謎ばかりのゲーム「The MISSING - J.J.マクフィールドと追憶島 -」は死をも超えるアクションアドベンチャーだった先行プレイで分かったゲームの流れを紹介

プレイレビュー
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アークシステムワークスが2018年に配信予定のPS4/Nintendo Switch/Xbox One/Steam用ソフト「The MISSING - J.J.マクフィールドと追憶島 -」のプレイインプレッションをお届けする。

本稿で紹介する「The MISSING - J.J.マクフィールドと追憶島 -」。正直なところどんなゲームなのか、それどころかゲームタイトルすら知らない、という人がまだまだ多いはずだ。それもそのはず、本作は2月に突如発表されて以来、ここまでジャンルがアクションアドベンチャーであること、そして世界的に高い人気を誇るゲームクリエイター・SWERY氏が手掛けていること以外、ほとんどの情報が明かされていないのだから。

SWERY氏と言えば、これまでに「Red Seeds Profile」「D4:Dark DreamsDon't Die」といったタイトルを生み出してきた人物。いずれも一癖も二癖もあるゲームで、強烈な印象が残っている人も多いだろう。

今回、配信に先駆けて本作の一部をプレイすることができたので、そのプレイインプレッションをお届けする。というより、そもそもどんなゲームなのかというところから紹介していければと思う。

死んでも死なない彼女が向かう先は…?

本作のジャンルはアクションアドベンチャーと伝えられているが、より正確には横スクロールのアクションゲームといったところ。横スクロールではあるものの敵を倒してゴールを目指すわけではなく、要所に用意された謎を解き、仕掛けを回避するタイプだ。

ときにはコースの序盤にあったアイテムを取りに行くため来た道を戻ったり、ひとつの謎に何分も頭を悩ませたりするので、プレイヤーによってクリアまでの時間はバラバラになるはず。逆に言えば仕掛けをすべて把握した2周目でタイムアタックに挑戦したり、いろいろな楽しみ方が想像できる作品だ。

物語はプレイヤーが操作する主人公の女性が、友人のエミリーを探すためさまざまなロケーションを探索する内容。今回体験できたチャプターでは、沼地で足場が不安定な廃棄物処理区画や不気味な雰囲気が漂う教会、教会の先にある墓地などがあった。道中で物語のバックボーンが語られることはあまりなく、その代わり多彩なキャラクターとのチャットで現在の居場所やキャラクター同士の関係性がおぼろげながら分かる仕組みになっている。この主人公の女性、チャットの相手によって態度がガラリと変わったり、そんなところから性格を推し量るのも面白い。

システム面での最大の特徴は、この女性がさまざまな理由で大怪我を負うことにある。火に触れたら服に引火して全身丸焦げになるし、鉄球に当たって骨がバラバラに砕けることも。また刃物を持ったクリーチャーに捕まって切り刻まれ、なんと頭だけになってしまう場面もある。

しかし彼女は決して死ぬことはない。火だるまになっても走り続けるし、頭だけでコロコロと転がりながら移動することができる。そしてボタンひとつで、好きなタイミングで元の姿に戻ることができるのだ。

有刺鉄線に触り足を怪我したシーン。画面左上のアイコンで欠損した箇所が分かるようになっている

本作における謎解きでも、これが大きな鍵になってくる。例えば行く手をツタの壁が遮っていれば、わざと火をまとって体当りすればいい。細い道を見つけたら、わざとクリーチャーに捕まって手足を切ってもらえば通れるようになる。普通の横スクロールアクションならノーダメージでクリアしたいところだが、本作はまったくの逆。あの手この手でダメージを受けるプレイが求められるというわけ。

また、鉄球にぶつかるとどういう理由なのか、天地がひっくり返るギミックも用意されている。通常では閉まっている扉を、天地を逆にすることで強引に開けたるなど、こちらも利用方法は多彩だ。

怪我で状況を打開するシステムがかなり独創的な作品だが、中には知識だけでの突破が要求されるチャプターも存在する。廃棄物処理区画はまさにそんなステージで、ところどころにある土台をどうやって足元に持ってくるか、落ちている石ころをどうやって使うのか…アイディアを振り絞ってのプレイになるだろう。

なにをしても死なない彼女だが、数少ない弱点が水。
沼地に足を取られたままモタモタしていると、やがて溺れてゲームオーバーになってしまう。

ちなみに、コースのどこかにはドーナツが置かれていて、これは横スクロールアクションではおなじみの収集アイテムになっている。お約束どおり、どれも絶妙に意地の悪い配置になっていて、ここでも知恵を使わないと取れないケースがしばしば見受けられた。コック帽の看板からは大量のドーナツが手に入るので、画面の隅に見つけた際はがんばってたどり着きたい。

ここまでは謎解きがメインのステージを紹介してきたが、本作はそれだけではない。時計台のステージでは一転、謎の巨大なクリーチャーから逃げるというアクション性の高い展開が待ち受けている。一応仕掛けも用意されているが、どれもが反射神経を要求されるもので、これまでとは方向性が異なる。筆者も初めてこのチャプターをプレイしたときは驚かされたが、製品版ではこれに勝るとも劣らない多彩な驚きを提供してくれそうだ。

今回はほんの少しのプレイにとどまったが、斬新なシステムと謎に満ちた世界観、ストーリーには惹き寄せられる魅力を感じた。ここから先のステージでは、どんな手を使って怪我を負わせてくるのか…そんな趣味の悪い想像をさせるほどだ。一方のストーリーに関しては分からないことだらけで、この記事で多くを語るのは難しい。頭だけになっても死なない主人公は何者なのか、探し求めるエミリーの行方は、謎のクリーチャーの正体は…。ここでもまた、存分に想像力を働かせながら、結末を知れるその日を待ちたい。

※画面は開発中のものです。

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