲れが取れる気がします。

外敵から攻撃を受けないが、果たして高所から飛び降りたらさすがに一撃死でゲームオーバーがあるのではないか…。恐らく今まで色んなゲームをプレイされてきた方はそう考えるでしょう。実は私もその一人。実際のところはどうなのかと高い場所からジャンプしてみると、なんとパラソルを取り出し開いてゆっくりふわふわと落ちていくではありませんか…! 可愛らしくて、「Yonder 青と大地と雲の物語」の暖かく雄大な世界観を現しているようでこのゲームの魅力の一つだと思います。

ちなみに湖や海に落ちて溺れると、近くの大地に戻ってきます。いずれにせよゲームオーバーになりませんので、水辺をどこまで歩けるのか散策してみることが可能です。溺れるアクションを見ていると罪悪感に苛まれることは避けられないでしょうが…。

島を覆う霧を晴らすためには、島に潜む妖精たちの力を借りる必要があります。

フィールドにポツンと佇んでいたり、思わぬ場所に隠れていたり様々なので気になる場所にはとりあえず向かってみて見るのがよいでしょう。

妖精も第一声から個性豊かなキャラクターばかり。画面のグランブルはお目目が特徴的でプレイヤーキャラ(ゲーム開始時に自分でキャラメイク可能)よりかなり年配のご様子。冒険するフィールドを広げるためにもどんどん見つけ出しましょう。

フィールドに存在する物は、“ハンマー”、“斧”、“鎌”、“ツルハシ”、“釣り竿”などを使用して草・木や魚など様々な素材として入手し、加工することができます。

そのほか、通貨の存在しないこの世界で、住民たちとの交易に役立てることができます。地域によって交易のレートも異なるのでここはプレイヤーの腕の見せ所です。住民たちの依頼で手持ちの素材を使用し、新たなアイテムを入手して併せて開拓も行っていきましょう!

冒険を進めると、牧場を手に入れることができます。探検中に見つけた動物にエサをやり、牧場まで連れてきて飼育したり、草木を育てたりすることができます。もちろん、牧場のレイアウトもプレイヤー自身で設計可能。牧場の評価が上がれば何か素敵な事が起こるかもしれません。

寄り道要素として、挙げたいのがネコ集め。妖精以上にフィールドの思いがけない場所に隠れています。ネコが近くにいると鳴き声がするので、クエスト依頼中の合間に声が聴こえたら保護してあげましょう。とてもかわいいです。

コスチュームを手に入れて装備したら見た目も変更されます。全種類制覇を目指し、そして四季折々で衣装を着こなすのもやり込み甲斐があります。衣装もとてもかわいいです。

いかがでしたでしょうか。感じ取れる雰囲気がとにかくあたたかく穏やかな本作。何にも縛られず追い立てられないこの世界に飛び込んでみると、そんな世界でも生まれてしまう自分の焦りと否でも応でも向き合うこととなります。

そして「こんなこと気にしてもしょうがないや!」と少し心が軽くなってくる気がします。もっと気楽に自由にいこう。「Yonder 青と大地と雲の物語」によって、本当の意味での気ままなスローライフを見つけられるかもしれませんね。

三宅麻理恵さんプロフィール

生年月日:1985年6月7日
出身:大阪府
趣味:読書・落語・ゲーム
主な出演作品:「輪るピングドラム」萩野目苹果 役、「銀の匙」御影アキ 役、「緋色の欠片」春日珠紀 役、「アイドルマスターシンデレラガールズ」安部菜々 役

Yonder 青と大地と雲の物語

日本一ソフトウェア

PS4ダウンロード

  • 発売日:2018年2月22日
  • 全年齢対象

Yonder 青と大地と雲の物語

日本一ソフトウェア

Switchダウンロード

  • 発売日:2018年7月5日
  • 全年齢対象

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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