本日9月20日から開催となる東京ゲームショウ2018にiOS/Android向け「囚われのパルマ Refrain」が出展される。ここでは、シリーズ最新作「囚われのパルマ Refrain」の先行プレイの模様をお届けする。

目次
  1. より没入感が増す新要素をチェック
  2. NPCにパートボイスが実装!あの“サボちゃん”にも変化が…?
  3. 気になるチアキとの関係性は…?!

2016年8月に配信され、ガラス越しの体感恋愛アドベンチャーとして大きな注目を集めた「囚われのパルマ」。スマートフォンの液晶画面を面会室のガラスに見立て、記憶喪失となった青年との深いコミュニケーションと恋愛を体感できる。

今回は配信から2周年を迎え、新たなアプリとしてリリースされる「囚われのパルマ Refrain」のプレイインプレッションをお届けしよう。

より没入感が増す新要素をチェック

本作の舞台は、これまでのシリーズ同様に孤島の収容施設。ただし、時期は前作の5年前にあたる。登場するのは何らかの事件により記憶喪失となった青年・チアキで、プレイヤーは相談員として彼と接することとなる。

前作「囚われのパルマ」の5年前ということで、前作の魅力はそのまま踏襲しつつ、プレイ中にこれまでのシリーズからもう一歩踏み込んだ要素を感じられた。それらを順に紹介していこう。

まず注目したいのは、プレイヤーの没入感を高めるさらなる仕掛け。例えば収容施設内を看守と移動する場面が3Dとなっていて、実際に面会室へ向かって歩いているような感覚を得られた。

そして面会するために案内された場所はこれまでのような面会室ではなく、チアキが生活している個室そのもの。これまで監視カメラで覗いていたような場所で直接話す距離感には、これまで以上に“見てはいけないものを見ている背徳感”のようなものがふつふつとわいてくる。

面会の新要素として加わったのが、ジャイロ操作による視線のアプローチだ。面会中、目のアイコンが出ている間は端末の傾きに合わせて画面が連動し、プレイヤーがどこを見ているのかチアキへダイレクトに伝わるようになっている。ヘッドマウントディスプレイを装着して行った「VR面会」に近い感覚をスマートフォンでも味わえるようになったという印象だ。

また、これまで個室に設置された「監視カメラ」は一定の向きに固定されていたが、本作ではスワイプ操作でカメラ角度を左右に移動可能に。さらに「AUTOボタン」が搭載され、これをオンにすると自動でキャラクターを追尾してくれるようになる。素直に喜んでいいのか少々悩ましいが、より“相手を監視している”という感覚が強くなったように思えた。

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個人的に気になったのが、部屋の中がこれまで以上に殺風景な点。前作も最初から物が多くあったわけではないが、今回も窓もないせいか犯罪者のための独房のようなイメージが非常に強い。チアキがここにいる理由に関係するのか、舞台が5年前だからなのか、それとも何らかの要素が絡むのだろうか…?

NPCにパートボイスが実装!あの“サボちゃん”にも変化が…?

1周年を機に展開した前作の追加面会やVR面会で看守(狩谷)へ小西克幸さんのボイスが付いたが、本作では看守をはじめ島の住人にもボイスを搭載。基本的にはパートボイスだが、重要なシーンではかなり長い台詞も話してくれるようだ。やはり注目すべきなのは看守で、誰が演じているのかは現時点では不明だが声を聞いただけで誰なのかすぐにピンとくるはず。ここだけでも数多くのファンが底なしの沼に沈んでいく光景が目に浮かんだので、大いに覚悟してほしい。

NPCの中には、前作でものすごく見た覚えがあるようなキャラクターも。本作でも島の施設を訪れ、住人との触れあいでチアキと会話に欠かせない「話題」やアイテムを手に入れるといった要素は健在なので、彼らとのコミュニケーションも見どころとなりそうだ。

各種コミュニケーションには、シリーズお馴染みの携帯端末「SABOT(サボット)」を使う。今回確認できた範囲では「外出」「監視」など構成はほぼ同じようだが、画面デザインがよりスタイリッシュになっている。なお、話題や返信を選ぶなどメッセージの操作は変わらないようだが、新たに「連絡先リスト」という画面が登場。もしかしたら今後、チアキ以外の人物ともメッセージのやり取りができるのだろうか…?

そしてSABOTといえば欠かせないのが、ガイド役でありサボテンのような見た目のキャラクター“サボちゃん”だ。本作ではサボちゃんに代わり女の子(?)の「サボミ」、男の子(?)の「サボタ」が登場。役割分担は多少異なるようなので、今後の活躍にも期待したいところ。ちゃんとタップでつつくこともできる。

気になるチアキとの関係性は…?!

やはり、もっとも気になるのはチアキがどのような人物で、どんなストーリーが展開するかだろう。ある事件で怪我を負い、病院から抜け出したところを通りすがりのプレイヤーに発見された…というのがチアキとの初めての出会い。その際、事件に関わる重要な証拠品が消えてしまい、関与を疑われたプレイヤーは身の潔白を証明するために相談員としてチアキに接することとなる。詳しいことは分からないながらも、これまでと同様に続きが気になってたまらない恋愛サスペンスであることは序盤からも十分に感じられた。

メインビジュアルにも気になる要素が満載で、リコリスの花がどんな意味をもつのか、これまでの白のイメージから一転して黒のイメージが強くなったのは何故なのか。そしてキャッチコピーの「俺は……君を愛さない。」という、これまでの方向性とは真逆ともいえる言葉の真意はどこにあるのか…気になって仕方がないので1日も早く明らかとなってほしい。

配信日は未定ながら前作同様にキャラクターデザインの実田千聖さんによる美しい背景やスチル、そして北川保昌さんが担当するBGMなどからも、さらなる「囚われのパルマ」の世界の広がりを感じることができた「囚われのパルマ Refrain」。東京ゲームショウ2018で明かされる情報をはじめ、今後の続報にも期待して待とう。

囚われのパルマ Refrain

カプコン

iOSアプリiOS

  • 配信日:2018年12月18日
  • 価格:アプリ本体(プロローグ&エピソード1)120円(税込)、エピソード2以降(全8エピソード)各120円(税込)、エピソードセット(EP2~8)720円(税込)

    囚われのパルマ Refrain

    カプコン

    AndroidアプリAndroid

    • 配信日:2018年12月18日
    • 価格:アプリ本体(プロローグ&エピソード1)120円(税込)、エピソード2以降(全8エピソード)各120円(税込)、エピソードセット(EP2~8)720円(税込)

      ※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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