9月20日より開催されている「東京ゲームショウ2018」において、本日9月22日にスクウェア・エニックスブースにて実施された「キングダム ハーツ III」のイベントステージの模様をお届けする。
本ステージでは、司会進行を芸人・麒麟の川島明さんが務め、ソラなどを演じる声優の入野自由さん、アクアを演じる豊口めぐみさん、CO-ディレクターの安江泰氏のほか、声のみで野村哲也氏が出演した。
「キングダムハーツ」は2002年に第一作が発売され、今年で16年目を迎える。非常にバリーエーション豊かなタイトルラインナップが繰り広げられていることもあり、まずはシリーズの軌跡を振り返ることに。また、生みの親ともいうべき野村さんも、一作目を制作した時は、これほど大きなシリーズになるとは思っていなかったそうだ。
16年という月日は本当に偉大で、ソラを演じる入野さんは、一作目を演じた当時は小学生、IIの時は中学生だったという。その間に声変わりなどもあり、ソラと共に成長してきた感慨深さを語っていた。
ここからゲームのことに話題が及ぶ。「キングダム ハーツII」では、いよいよダークシーカー編が完結するという。“完結”とあって、ソラの物語が終わってしまうのではないかと、ファンの間では心配になる声が上がっているそうだが、IIIではあくまでもゼアノートとの戦いに決着がつくということのようだ。
「キングダム ハーツ III」では、バトルシステムが――特にキーブレードが大きく変化している。本作では、各作品の世界観に合わせたキーブレードが多数登場し、戦闘中に自在に切り替えることができ、それぞれ特徴的なアクションを自在に繰り広げることができる。
新システムである「アトラクションフロー」は、まるでディズニーのアトラクションがそのままゲームの中に再現されたようなアクションが展開される。実際に披露されたものの中には、ウォーターライドのようなものに乗り込み、ソラたちが燃え盛る街を消火していくシーンが紹介されていた。
またこれら新システムの追加にあわせて、ソラと仲間たちとの会話がかなり多くなっているという。そのため、本作の収録はこれまでと比べ物にならないほど量が多かったので、実際に聞ける時をぜひ楽しみにしてほしいと入野さんが語っていた。
また新映像として、野村さんから「ちょっとドキッとする」映像も公開。それはなんと、アクアとソラが対決する実機プレイ映像だった。アクアは非常に人気の高いキャラクターだけど、この映像が流れた瞬間から、会場からは大きな歓声が上がっていた。どのようにして二人が刃をぶつけ合うことになってしまうのか、今から詳細が気になるところだ。
ステージの終わりには、来場者からの質問に出演者が答えるコーナーもあった。「テラやアクア、ゼアノートなどの年齢を教えて」「キングダムハーツで印象に残っているシーンはどこですか(豊口さんへ)」「KH3で、離れている友達と遊べるようなオンライン要素はあるか」など、さまざまな質問が飛び出した。
その中でも特に気になる部分であるオンライン要素についてだが、実は安江氏はすでに野村氏へ企画書を提出しているという。しかし、なかなか返事が降りてこないことにどうしたのかと改めて壇上で訪ねてみると、野村氏は「まずはやるべきことをやってからかな」と、現状の開発状況と照らし合わせた回答をしていた。
徐々に新情報が明らかになり、発売への期待感が増していく「キングダム ハーツIII」。2019年1月からは、東京スカイツリーとのコラボレーションイベントの開催も予定。さらにスーパーグルービーズとのキングダムハーツキャラクターをイメージしたコラボグッズが12月より発売される。さまざまな展開を見せる本作に、今後も注目しておこう。